
アニメ化や実写化もされた大人気漫画『バクマン。』をご存知の方も多いのではないでしょうか。
『バクマン。』は、作画担当の真城最高とストーリー担当の高木秋人が二人で力を合わせ、漫画を描き、夢に向かってライバルたちと切磋琢磨しながら奮闘していく物語です。
漫画家たちの情熱がぶつかり合うこの作品には、多くの魅力が詰まっています。
この記事では、そんな『バクマン。』の原作漫画に焦点を当て、その魅力をあらすじとともに深掘りしていきます。
原作漫画ならではの面白さや、読者の間で話題になった最終回の内容まで、ネタバレを交えながらご紹介します。
これを読めば、きっと『バクマン。』の世界にもう一度浸りたくなるはずです。
『バクマン。』とは?漫画家への道のりを描く熱血ストーリー
『バクマン。』は、原作・大場つぐみ、作画・小畑健のタッグにより、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で2008年から2012年まで連載された人気漫画です。
前作『DEATH NOTE』から2年ぶりに発表されたこの作品は、高い画力を持つ真城最高と、文才に長けた秀才・高木秋人がコンビを組み、漫画家を目指す道のりを描いています。
まるで原作者と作画担当がタッグを組んで作品を作り上げる姿が、主人公たちの物語と重なるようで、そこにも『バクマン。』の面白さがあると感じる読者も少なくありません。
物語は連載開始時と同じ2008年から始まりますが、現実世界を追い越して進行していくユニークな設定も特徴的です。
単行本第1巻は15万部以上を売り上げ、オリコンチャート初登場4位を記録するなど、連載当初から大きな注目を集めました。
2020年6月時点では累計発行部数1500万部を記録しており、その人気の高さがうかがえます。
リアル志向で描かれる漫画業界の裏側
『バクマン。』の大きな魅力の一つは、現実の漫画業界が非常に忠実に描かれている点です。
作中では、主人公たちが漫画を持ち込む雑誌が連載誌でもある『週刊少年ジャンプ』そのものであったり、『ONE PIECE』や『ドラゴンボール』といった実際のジャンプ掲載作品が多数登場したりします。
さらに、集英社だけでなく『あしたのジョー』(『週刊少年マガジン』講談社)など他社の作品名も登場し、リアリティを追求しています。
『週刊少年ジャンプ』特有のシステムであるアンケート至上主義、それによる打ち切り制度、専属契約制度なども詳しく説明されており、漫画家が直面する厳しい現実が描かれているため、読者は「漫画の作り手側の世界」を深く知ることができます。
また、登場する編集者の名前も、服部哲(服部ジャン=バティスト哲)、服部雄二郎、金成圭、相田聡一、吉田幸司など、実在の『週刊少年ジャンプ』編集者をモデルにしていることがうかがえます。
顔がそっくりな編集者もいれば、そうでない編集者もいるという裏話もあり、そうした情報も踏まえて作品を読むと、より一層楽しめるという見方もあります。
実際に『バクマン。』の連載が始まって以降、この漫画の影響と思われる低年齢層の『週刊少年ジャンプ』編集部への漫画持ち込みが増えたというエピソードもあり、作品が読者に与えた影響の大きさがうかがえます。
『バクマン。』のあらすじ:夢を追いかける二人の少年の物語
2008年、舞台は埼玉県谷草市。
中学3年生の真城最高は、高い画力を持ちながらも将来に夢を持たず、ただ流されるだけの退屈な日々を送っていました。
最高の叔父は、かつて『週刊少年ジャンプ』に連載し、その作品がアニメ化もされた漫画家・川口たろうでしたが、連載打ち切り後の過労によって亡くなった過去があります。
ある日、最高は些細な出来事をきっかけに、秀才のクラスメイトで作家志望の高木秋人に「俺と組んで漫画家にならないか」と誘われます。
当初はその誘いを断っていた最高でしたが、声優を目指している片思いのクラスメイト・亜豆美保と「アニメ化したら結婚する、それまで互いに直接会わない」と約束したことから、漫画家への道を志すことになります。
この「アニメ化したら結婚する」という約束は、読者の間で「清すぎる」「純愛すぎる」と大きな話題を呼びました。
会わずにメールだけで励まし合う二人の関係は、漫画家という過酷な道を歩む最高にとって、大きな原動力となっていきます。
最高は祖父から叔父が使用していた仕事場を譲り受け、秋人と共にそこに籠って処女作の執筆に専念します。
