
世界中で一大ムーブメントを巻き起こしている海洋冒険ロマン『ONE PIECE(ワンピース)』。
その物語において、読者に最大の衝撃を与えた出来事の一つが、ルルシア王国の消滅ではないでしょうか。
物語の1060話で突如として描かれたこの事件は、世界政府の最高権力者であるイム様が関与している可能性が極めて高く、その非道さと圧倒的な力の前に、多くの読者が戦慄しました。
一国の消滅という前代未聞の出来事は、古代兵器ウラヌスの使用を想起させ、ワンピース世界の根幹に関わる謎として、今もなお熱い議論が交わされています。
本記事では、なぜルルシア王国が島ごと消されたのか、イム様が隠す裏の目的は何だったのかを徹底的に考察します。
さらに、事件に巻き込まれたとされた革命軍の総参謀長サボや、王国民たちの生存の行方についても、最新の情報を基に深く掘り下げていきます。
ルルシア王国とは?
「ワンピース」に登場するルルシア王国は、グランドライン・新世界に位置する島国です。
世界会議(レヴェリー)への参加が認められた国家であり、国際的な地位を有していました。
しかし、物語の中でイム様によって消されたことで、世界政府の加盟国でありながら、その存在が歴史から抹消されるという悲劇に見舞われました。
この王国の消滅は、ワンピース世界の常識を覆す出来事として、今なお最大の謎の一つに数えられています。
ルルシア王国の概要
ルルシア王国は、セキ王が君主を務める王政国家でした。
セキ王は近年に即位したばかりですが、その悪政と王族や貴族の贅沢な暮らしが財政悪化を招き、天上金の支払いが困難になり、国民は貧困に苦しめられていました。
レヴェリー開催中に国王の不在を狙って、黒ひげ傘下の桃ひげ海賊団の襲撃を受けた際、革命軍が助けに入ったことで状況は一変します。
セキ王の政治に対する不満を爆発させた国民たちは革命を起こし、ルルシア王国は革命8か国の一つに数えられました。
しかし、これがイム様による王国消滅の引き金となったのです。
ルルシア王国のモデル
ルルシア王国は、その名前の響きや国王の特徴から、ルーマニアがモデルではないかと推測されています。
ヨーロッパにおけるドラキュラ伝説のモデルとされる国であり、セキ王のキャラデザや「串刺しの刑」といった残忍な発言は、これらを彷彿とさせる要素が多く含まれています。
王女のコマネは、ルーマニアの体操選手「ナディア・コマネチ」が、セキ王はルーマニアの少数民族「セクイ人」が、そして串刺しはワラキア公国の君主「串刺し公ヴラド3世」の逸話が元になっているという考察もあり、尾田栄一郎の緻密な設定の深さを感じさせます。
ワンピースの作品情報
ルルシア王国の消滅という衝撃的な出来事が描かれたワンピースの概要を改めて確認しておきましょう。
ワンピースの概要
「ワンピ」の略称で親しまれる「ワンピース」は、漫画家・尾田栄一郎による海洋冒険ロマン作品です。
1997年から現在まで「週刊少年ジャンプ」で連載が継続されており、単行本は計113巻が刊行されています。
少年漫画の王道要素を取り入れつつ、物語全体にまたがる「世界の謎」や緻密な設定が人気に火をつけました。
1999年に開始されたテレビアニメシリーズをはじめ、数多くのメディアミックスが展開され、その人気は衰えることを知りません。
ワンピースのあらすじ
時は大海賊時代。
海賊王が残した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を求めて、世界中の男たちが海へ旅立ちます。
東の海に暮らすモンキー・D・ルフィとその仲間たちも、己の夢を叶えるべく、グランドラインへ突入しました。
様々な国を巡りながら人々との出会いや別れ、ライバル海賊との戦いを経た麦わらの一味の航海は、後半の海である新世界に挑みます。
一方、世界各地で異変が発生し、大きな「転換期」を迎えようとしていた中で、ルルシア王国の消滅は起きたのです。
ルルシア王国が消滅したのはなぜ?
