
『ワンピース』の劇場版作品の中でも、特に高い人気を誇る『ONE PIECE FILM Z』をご存じでしょうか。
2012年に公開されたこの作品は、興行収入68億7000万円という驚異的な記録を打ち立て、多くのファンを熱狂させました。
その最大の魅力は、ルフィたちの前に立ちはだかる最強の敵、元海軍大将「ゼット」の存在です。
強大な力と悲劇的な過去を持つゼットの強さはもちろん、彼の右腕を奪った七武海の正体など、多くの謎がファンの間で熱く議論されてきました。
この記事では、ゼットの強さやその悲しき過去、そして長らく議論されてきた謎について、公開から年月が経った今だからこそわかる情報も交えながら、徹底的に深掘りしていきます。
『ONE PIECE FILM Z』とはどんな作品?
『ONE PIECE FILM Z』は、劇場版ワンピースの12作目として2012年に公開されました。
この作品は、原作漫画の「魚人島編」直後の物語で、劇場版では初となる新世界を舞台にしています。
ゲスト声優として篠原涼子や香川照之が参加したほか、主題歌を世界的歌姫アヴリル・ラヴィーンが担当したことでも大きな話題となりました。
👉【ワンピース】戦績・能力で見る最強キャラランキング!ニカも登場
👉【ワンピース】ファン必見!歴史・能力・キャラ情報を完全網羅したガイド
あらすじ
新世界を航海していた麦わらの一味は、謎の組織「NEO海軍」と遭遇します。
そのリーダーは、元海軍大将「ゼット」でした。
全海賊の抹殺を企むゼットは、強大なエネルギーを持つ「ダイナ岩」を使って、新世界を滅ぼす「グラン・リブート」作戦を実行しようとします。
ルフィたち麦わらの一味は、偶然出会ったゼットと激突し、サウザンドサニー号を半壊させられてしまいます。
一方、海軍もまた、ゼットがNEO海軍を立ち上げた真意を探るべく動き始めます。
海賊、NEO海軍、海軍の三つ巴の戦いが繰り広げられる中、物語はゼットの悲惨な過去と、彼が海軍を離脱した理由が明らかになっていきます。
元海軍大将ゼットとは何者か?
NEO海軍を率いるゼットは、本名をゼファーといい、かつて海軍で「黒腕のゼファー」として名を馳せた伝説的な海兵です。
ここでは、ゼットの壮絶な人生を振り返ってみましょう。
ゼットの略歴
ゼットは、幼い頃から正義のヒーローに憧れ、海軍に入隊しました。
ルフィの祖父であるガープや、元海軍元帥のセンゴクといった伝説の海兵たちと肩を並べるほどの天才的な実力を持っており、若くして「六式」や「覇気」を習得しました。
覇気をまとった両腕は「黒腕」と呼ばれるようになり、38歳という若さで海軍大将に就任します。
しかし、彼の人生は悲劇の連続でした。
結婚後まもなく、家族を海賊に殺されてしまい、この悲劇を機に大将の座を退き、海兵を指導する教官となります。
教官として多くの若き海兵を育てていましたが、再び悲劇が訪れます。
彼が指揮していた訓練艦が、かつて捕らえながらも逃してしまった海賊に襲撃され、アインとビンズ以外の新兵を皆殺しにされてしまいます。
この時、ゼット自身も右腕を斬り落とされてしまいますが、海軍の科学者によって強力な義手「スマッシャー」を装着されました。
さらに悲劇的なことに、訓練艦を襲ったその海賊が、物語の1年前に王下七武海に加盟したことを知ります。
海賊を討伐すべき海軍が、憎むべき海賊を組織の一員として受け入れたことに絶望したゼットは、海軍の「正義」を見限り、NEO海軍を立ち上げたのです。
ゼットの強さはどれほどだったのか?
元海軍大将という肩書を持つゼットの強さは、多くのファンが注目するポイントでした。
74歳という高齢でありながら、ルフィと互角に渡り合うほどの強さを見せています。
全盛期の強さは四皇クラスか?
ゼットは38歳で海軍大将に就任しましたが、この時代はゴールド・ロジャーや白ひげといった強大な海賊たちが活躍していた「大海賊時代」の幕開けでした。
そのような時代に海賊の抑止力となるべき大将の座に就いていたことを考えると、彼の全盛期の強さは、四皇と同等かそれ以上だったのではないか、と考える読者は多いようです。
また、74歳という年齢で、現在の海軍を支える黄猿と戦えるほどの力を持っていることからも、その実力の高さがうかがえます。
戦闘力だけでなく、教官として多くの海兵を育て上げた実績も持ち合わせており、指導者としても天才的な才能を持っていたことがわかります。
公開後も議論された『FILM Z』の5つの謎
『ONE PIECE FILM Z』には、公開直後から多くのファンの間で話題になった5つの謎がありました。
これらの謎は、公開から10年以上が経過した今もなお、ファンの間で考察が続けられています。
ここでは、その5つの謎と、その真相に迫る考察を紹介します。
5つの謎とは?
1つ目は「ゼットの右腕は誰が斬り落としたのか?」という最大の謎です。
2つ目は「青キジの左足が無いのはなぜか?」
3つ目は「赤犬が登場しないのは何故か?」
4つ目は「七武海や四皇が登場しないのは何故か?」
そして5つ目は「ゼットは何故アインの能力で右腕を治さなかったのか?」
この5つの謎が、ファンの間で様々な話題となりました。
最大の謎!ゼットの右腕を斬った七武海は誰だ?
