【ブラックラグーン徹底解説】最新11巻までのあらすじ・登場人物・名言・ファン感想まとめ

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【ブラックラグーン徹底解説】最新11巻までのあらすじ・登場人物・名言・ファン感想まとめ

 

  1. 【ブラックラグーン】裏社会を舞台にした傑作クライムアクション! あらすじ・キャラクター・魅力を深掘り
    1. 『ブラックラグーン』とは? 作品概要と魅力
      1. 作品情報
      2. 作者:広江礼威(ひろえ れい)
    2. 『ブラックラグーン』あらすじネタバレ:主要エピソードを振り返る
      1. 第1巻:メイドとガンマンの激突「ロベルタ事件」
      2. 第2巻:ナチス潜水艦の秘宝とルーマニアの落とし子
      3. 第3巻:双子の狂気と中国マフィアの依頼
      4. 第4巻:日本編突入! ヤクザとホテルモスクワの全面戦争
      5. 第5巻:日本編完結! ロックの苦悩と雪緒の選択
      6. 第6巻:偽札とロベルタ再来
      7. 第7巻:ロベルタ復讐編の始まり
      8. 第8巻:ロベルタ狂気の暴走
      9. 第9巻:ロベルタ編クライマックスとロックの変貌
      10. 第10巻:ジェーンとフォン・イッファイの新たな騒動
      11. 最新11巻:絵柄の変化と物語の転換点
    3. 『ブラックラグーン』の主要登場人物たち
      1. ロック(岡島緑郎 / おかじまろくろう)
      2. レヴィ(レヴェッカ・リー)
      3. ベニー
      4. ダッチ
      5. 張維新(チャン・ウァイサン)
      6. バラライカ
      7. エダ(イディス・ブラックウォーター)
      8. ロベルタ(ロザリタ・チスネロス)
      9. ガルシア・フェルナンド・ラブレス
      10. ファビオラ・イグレシアス
      11. ヘンゼルとグレーテル(双子)
    4. 心に響く『ブラックラグーン』名言集
    5. 『ブラックラグーン』のアニメと小説
      1. アニメ情報
      2. 小説情報
    6. 『ブラックラグーン』に関する読者・ファンの感想や評価
    7. まとめ:『ブラックラグーン』は裏社会を描いた傑作!

【ブラックラグーン】裏社会を舞台にした傑作クライムアクション! あらすじ・キャラクター・魅力を深掘り

2001年から「月刊サンデージェネックス」で連載が続く『ブラックラグーン』は、裏社会を舞台にしたハードボイルドなストーリーと、迫力満点のガンアクション、そして心に響くセリフ回しが魅力の漫画作品です。

現在最新11巻まで発売されており、アニメや小説といった多岐にわたるメディア展開もされ、国内外から高い評価を得ています。

本記事では、そんな『ブラックラグーン』の最新11巻までのあらすじをネタバレ解説し、主要登場人物、心に残る名言、そしてファンの感想をまとめてご紹介します。

 

『ブラックラグーン』とは? 作品概要と魅力

アニメや小説など様々なメディアミックスが展開されている『ブラックラグーン』は、最新11巻で累計発行部数700万部を突破する超人気漫画です。その深遠な世界観と独特の魅力に迫ります。

 

作品情報

ジャンルクライムアクション、ハードボイルド
作者広江礼威
連載開始2001年(月刊サンデージェネックス)
巻数既刊11巻(連載中)
発行部数累計700万部突破
メディア展開アニメ、OVA、小説(虚淵玄)

 

『ブラックラグーン』は、日本の漫画家・広江礼威が手掛ける作品で、2001年に読み切りが掲載された後、好評を受けて2002年から連載がスタートしました。

一時休載期間もありましたが、ファンの熱い要望に応え、2013年、そして2017年から連載を再開しています。

物語の舞台は、東南アジアに位置する架空の犯罪都市「ロアナプラ」。

この街で生きる運び屋「ラグーン商会」の面々と、様々なマフィアや裏社会の住人たちが織りなす生き様がリアルに描かれています。

映画のようなセリフ回しと、精緻な画力による迫力ある描写は、一度見たら忘れられないほどのインパクトを与え、日本を代表する漫画作品としての地位を確立しています。

 

