
『ワンピース』の主人公ルフィが率いる麦わらの一味の9人目の仲間、ブルック。
「ヨホホホ」と独特な笑い方をし、常に「パンツ見せてもらってもよろしいでしょうか?」と尋ねる陽気なガイコツの音楽家です。
しかし、そのコミカルなキャラクターの裏には、50年もの間、たった一人で孤独と戦い続けた悲しい過去が隠されています。
この記事では、ブルックが麦わらの一味と出会うまでの壮絶な物語、そして彼の強さの秘密に迫ります。
彼の能力は覚醒しているのか、声優を務めるチョーさんの意外な担当キャラクター、そしてビッグマム編での大活躍まで、ブルックの魅力を徹底的に解説します。
さあ、骨だけになっても魂は熱い、ブルックの世界へご案内しましょう。
ブルックの基本情報と「ヨミヨミの実」の能力
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プロフィール
| 本名 | ブルック |
| 異名 | 「鼻唄」のブルック、ソウルキング |
| 役職 | 音楽家 |
| 懸賞金 | 3億8300万ベリー |
| 悪魔の実 | ヨミヨミの実 |
| 能力系統 | 超人系(パラミシア) |
| 誕生日 | 4月3日 |
| 身長 | 266cm |
「ヨミヨミの実」とは?
ブルックが食べた「ヨミヨミの実」は、その名の通り、一度死んでから蘇ることができる能力を与えます。
死んでしまったブルックの魂は、この能力によってこの世に留まり、死後、自らの体を求めて彷徨いました。
しかし、濃霧に阻まれ、自分の白骨化した体を見つけるまでに1年もの月日が経ってしまい、ブルックはガイコツとして蘇ることになったのです。
「生きていた頃は普通の人間で、能力は泳げないことだけだった」とブルック自身が語っていますが、実はこの能力、それだけにとどまらない深い可能性を秘めていました。
その能力の真価は、麦わらの一味と再会し、「新世界」へと突入した後に発揮されることになります。
ブルックの過去とラブーンとの約束
ルンバー海賊団とクジラのラブーン
ブルックは、かつてルンバー海賊団の音楽家兼剣士として活動していました。
彼らは陽気な海賊団で、グランドラインを航海している最中に、群れからはぐれてしまった子クジラのラブーンと出会います。
ラブーンは海賊団の歌声が大好きで、彼らと行動を共にするようになりました。
しかし、「グランドライン」を一周する旅に出るにあたり、ラブーンを危険に晒すことはできないと判断した船長ヨーキは、双子岬でラブーンと別れることを決意します。
「必ず一周して戻ってくる」という約束を交わし、ラブーンは双子岬でルンバー海賊団の帰りを待ち続けました。
しかし、ルンバー海賊団の船長ヨーキは病にかかり、別行動を取ることに。
残されたブルックたちは、旅の途中で敵の毒によって全滅してしまいます。
最後の瞬間まで、ブルックたちはラブーンに聞かせるため、そしてラブーンに届けるために「ビンクスの酒」を歌い続けました。
仲間が次々と倒れていく中、最後に残ったブルックも力尽き、命を落とします。
50年の孤独を乗り越えて
ヨミヨミの実の能力で蘇ったブルックは、何十年もの間、深い霧に覆われた魔の三角地帯を一人で彷徨い続けました。
影を奪われ、太陽の下に出ることも、誰かと出会うこともできない絶望的な状況の中で、彼はただひたすらラブーンとの約束を守るためだけに生き続けました。
「おれは必ず、あいつのところへ帰らなきゃならねェ…!!」
この強い意志が、50年の孤独に耐えられた原動力だったのです。
この悲しくも美しいエピソードは、多くの読者の涙を誘い、ブルックが単なるコミカルなキャラクターではなく、深い過去を背負った男であることを印象付けました。
麦わらの一味との出会いと「スリラーバーク」での冒険
影を奪われたブルックとルフィの熱い言葉
ブルックは「魔の三角地帯」で、ルフィたちが乗るサニー号と出会います。
ルフィは、ガイコツのブルックの姿に興味津々で、初めて会ったにもかかわらず即座に「おれ達の仲間になれ」と勧誘しました。
しかし、ブルックは自分の影を奪われてしまったため、太陽の下では生きられないことを告げ、仲間になることを諦めます。
