『転生したらスライムだった件』、通称「転スラ」には、主人公リムルと同じく日本から異世界へと召喚された、謎多き人物が存在します。
それが、爆炎の支配者として知られるシズこと、シズエ・イザワです。
彼女は物語の序盤で退場するものの、リムルの身体の原型となり、その後の物語に大きな影響を与えるキーパーソンとして、ファンの間で根強い人気を誇っています。
今回は、そんなシズの秘められた強さや、多くの読者を惹きつける魅力に迫っていきます。
さらに、彼女の過酷な過去やリムルとの特別な関係、そして彼女が常に身につけていた「仮面」に隠された理由まで、シズの物語を徹底的に掘り下げていきましょう。
なぜシズが「転スラ」ファンにとって忘れられない存在となったのか、その理由を解き明かしていきます。
【転スラ】シズとは? 基本情報と物語の背景
まずは、シズがどのようなキャラクターなのか、そして彼女が登場する『転生したらスライムだった件』の物語がどのようなものなのか、改めて確認していきましょう。
シズのプロフィール
本名 | 井沢静江(シズエ・イザワ) |
---|---|
異名 | 爆炎の支配者 |
年齢 | 実年齢70歳前後(召喚時は8歳) |
出身 | 日本(太平洋戦争中の東京) |
スキル | 炎熱操作、炎熱攻撃無効、ユニークスキル「変質者(ウツロウモノ)」 |
憑依精霊 | 上位精霊イフリート |
関係者 | 魔王レオン・クロムウェル(召喚主)、勇者(保護者)、リムル=テンペスト(身体の原型)、弟子(ユウキ・カグラザカ、ヒナタ・サカグチ、ケンヤ・ミサキ、リョウタ・セキグチ、アリス・ロンド、ゲイル・ギブスン、クロエ・オベール) |
シズは、スライムとして転生したリムルとは異なり、人間として異世界に召喚されてきたキャラクターです。
時代は違えど、同じ日本からやってきた縁から、リムルからは強い親近感を持たれていました。
見た目は若々しい少女ですが、実年齢は70歳前後と、そのギャップに驚いた読者も多いのではないでしょうか。
彼女は後にリムルの身体の原型となり、イングラシア王国に残してきた教え子たちや、自身を召喚した魔王レオン・クロムウェルへの未練は、リムルに託されることになります。
『転生したらスライムだった件』の概要とあらすじ
『転生したらスライムだった件』、通称「転スラ」は、Web小説投稿サイト「小説家になろう」で連載された伏瀬の作品です。
いわゆる「なろう系」と呼ばれるライトノベルの代表作であり、2014年には書籍化され、シリーズ累計発行部数2400万部を超える大ヒット作品となりました。
2015年にはコミカライズされ、2018年からはアニメ化も実現し、2022年11月には劇場版も公開されるなど、その人気はとどまることを知りません。
魅力的なキャラクターと緻密な設定が、多くのファンを惹きつける要因となっています。
物語のあらすじは、ゼネコンに勤める37歳の会社員、三上悟が通り魔から部下を庇い命を落とすところから始まります。
しかし、目覚めると彼は異世界でスライムの姿になっていました。
モンスターの中でも最弱に思えるスライムですが、彼は強力なスキルを獲得しており、数々の困難を乗り越えていきます。
そのスキルの一つ「捕食者」によってさらに強くなった彼は「リムル」という名前も手に入れ、友達や仲間を作り、やがて魔物の街を築き上げていくのでした。
【転スラ】シズの強さと魅力の秘密
シズは『転生したらスライムだった件』の世界で「爆炎の支配者」という異名を持つほどの実力者として知られています。
その力の一端は、彼女に憑依した炎の上位精霊イフリートによるものです。
ここでは、シズがどのようにして強大な力を手に入れ、多くの読者を惹きつける魅力を持つに至ったのかを詳しく見ていきましょう。
シズの強さの変遷
異世界に召喚されたばかりのシズは、東京大空襲で負った大火傷のために瀕死の状態でした。