作者:広江礼威(ひろえ れい)

『ブラックラグーン』を生み出した広江礼威は、元々同人作家として活動していました。

本作のヒットにより一躍脚光を浴び、その独特の作風は多くのファンを魅了しています。

彼自身が戦争映画やスティーブン・キングの作品を好むこともあり、『ブラックラグーン』にはその趣味が存分に詰め込まれています。

 

『ブラックラグーン』あらすじネタバレ:主要エピソードを振り返る

ここからは、『ブラックラグーン』の各巻の主要なエピソードをネタバレを交えながらご紹介します。

 

第1巻:メイドとガンマンの激突「ロベルタ事件」

日本の旭日重工に勤めるごく普通のサラリーマン・岡島緑郎(おかじまろくろう)は、ある日、運び屋「ラグーン商会」の襲撃に遭い、ディスクを強奪されます。

ラグーン商会のメンバーである狂暴なガンマン・レヴィ、冷静なリーダー・ダッチ、天才ハッカー・ベニーらに拉致され、身代金稼ぎの道具にされてしまいます。

しかし、会社からは非情にも「海に散ってくれ」と見捨てられたことで、緑郎は裏社会に身を投じることを決意し、「ロック」と名乗ります。

その後、ラグーン商会はラブレス家の当主・ガルシアの誘拐を請け負いますが、そこに現れたのは、ガルシアの護衛メイド・ロベルタ

「フローレンシアの狂犬」と呼ばれる元ゲリラであるロベルタは、レヴィを圧倒する実力を見せつけ、ロアナプラを震撼させます。

最終的に、ロアナプラの支配者であるロシアマフィア「ホテルモスクワ」のバラライカの仲裁により、レヴィとロベルタは殴り合いで勝敗を決め、ロベルタが勝利します。

ロベルタはガルシアと共に故郷へと帰還し、事件は一旦の解決を見ます。

 

第2巻:ナチス潜水艦の秘宝とルーマニアの落とし子

前半は、ラグーン商会がナチスドイツの潜水艦に隠された絵画を調査するエピソード。

レヴィとロックが任務にあたりますが、ロックの生真面目さにレヴィは苛立ち、二人の間に溝が生まれます。絵画を狙うネオナチとの激しい銃撃戦が展開され、ロックは自身の隠れた参謀としての才能を開花させます。

後半では、ルーマニア独裁政権下の孤児院で狂気に染まった双子の殺人鬼ヘンゼルグレーテルが登場。

彼らはイタリアマフィアに雇われ、バラライカの部下を殺害したことで、ロアナプラは彼らを巡る大規模な抗争に巻き込まれていきます。

 

第3巻:双子の狂気と中国マフィアの依頼

双子の殺人鬼はイタリアマフィアを壊滅させた後、バラライカに標的を定めますが、ホテルモスクワの圧倒的な戦術の前に敗れ去ります。

ヘンゼルはバラライカの部隊に討たれ、グレーテルもラグーン商会と逃亡を図る最中に命を落とします。

後半は、中国マフィア「三合会」のボス張(チャン)からの依頼で、フィリピンの軍事基地へ重要物資を運ぶ任務が描かれます。

張はレヴィと同じ二丁拳銃の使い手であり、その実力はレヴィも認めるほど。旧日本赤軍のテロリスト・タケナカとの激しい交戦が始まり、ロックが誘拐されてしまいます。

レヴィは張が手配した運び屋のレガーチ、そして刀を使うシェンホアと共にロック救出作戦を展開します。

 

