今回は「超人高校生たちは異世界でも余裕で生きて抜くようです」の記事を書いていきたいと思います。
卓越した能力を持った7人の少年少女がいました。彼らはある日成田空港から飛行機でどこかへ行く途中で異世界へと飛ばされてしまいます。異世界では、猫耳や尻尾を持った人間が住んでおり自らをビューマと名乗ります。
ビューマによればここはフレアガルドという場所でニホンという地名すら知らない彼らの住む場所は既に異世界だということが分かります。ただし、ピューマたちも日本語を話しておりますが、「アルト語」という異世界の呼ばれ方をしていることから全く無関係でもないのかもしれません。
外へ出ると街並みを見るとそこが日本でないことは確かでした。事故現場へと到着すると、7人全員無事というのは明らかに不自然なほど飛行機は損傷していました。
その惨状は助かった本人ですら”ありえない”と感じるほどでした。そう感じたのも束の間、ドラゴンが飛来します。
いよいよここが異世界であることを受け入れるしかなくなりました。
ともあれこれだけの損傷…夢落ちの予感しかしないww
1巻あらすじ
異世界へと迷い込んだ7人の高校生たちの一人、真田は司から全力で荒稼ぎしてきてほしいと頼まれます。
荒稼ぎをするため大都市ドルムントにやってきた真田はノイツェランド商会へ商談に行きますが、法外なマージンを取られて冷たくあしらわれたことに腹を立て、逆襲開始、まず市長に賄賂を渡し味方に引き入れ、ついにノイツェランド商会に目を付けられるほどの荒稼ぎをすることに成功し、ノイツェランド商会を完膚なきまでに叩きます。
豊富な資金を得た超人高校生たちは、奴隷として売り飛ばされそうになっていたルーを救いしばし休息に入ります。
2巻あらすじ
一巻での荒稼ぎに目を付けたフレアガルド皇家が目を付けます。言いがかりというレベルではない言い分を引っ提げ超人高校生たちにくってかかります。
村の金品が目的だった騎士団でしたが、リルルという領主への貢物を見つけていなくなっていました。リルルは村人の命と引き換えに泣く泣く領主の元へ行くことを決意します。
が、村人たちもリルルを救うことで多くの血が流れることを厭わない決意を司へ伝えます。いよいよ本気を出すことを決意した司は勝つためにこの村の文明を500年進めることになると村人たちに話します。
本気となった超人高校生たちは領主の城へいきなりレーザービーム砲のようなものを打ち込みます。次に軽くて頑丈で身を隠すほどの大きさの盾を手に城へ突撃します。通常の4倍の飛距離を誇る弓などで一瞬で城を制圧してしまいます。
リルルの元に辿り着いた司はリルルの声とは違う声でこの世界に7人の勇者が呼ばれた目的を断片的にですが聞かされるのでした。
領主との戦いに勝利した7人の高校生たちでしたが、さらに背後にある巨大な国との戦いが始まったようにも思えます。
日本という国は存在しないようですが「ニンジャ」「ヤマト国」といったワードから滅ぼされてはいますが日本の原型らしき国はあったようです。
異世界ファンタジーといえど恋愛というのはいつの時代、どの国が描かれていても関係なくグダグダ感があると感じるのは僕だけでしょうか^^;
週刊少年ジャンプで連載されている『Dr.STONE』でも抗生物質など様々な化学物質を原始の文明から作り上げます。衣食住の次に大事なのって医療ですよね
超高校生の世界でも何もないところから様々な物質を作り上げるシーンがあります。
まとめ
高校生で日本の首相だったり原子力発電所を1人で作ったり異世界でもレーザービームなどありえないほどのレベルの高校生が登場していて、敵もしっかり悪役をしているのでその圧倒的武力で敵を倒していく様は、見ていて爽快感があります。
色々な作品を読んでいて面白くない作品は、すぐに見切りをつけてしまう僕ですがこの作品はすんなり受け入れることができました。
更にこの世界には、7人の勇者の伝説というものが伝わっており嘗て7人の勇者が異世界から現れ邪悪な竜から世界を救ったという逸話が残っていました。それぞれが卓越した能力を持つ彼らがオーバーテクノロジーを駆使しこの世界に革命を与えていくというストーリー、政治 医師 科学者など世界を動かすのに足る能力を持つ彼らの今後の活躍に注目です。これから超人高校生がどのように世界を作り替えていくのか期待せずにはいられません。
ただ拳銃を持った軍隊に女の子が無双したり真田グループが町の商人相手にトントン拍子で大金を稼いだりご都合主義でちょっとぶっとんだ設定もありますので漫画に説得力とか、最低限の理屈を求める人にはちょっと不向きな作品ではないかなと思いました。
ぶっ飛んだ設定を素直に受け入れた僕は素直に楽しんで読めていますので最近読んだ中でもぜひお勧めしたい一冊です。
キャラクター
御子神司
高校生にして総理大臣を務める天才、92%という驚異的な支持率で総理大臣となる。左右で色が異なる氷炎魔眼という目を持つ
プリンス暁
念力、瞬間移動などなんでもこなすイリュージョ二スト、中世的な顔立ちであるためしばし女性と間違えられることを気にしている。
真田勝人
真田グループの会長、「財界の魔王」マルチリスニングという能力を持ち30までの会話を聞きとるだけでなく、簡単な数字や単語であればその10倍を理解するという類い稀なる才覚の持ち主。
悪魔染みた先見の明で数多の事業を成功させ真田グループを数年で立て直した天才
猿飛忍
猿飛佐助を子孫に持つ忍者の末裔にして、世界最高の高校生ジャーナリスト。世界中から近所の噂までキャッチできないスキャンダルはない
神崎桂音
彼女に治せない病はなく、今まで失敗ことはない。葵とは同じ中学の出身
大星林檎
遺伝子情報を書き換え人造的に作られた天才。「小型核分裂炉」や「放射性廃棄物の完全無害化」など、世界の数世紀先を行く発明を生み出す頭脳を持つ。中学生のころから司に片思いしている。
常に身柄を狙われておりほとんどの時間を自作の宇宙ステーションで過ごしている。
一条葵
高校生にして世界最強の剣豪
地名
フレアガルド
司たちが飛ばされた異世界の大陸。公用語は日本語によく似た「アルト語」。
ドルムント
司たちが飛ばされたエルム村から近い、フィンドルフ領最大の商業都市。 勝人が最初に商売を行った場所。
団体
《七光聖教》
7人の勇者が外の世界から現れ、邪悪な竜から世界を救った伝説があり、そこから派生した宗教。
今では言い伝えのみで廃れてしまっていたが、司達超人高校生が自分たちの活動の基盤として利用する。
その他(用語)
ビューマ
獣耳と尻尾を持つ、この世界では一般的な所属。力が強い。
司たちのような人間に相当する種族は「ヒューマ」と呼ばれ、魔法を使えるものもいるという。
コメント
まず主人公の設定がありえなすぎてついていけないしクソ漫画臭and俺TUEEEE系のアニメ化でクソアニメ認定、不可避