「ワンピース」の1060話で起きたルルシア王国の消滅は、上空から強烈なレーザーが放たれ、一瞬にして島ごと吹き飛ばされるという大惨事でした。
王国があった場所は跡形もなく消し去られ、異様な光景が広がりました。
なぜ、ルルシア王国は島ごと消されてしまったのでしょうか。
以下では、ルルシア王国が消滅した理由や、計画を実行したイム様の目的などを考察します。
ルルシア王国はイム様によって消された
セキ王とコマネ王女を牢屋につなぎ、革命によって国を変えようと立ち上がったルルシア王国の民衆。
しかし、マリージョアでは、ルルシア王国の抹消が計画されていました。
世界の地図を広げ、ルルシア王国にバツ印を書いたイム様。
その直後、ルルシア王国に不気味な雲が広がります。
不安を覚える民衆をよそに、発光と同時に16本のレーザーが地上めがけて放射されました。
光が消えると、ルルシア王国は消滅しており、かつて王国が栄えていた島の痕跡すら消されていました。
なぜ、ルルシア王国が標的に選ばれたのでしょうか。
また、島ごと消された理由は何か、多くの謎が浮上しました。
ルルシア王国をイム様が消滅させた理由
ルルシア王国がイム様に消された理由はなぜでしょうか。
最初に考えられるのは、革命8か国だったことや、サボの潜伏です。
しかし、サボの潜伏は、ルルシア王国の消滅直前に判明したことで、イム様とは関係ないことが後に判明します。
一方、革命国という理由で考察した場合も、なぜルルシア王国だけが消滅したのか、疑問が生じます。
革命国への見せしめと捉えられるも、そのような理由ならば、バスターコールが発令されるでしょう。
しかし、ルルシア王国の消滅に使用された武器は、バスターコールをはるかに超える戦力、または能力と推測されます。
また、五老星のセリフ「歴史より消すべき灯」から、ルルシア王国は世界政府にとって不都合な存在だったことが読み取れます。
なぜ、ルルシア王国が消されてしまったのか、以下でその理由について深く考察します。
理由① 天上金を支払えなかったから?
天上金は、世界政府加盟国に義務付けられているもので、天竜人に収める年貢のようなものです。
その額は莫大なもので、天上金を納めることができず国が滅んだケースもありました。
ルルシア王国も悪政による財政難に苦しみ、天上金の支払いが困難な状況にありました。
もしかしたら、天上金を滞納していた可能性も想定され、期日までに納めることができず、王国の消滅に見舞われたとも考えられます。
しかし、そのような理由であれば、バスターコールを超える戦力を用いることは不自然です。
また、ルルシア王国は、すでに歴史から抹消されることが決まっていた国です。
やはり、王国が消された理由は別にあるという見方が有力でしょう。
理由② ベガパンクの抹殺と関係がある?
ルルシア王国に使用された武器の脅威から、世界政府にとって不都合な何かが隠されていた可能性が浮上します。
そこで考えられるのが、ベガパンクの抹殺との関係です。
ベガパンクは、無償で世界中にエネルギーを供給する夢を持っていましたが、実用化には古代のエネルギーが必要でした。
古代のエネルギーとは900年前に存在したもので、世界の常識をひっくり返す威力を秘めていました。
そのため、ベガパンクの夢は世界政府にとっての脅威であり、抹殺対象とみなされました。
古代に関する事象といえば、空白の100年の謎に挑んできたオハラが、世界政府にその事実を掴まれ、バスターコールによって滅ぼされた例も外せません。
イム様によって消されたルルシア王国も、世界政府のタブーに触れたことで滅ぼされたと考えられます。
また、島自体に何か秘密が隠されており、国民に知られる前に始末しておきたいという思惑があったと考察されます。
理由③ 世界政府にとって都合の悪い何かがあった?
世界政府だけでなく、イム様にとっても都合の悪いものがルルシア王国にあったと想定されるも、その正体は何だったのでしょうか。
バスターコールを超える武器による王国の破壊、島ごと消された事実から、王国の地下にその秘密が眠っていたでしょう。
その秘密こそ、空白の100年に関係する遺物の可能性が考えられます。
あるいは、世界を創った「最初の20人」の一人であるイム様自身の出身国であり、過去を探られる前に証拠を抹消したという考察も根強く支持されています。
理由④ 気候変動を起こす為?