第4巻:日本編突入! ヤクザとホテルモスクワの全面戦争

イスラム過激派からの逃走劇から始まる本巻では、レヴィたちの活躍により無事任務を遂行します。

その後、ロックとレヴィはバラライカの通訳として日本を訪れます。日本のヤクザ・鷲峰組は敵対する香砂会への牽制のためバラライカに協力を依頼しますが、バラライカはこれを拒否し香砂会の事務所を爆破。

しかし、鷲峰組はバラライカと共同戦線を築きます。ロックとレヴィは鷲峰組組長の娘・鷲峰雪緒(わしみねゆきお)と、彼女の護衛「人斬り銀次」こと松崎銀次(まつざきぎんじ)と出会います。

鷲峰組若頭がバラライカに惨殺されたことで、ホテルモスクワと鷲峰組は全面戦争に突入。

雪緒は鷲峰組組長に就任し、銀次も「人斬り銀次」として復帰。ロックとレヴィは雪緒たちと敵対することになります。

鷲峰組に潜む裏切り者チャカの画策により、雪緒が誘拐され、レヴィと銀次が対峙することになります。

 

第5巻:日本編完結! ロックの苦悩と雪緒の選択

銀次とレヴィの激闘は、銀次の卓越した剣術とレヴィの銃撃戦の末、一旦チャカの不良仲間を一掃することで収束します。

ロックは雪緒に裏社会から足を洗うよう説得しますが、雪緒は鷲峰組組長として生きる覚悟を固めており、ロックは彼女を救えなかったことに無力感を覚えます。

ロックはバラライカに戦争の終結を懇願しますが、バラライカは容赦なく鷲峰組を壊滅させます。

雪緒は生き残りますが、ロアナプラの地を選び、レヴィと銀次が最終決戦に突入。

銀次はレヴィを追い詰めますが、雪緒との記憶に隙ができ敗北。雪緒は自害を選び、壮絶な最期を遂げます。

ロックは雪緒と銀次の死を目に焼き付け、レヴィと共にロアナプラへと帰還します。

 

第6巻:偽札とロベルタ再来

天才エンジニアのジェーンが偽札製造のトラブルに巻き込まれ、エダが所属する「暴力教会」に助けを求めます。

レヴィとエダはジェーンを追う殺し屋たちと激戦を繰り広げ、ジェーンを救出します。ジェーンはベニーのハッキング技術に感銘を受け、彼に好意を抱きます。

後半では、再びロアナプラに現れたロベルタの襲来が描かれます。

ラブレス家に仕える新人メイド・ファビオラ・イグレシアスも登場。ファビオラは小柄ながらもカポエラの達人であり、ロアナプラの住人たちを驚かせます。

 

第7巻:ロベルタ復讐編の始まり

ガルシアの父であるラブレス家当主が爆破テロにより死亡したことを知り、ロベルタは主人の仇を討つべくロアナプラへと足を踏み入れます。

彼女を追うのはアメリカ軍兵士「グレイフォックス」であり、ロアナプラはアメリカが絡む国際的な問題に直面します。

CIAのエダが裏で暗躍する中、ロアナプラの有力者たちは会合を開きますが紛糾。張の介入により、協力体制を築くことになります。

ロックはガルシアの依頼を拒否するようラグーン商会から命令されますが、ガルシアに協力することを諦めず単独行動を開始。レヴィも渋々協力し、ロベルタの痕跡を掴みます。

 

第8巻:ロベルタ狂気の暴走

張はエダからグレイフォックスがヘロイン精製プラントを持つシュエ・ヤン将軍を狙っている情報を得ます。

レヴィはロベルタと対峙するため、シェンホアらと共に向かいます。アメリカ、コロンビア、ロベルタ、レヴィが入り乱れる大混戦が勃発。

狂気に満ちたロベルタは「フローレンシアの狂犬」としての戦闘力を最大限に発揮し、元上官アルベルトを虐殺。グレイフォックスをも追い詰めます。

そこにアメリカ軍が乱入しガルシアを救出。さらに、バラライカ率いるホテルモスクワが参戦し、戦場はさらなる混沌へと陥ります。

 