そんな中で、手塚賞に準入選した新妻エイジが同年代であることを知り、彼をライバル視するようになります。
やがて二人三脚で苦労しながらも完成した初作品をジャンプ編集部に持ち込んだ二人は、敏腕編集者・服部哲と出会い、漫画家としての資質を認められます。
そして『週刊少年ジャンプ』の主流ではない“邪道”の作風という方向性を見出し、「亜城木夢叶」のペンネームで活動することになった二人の漫画が『赤マルジャンプ』へ掲載されました。
その後も自分たちの方向性に迷いながらも、エイジとの邂逅、コンビ解散の危機を経て、『週刊少年ジャンプ』での連載を勝ち取った二人は、様々な苦境に見舞われながらも、ジャンプ連載作家としての道のりを歩んでいくのです。
亜城木夢叶の最終回:夢は叶うのか
亜城木夢叶は、『PCP -完全犯罪党-』を人気作として連載してきましたが、本格的にアニメ化を想定した『REVERSI』を書き上げ、『PCP』に代わってジャンプでの連載を開始します。
エイジと競い合った末に『REVERSI』のアニメ化が決定しますが、ヒロイン役はオーディションで選抜されることになりました。
しかし、人気声優の地位を確立した亜豆と最高の仲が世間に知られ、二人はバッシングを受けることになってしまいます。
ですが、亜豆は厳しい状況を押し切り、自身のラジオ番組で全てを打ち明けました。
最高の漫画に対する情熱と、亜豆の夢に対する真摯な姿勢を知った世間は、二人の純愛を受け入れ祝福します。
そのムードがヒロイン役決定の追い風となる中、あくまで亜豆に実力で役を勝ち取ってほしいと願う最高は、アニメ版『REVERSI』監督の提案を受け入れ、ネットでの公開オーディションの開催が決定しました。
そしてそのオーディションで人気・実力を備えたライバルたちに囲まれる中、亜豆は視聴者から圧倒的な票数を獲得し、見事ヒロイン役を勝ち取ったのです。
このラジオでの告白や、公開オーディションでヒロイン役を勝ち取るシーンは、読者の間で「感動した」「鳥肌が立った」と絶賛の声が多く上がっています。
同時期、亜城木は『REVERSI』を納得のいく最高の形で終わらせることで名作に押し上げ、コミックス・アンケートでエイジを抜き、自分たちをジャンプ一番の作家としての地位を確立させていきました。
アニメ『REVERSI』放送開始をもって、10年という長い年月をかけて夢を叶えた最高は、初めて亜豆と夢を誓い合った亜豆の家の前でプロポーズし、サイコーと亜豆はこの先ずっと二人でいられることを実感したのだったのです。
作中で描かれたこのプロポーズのシーンは、10年前の約束と同じセリフに「か」の一文字が加わるだけで、これまでの二人の努力と積み重ねてきた時間が凝縮されているようで、多くの読者に感動を与えました。
『バクマン。』の登場人物:夢を追う個性豊かな漫画家たち
『バクマン。』には、亜城木夢叶と競い合う熱い漫画家たちが多数登場します。
ここでは、そんな魅力的で熱いライバルたちを、彼らのプロフィールとともに紹介していきます。
亜城木夢叶
「亜城木夢叶」(あしろぎむと)は、漫画家としての真城最高と高木秋人の共同ペンネームです。
命名者は高木香耶で、「亜豆と真城と高木の夢を叶える」という意味が込められています。
高校入学時に『この世は金と知恵』の掲載時よりこのペンネームを使用しています。
結成当初、ネーム作成の期限を守れなかった秋人に対し、最高がコンビを解消した時が1ヶ月間だけあり、その時の漫画家名は「亜城夢叶」(あしろむと)でした。
仕事場は信弘が生前使用していた3DKの分譲マンション(仕事用に1DKに改修)で、当初は最高の祖父から借りていましたが、デビュー後に稼いだ収入で正式に買い受けています。
真城 最高(サイコー)
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 誕生日 | 1994年2月18日 |
| 出身地 | 埼玉県谷草市 |
| 身長 | 171cm |
| 体重 | 58kg |
| 血液型 | B型 |
本作の主人公であり、語り部です。
亜城木夢叶の作画担当で、通称サイコーと呼ばれています。
藍色がかった髪で、後頭部からアホ毛が生えているのが特徴です。
幼い頃から絵のコンクールで表彰されるほどの画才を持ち、かつては叔父の川口たろうに憧れて漫画家を目指したこともありました。