グランドラインは海域によってさまざまな天候に見舞われます。
その理由は、島に含まれる鉱物の磁力が関係しており、異常気象を生み出すことがありました。
ルルシア王国もグランドラインに位置し、島の消滅によって周辺海域の気候に変化が現れたでしょう。
これこそが王国消滅の理由であり、その先にイム様の目的があったとも考察できますが、これもまた憶測の域を出ません。
ルルシア王国を破壊した兵器の正体は?
ルルシア王国を島ごと吹き飛ばした兵器の正体は、その攻撃力の高さから古代兵器ウラヌスが有力視されています。
イム様の指示によって発動された「神の鉄槌」は、オハラに対して発動されたバスターコールをはるかに上回る威力でした。
しかし、古代兵器は悪用すれば世界を滅ぼしかねない危うさを秘めつつも、本来は別の目的で使用されるとも考察されています。
一部のファンからは、ウラヌスではなく、ベガパンクが開発した兵器の可能性も浮上しています。
ベガパンクの最高の頭脳であれば、島を破壊できる兵器を開発することは可能であり、イム様または世界政府からの依頼があったと推測されます。
ルルシア王国の登場シーン
本編では、イム様によって消された国として知られているルルシア王国ですが、物語の節目となる場面にも登場しています。
ルルシア王国といえば、レヴェリー開催中に起きたコマネ王女の誘拐事件や扉絵への登場も有名でしょう。
以下では、ルルシア王国の登場シーンについてまとめます。
ルルシア王国の扉絵での登場シーン
ルルシア王国の初登場は、扉絵シリーズ「エースの黒ひげ大捜査線」です。
黒ひげを追ってルルシア王国に立ち寄ったエースは、食い逃げをして川に落ちてしまいます。
川で溺れかけるエースを助けたのが、ミルク売りの少女・モーダでした。
エースはお礼として、モーダのミルクを海軍に宣伝するべく、海兵になりすまして海軍G-2支部に潜入します。
手紙はモーダの両親であるコックたちによってコミール中将へ渡され、海軍基地のコーヒーの苦さを解消するためにモーダのミルクが採用されます。
ルルシア王国のラストには、モーダと両親の再会が描かれ、心温まるエピソードでした。
ルルシア王国の本編での登場シーン
ワンピース本編での登場は、世界会議(レヴェリー)編であり、マリージョアへの護衛にはヘルメッポが付きました。
マリージョアに到着後、コマネ王女が海賊に誘拐される事件が起きています。
王女はコビーとヘルメッポの部隊によって無事に救助されましたが、これが本編での主要な登場シーンでした。
一方、国王が不在の王国内では、桃ひげ海賊団の襲撃が起き、国民が恐怖に怯えます。
革命軍の軍隊長たちが救援に駆け付け、桃ひげの討伐をきかっけに国民はセキ王に対して革命を起こしました。
帰国したセキ王とコマネ王女を逮捕し、セキ王の謝罪を求めるという展開になります。
国民側は謝罪の言葉を述べれば解放する考えでしたが、セキ王は国民の無礼に怒り、「串刺しの刑にする」と暴君ぶりを見せつけます。
国民は革命8か国となり、国を良くしようと立ち上がった矢先、ルルシア王国は島ごと消滅しました。
ルルシア王国の主な登場キャラ
ルルシア王国の悲劇を彩った主な登場キャラを紹介します。
登場キャラ① セキ(国王)
| 名前 | セキ |
| 役職 | ルルシア王国 現国王 |
| 特徴 | 牙が生えたようなデザイン。暴君。 |
| モデル | ルーマニアの少数民族「セクイ人」、串刺し公ヴラド3世(逸話) |
ルルシア王国の現国王であり、2年前に即位しました。
セキ王の即位により国政が悪化し、贅沢三昧な生活を続けていました。
国民を顧みない悪政が革命を誘発し、国民によって投獄されましたが、最期まで暴君ぶりを見せつけています。
登場キャラ② コマネ(王女)
| 名前 | コマネ |
| 役職 | ルルシア王国 王女 |
| 特徴 | 父と共にレヴェリーに参加。海賊に誘拐されるも救助される。 |
| モデル | ルーマニアの体操選手「ナディア・コマネチ」 |
ルルシア王国の王女で、父・セキ王と共にレヴェリーに出席しました。
海賊に誘拐される事件に巻き込まれ、コビー・ヘルメッポの部隊に救助されました。
帰国後は、父と共に投獄され、自分たちを拘束した国民に罵声を浴びせています。
登場キャラ③ モーダ(ミルク売りの少女)
| 名前 | モーダ |
| 役職 | ルルシア王国のミルク売り |
| 登場 | 扉絵シリーズ「エースの黒ひげ大捜査線」で初登場 |
| 特徴 | エースを助ける。後に革命軍への志願者となる。 |
ルルシア王国に暮らすミルク売りの少女で、扉絵シリーズ「エースの黒ひげ大捜査線」で初登場しました。
表紙連載では、エースとの出会いやコミール少将にミルクを宣伝する手紙を送っています。
本編でも引き続き登場し、革命軍と共に桃ひげ海賊団を撃退しました。
ルルシア王国消滅の際に生存が確認され、革命軍に志願したことが判明しました。
ルルシア王国にいたモーダやサボはどうなった?