第9巻:ロベルタ編クライマックスとロックの変貌

ガルシアの父を殺害したのがグレイフォックスであることが判明し、ガルシアは彼らに銃を向けます。ロベルタが再びシェーンを襲撃しますが、バラライカ率いる旧ソ連軍の攻撃により撃退されます。

ロベルタは森林という彼女の得意な戦場でグレイフォックスを次々と殺害し、部隊長のシェーンに降伏を迫ります。

そこにガルシアが現れ、シェーンを撃ち殺したことでロベルタは人間性を失い暴走。ガルシアはロベルタを救うため飛び込み、口づけをします。

ロベルタは正気を取り戻し、全てが解決したかに見えましたが、シェーンは空砲弾で撃たれただけで生きていました。

これはロックの仕組んだ策略であり、ガルシアの命をギャンブルに賭けたロックの非人道的な一面が露呈します。

この事件を経て、ロックはロアナプラの闇に深く染まっていることに気づき、自身が悪党なのかと張に問いかけます。

 

第10巻:ジェーンとフォン・イッファイの新たな騒動

ロベルタ事件の解決後、ジェーンがラグーン商会を訪れ、ベニーへの好意を露わにします。

レヴィもまた、ロックに対して特別な感情を抱き始めます。

一方、中国人民解放軍のフォン・イッファイが、21世紀の電網戦に勝ち残るため、ジェーンのグループからメカニズムを盗み出そうとします。

しかし、ジェーンはフォンの作戦を見破り、フォンはドイツの国防企業にハッキングしたことで命を狙われることに。

中国解放軍からも見捨てられ、次々と刺客が現れる中、ロックは自身の境遇をフォンに重ね合わせ、協力を申し出ます。

レヴィも珍しくロックに自ら協力すると言い、アルバニアやイタリアマフィアを巻き込む新たな巨大な戦いが始まります。

ロックたちは情報収集のためにネットカフェに潜入し、敵対組織の電網に潜り込みますが、追手に監視されており、ラグーン商会とフォンは巨大な組織との直接対決へと向かいます。

 

最新11巻:絵柄の変化と物語の転換点

好評を博す『ブラックラグーン』の最新11巻では、これまでのリアルな劇画タッチからアニメタッチの絵柄に変化が見られます。

これにより、漫画自体が読みやすく、物語も分かりやすくなっています。しかし、一部のファンからは、作品のアンダーグラウンドな世界観が薄れたと感じる声も上がっています。

最新巻はロベルタ編の振り返り要素が強く、フォンがロックにロベルタの話を頻繁に持ちかける描写が多く登場します。これは作者自身がロベルタ編について自問自答しているかのような印象を与え、これまでのストーリーのおさらいと、新たな物語の始まりを予感させる内容となっています。

また、ロックはフォンを助けるために協力する姿から一見「良い人」に見えますが、ロアナプラに染まりきった彼の本性が垣間見えます。

人助けをギャンブルと捉え、自身の optimizer を汚さずに他人を利用するロックの姿は、彼の悪党としての成長を示唆しています。

ロックが身につけている「ネクタイ」は、彼が一般人としての自分を保つための唯一のアイテムであり、ロアナプラという街の結末を見届ける「傍観者」としての彼のスタンスを表しています。

最新11巻の時点で、ロックは既に一般人には戻れない存在となっており、今後彼が悪党として生きる道を選ぶのか、それとも別の道を見出すのか、今後の展開に注目が集まります。

 

『ブラックラグーン』の主要登場人物たち

『ブラックラグーン』を彩る個性豊かなキャラクターたちをご紹介します。

 

ロック(岡島緑郎 / おかじまろくろう)

本作の主人公。元々は日本の商社マンだったが、ラグーン商会との出会いを機に裏社会へ足を踏み入れる。

戦闘能力は皆無だが、ラグーン商会随一の頭脳と策略家としての才能を持ち、様々な局面でその能力を発揮する。

ロアナプラでの経験を経て、次第に悪党へと変貌していく。

 

