「天国大魔境1巻より引用」
今回はこのマンガがすごい!2019オトコ編第1位!に選ばれた「天国大魔境」の記事を書いていきたいと思います。
環境の整った学園の中で暮らすトキオと子供達。荒廃した未来の日本で旅をするマルとキルコ。
二つの天国大魔境では2つの世界が存在し、外にいて天国へ行きたいと考えるマルとキルコ、壁の中にいて外の世界に興味を持つトキオは対極に位置します。
外の世界に興味を持つ学園の中
「天国大魔境1巻より引用」
トキオ達の暮らす学園では、ロボットが生活の支えになっており環境も整っています。今の日本より少し近未来だと思います。
学園の子供たちは、それぞれ特殊な能力を持っておりその中の一人、ミミヒメは「外から2人の人が助けに来てくれるの、その一人の顔がトキオにそっくりなんだ」といいます。
外の世界のマルとキルコに2人がそっくりでこれはどういう意味なのか?
生徒たちは、配膳が下げられていく先や通気口の中、先生たちのドアの向こうの先も知らず、大人たちがなにかを隠しているのではないか?と思わされます。
一話でトキオは園長先生に「ここより外はあるんですか?」と聞いた際に園長は「ここより外はあります。ただしあさましい怪物がうごめく汚れた世界、地獄です」と答えており約束のネバーランドや進撃の巨人のように外の存在を隠す必要はないように感じました。
もう1つの舞台である「崩壊した日本」
「天国大魔境1巻より引用」
園長が地獄といった世界では、トキオとミミヒメにそっくりな2人が天国を目指して旅をしています。
旅館に泊まる際に12万円も支払っていてついでにそれでは安すぎるから新品の乾電池を4本渡していことから金銭感覚は現代とかなり異なっているようです。
このシーンで女将さんに渡しているのは1000円ではないかと思い二度見してしまいましたwやっぱり1万円が12枚でしたw
紙切れより実用性があり今後生産できる予定もないもののほうが価値がある世界になっていることがわかります。
一巻で分かる謎
ミミヒメとトキオ→マルとキルコ似ている2人は壁を跨いで別次元にいるのか?ただ似ているだけなのか?
壁の中では超能力のような能力を持っている子供たちが居る。
ミクラさんは光線銃はどこから持ってきたのか?
など謎がちりばめられただけの一巻でした。
まとめ
石黒先生は、AKIRAの作者 大友 克洋先生に影響を受けていると書いていました。
崩壊した世界、超能力、絵など影響を受けているというレベルではないぐらい似ていて既視感がありました。
1巻を読んだだけでは、スロースタートでこんなに風呂敷広げて回収しきれるのか?と思うほどあちこちに謎が点々とある感じです。
荒廃した世界では「アイアムアヒーロー」っぽいところがあり、壁の中では発達した技術と何も知らない子供たちという「進撃の巨人」「約束のネバーランド」を思わせます。
2つの世界が今後どのようにかかわってくるのか注目したいですね。
コメント
まだ令和にはなってませんよ。5月からです。
すみません、実は後で気付いたんですが編集を忘れてました(;O;)