今回は、小説家になろうにて連載されている小説のコミカライズ版のモンスターのご主人様を紹介していきたいと思います。
原作は日暮眠都、作画は咲良宗一郎、キャラクター原案はナポ、書籍1~13巻、以下続刊(2018/12/28 13巻発売)、コミカライズ3巻、以下続刊(2019/1/30 3巻発売)
今回の作品は1年から3年まで学校ごと転生しているようですがいまのところどうやって転生したのか原因は明らかになっていません。
ジャンルは異世界転生物ですが、他の異世界ファンタジー作品と比べ、主人公は結構残虐で
主人公がクラスメイトをも攻撃するというのは結構珍しいのではないかと思います。
あらすじ
モンスターのご主人様はタイトルの通りモンスターのご主人様になる作品なんですが、序盤、主人公、真島孝弘はチート能力が発動しておらず、異世界転生物では珍しい薪拾いが担当です。
この世界での転生者はなにかしらの能力を持っており勇者と呼ばれているんですが、モンスターを軽く倒すほどのチート能力者とそうでないものとがいるようです。
転生した学生たちは、コロニーを築き生活していましたがある日、チート能力者の一部がクーデターを起こします。
暴れて仲間を攻撃する者、それを見て見ぬふりをして逃げ去る者を見て孝弘は人間はクズばかりだと絶望するのでした。
そんな孝弘に発動した能力、それはモンスターを眷族(けんぞく)にするチート能力だったのです。
孝弘は手にしたチート能力を使いモンスターを次々と仲間にしながら人間の住む街を探す旅に出かけるのでした。
孝弘が元々いた学生たちのコロニーでは学生のチート能力者で構成された捜索隊が現地の異世界人がいないかどうか東へ向けて探索していました。
東にはエベヌス砦という砦があったので捜索隊は樹海へ救難要請をします。そのエベヌス砦から救難要請があったのがエベヌス砦から北に位置するこのチリア砦だったんです。
異様なまでの歓迎ムードの異世界人に腑に落ちない孝弘でしたが、モンスターに対抗した砦に出会いようやく納得がいきます。
異世界から来た人間はみなチート能力を持っており、モンスターの脅威に晒されている異世界人からしたら貴重な存在なんです。
学生たちは「異世界より降臨せし勇者様」と呼ばれるようになります。
この世界では異世界から人が来ることを「恩寵」といい、そういう言葉があるほど、異世界人が来ることは珍しくないんだそうで、周期は100年に一度で、一人もしくは数人で今回のように大規模な「恩寵」は珍しいそうです。
この世界では異世界から現れる勇者の助けで今日まで命を繋いできたので、学生たちに対しても異様な歓迎ムードだったんですね。
メインキャラクター
真島孝弘
モンスターを眷族にするチートスキルを持った主人公、眷族であるモンスターを増やすことで徐々に魔力にも開花し始めている。
鐘木幹彦
孝弘と親しそうだが、陽気な性格で孝弘とは真逆、孝弘より少し前にチリア砦に来ておりこの世界の事情に詳しい
リリィ
最初に孝弘の眷族となったスライム、食べたものに擬態することができ、主に孝弘の同級生、水島美穂さんに擬態している。
ローズ
2人目の眷族、マジカルパペット、自分で体のパーツを作成し体の部位を交換することができる。高い魔法道具作成能力を持っている。
ガーベラ
3人目の眷族、規格外の魔力を持つ蜘蛛のハイモンスター
あやめ
風船狐の子供、ガーベラの頭に乗ってきた
加藤真菜
孝弘と同じ学校から転生してきた一年生、コロニー崩壊後から水島美穂と行動を共にしていた。
シラン
異世界人で、エルフ女騎士、騎士団の副長を務めている。
まとめ
元々知り合いだった学校の仲間たちが次々人間の残虐な部分を発揮して主人公はどんどん人間不信になっていきます。
そんな主人公に備わっているチート能力が異世界で出会ったモンスターは全員主人公に対して献身的で、眷族として登場するモンスターは全員女で、ハーレム状態となっています。
異世界の現地人からは「恩寵」として大事にされている学生たちですが、異世界から来てチート能力を持っているからといってこれまでは全員が戦いに赴いていたような感じがします。
力があるからといって全員が戦うものなんでしょうか?
異世界から来た人はこれまで全員がチート能力を持っていたと言いますから、今、チート能力が発現していない人も今後発動するのでしょう。
チート能力者が大量に異世界に来たことでモンスターと人間とのパワーバランスはどうなるのか?
モンスターと人間が敵対する世界でモンスターと親しくなる能力を持ってしまった孝弘はどのように世界と関わっていくのか、注目ですね。
絵柄も綺麗で、女の子たちも可愛いので読みやすいですが、人間のダークな部分と少しのグロ描写があります。このあたりに抵抗がない人にはオススメな作品です。
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