
週刊少年ジャンプで連載され、長きにわたり読者を魅了した大人気ギャグ漫画『銀魂』。
「SF人情なんちゃって時代劇コメディー」と作者の空知英秋が表現するように、笑いと涙、そして激しい戦闘が入り混じる物語の中で、数多くの個性的なキャラクターが活躍します。
本記事で取り上げる柳生九兵衛(やぎゅうきゅうべえ)は、代々将軍家に仕えてきた名家・柳生家に生まれながら、その境遇ゆえに「男」として育てられた異色の存在です。
普段は男装で登場し、クールで生真面目な剣豪ですが、その素顔は美少女であり、女性らしい格好をした際には驚くほどの可愛らしさを見せます。
今回は、そんな柳生九兵衛の壮絶な生い立ち、志村妙(おたえ)を巡る初登場シーン、彼女の可愛さが際立つエピソード、そして九兵衛を演じる実力派声優の情報までを、画像を交えて徹底的に紹介します。
銀魂とは?:SF時代劇コメディの金字塔
柳生九兵衛が登場する銀魂という作品の基本的な概要を確認します。
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ドタバタコメディとシリアス長編が融合した世界観
銀魂は、週刊少年ジャンプで連載されていた空知英秋による漫画作品です。
天人と呼ばれる異星人が襲来した江戸を舞台に、主人公の坂田銀時が営む「万事屋銀ちゃん」のメンバーを中心としたドタバタコメディが基本となります。
しかし、物語は単なるギャグに留まらず、幕府や警察組織の抗争、過去の因縁を巡るシリアスかつ戦闘中心の「長編ストーリー」が定期的に挿入されることで、深く練られた世界観とキャラクターの魅力を引き出しています。
今回特集する柳生九兵衛は、銀魂の長編シリーズの中でも特に人気の高い「柳生編」で初登場を果たしました。
銀魂の九兵衛のプロフィールと壮絶な生い立ち
柳生九兵衛の基本的な情報と、彼女が「男」として生きることを強いられた壮絶な背景を解説します。
九兵衛の基本情報と「隻眼の剣豪」
| 誕生日 | 4月20日 |
| 年齢 | 10代後半 |
| 身長 | 157cm |
| 体重 | 45kg |
| 所属 | 柳生家(嫡男として育てられる) |
| 特徴 | 黒髪のポニーテール、男装、左目に黒い眼帯、自分のことを「僕」と呼ぶ |
| 二つ名 | 柳生家始まって以来の天才、神速の剣の使い手 |
柳生九兵衛は、代々将軍家に仕える剣術の名家・柳生家を継ぐため、幼少の時から男として厳しく育てられました。
見た目は美少年のようですが、正真正銘の女性です。
その剣の腕前は「柳生家始まって以来の天才」「神速の剣の使い手」と称されるほどで、非常に高い実力を誇ります。
基本的に生真面目で融通がきかず、冗談が通用しない性格ですが、その根底には心の優しい一面があります。
また、九兵衛は、歴史上の剣豪である柳生十兵衛(柳生三巌)がモデルとされており、隻眼の剣豪というイメージから、彼と同様に左目に黒い眼帯を着けています。
生い立ち:男として生きることを強いられた境遇
九兵衛の母親は、九兵衛を産んですぐに亡くなりました。
武家として男子の跡継ぎが必要な柳生家において、父親である柳生輿矩は新しい妻を迎えることを頑なに拒否し続けます。
これは、自分が再婚することで、女の子である九兵衛が先妻の娘として居場所がなくなることを心配した、九兵衛を思う親心からでした。
父の輿矩と祖父である柳生敏木斎は、九兵衛を柳生家の嫡男として育てるべく、泣き虫で心の優しい九兵衛に対して、あえて厳しく接し、柳生家直伝の剣術を叩き込みました。
この厳しい指導の結果、九兵衛は女の身でありながらも、剣の腕を身につけ、「柳生家始まって以来の天才」と賞賛されるまでに成長しました。
左目に眼帯をする理由:志村妙との悲しい約束
九兵衛が眼帯をする理由には、万事屋のメンバーである志村妙(おたえ)との幼少期の深い関係が関わっています。
幼少期、貧しく借金に頼って生活していたお妙が借金取りに襲われそうになった際、幼い九兵衛はお妙を守るために借金取りと戦い、この一件で左目を失ってしまいました。
