
国民的人気漫画『ワンピース』の最終章は、読者の予想を遥かに超える展開の連続で、毎週のように新たな謎と衝撃が明かされています。
中でも、五老星やイム様が使用したとされる謎の兵器「マザーフレイム」は、世界を大きく揺るがす存在として、ファンの間で様々な議論を巻き起こしています。
この記事では、マザーフレイムの正体やその恐るべき能力、そして天才科学者ベガパンクや古代兵器との関係を徹底的に深堀りします。
ルルシア王国を消滅させたこの兵器が、今後物語にどのような影響を与えるのか、読者の考察やレビューも交えながら、多角的に分析していきます。
マザーフレイムとはどんな兵器?
マザーフレイムとは、世界政府が保有する、強大なエネルギーを持つ兵器、あるいは動力源とされています。
作中では、五老星とイム様が、革命が起きたルルシア王国を消滅させるために使用しました。
その威力は凄まじく、一瞬で国を海ごと消し去ってしまうほどでした。
当初は「ベガパンクは人殺しの道具を作らない」というドラゴンやイワンコフの言葉から、マザーフレイムが直接的な兵器ではない可能性も指摘されていました。
しかし、その後の描写から、マザーフレイムは「何かの動力源」として使用されたことが濃厚になっています。
ワンピースの作品情報
マザーフレイムについて詳しく解説する前に、まずはワンピースの基本的な情報をおさらいしておきましょう。
ワンピースの概要
ワンピースは、尾田栄一郎が1997年から週刊少年ジャンプで連載を開始した、日本を代表する冒険漫画です。
1999年にはテレビアニメが放送開始され、原作漫画は全世界累計発行部数5億1000万部を突破し、「最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定されています。
ワンピースのあらすじ
物語は、海賊王ゴールド・ロジャーが残した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を巡り、主人公のモンキー・D・ルフィが海賊王を目指して仲間たちと航海に出るところから始まります。
現在は、最終章であるエッグヘッド編が描かれており、物語の根幹をなす「空白の100年」や、世界の真の支配者であるイム様の謎が少しずつ明らかになっています。
マザーフレイムとベガパンクやエッグヘッドとの関係
マザーフレイムの正体を語る上で、ベガパンク、そしてエッグヘッド島との関係は欠かせません。
考察①マザーフレイムはベガパンクによって作られた?
漫画1086話で、「マザーフレイムはベガパンクが作った」というセリフが登場し、マザーフレイムの製作者はベガパンクである可能性が示唆されました。
しかし、ベガパンクは「人殺しの道具は作らない」と発言しており、人命を奪うことを目的とした兵器を意図的に作ったとは考えにくいです。
このことから、マザーフレイムは、ベガパンクが別の目的で研究していた「エネルギー」や「動力源」の副産物として生まれた、という見方が存在します。
たとえば、世界中にエネルギーを行き渡らせる研究の過程で、そのエネルギーを一点に集約した結果、マザーフレイムのような破壊力が生まれてしまったのかもしれません。
考察②マザーフレイムの製造施設はエッグヘッドにある?
ベガパンクのクローンであるヨークと五老星の会話から、マザーフレイムの製造施設がベガパンクの研究所があるエッグヘッド島にあることが明らかになりました。
この施設は「融合炉(パワープラント)」と呼ばれており、何らかのエネルギーを生み出す場所であると考えられます。
考察③海軍はマザーフレイムの製造施設を壊せない?
マザーフレイムの製造施設がエッグヘッド島にあることが判明したにもかかわらず、海軍がそれを破壊できないのには理由があります。
それは、世界政府の最高権力者である五老星がマザーフレイムの力を欲しているからです。
海軍は世界政府に所属しているため、五老星の意向に逆らって製造施設を破壊することはできません。
そのため、海軍はマザーフレイムを危険視しつつも、破壊ではなく確保に動く可能性が高いと見られています。
考察④ヨークもマザーフレイムを作れる?