レヴィ(レヴェッカ・リー)

ラグーン商会のメンバーで、「トゥーハンド」の異名を持つ二丁拳銃の凄腕ガンマン。

非常に荒っぽい性格で、ロアナプラとは正反対の存在であるロックに度々突っかかる。

しかし、ロックの揺るぎない意思に触れることで、次第に彼に好意を寄せるようになる。

元は中国系アメリカ人で、辛い過去を持つことから本名のレヴェッカで呼ばれることを嫌う。

 

ベニー

ラグーン商会のエンジニア兼ハッカー。元々は大学生の時にアメリカの重要機密にハッキングし、FBIに追われていたところをレヴィに助けられ、ラグーン商会に加わった。

ロックと同じく戦いを好まない性格で、常に傍観者の立場を貫く。

 

ダッチ

ラグーン商会のリーダーで、サングラスをかけた黒人男性。

元フランス外人部隊に所属し、ベトナム戦争に従軍した経験を持つ。

レヴィを凌駕する戦闘力と、ロックをも凌駕する頭脳を持つ。

運び屋でありながら、バラライカや張からも信頼されており、ロアナプラの裏社会における重要人物の一人。

 

張維新(チャン・ウァイサン)

中国マフィア「三合会」のリーダー。

明るさと残忍さを併せ持つ策略家で、レヴィと同じく二丁拳銃の使い手だが、レヴィよりも遥かに高い実力を持つ。

元香港警察の警官だったが、ある事件をきっかけに裏社会へ転身し、ロアナプラの実力者となる。

アメリカCIAとも繋がりがあり、頻繁に情報交換を行っている。

 

バラライカ

ロシアマフィア「ホテルモスクワ」のリーダー。

旧ソ連の兵士としてアフガニスタン戦争に従軍し、その際に顔に大きな火傷を負った。

地獄のような戦場を生き残り、旧ソ連崩壊と同時に決起し、ロアナプラの支配者の一人となる。

勝利のためなら手段を選ばない冷徹な性格で、ダッチやレヴィからも恐れられている。

 

エダ(イディス・ブラックウォーター)

暴力教会に所属するシスターで、レヴィと親しい関係にある。

金儲けを第一に考える現実主義者で、ロックやレヴィに情報を提供する。

実はアメリカCIAの工作員であり、得た利益をアメリカに流している。

アメリカという強大な後ろ盾を持つことから、張を電話で挑発する場面も。

 

ロベルタ(ロザリタ・チスネロス)

ラブレス家に仕えるメイド長。普段は礼儀正しいが、その正体は「フローレンシアの狂犬」と称される元キューバ革命軍の凄腕兵士。

非常に冷酷な性格で、平気で人を殺戮する。

その戦闘力はレヴィやダッチをも震え上がらせるほどで、ロアナプラの街に恐怖をもたらした。

 

ガルシア・フェルナンド・ラブレス

ラブレス家の次期当主。温厚な性格で、ロックと心を通わせる。

ロアナプラの地で、狂犬の一面を持つロベルタを受け入れ、ラブレス家の当主として成長していく。

ロベルタに深い好意を寄せており、彼女のためなら命も惜しまない男らしい一面を見せる。

 

ファビオラ・イグレシアス

ラブレス家の新人メイドで、ガルシアを補佐する。

小柄な見た目とは裏腹に、カポエラを習得した実力者で、レヴィたちを驚かせる。

しかし、人を殺すことを躊躇する優しさも持ち合わせており、残忍なレヴィと対立する場面も。

 

ヘンゼルとグレーテル(双子)

可愛らしい見た目とは裏腹に、残忍な殺人鬼の双子。

ルーマニア政権下の孤児で、「チャウシェスクの落とし子」と呼ばれる悲惨な過去を持つ。

人殺しを「正しいこと」と教え込まれて育ち、ロアナプラを恐怖のどん底に陥れた。

 