ルフィはそんなブルックに対し、「じゃあ影を取り返そうぜ!」と力強く言い放ちます。
この言葉が、長年の孤独に耐えてきたブルックの心を震わせたのです。
ルフィたち麦わらの一味は、ブルックの影を奪ったゲッコー・モリアを倒すため、巨大な船「スリラーバーク」に乗り込みました。
約束を果たし、新たな旅へ
麦わらの一味の活躍により、ブルックは無事に影を取り戻すことができました。
宴の最中、ルフィが「ラブーンは元気だったぞ」とブルックに告げると、ブルックは驚き、信じられない様子で涙を流します。
そして、「生きてて……良かったっ!!」と叫び、50年ぶりに仲間たちと再会する希望を抱き、麦わらの一味に正式に加入しました。
この感動的なシーンは、ブルックの人生に再び光が差し込んだ瞬間であり、読者にとっても忘れられない名場面となっています。
ブルックは、心の中でラブーンに新たな約束をしました。
「決して引き返すことはせず、真正面から約束を果たしてみせる」と。
孤独な過去とは決別し、新しい仲間たちと共に、ラブーンが待つ双子岬を目指すことになったのです。

ブルックの強さの秘密と覚醒の可能性
剣技と音楽を融合させた戦闘スタイル
ブルックはゾロと同じく剣士ですが、その戦闘スタイルは全く異なります。
彼は「フェンシング」のように、細い剣で相手の急所を突く戦法を得意としています。
彼の剣技は「鼻歌三丁矢筈斬り」と呼ばれ、あまりの速さに相手は斬られたことに気づくことさえできません。
この技は、ルンバー海賊団の仲間たちが、ブルックが鼻歌を歌う3秒の間に敵を斬ってしまうことから名付けられました。
また、彼は「革命舞曲(ガボット)ボンナバン」など、音楽の要素を取り入れた技も使います。
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新世界で進化した能力と「覚醒」の可能性
シャボンディ諸島で、バーソロミュー・くまによって貧困の国「ハラヘッタ―ニャ」に飛ばされたブルックは、そこで音楽家「ソウルキング」として世界的な人気を博しました。
しかし、彼はそれだけではなく、自身の能力をさらに進化させていました。
「魚人島編」で初披露した新技「掠り唄 吹雪斬り」は、黄泉の冷気を剣に纏わせることで、斬りつけた相手の傷口を凍らせる技です。
そして、最も注目すべきは、ブルックの魂(ソウル)を自在に操る能力です。
彼は肉体から魂を抜け出させて、壁を通り抜けたり、周囲の状況を探ったりできるようになりました。
この能力は、単なる「蘇り」の能力ではない、ヨミヨミの真の能力ではないかと考察するファンも多いようです。
さらに、「ドレスローザ編」でドフラミンゴが語った「悪魔の実の能力の覚醒」という概念を当てはめて考えると、ブルックの能力はすでに覚醒している、もしくは覚醒の片鱗を見せている可能性も考えられます。
ゾオン系は「異常なタフさと回復力」、パラミシア系は「周囲の環境に影響を与える」とされていますが、ブルックは魂を飛ばし、黄泉の冷気を操るなど、周囲に影響を及ぼしているように見えます。
彼がこれからどんな新しい技を披露してくれるのか、目が離せません。
ソウルキングとしての活躍と海軍との対決
貧困の国「ハラヘッタ―ニャ」での出来事
ハラヘッタ―ニャに飛ばされたブルックは、そこで人々が悪魔召喚の儀式を行っているところに遭遇します。
ガイコツのブルックを見た人々は、サタンを召喚したと勘違いし、彼を崇拝し始めます。
ブルックは、ハラヘッタ―ニャの人々が手長族の盗賊に苦しめられていることを知り、音楽で彼らを奮い立たせ、盗賊を捕らえる手助けをしました。
しかし、その後、ブルックは盗賊に見世物にされてしまいます。
このとき、新聞でルフィからの「2年後」のメッセージを知ったブルックは、改めて麦わらの一味の仲間の温かさを感じ、自分にできることをしようと決意しました。
彼は見世物小屋で演奏を始め、その魂の音楽は人々の心を動かし、彼は「ソウルキング」と呼ばれるようになりました。
海軍との対決と再出発
ソウルキングとしての人気は絶大で、世界中にファンができるほどでした。
「2年後」の再会を前に、ブルックはシャボンディ諸島で最後のコンサートを行うことにしました。