ワンピース世界に衝撃を与えたルルシア王国の消滅。
島ごと吹き飛ばされたことから、当時、島にいた人間は全員死亡したと思われました。
一方、ルルシア王国にいたと推測されるサボは、その後どうなったのでしょうか。
以下では、ルルシア王国にいたモーダやサボのその後についてまとめます。
モーダやセキ王は死亡した?
王国が攻撃を受けた当時、島にいた人々は全員助からなかったと推測されます。
そのため、牢屋に繋がれていたセキ王とコマネ王女の死亡は確定と言えるでしょう。
一方、王国にはモーダや革命軍の軍隊長たちもいましたが、物語の展開を考慮すると、革命軍の幹部を死なせる展開は考えにくいです。
王国に危機が訪れた時、彼らはたまたまその場所を離れており、間一髪で難を逃れた可能性が示唆されていました。
サボはルルシア王国にいた?
イム様の判断でルルシア王国に天災が降りかかろうとする直前、サボからドラゴンへ連絡が入ります。
マリージョアでの一件後、消息を絶っていたサボは、コブラ王の暗殺の濡れ衣を着せられ、逃亡を余儀なくされていました。
革命8か国の一つであるルルシア王国に潜伏し、ドラゴンとの連絡で「虚の玉座に座る者の存在」を示唆する内容を話そうとします。
サボが見た者とはおそらくイム様であり、彼の存在を知る者は五老星など限られた人物だけです。
しかし、サボが見た者の正体は明かされることなく、ルルシア王国は光に包まれて消滅しました。
当初は、ルルシア王国の消滅はサボがいたためとも考察されましたが、五老星の反応からサボがいたことは偶然だったことが判明しています。
抹消が予定されていたルルシア王国にサボが潜伏していたことは、五老星にとっても都合の良いことでした。
サボは、世界政府のタブーを知ってしまった存在であり、いずれは彼も消さなければならない対象です。
サボは生きている?
ルルシア王国の滅亡後、再び消息不明となったサボ。
死亡説が濃厚と思われる中、1082話にてカマバッカ王国への帰還を果たし、生存が確定しました。
実は、サボはルルシア王国とは別の場所にいたため、難を逃れることが出来ました。
サボがルルシア王国にいるとの情報が出回った理由は、海軍がサボの通信を傍受し、そこからサボの潜伏先がルルシア王国だと判断したためでした。
サボも海軍からの傍受を想定し、間接通信でドラゴンと連絡を取り合っていました。
ルルシア王国の消滅前に島を離れたサボは、ルルシア王国の船を使用し、モーダたち革命軍へ志願した国民も乗組員に加えていました。
彼らは革命軍の支援を受けてルルシア王国を脱出していたため、結果として命を救われたのです。
ルルシア王国に関する感想や評価
革命8か国となり、世界政府から危険視される要素を持っていたルルシア王国。
最終的には島ごと消滅させられる悲惨な最期を迎えました。
一体、どのような理由で王国は抹消されたのでしょうか。
なぜ、イム様はこの王国を消したいと思ったのか、謎が尽きないでしょう。
以下では、ルルシア王国の消滅に対する読者の感想や評価を紹介します。
感想1:五老星の考えに疑問
世界政府加盟国で上位50位内に入るルルシア王国。
作中では、イム様の計画によって島ごと消滅され、国の存在が世界から抹消されました。
しかし、ルルシア王国は、ワンピース世界の大国の一つに数えられ、SNSでも、五老星によって存在しないと言われていることがおかしいとの意見が見られます。
世界会議にも参加できるほどの大国を「そんな国なかったよね」で済ませられるはずがないという疑問はもっともです。
なぜ、ルルシア王国は世界から消されたのか、イム様や五老星の思惑も気になるところでしょう。
感想2:イム様が危険視する要素があった?