しかし、叔父の死をきっかけに一度夢を諦めていましたが、高木秋人の誘いと亜豆美保との約束を胸に、再び漫画家への道を歩み始めます。
恋愛においては、秋人も引くほどのロマンチストな一面を見せます。
亜豆との約束を早く果たそうと、作品の連載化、特にアニメ化を焦るあまり、周囲の忠告を無視して悪循環に陥ることもありました。
その結果、人気を積み上げてきた『疑探偵TRAP』の連載中に過労で倒れ入院してしまうなど、時に猪突猛進な姿を見せることもありました。
作画に関しては劇画タッチな作品を得意とし、ストーリーを考えるのは苦手です。
しかし、『REVERSI』を成功させ、亜豆との約束を果たすことで、最高の夢は現実のものとなります。
高木 秋人(シュージン)
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 誕生日 | 1994年1月25日 |
| 出身地 | 埼玉県 |
| 身長 | 175cm |
| 体重 | 66kg |
| 血液型 | B型 |
本作のもう一人の主人公で、亜城木夢叶の原作担当です。
通称シュージンと呼ばれています。
長身で茶髪、黒縁の眼鏡をかけており、ヘッドフォンを愛用していることが多いです。
学年首席を誇る秀才で、小学生の頃から読書感想文で表彰されるほどの文才を持っていました。
漫画を深く愛し、自らも漫画家になりたいという夢を抱き、最高の画力に惚れ込んで漫画家の道に誘いました。
人気を取るためにどうすれば良いかを計算し、ヒットを出す「計算タイプ」の作家であり、少年漫画の王道から外れた“邪道”の作風で特に才能を発揮します。
人間観察に長け、感情が先行しがちな最高に対し、データや方法論から物事を冷静に捉える分析家肌の一面があります。
『PCP』の連載からは、秋人が文章のみの原作を作り、最高がそれを基にコマ割り・間を決めてネームを作るスタイルに移行し、二人のコンビネーションはより強固なものとなりました。
亜豆 美保(アズキ)
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 誕生日 | 1993年11月5日 |
| 出身地 | 埼玉県 |
| 身長 | 162cm |
| 体重 | 44kg |
| 血液型 | B型 |
本作のメインヒロインで、最高の想い人であり、約束の相手です。
亜城木とは中学生時代からの付き合いですが、実は小学4年生の時に市の展覧会に出展された最高の絵を見た時から、彼に対して密かに好意を抱いていました。
少し地味ながらもルックスの良さは秋人も認めています。
非常に恥ずかしがり屋な性格ですが、声優を志しており、才能も豊かです。
亜城木が描いた漫画がアニメ化した際、そのヒロイン役の声優を担当し、最高と結婚するという約束を交わしています。
中学卒業後、高校1年で早くも声優デビューを果たし、順調にキャリアを積み重ねていきました。
自力でオーディションを受け続け、端役ながらも声優活動をこなし、やがて熱狂的なファンがつくほどの人気声優となります。
最高との約束を大切にし、『+NATURAL』アニメ化の際にヒロイン役の話があったものの、自ら断るという強い意志を見せました。
高木 香耶(カヤ)
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 誕生日 | 1993年6月25日 |
| 出身地 | 埼玉県 |
| 身長 | 157cm |
| 体重 | 45kg |
| 血液型 | O型 |
本作のもう一人のヒロインで、秋人の恋人であり、後に妻となります。
亜豆の親友で、亜城木とは中学生時代からの交流があります。
中学時代に空手やボクシングを経験しており、運動神経は抜群で、力比べでは秋人にも勝るほどです。
小柄ながらグラマーで、巻を重ねるごとに巨乳化していったという読者の見方もあります。
以前より秋人に好意を抱いており、彼が石沢を殴って謹慎となった際に、半ば強引な形で付き合い始めました。
亜豆とは対照的に、短気で押しの強い性格ですが、最高からは「基本いい奴」と言われています。
亜城木や亜豆の夢を心から応援し、亜城木夢叶の名付け親となるだけでなく、彼らのアシスタントのような形で炊事や資料整理などを手伝い、時にはベタ塗りなどでも参加するなど、献身的に支え続けました。
福田組:切磋琢磨するライバルたち