しかし、魔王レオン・クロムウェルによって炎への耐性があることが見抜かれ、上位精霊イフリートを憑依させられます。
この時点ではまだイフリートを自分で制御できる状態ではなかったため、強大な力を持ちつつも不安定な状態でした。
やがてレオンの城に攻め込んできた勇者によって保護され、イフリートを制御できるようになったことから、シズの強さは確固たるものとなっていきます。
自身の意志でイフリートの力を使いこなせるようになったシズは、その実力から「爆炎の支配者」と呼ばれる存在へと成長しました。
その強さは「魔神クラス」と称されるほどで、並の相手では太刀打ちできないほどの実力者になっていたのです。
シズのスキル「変質者」
シズが憑依したイフリートを制御するために獲得したのが、ユニークスキル「変質者(ウツロウモノ)」です。
このスキルには「結合」と「分離」の能力があります。
「結合」は異なる対象を一つのものに変質させる力、「分離」は対象に備わる異なる性質を分ける力です。
シズは憑依したイフリートに体を乗っ取られないよう、主に「分離」の力を使い、自身の自我を保ち続けていました。
このスキルは、彼女の強さを支えるだけでなく、イフリートとの共生を可能にした重要な能力と言えるでしょう。
シズの魅力
シズは物語の序盤に登場し、以後はリムルの心情風景の中で時折現れるのみの存在ですが、多くの「転スラ」ファンに非常に人気のある魅力的なキャラクターです。
彼女はリムルの人間体の姿の原型にもなっており、視点を変えれば作品全体に大きな影響を与える存在と言えるでしょう。
シズは作中でもみんなから慕われている様子がうかがえます。
その魅力は、過酷な運命に翻弄されながらも、人を思いやる心や、教え子たちへの深い愛情を失わなかった人間性にあると考える読者が多いようです。
また、彼女が背負っていた悲劇的な過去や、それでも前向きに生きようとした姿が、読者の共感を呼んでいるのかもしれません。
【転スラ】シズの過去とリムルとの特別な関係
シズは『転生したらスライムだった件』序盤に登場する重要なキーパーソンです。
主人公リムルと同じ日本人だったことは、シズ登場以降のリムルに多大な影響を与えることになります。
ここからは、シズの過酷な過去と、リムルとの間に築かれた特別な関係にスポットを当て、シズの魅力をさらに掘り下げていきましょう。
シズの過去を紐解く
『転スラ』の異世界にやってきた日本人は、物語の序盤では主人公リムルと、リムルよりだいぶ前に召喚されたシズでした。
彼女が異世界に召喚され、リムルによって捕食されるまでの足跡をたどっていきましょう。
物語の序盤でシズは舞台から退場してしまいますが、その後々までリムルたちに影響を与える存在となった彼女は、どのような過去を持っていたのでしょうか。
レオンによる召喚と炎のスキル
シズが『転生したらスライムだった件』の異世界に召喚されたのは、まだ8歳の時でした。
太平洋戦争中の東京大空襲で被災し、その最中に魔王レオン・クロムウェルによって異世界へと召喚されます。
空襲によって全身に大火傷を負っていた彼女は、召喚される前の状況が影響し初めに持つスキルが決まるという「転スラ」世界の定めによって、炎熱操作と炎熱攻撃無効というスキルを与えられました。
イフリートの憑依とユニークスキル「変質者」の獲得
シズは空襲時の東京から召喚された際、一度レオンに見放されてしまいます。
しかし、炎に対する高い適性を見抜かれ、炎の上位精霊イフリートを憑依させられることになりました。
異世界で生き延びるために必要だと感じたシズはイフリートの憑依を許しますが、イフリートに体を乗っ取られないよう、ユニークスキル「変質者」を獲得し、かろうじて自我を保つことができるようになります。
イフリートの制御不能と悲劇
イフリートを憑依させて数年が経ち、シズは「変質者」の「分離」によってある程度自らの意思で動けるようになっていました。