しかし、彼の引退を嫌がったマネージャーが海軍に通報し、海軍が会場に押し寄せます。
ブルックは、かつて敗北した場所で、再び海賊として「再出発」することを高らかに宣言しました。
「ソウルキング」の正体が元海賊だと知っても、ファンは彼を熱狂的に応援し、海軍の足止めをします。
そのおかげで、ブルックは無事に海軍の包囲網を突破し、麦わらの一味に合流することができたのです。
ビッグマム編での大活躍
ロードポーネグリフの写しに成功
ホールケーキアイランド編では、ブルックの能力が最大限に活かされました。
ゾロたちと別行動を取っていたロビンから「ロードポーネグリフ」の写しを頼まれたブルックは、ビッグマムのいる宝物庫に侵入します。
魂を抜け出させる能力を使い、警備の目を欺き、見事ロードポーネグリフを発見しました。
しかし、ロードポーネグリフの護衛をしていた四皇ビッグマムに発見されてしまいます。
一度は捕らえられてしまいましたが、ナミたちの助けを借りて脱出に成功し、ロードポーネグリフの写しを3枚手に入れるという、大金星を挙げることに成功しました。
強敵ビッグマムを前にしてもブレないブルック
このビッグマムとの戦いは、ブルックの強さと、彼のキャラクターの魅力が最も発揮された場面ではないでしょうか。
ブルックは、死ぬことを恐れない精神的な強さを持ち、四皇ビッグマムを前にしても動じることはありませんでした。
「お嬢さん、死ぬことを計画に入れるバカがどこにいますか」
という名言を放ち、その堂々とした姿は、読者に強い感銘を与えました。
また、ビッグマムに「お前、死んだはずじゃ」と言われた際には、
「ずいぶん昔に一度だけ」
とスカルジョークで返してみせるなど、緊迫した場面でもユーモアを忘れないブルックらしさが描かれました。
ブルックの魂と肉体は、死んだ経験を持つ彼にとって、ある意味「最強の盾」となり、ビッグマムの攻撃にも耐えることができたのです。
ブルックの声優チョーさんについて
ブルック以外にも多くのキャラクターを担当
ブルックの声優を務めるのは、チョーさんこと長嶋雄一さんです。
彼はブルック以外にも、ワンピースの多くのキャラクターを演じています。
特にファンに知られているのが、スリラーバーク編でブルックと戦った伝説の侍リューマの声です。
ブルックとリューマが激しく戦うシーンは、チョーさんの一人二役での熱演が光る名場面となっています。
その他にも、ルフィやエース、サボの過去編で登場したサボの父ステリー、シャボンディ諸島で麦わらの一味を騙した偽フランキーの声も担当していました。
『ワンピース』以外でも活躍
チョーさんは、『ワンピース』以外でも幅広い役柄で活躍しています。
NHK教育テレビの『いないいないばあっ!』では、人気キャラクター「わんわん」の声と中の人を担当し、子どもたちにも親しまれています。
また、『荒川アンダーザブリッジ』の高井照正、『バジリスク』の七斗鯨飲、そして『HUNTER×HUNTER』の幻影旅団のボノレノフなど、個性的なキャラクターを多く演じています。
これらのキャラクターを演じているのがブルックと同じ声優だと知ると、さらに作品を楽しむことができるでしょう。
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まとめ
ブルックは、コミカルな言動の裏に、50年という想像を絶する孤独を背負った、深い人間性が魅力のキャラクターです。
彼は、ラブーンとの約束という強い意志を心の支えに、長い時間を乗り越え、ルフィたちという新たな仲間を見つけました。
そして、「新世界」では、その能力を覚醒させ、ビッグマムという強大な敵にも臆することなく立ち向かう強さを見せてくれました。
ルンバー海賊団の音楽家として、そして麦わらの一味の音楽家として、ブルックはこれからも「旅路」を歌い続けるでしょう。
この記事を読んでブルックの魅力に惹かれた方は、ぜひ「スリラーバーク編」を読み返して、彼の感動的な過去と名場面を再確認してみてはいかがでしょうか。
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