亜城木夢叶とほぼ同世代の漫画家たちの集まりで、福田真太が発起人兼取りまとめをしています。
誌面で作品を競い合いながらも、互いの作品について意見を交わしたり、編集部の方針に納得がいかない際には抗議することもある、熱い漫画家集団です。
新妻 エイジ(エイジ)
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 誕生日 | 1992年11月3日 |
| 出身地 | 青森県 |
| 身長 | 171cm |
| 体重 | 59kg |
| 血液型 | AB型 |
本作のキーパーソンの一人であり、『週刊少年ジャンプ』で「10年に1人の逸材」と言われる新進気鋭の天才漫画家です。
グレーのスウェットに羽ぼうきを何枚も背中に刺した独特の格好が特徴的です。
6歳の時からペンを握っているという画力は新人離れしており、デビュー前から毎月作品を投稿していました。
連載のために上京する条件として、「自分が『ジャンプ』で一番人気の作家になったら、自分の嫌いな漫画をひとつ終わらせる権限」を要求し、これを実際に自身の作品『CROW』に対して行使しました。
どんな時でも漫画を描く世界に浸っている“変人”で、擬音を口ずさみながら漫画を描く奇癖があります。
当初は対人関係にほとんど無頓着でしたが、亜城木をはじめとしたライバル作家との関わりを機に、人間的に成長していきます。
自分の作るキャラクターが勝手に動くという「天才タイプ」の漫画家ですが、読者をどう楽しませるかといった計算面は苦手という弱点がありました。
福田や最高に指摘されてからは考えを改め、真面目にネーム作成や打ち合わせにも取り組むようになりました。
得意な分野は「王道」のバトル漫画で、「ヒーローが悪をやっつける」勧善懲悪ものを好みます。
福田 真太(フクダ)
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 誕生日 | 1990年7月27日 |
| 出身地 | 広島県 |
| 身長 | 179cm |
| 体重 | 66kg |
| 血液型 | B型 |
新妻エイジに次ぐ逸材として期待される青年漫画家です。
銀髪の長髪にニット帽を被っており、歯に衣着せぬ物言いが特徴的です。
高校卒業後、漫画家になる夢を抱いて上京し、アルバイトをかけ持ちしながら連載を目指していました。
エイジのアシスタントを長く続けていた数少ない人物の一人で、ネーム作成や打ち合わせを軽視するエイジにプロの自覚が足りないことを厳しく指摘するなど、漫画に対しては非常に実直で誠実な一面を持ちます。
短気で怒りっぽいですが、度量も大きく面倒見の良い性格で、福田組のリーダー的存在を自負しています。
得意な作風は、過激な描写が多いバイオレンス系のバトルもので、「少年漫画はもっと不健全な作品がいっぱいあってもいい」「PTAを敵に回すくらいの方が面白い」といった持論を主張しています。
中井 巧朗(ナカイ)
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 誕生日 | 1976年2月2日 |
| 出身地 | 秋田県 |
| 身長 | 167cm |
| 体重 | 108kg |
| 血液型 | O型 |
アシスタントをしながら連載を目指してきた遅咲きの漫画家です。
無精ヒゲの生えた肥満体の中年男性で、12年にも渡ってアシスタントを続けてきたベテランです。
背景画や効果線などを描く技術は一流ですが、オリジナルのストーリーやキャラクターを作ることは苦手でした。
しかし、亜城木や新妻、福田らと出会い、刺激を受けて再び連載を目指すようになります。
見栄えの悪い外見に加え、女性に対しては縁がなく、惚れっぽい傾向にあります。
蒼樹紅とのコンビ解消後、漫画家を断念し実家を継ぐために帰郷しますが、その後七峰透から高待遇でスカウトされ、再び上京します。
七峰のアシスタントを解雇された後、全てを蒼樹のせいにし、酒の勢いで彼女の家に乗り込もうとしましたが、平丸一也と壮絶な殴り合いの末、意気投合し、彼のアシスタントとして雇われることになります。
蒼樹 紅(アオキ)
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 誕生日 | 1990年3月11日 |
| 出身地 | 東京都 |
| 身長 | 163cm |