ゼットの右腕を斬り落とした人物については、劇中のヒントから以下の条件がわかっています。
・「能力者」の海賊であること。
・ゼットの訓練艦を襲撃し、多くの新兵を皆殺しにしたこと。
・その後、王下七武海に加盟したこと。
・襲撃から1年後に七武海に加わったこと。
これらの条件から、多くの七武海が候補として挙げられましたが、公開から年月が経ち、新たな情報が加わったことで、最有力候補は絞られてきています。
ロー説:オペオペの実の能力が根拠
公開当初から根強く支持されてきたのが、トラファルガー・ロー説です。
オペオペの実の能力は、集団戦や切断に特化しているため、ゼットの右腕を斬り落とし、訓練艦の海兵たちを皆殺しにしたという描写に合致すると考えられました。
また、ローが七武海に加盟したのはドレスローザ編の少し前であり、時系列も一致すると考えられていました。
しかし、襲撃当時ローは17歳という若さだったことや、全盛期を過ぎたとはいえ元大将のゼットを倒せるほどの強さが当時あったのか、という疑問の声も多く、否定的な見方も存在しました。
👉【ワンピースランキング】全女キャラクターTOP20|最強の女は誰か徹底考察!
ウィーブル説:最有力候補とされた理由
映画公開後に原作に登場した新キャラクター、エドワード・ウィーブルが、ゼットの右腕を斬った七武海ではないか、という説が現在最も有力だと考えられています。
この説の根拠は、以下の通りです。
・ウィーブルは、頂上戦争後に七武海に加盟したため、時系列が一致する。
・海軍大将黄猿が「若い頃の白ひげのように強い」と評しているほどの実力者である。
・ウィーブルは、元白ひげ海賊団傘下の船長たちを16人も倒しており、その強さは疑う余地がない。
・彼の母親ミス・バッキンが元科学者であったことも、能力者である可能性を示唆している。
しかし、ウィーブルが「能力者」であるという明確な描写がまだなく、また知能が低い彼が計画的に海軍を襲撃できたのか、という矛盾も残されていました。
謎の人物の正体は未だ不明
公開から長い年月が経ち、ファンはさまざまな考察を重ねてきましたが、未だに「ゼットの右腕を斬った七武海」の正体は公式には明かされていません。
トラファルガー・ロー説やエドワード・ウィーブル説は有力候補とされましたが、いずれも決定的な証拠には至っていません。
原作と劇場版はパラレルワールドという見方もあるため、今後も謎のままで終わる可能性も考えられます。
青キジの左足喪失の謎
『FILM Z』には、元海軍大将の青キジ(クザン)も登場しますが、彼は右肩に大きな火傷を負い、左足が無くなっていました。
彼の左足が無くなった理由についても、ファンの間で熱い議論が交わされました。
赤犬との激闘が原因説
この謎について、最も有力視されていたのが、海軍元帥の座を賭けて赤犬(サカズキ)と戦った際に負傷した、という説です。
パンクハザードでの両者の戦いは、島の天候を変えるほどの苛烈なものだったことが原作でも描かれています。
その激闘の末、赤犬のマグマの能力によって左足を失い、右肩に大火傷を負ったと考えるのが、自然な流れとして受け入れられていました。
ゼットの復讐に失敗した説
もう一つの説として、「ゼットの右腕を斬った七武海」と同一人物に、青キジも左足を奪われたのではないか、というものがあります。
劇中、青キジが恩師であるゼットを慕っている描写が多く見られることから、ゼットの仇を討とうとして返り討ちに遭った、と考える読者もいました。
この説を支持する人たちは、エドワード・ウィーブルの高い懸賞金(4億8000万ベリー)も根拠の一つとしています。
しかし、原作での描写により、青キジの左足喪失は赤犬との戦いが原因であることが明らかになっており、この説は現在では否定的な見方が優勢となっています。
『FILM Z』の細部へのこだわり
『ONE PIECE FILM Z』は、物語の面白さだけでなく、細部にまでこだわりが詰まった作品としても知られています。
世界的な企業とのコラボレーション
劇中、麦わらの一味の衣装は、世界的ブランド「アルマーニ・エクスチェンジ」がデザイン協力しています。
また、サンジが使用するライターは、高級ライターとして知られる「デュポン」製がモデルとなっており、このような細かな部分にも制作陣のこだわりが感じられます。
豪華なゲスト声優陣
NEO海軍の一員であるアインとビンズの声は、女優の篠原涼子と俳優の香川照之が担当しました。
この豪華なゲスト声優陣の起用も、作品の魅力を高める要因の一つでした。
また、元フジテレビアナウンサーの加藤綾子もゲスト出演しており、その演技力も高い評価を得ています。
👉【ワンピース】読者が選ぶ!本当に嫌いなキャラランキングTOP20|うざい・ムカつく理由を徹底解剖
まとめ
劇場版『ONE PIECE FILM Z』は、最強の敵ゼットと、彼の悲しい過去、そして物語の随所にちりばめられた謎が、多くのファンを魅了しました。
ゼットの右腕を奪った七武海の正体など、公開から10年以上が経過した今もなお、ファンの間で議論が続けられています。
原作の連載が進むにつれて、これらの謎が解明される日も来るかもしれません。
『ONE PIECE FILM Z』を改めて見返してみることで、新たな発見があるかもしれませんね。
その他のワンピース関連記事もご覧ください!








コメント