しかし、ある時イフリートによる暴走が発生します。
シズはイフリートの暴走を食い止められず、仲良くなった女の子とその子の風狐を炎によって命を奪うことになってしまいました。
この出来事は、シズに深い絶望を与え、彼女の心に大きな傷を残しました。
勇者による保護と「抗魔の仮面」
その後、レオンの城へ勇者が攻め込んできた際、レオンはシズを残したまま逃げ去ってしまいます。
シズは勇者と対峙しますが、圧倒的な力の差を見せつけられ、なすすべなく敗北しました。
しかし、勇者はシズにとどめを刺すことなく、彼女を保護することになります。
そして、勇者から授かった「抗魔の仮面」によって、シズはイフリートの力を抑え込むことができるようになりました。
この仮面は、シズのその後の人生を大きく左右する重要なアイテムとなります。
教導官としての新たな道
イフリートを抑え込むことに成功したシズは、イフリートとの付き合い方や世界のことを学び、勇者と共に冒険者として活動します。
やがて勇者が旅立った後、一人で冒険者として活動するシズは強さを増し、英雄として讃えられるほどになりました。
しかし、年々精神が衰え、イフリートの制御に不安を感じるようになったことを自覚します。
シズは冒険者を引退し、イングラシア王国で基本的な戦闘技術を教える教導官として新たな道を歩み始めました。
シズとリムルの出会い、そして別れ
冒険者を引退したシズでしたが、自身の寿命を知ったことで、レオンに召喚された憎しみなど、自らの思いをぶつけるために最後の旅へと出発します。
この旅の途中で、テンペストを築いていたリムルと出会うことになります。
二人は同じ日本出身ということもあり意気投合し、互いに深い親近感を抱きました。
良い関係を築けたと思った直後、シズに憑依していたイフリートが暴走してしまいます。
イフリートを捕食したリムルによって暴走は収まったものの、イフリートと分離したシズは寿命を迎えてしまうことになります。
命が尽きようとしているシズは、この世界で眠るのではなく、リムルの見せてくれた懐かしい日本の風景の中で眠りたいと望みました。
こうしてリムルの捕食によってシズは眠りにつくことになり、彼女の想いはリムルの中で、その姿はリムルの人間体へと受け継がれていくことになりました。
ある意味、ここからリムルとシズの永い関係の始まりと言えるのかもしれません。
シズが復活する可能性について考察した以下の記事も是非ご覧ください!

【転スラ】シズの仮面の理由と無限ループの謎
『転生したらスライムだった件』作中でシズが常に身につけている仮面は、レオンの城に攻め入った勇者から授かった「抗魔の仮面」という名前のものです。
名前の通り魔に抗う力が備わっているようですが、シズがこの仮面をつけることになったのにはいくつかの理由があることが物語上で判明していきます。
ここからは、この「抗魔の仮面」に隠された謎と、その無限ループの正体について考察していきましょう。
シズの仮面の理由と効果
シズが仮面をつけるようになったのは、シズを保護した勇者から授かったからですが、この仮面にはいくつかの力が宿っています。
そのうちシズにとって一番有用だったのが、イフリートの力を制御できることでした。
また、不完全な上位魔神となったシズの老化を抑え、延命させる効果もあったことも重要な理由となっています。
この仮面がなければ、シズはとっくに寿命を迎えていた可能性が高いと言えるでしょう。
仮面の正体と無限ループの驚くべき真実
『転生したらスライムだった件』に出てくる「抗魔の仮面」は、イフリートの力を制御し、シズの老化を抑えて延命するといった力を持っています。
しかし、この仮面はそれだけでなく、クロエとともに無限ループに囚われているという、とんでもない代物でした。
単なる魔力を持つ仮面という枠を超えた、物語の根幹に関わる重要な存在だったのです。