| 体重 | 46kg |
| 血液型 | A型 |
『週刊少年ジャンプ』では珍しい女性作家で、本名は青木優梨子です。
泣きぼくろが特徴的な美女で、作品世界における日本の最難関大学である東応大学に在籍していました。
得意な作風はファンタジー漫画で、以前は『マーガレット』で少女漫画の読み切りを執筆していましたが、『週刊少年ジャンプ』に移籍しました。
性格は生真面目で他人に心を開くのが苦手なため、クールでプライドが高いと見られることもありましたが、福田組との出会いを通して人間関係に柔軟な考えを持てるようになりました。
異性に対しては潔癖すぎるほどで恋愛経験は全くありませんでしたが、秋人との交流を経て、平丸一也の真摯な想いを受け入れ、交際することになります。
アニメ版では最終回のエピローグで、平丸と結婚式を挙げるシーンが描かれています。
平丸 一也(ヒラマル)
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 誕生日 | 1984年6月18日 |
| 出身地 | 神奈川県 |
| 身長 | 171cm |
| 体重 | 61kg |
| 血液型 | AB型 |
『週刊少年ジャンプ』班長の吉田幸司が担当している異色の漫画家です。
極端につり上がった鋭い目をした黒い長髪の男性で、エイジにさえ「変わってて面白い」と言われるほどの変わり者です。
元は漫画とは無縁のサラリーマンでしたが、たまたま電車の網棚にあった『週刊少年ジャンプ』を読んで「これなら自分にも描ける」と思い、独学で漫画を描き始めました。
そして1ヶ月後に初投稿した『ラッコ11号』がいきなり月例賞に入賞し、さらに連載に繋げたという驚異的な才能を持っています。
エイジ同様「天才タイプ」の漫画家で、本人の心情によって作風が変化し、ネガティブになることで面白い漫画のアイデアが浮かぶという特異な思考の持ち主です。
漫画家になりたかったわけではなく、嫌いな会社勤めから逃れる手段として漫画を描く道を選んだため、できることなら働かずに暮らしたいと考えています。
連載開始後もハードな漫画家生活が嫌になり、仕事場からの逃亡や失踪を繰り返すため、担当の吉田に捕獲されて仕事に戻ることが作中で度々描かれています。
平丸がどこに隠れても直ちに見付け出して強制的に仕事場へ連れ戻す鋭い洞察力と勘を持っており、平丸からは「吉田氏」と呼ばれ、全く頭が上がりません。
平丸との会話シーンではなぜか顔が隠れていることが多いという、ユニークな描写も読者の間で話題となっています。
様々な手段を用いて平丸に仕事をさせていますが、度を超えた無理はさせず、彼の才能には誰よりも惚れています。
平丸自身も「吉田氏に騙されていれば大丈夫」「僕の親以上の人」と発言するなど、強い信頼を置いていることがうかがえます。
当初は平丸を操縦するための手段として蒼樹との仲を取り持っていましたが、次第に平丸と蒼樹の交際がうまくいくよう後押しをするようになり、平丸がプロポーズを成功させた際には、涙を流して喜ぶなど、人間味あふれる一面を見せました。
高浜 昇陽(タカハマ)
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 誕生日 | 1991年4月30日 |
| 出身地 | 静岡県 |
| 身長 | 164cm |
| 体重 | 62kg |
| 血液型 | A型 |
港浦吾郎が担当している漫画家です。
『疑探偵TRAP』連載時に、港浦の紹介で亜城木夢叶のアシスタントを務めました。
価値観の異なる人には基本的に心を開きませんが、信頼した人間には敬意を払うタイプで、最高たちのことを尊敬しています。
ウォルト・ディズニーの大ファンで、ディズニーのような漫画家になるのが夢です。
画力は確かで、アシスタントの際は背景画を担当しました。
当初は担当の港浦と折り合いが悪かったですが、編集長の佐々木尚に諭されてからは考えを改め、関係も改善されました。
福田組には属していませんが、亜城木との関係や、最初の連載時に中井をアシスタントとして雇うなど、福田組との縁は深く、準メンバー的な立ち位置にいると考える読者もいます。
『バクマン。』を支える編集者たち
『バクマン。』には、漫画家たちをサポートし、一緒に漫画を作り上げていく個性豊かで熱い編集者たちが多数登場します。