自分を守ってくれた九兵衛に対し、お妙は「私が九兵衛ちゃんの左目になる」と約束しました。
九兵衛は、この日の約束を決して忘れず、お妙に恥ずかしくない人間になるため、剣の研鑽を積むことになります。
しかし、この一件がお妙に九兵衛への負い目を抱かせ、後の柳生編の騒動へと繋がっていくことになります。
九兵衛の最愛の人と苦手なもの:志村妙と東城歩
九兵衛の複雑なアイデンティティを形成する、彼女の「好きなもの」と「嫌いなもの」について解説します。
最愛の人:志村妙への一途な想い
志村妙は、九兵衛にとって初登場の時から最愛の人であり、憧れの女性です。
貧しい境遇の中でも、いつも笑顔を絶やさないお妙の「強さ」に、九兵衛は強い憧れを抱いていました。
お妙に対する想いは、九兵衛の剣の道を支える原動力となっていましたが、その想いは成就しませんでした。
しかし、柳生編以降も九兵衛のお妙に対する強い思慕は残り、現在も良き友人として交流を続けています。
また、原作エピソードの「寿限無」の回で登場したペットの子猿「ビチグソ丸」のお目付役を九兵衛が務め、素行の悪い子猿との寝食を共にするうちに次第に距離を縮めるなど、心優しい一面も持っています。
苦手なもの:男に触られることと東城歩
男性として育てられた九兵衛ですが、男性に触れられることを極度に苦手としています。
男性に触れられると鳥肌が立ち、問答無用で相手を投げ飛ばしてしまいます。
これは、女性である九兵衛が、男性社会で生きていくために、無意識に自分を守る防衛本能のようなものだと推測されます。
また、柳生四天王の一人である東城歩を「苦手」というより「生理的に嫌っている」と言えるほど煙たがっています。
幼い頃から九兵衛の御付である東城は、九兵衛を溺愛しており、「若の成長日記」をつけるほどのストーカー丸出しの異常行動ばかりで、その溺愛ぶりは九兵衛に「はじめから嫌いだ」と断言されています。
九兵衛の銀魂初登場シーン:柳生編の衝撃
柳生九兵衛の銀魂初登場は、長編シリーズの中でも名作として名高い「柳生編」です。
ここでは、アニメ第76話「そういう時は黙って赤飯」で描かれた初登場シーンの衝撃的な内容を紹介します。
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隻眼の侍の颯爽たる登場と神速の剣
近藤勲がお妙の職場であるキャバクラ・スマイルに押し掛けた真選組の隊士達に、お妙がお見合い阻止の協力を懇願されている最中、一人の隻眼の若い侍が颯爽と現れます。
その侍は、神速の剣であっという間に真選組の隊士達を倒し、副長の土方十四郎をも驚かせるほどの剣の腕前を見せつけました。
この隻眼の侍こそ、長い剣の修行の旅から帰還した柳生九兵衛でした。
九兵衛とお妙の「結婚宣言」
その後、近藤達がお見合いをしている料亭に、偶然九兵衛もお妙を連れてやってきます。
九兵衛はそこで「僕はあの日の約束通り強くなった。今度は妙ちゃんが約束を果たす番だ」と宣言し、お妙にキスをします。
その光景を目撃した志村新八に対し、九兵衛は、お妙とは以前から結婚を約束しており、この日をもって彼女が自分の妻として柳生家に嫁ぐことを宣言しました。
九兵衛の宣言に対し、お妙は無言で立ち上がり、涙を浮かべながら「さよなら」と言い残し、去っていきます。
いつもはふざけた態度の坂田銀時も、これから嫁ぐ女とは思えない悲しげなお妙の表情を放っておくことができず、この一件から万事屋と真選組がお妙救出のために柳生家に殴りこむことになります。
彼らは、柳生九兵衛と柳生四天王の強敵たちに対し、それぞれの体に装着した「皿割り」勝負を挑むという、銀魂らしいコミカルかつシリアスな戦いが展開しました。
最終的に銀時たちに敗れた九兵衛は、涙を流す姿をみせ、お妙と幼い頃のような絆を取り戻し、この一件のあとから九兵衛は自らの傲慢さを反省し、少しずつ女の子としての一面も出すようになっていきました。
アニメ銀魂で九兵衛を演じる声優:折笠富美子