勇者からシズに渡った仮面は、リムルへと渡り、リムルからクロエ、クロエからヒナタへと続き、そしてまた勇者からシズに渡されるという、無限にループする特性を持っていたのです。
シズの仮面がリムルの前で割れた理由
『転スラ』での「抗魔の仮面」は、本来破壊不可とされています。
かつてシズが冒険者だった時に悪魔「原初の黒」(ディアブロ)と戦った時も、破壊されるどころか腕を吹き飛ばすだけの力を誇っていました。
それなのにリムルの前で割れてしまったのはなぜなのでしょうか。
これは、無限ループの起点であり終点でもあるリムルが関係しているからだと推測されています。
「転スラ」はWeb版・書籍版・漫画版・アニメ版で描写が異なるため、その他にも様々な憶測が生まれているのが実情ですが、リムルの存在がこのループの鍵を握っていることは間違いないでしょう。
シズの仮面の無限ループの流れ
シズの仮面、いわゆる「抗魔の仮面」の無限ループは、『転生したらスライムだった件』の世界の中で、一定の流れに沿って時間軸の中を永遠にループしているようです。
「転スラ」の媒体によって微妙に流れが違うこともありますが、物語上の初登場はレオンの城に攻め入った勇者からシズに渡される場面になります。
仮面の持ち主の移り変わりを物語の進行に沿って見ていきましょう。
無限ループ①シズからリムルへ
「転スラ」で最初に「抗魔の仮面」が登場した時、それはシズに所有されていました。
物語が進み、暴走したシズをリムルが止める際に仮面が割れる場面もありますが、シズの願いによって仮面はリムルに託されることになります。
リムルは自らの持つ能力によって仮面を修復しますが、その際に無限ループの力を無意識のうちに付与したのではないかという考察もあるようです。
無限ループ②リムルからクロエへ
シズに託された望みを実現させるため、リムルはイングラシア王国へ渡ります。
そこでシズの最後の教え子たちに教鞭を取ることになりました。
シズのやり残したことを果たし、教え子たちと別れる際、リムルはクロエに「抗魔の仮面」を渡します。
リムルもクロエも仮面の受け渡しを自然なことであるように認識していたのが印象深く、この時点で運命の糸が紡がれていたことが示唆されます。
無限ループ③クロエからヒナタへ
クロエに仮面が渡された後、ヒナタの落命をきっかけに、クロエとヒナタの魂は仮面と共に約2000年前の過去へと飛ばされます。
転生者である二人は、召喚されるまでしか存在できません。
先に召喚されるのはクロエなので、クロエの身体を引き継ぐヒナタに「抗魔の仮面」が渡ります。
そして、シズから見た「勇者」とは、このヒナタという人物になるのです。
無限ループ④ヒナタからシズへ
2000年前に飛ばされたヒナタはレオンの城にてシズを救出し、「抗魔の仮面」をシズに渡します。
つまり、レオンの城に攻め入った勇者はヒナタであり、その目的は「抗魔の仮面」をシズに渡すことだったのです。
その後、行動を共にし、やがてヒナタが旅立ったのも納得できることでしょう。
それから長くシズが保持した仮面は、またリムルの元に渡ることになります。
このように、「抗魔の仮面」とヒナタ(クロエ)は、永遠にループを繰り返しているのです。
【転スラ】シズの個性豊かな弟子たち
シズがリムルに託した望みの一つが、イングラシア王国に残してきた5人の教え子たちについてでした。
それはリムルの夢の中に現れるほど、シズにとって大きな心残りだったのでしょう。
リムルは、自分にとって特別な関係となったシズの未練を解消するため、彼女の教え子たちに会いに行くことを決意します。
ここからは、シズが大切に思っていた個性豊かな教え子たちについて紹介していきましょう。
シズの弟子①ユウキ・カグラザカ
ユウキ・カグラザカは、シズと同じく召喚された日本人です。
普段はイングラシアの冒険者互助組織「自由組合」のグランドマスターとして働いています。