ルルシア王国の謎といえば、王国消滅に使用された兵器の正体も気になるでしょう。
過去にはオハラに対してバスターコールが発動されましたが、ルルシア王国にはそれらを上回る兵器の使用が予想されています。
「革命で体制転覆したから」という単純な理由では考え難いため、ルルシア王国にイム様が危険視する何かが存在したとの見方が多く、その正体についての考察が深まっています。
感想3:王国を破壊した武器はウラヌスではないと考察
ルルシア王国を島ごと破壊する威力を持つ武器について、多くが古代兵器ウラヌスと考察する一方、ウラヌス以外の兵器と考える意見も見られます。
古代兵器は、悪用すれば世界を滅ぼしかねない危うさを秘め、本来は別の目的で使用されるとも考察されています。
今回の攻撃はあまりにも殺傷能力が強すぎるため、ウラヌスの使用を否定する説も寄せられています。
この「神の鉄槌」が、世界政府の科学力の集大成なのか、それとも真の古代兵器なのかは今後の物語で明らかになるでしょう。
感想4:革命軍への志願者だけが助かった?
1060話で島ごと破壊されたルルシア王国でしたが、1082話にてモーダなど王国の生存者が判明しました。
彼らは革命軍への志願を決めたことで、サボと共に島を脱出し、難を逃れることができました。
革命軍との出会いが、モーダたちの運命を決めたと言えるでしょう。
ルルシア王国の生存者は革命軍の志願者以外にいないとされ、国民の多くが犠牲になったと推測されます。
感想5:ベガパンクの兵器が使用された
ルルシア王国を島ごと吹き飛ばた兵器の正体について、古代兵器ウラヌスが有力視される一方、ベガパンクが開発した兵器の可能性も浮上しています。
ベガパンクが開発した兵器である場合、イム様または世界政府からの依頼があったと推測されます。
世界の科学を牛耳るベガパンクが、世界を震撼させる兵器を開発していたとすれば、彼の思想と行動の矛盾が注目されます。
感想6:ルルシア王国はイム様の出身国と考察
ワンピースではイム様に関する重要な伏線が張られ、世界を創った「最初の20人」の中に「イム」の名前がありました。
イム様が800年前のルルシア王国出身者であれば、過去が知られる前に己の出身地を抹消しようと考えたという考察は理にかなっています。
この説が正しければ、ルルシア王国の消滅は、イム様の孤独で非道な過去を断ち切るための行為だったと解釈できます。
まとめ
ワンピースのルルシア王国の消滅は、イム様の存在と世界政府の絶対的な力を読者に見せつけた衝撃的な展開でした。
なぜ、ルルシア王国が島ごと消されたのか、その理由には天上金の滞納から空白の100年に関わる秘密まで、様々な考察が飛び交いますが、現時点では憶測の域を出ません。
しかし、五老星の「歴史より消すべき灯」というセリフから、ルルシア王国が世界政府にとって不都合な何かを握っていたことは確実でしょう。
また、消滅当時、島にいたと推測されたサボの生存が確定し、ルルシア王国の一部国民が革命軍へ志願することで救われた事実は、一筋の光を見せました。
イム様の目的と、ルルシア王国を消し去った兵器の正体、そしてサボが見た「虚の玉座に座る者」の真相は、今後の物語の核心を担う重要な謎となるでしょう。
「ひとつなぎの大秘宝」を巡る物語の終盤で、この悲劇が何を意味するのか、今後も目が離せません。
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