五老星のピーター聖がヨークに「お前も作れるんだな?」と尋ねた際、ヨークは肯定的な反応を見せました。
このことから、ベガパンクのクローンであるヨークも、マザーフレイムを製造する能力を持っていると考えられます。
ヨークは自身を天竜人にすることを条件に、五老星にマザーフレイムの情報を提供しました。
これは、「ベガパンクを暗殺しても自分が代わりにマザーフレイムを作れる」とアピールすることで、自分への危害を牽制する目的があったのかもしれません。
考察⑤マザーフレイムがベガパンクの暗殺に踏み切った理由?
五老星がベガパンクの暗殺を命じた理由の一つに、マザーフレイムの存在が挙げられます。
ベガパンクは、ルルシア王国を消滅させるほどの威力を持つ兵器を作り出せるほどの能力を持っています。
世界政府にとって、いつ裏切るかわからないベガパンクのような天才科学者は、非常に危険な存在です。
五老星は、ベガパンクの知識と能力が世界秩序を揺るがすことを恐れ、未然に危険分子を排除しようとしたと考えられます。
考察⑥マザーフレイムはヨークが五老星に提供した?
漫画1089話で、ベガパンクの裏切りが露見した際、ヨークが五老星にマザーフレイムを提供していたことが明らかになりました。
ヨークは「本体の裏切りを教えてあげたのに」と発言しており、ベガパンク本人はマザーフレイムが五老星の手に渡ったことを知らなかったと推測されます。
ヨークのこの行動は、自分自身を天竜人にするという個人的な野心から出たものであり、彼女の行動が物語を大きく動かすことになりました。
マザーフレイムの正体や古代兵器との関係
マザーフレイムは、古代兵器との関係が深く、その正体は物語の核心に迫るものだと考えられています。
考察①マザーフレイムの正体は古代兵器の動力源?
ルルシア王国を崩壊させたマザーフレイムですが、その真の正体は兵器そのものではなく、古代兵器を動かすための「動力源」であるという説が有力です。
五老星たちが「アレを作る“パワープラント”」と発言していることから、「アレ」は古代兵器を指し、マザーフレイムはその動力を供給する「発電所」であるという見方が存在します。
ルルシア王国が崩壊した時に空に浮かんでいた巨大な物体は、マザーフレイムのエネルギーによって浮遊していた、古代兵器ウラヌスではないかという考察もあります。
考察②マザーフレイムの正体は古代兵器のコピー?
もう一つの可能性として、マザーフレイム自体が古代兵器のコピーであるという説も考えられます。
もしマザーフレイムがエネルギーではなく、兵器そのものを指す場合、ルルシア王国が崩壊した時の攻撃跡が、空白の100年にできたエニエス・ロビーの大穴と一致すれば、マザーフレイムは古代兵器のコピーである可能性が高まります。
これにより、マザーフレイムがエネルギーの名称なのか、兵器自体の名称なのかが明らかになるかもしれません。
考察③マザーフレイムは900年前の科学力を流用して作った?
ベガパンクは、エッグヘッド島に遺されていた900年前の巨大ロボットをモデルに、「ベガフォース1」を開発しました。
このことから、マザーフレイムも同様に、エッグヘッド島に残されていた古代文明の遺物から着想を得て作られた可能性があります。
900年前の科学力は、現代の科学力を遥かに超えるものだと考えられており、マザーフレイムの驚異的な破壊力も、古代の科学技術を流用した結果であると推測されます。
考察④マザーフレイムが今まで使われなかった理由
マザーフレイムは島を丸ごと消滅させるほどの威力を持つにもかかわらず、これまでに使用されていなかったのはなぜでしょうか?
その理由として、「マザーフレイムが最近完成したばかりだった」という説や、「マザーフレイムをエネルギーとして使用できる古代兵器が、最近になって完成した」という可能性が考えられます。
いずれにせよ、マザーフレイムが完成したタイミングと、イム様や五老星が世界を動かすために使用したタイミングは、物語の核心に深く関わっているはずです。
マザーフレイムはルルシア王国を滅ぼした?