異世界についてや元の世界への帰還方法なども研究する「表の顔」を持つ一方で、「中庸道化連」のリーダーという「裏の顔」も持っています。
最終的にはリムルの前に立ちはだかるラスボスが彼の正体であるという、衝撃的な事実が明らかになります。
シズの弟子②ヒナタ・サカグチ
ヒナタ・サカグチは、クロエと共に過去の世界へと飛ばされ、シズに「抗魔の仮面」を渡すという重要な役目を担う人物です。
戦闘力、統率力、指導力において群を抜いた実力の持ち主で、聖騎士たちを牽引しました。
また、面倒見のよい一面も持ち合わせています。
リムルとは当初、敵対する関係となっていましたが、戦いを通してお互いを理解し、和解に至った後は友好的に接するようになります。
シズの弟子③ケンヤ・ミサキ
ケンヤ・ミサキは、「転スラ」の異世界に召喚された10歳の日本の子どもで、自由学園で暮らしていました。
不完全召喚のために体内に膨大な魔素量を抱え、2年以内に死ぬと言われていましたが、元妖精女王の魔王ラミリスが住む「妖精の棲家」にて精霊を宿してもらったことで魔素が安定し、死を免れます。
シズを深く慕っていましたが、シズが理由も述べずに去ったことや、自分たちに対する大人たちの態度から、大人に対して不信感を持っていました。
なお、勇者の卵を宿していたため、その成長はとてつもなく速いものでした。
シズの弟子④リョウタ・セキグチ
リョウタ・セキグチは元日本人で、弱気な性格ですが、ケンヤと仲が良く、彼を頼りにしている少年です。
不完全召喚されたため、膨大な魔素量をコントロールできず、2年以内に死ぬ運命でした。
しかし、元妖精女王の魔王ラミリスが住む「妖精の棲家」にて精霊を宿してもらうことで魔素が安定し、死の運命を免れることができました。
これは彼だけでなく、ケンヤ、アリス、ゲイル、そしてクロエも同じでした。
シズの弟子⑤アリス・ロンド
アリス・ロンドは、シズの心残りであった5人の子供のうちの一人です。
5人の中では最年少の女の子で、いつも暴れ回るケンヤに振り回されるため、ケンヤに対して文句を言うポジションでした。
サラサラの金髪ストレートのロングヘアの持ち主で、お人形のような整った顔を持つ美少女ですが、おてんばな性格でケンヤと一緒によく暴れ回っていました。
シズの弟子⑥ゲイル・ギブスン
ゲイル・ギブスンは、シズの心残りであった5人のうち、最年長の少年です。
そのため、お兄さん的な立場で、暴れ回るケンヤやアリスをなだめる役割を果たしています。
また、「しっかりしなければ」という意識が強いのもゲイルの特徴と言えるでしょう。
リムルが教導官として赴任してきた時には、リムルを見極めようとするなど、洞察力も持ち合わせていました。
外見は茶髪で大柄、彫りの深い美少年として描かれています。
シズの弟子⑦クロエ・オベール
クロエ・オベールは、シズの心残りだった5人の教え子の中で異質とされています。
精霊を宿す際に、正体が不明な「上位精霊を上回る存在力を持つ者」をその身に宿してしまいました。
性格は控えめでしたが、リムルのこととなると一歩も譲らないという一面を見せることもあります。
後に2000年前の世界へと飛ばされ、「抗魔の仮面」をシズに渡すという重要な役割を担うことになる、物語のキーパーソンの一人です。
【転スラ】シズの声優は花守ゆみり
シズは見た目が10代の少女でありながら、その実年齢がおよそ70歳という設定です。
しかも複雑な要素を多く持つ存在なので、演じる声優にもそれに見合うだけの力量が求められたことでしょう。
ここでは、シズを演じた声優について紹介します。
シズの声優は「花守ゆみり」
「転スラ」でシズの役を演じた声優は、デビューから10年を迎える花守ゆみりです。
デビュー時は中学生だったという花守ゆみりは、高い演技力に定評があります。
役柄は幅広く、おっとり系の少女から気の強い少女、あるいは少年役まで演じ分けることができます。