柳生九兵衛のクールな男らしさと、女の子らしい可愛さを演じ分けた声優を紹介します。
実力派声優:折笠富美子の多才な演技力
アニメ銀魂で九兵衛を演じる声優は、実力派の折笠富美子(おりかさふみこ)さんです。
元々劇団員としてデビューし、1999年のアニメ「GTO」のヒロイン・冬月あずさ役から声優としてのキャリアをスタートさせました。
折笠富美子さんは、銀魂の九兵衛のようなクールなキャラクターから、大人な女性である「鋼の錬金術師FULLMETALALCHEMIST」のリザ・ホークアイ役、「BLEACH」の朽木ルキア役、そして高い声のかわいい少女役まで、幅広い役柄を演じることができる多才な実力派声優です。
九兵衛の、普段の男装姿での低い声と、時折見せる女の子としての高い声のギャップは、折笠富美子さんの演技力によって、より魅力的なものとなっています。
銀魂の九兵衛の魅力と可愛いシーン
男として生きてきた九兵衛ですが、その本質的な可愛さは、様々なエピソードで垣間見えます。
九兵衛の魅力①:女の子らしい格好が似合う美少女
普段は男装をしている九兵衛ですが、一度女の子の格好をすると、驚くほど可愛い美少女に生まれ変わります。
世話役である東城歩が「若はゴスロリが似合う」と豪語するのも納得の可愛さだとファンから評判です。
女性物の服を着た際の、ツインテール姿や、いつもの黒い眼帯ではなく花の形をした可愛い眼帯姿は、九兵衛の凛々しさの中に隠された少女の一面を際立たせています。
九兵衛が女性物の服を着たフィギュアが発売されるなど、この「女の子らしい九兵衛」の姿は、多くのファンに愛されています。
九兵衛の魅力②:堅物ゆえのコミカルなボケ
柳生編で傲慢さを反省した九兵衛は、その後は、ボケキャラとしての一面を度々見せています。
名家ゆえに一般常識が欠けている「堅物クソ真面目」な性格が災いし、本人はいたって真面目ながら過激なギャグになってしまう事がよくあります。
例えば、あるエピソードでは、合コンに初めて参加する際、お妙から「合コンとは男と女の合戦」と真に受けてしまい、甲冑を身に付け、馬に乗って登場するという世間知らずなボケを披露しました。
この真面目さと世間知らずさのギャップが、九兵衛のコミカルな魅力となっています。
九兵衛のかわいいシーン番外編:性別逆転編でのイケメン化
長編シリーズの「性別逆転編」では、デッコボッコ教という団体によって、九兵衛を含む登場キャラの性別が逆転してしまうという衝撃的なエピソードが描かれました。
これは、自分がボクっ娘キャラなのか、百合キャラなのかというアイデンティティーに悩んでいた九兵衛が、占い師に変装した教祖に占いをしてもらったことが発端でした。
九兵衛の悲願であった男性化が実現し、男性化した九兵衛は、下の写真のようなお妙も惚れてしまうほどのイケメンへと変貌しました。
男性化した時の名前は、モデルの人物そのままの「柳生十兵衛」であり、このエピソードは、九兵衛の持つジェンダーアイデンティティーの問題を、銀魂らしいギャグとシリアスを交えて描いた回として知られています。
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いかがでしたでしょうか。
銀魂に登場する柳生九兵衛は、男として生きることを強いられた壮絶な過去を持ちながらも、志村妙への一途な想いを胸に、柳生家の天才剣士として道を切り開いてきました。
普段の男装姿とは違う、女性物の服を着た際のツインテール姿や、世間知らずゆえのコミカルなボケなど、彼女の持つ様々な「ギャップ」が、九兵衛の最大の魅力です。
銀魂本編は、クライマックスに向けてますます盛り上がりを見せていますが、九兵衛が今後、どのように自分のアイデンティティーと向き合い、活躍していくのか、その動向に注目していきましょう。
この記事を参考に、柳生九兵衛の登場する「柳生編」や、その後のエピソードを改めてチェックしてみてはいかがでしょうか。
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