心に響く『ブラックラグーン』名言集

『ブラックラグーン』は、キャラクターたちの個性的なセリフ回しと、裏社会の哲学が込められた名言の宝庫としても知られています。

  • 「行こうか同志…撃鉄を起こせ!」(バラライカ)
    アフガニスタン戦争を生き抜いたバラライカが、虐殺された部下の復讐を誓い、ホテルモスクワの兵士たちを鼓舞する際のセリフ。組織の結束とバラライカの冷徹な決意が表れている。
  • 「面白えってのは大事なことだぜ、ロック。やったろうじゃねぇか」(ダッチ)
    絶体絶命のピンチに、ロックが提案した無茶な作戦に対し、ダッチが放った言葉。裏社会で生きる者にとって「面白さ」が重要であることを示唆している。
  • 「跪け。」(バラライカ)
    バラライカが双子のヘンゼルを追い詰めた際に呟いた一言。その直後、待ち伏せていたスナイパーによりヘンゼルの右足が吹き飛ぶ。バラライカの周到さと冷徹さが際立つシーン。
  • 「俺はね、もう死んでるんですよ。あんたがそう言った。俺の名はロックだ」(ロック)
    自分を見捨てた元上司と再会したロックが、ネクタイを外し、裏社会で生きていくことを決意した際のセリフ。彼の過去との決別と、新たな「ロック」としての誕生を象徴している。

 

『ブラックラグーン』のアニメと小説

漫画だけでなく、アニメや小説といった様々な形で展開されている『ブラックラグーン』の魅力をご紹介します。

 

アニメ情報

『ブラックラグーン』は、2006年4月から全12話でアニメ化され、その高いクオリティが注目を集めました。

原作を忠実に再現した内容が好評を博し、同年10月からは第2期が放送されました。

さらに、ロベルタ編を収録したOVAも制作され、メディアでも多数取り上げられるなど、その人気を不動のものとしました。

 

小説情報

漫画『ブラックラグーン』は、小説版も発売されており、人気脚本家・虚淵玄(うろぶちげん)が手掛けていることでも話題を呼びました。

小説版は『ブラックラグーン シェイターネ・バーディ』と『ブラックラグーン2 罪深き魔術師の哀歌』の合計2巻が刊行されています。

漫画版では描ききれないキャラクターの心情が細かく描かれており、漫画版と同様に高い人気を誇っています。

 

『ブラックラグーン』に関する読者・ファンの感想や評価

『ブラックラグーン』は、多くの読者から熱狂的な支持を受けています。ここでは、作品に対する代表的な感想をご紹介します。

  • 「世界観に飲み込まれる作品」
    裏社会をハリウッド映画のようにリアルかつかっこよく描いている点が高く評価されており、「マジかっけぇ」という一言に尽きるとの声も。独特の世界観が読者を深く引き込みます。
  • 「一度見ると止まらない」
    漫画だけでなくアニメ版も原作に忠実な再現度で、一度見始めたら最後まで見続けてしまうほどの魅力を持つと評されています。アニメをきっかけにファンになる人も多数存在します。
  • 「実話をモチーフにしたようなリアルさ」
    作中には実在する組織や国が登場し、作者の幅広い知識に裏打ちされたリアリティが作品に深みを与えています。これにより、読者は『ブラックラグーン』の世界に一層の現実味を感じ、恐怖すら覚えるという感想も見受けられます。

 

まとめ:『ブラックラグーン』は裏社会を描いた傑作!

本記事では、漫画『ブラックラグーン』の最新11巻までのあらすじ、主要登場人物、名言、そしてファンの感想をまとめてご紹介しました。

『ブラックラグーン』は、裏社会を洋画のようなスタイリッシュさで描いた、非常に人気の高い漫画です。

迫力あるガンアクションはもちろん、作中のセリフ回しも非常に魅力的で、「名言の宝庫」ともいわれています。

まだ『ブラックラグーン』をご覧になったことがない方は、ぜひ一度そのダークで魅力的な世界を体験してみてください。

 

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