特に印象深いのが、シズのような悲劇的なキャラクターを演じる時だと、多くのファンから評価されている声優です。
花守ゆみりのプロフィールと主な出演作品
名前 | 花守ゆみり(はなもり ゆみり) |
---|---|
出身地 | 神奈川県 |
生年月日 | 1997年9月25日(25歳) |
血液型 | O型 |
身長 | 157cm |
職業 | 声優 |
活動期間 | 2013年〜 |
所属事務所 | tomorrow jam |
花守ゆみりの代表的な出演作は以下の通りです。
『あいうら』天谷颯太役
『結城友奈は勇者である』三ノ輪銀/女子生徒役
『魔法少女育成計画』ねむりん/三条合歓役
『アイドルマスター シンデレラガールズ劇場』佐藤心役
『東京喰種トーキョーグール:re』ミザ役
『鬼滅の刃』白髪役
『地獄楽』山田浅ェ門佐切役
【転スラ】シズに対する世間での評判と人気
ここからは、「転スラ」の注目キャラクターであるシズの強さや魅力に心を奪われた人たちの、彼女に対する評価の意見や人気を集める理由などについて見ていきましょう。
永遠のヒロインとしてのシズ
彼女のように強さと魅力を兼ね備えたキャラクターは、まさに永遠のヒロインと呼ぶにふさわしい存在だと考える読者が多いようです。
事実、リムルにとっては本当に「永遠のヒロイン」と言える存在になっているのではないでしょうか。
彼女が物語の序盤で退場してもなお、読者の心に残り続けているのは、その存在感と深い影響力によるものと言えるでしょう。
共感を呼ぶシズの願い
「転スラ」でのシズを見て、彼女と同じような思いになった読者も少なくないようです。
「おそらくは自分の嫌いな世界に取り込まれることではなく、自分が生きた証といったものを誰かの中の記憶として残されておきたい」といった、シズの切ない願いに共感する声が聞かれます。
彼女の過去や、最期に見せた願いが、多くの読者の心に深く響いたのでしょう。
外伝での活躍への期待
シズの物語は「転スラ」本編の中では残念ながら悲劇的な最後を迎えてしまいました。
それは、「抗魔の仮面」によって無限ループになっていたとしても、変わらないのかもしれません。
しかし、外伝などでシズの活躍の場が残されていることは、ファンにとって大きな救いになっています。
彼女の新たな物語や、知られざる側面が描かれることに期待を寄せる声も少なくありません。
【転スラ】シズは強く、魅力的なキャラクターだった!
『転生したらスライムだった件』において、シズは強く、そして魅力的な女性でした。
召喚される前の過酷な現実と向き合わなければならなかった立場を考えると、想像を絶するほどの厳しい体験を重ねてきた年月によって、彼女の強さにも人間的な魅力にも敵わないと感じる人も多くいるでしょう。
だからこそ、その最期において当人は悔いのない眠りだったとしても、周囲からは惜しまれる存在となったのです。
シズの物語は、リムルの旅の原点となり、その後の物語に大きな影響を与え続けました。
彼女の存在が、「転スラ」をより深く、そして感動的な物語にしていることは間違いありません。
『転スラ』のさらなる深掘りや、『転スラ』の他の人気キャラクターについて知りたい方は、ぜひ以下の関連記事もチェックしてみてくださいね!
『転スラ』の最強キャラは誰だ!? 多くのチートキャラが登場する中、読者の間で尽きない「最強」議論に終止符を打ちます。
ヤバすぎるチートキャラ20名を厳選し、能力や功績を徹底考察した独自の強さランキングを作成。あなたの推しキャラが何位なのか、ぜひチェックしてください!


『転スラ』の物語を彩る最強の「究極能力(アルティメットスキル)」に迫ります。
主人公リムル=テンペストから個性豊かなキャラクターたちの能力まで、そのチート級の権能を徹底解説。究極能力の奥深さに魅了されること間違いなしです!



コメント