マザーフレイムは、ルルシア王国を消滅させた兵器の直接的な原因である可能性が高いとされています。
ここでは、ルルシア王国が滅ぼされた理由や、その後の世界の様子について考察します。
考察①ルルシアを滅ぼした兵器の正体はウラヌス?
マザーフレイムをエネルギーとしてルルシア王国に攻撃を加えた兵器は、古代兵器ウラヌスである可能性が高いです。
ワノ国にある古代兵器プルトンや、人魚姫しらほしである古代兵器ポセイドンと同様、ウラヌスも強大な力を持つ兵器だと考えられています。
空に浮かんでいた巨大な物体がウラヌスであり、マザーフレイムはその動力を供給する役割を担っていたのかもしれません。
考察②イム様がルルシア王国を選んだ理由
イム様がルルシア王国を実験台に選んだ理由は、聖地マリージョアから地理的に近かったからです。
五老星が「ずいぶん人がいます」と進言したにもかかわらず、イム様は「構わぬ」と冷酷に言い放ちました。
この行動は、イム様が世界秩序を維持するためなら、どんな人命の犠牲もいとわないという独裁的な思想を持っていることを示しています。
考察③ルルシア王国の跡地はどうなっている?
ルルシア王国が消滅した場所には、海に巨大な大穴が空き、そこには海水が流れ込む「海の滝」が形成されました。
この攻撃の衝撃は凄まじく、世界の海面が1メートル近く上昇するという異常事態を引き起こしました。
この事実は、マザーフレイムの威力が、自然現象をはるかに超えたものであることを物語っています。
考察④ルルシア王国とエニエス・ロビーとの関係
ルルシア王国があった場所に空いた大穴は、エニエス・ロビーの大穴と非常に似ています。
このことから、エニエス・ロビーも過去にルルシア王国と同様の攻撃を受けたのではないかという考察が広まっています。
もしこの説が正しければ、マザーフレイム、あるいは古代兵器ウラヌスは、空白の100年にも使用されていた可能性が高まります。
マザーフレイムの今後を考察
マザーフレイムは、物語の今後の展開に大きな影響を与える存在になるでしょう。
ここでは、今後の展開について、いくつかの考察を提示します。
考察①ルフィはマザーフレイムの製造施設を壊す?
ルフィは、人々を苦しめる悪しき権力に対して、決して黙っていることはありません。
マザーフレイムがルルシア王国を消滅させた事実を知れば、ルフィは五老星や世界政府に立ち向かい、マザーフレイムの製造施設を破壊しようとするでしょう。
この行動が、最終決戦の引き金となる可能性は高いです。
考察②黒ひげはマザーフレイムを手に入れようとしている?
世界政府が使用している電伝虫は、黒ひげ海賊団にも傍受されている可能性があります。
もし黒ひげがマザーフレイムの存在とその威力を知れば、当然その力を手に入れようと画策するはずです。
黒ひげは、ワンピース世界における最悪の海賊の一人であり、マザーフレイムを手に入れることで、世界はさらなる混乱に陥るでしょう。
マザーフレイムに関する感想や評価
マザーフレイムの登場は、読者の間で大きな反響を呼びました。
SNSでは、「マザーフレイムの威力がすごい」「現実世界にもあったらどうなるんだろう」といった感想が多数寄せられています。
また、ルルシア王国の跡地がエニエス・ロビーと似ていることから、過去の出来事とマザーフレイムを結びつける考察も多く見られました。
まとめ
マザーフレイムは、ベガパンクによって作られたとされる、強力なエネルギーを持つ兵器です。
その正体は、古代兵器を動かすための動力源である可能性が高く、ルルシア王国を消滅させたのは、マザーフレイムを充填した別の兵器、ウラヌスであると考えられています。
マザーフレイムの登場は、ワンピースの世界に大きな衝撃を与え、今後の物語の展開を左右する重要な要素となるでしょう。
ルフィや黒ひげ、そして世界政府がマザーフレイムを巡ってどう動くのか、今後の展開から目が離せません。
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