彼らの存在なくして、漫画家たちの成功は語れないと考える読者も多く、その奮闘ぶりにも注目が集まります。
服部 哲(ハットリ)
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 誕生日 | 1980年4月27日 |
| 出身地 | 秋田県 |
| 身長 | 不明 |
| 体重 | 不明 |
| 血液型 | 不明 |
相田聡一班所属の『週刊少年ジャンプ』編集者で、亜城木夢叶および秋名愛子の初代担当です。
「漫画をヒットさせるか、させないかは博打」という考えを持っており、どんな相手にも真摯に対応し、率直で的確なアドバイスを行います。
担当する漫画家と二人三脚で活動していくスタイルを取り、亜城木からもその手腕を高く評価されています。
亜城木の才能には大きな期待を寄せ、非常に熱心な指導を行いました。
担当が港浦に引き継がれた後も、彼らの作品には口出ししないと決めていましたが、陰ながら気にかけている様子がうかがえます。
『PCP』の連載決定と同時に港浦と交代する形で再び亜城木の担当となり、『REVERSI』のアニメ化決定の際には、純粋な気持ちで後押しをしました。
彼の真面目な会話シーンで時折見せる、意図せずして面白い顔つきも、読者の間で密かな楽しみとなっているという声も聞かれます。
港浦 吾郎(ミウラ)
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 誕生日 | 1987年5月14日 |
| 出身地 | 大分県 |
| 身長 | 不明 |
| 体重 | 不明 |
| 血液型 | 不明 |
相田聡一班所属の『週刊少年ジャンプ』編集者で、亜城木夢叶および秋名愛子の二代目、高浜昇陽の初代担当です。
新人ながら中年風の容姿をしており、ドカジャンを好んで着ています。
軽口を叩く悪癖があり、実績を出せない漫画家を早々に諦めてしまうなど、軽薄な面も見受けられますが、決して無能ではなく、発想豊かで斬新なアイデアを提示することもあります。
ギャグ漫画を好むため、リアルなシリアス路線を得意とする亜城木や高浜とは相性が良いとは言えないこともありました。
特に高浜からはその手腕を酷評され、秋人からは決別を申し出られたこともありましたが、経験を積む中で成長し、漫画家たちを諭すなど、編集者としての幅を広げていきました。
『PCP』の連載が決まった際、担当から外れて岩瀬愛子の担当になることに喜びつつも、亜城木との関係を名残惜しむ場面もあり、彼なりに漫画家たちへの情熱を抱いていたことがうかがえます。
吉田 幸司(ヨシダ)
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 誕生日 | 1978年6月23日 |
| 出身地 | 千葉県 |
| 身長 | 不明 |
| 体重 | 不明 |
| 血液型 | 不明 |
『週刊少年ジャンプ』編集部班長の一人で、平丸一也の担当です。
左右に分けたロン毛が特徴的で、編集者としては「個人の想い入れ、個性が強く入った作品」を好むようです。
基本的にはクールですが、漫画に関しては熱く、漫画を見る目も秀でています。
編集部の中でも屈指の図太い性格の持ち主で、逃亡癖のある平丸を捕まえては、彼のモチベーションを上げて良質な作品を描かせようと画策しています。
平丸がどこに隠れても直ちに見付け出して強制的に仕事場へ連れ戻す鋭い洞察力と勘を持っており、平丸からは「吉田氏」と呼ばれ、全く頭が上がりません。
平丸との会話シーンではなぜか顔が隠れていることが多いという、ユニークな描写も読者の間で話題となっています。
様々な手段を用いて平丸に仕事をさせていますが、度を超えた無理はさせず、彼の才能には誰よりも惚れています。
平丸自身も「吉田氏に騙されていれば大丈夫」「僕の親以上の人」と発言するなど、強い信頼を置いていることがうかがえます。
当初は平丸を操縦するための手段として蒼樹との仲を取り持っていましたが、次第に平丸と蒼樹の交際がうまくいくよう後押しをするようになり、平丸がプロポーズを成功させた際には、涙を流して喜ぶなど、人間味あふれる一面を見せました。
『バクマン。』に登場する魅力的な漫画たち
『バクマン。』では、亜城木夢叶やそのライバルたちなどの漫画家が描いた漫画が多数登場します。
これらの漫画は現実には存在しませんが、どれも面白く見えるように作り込まれており、読者からは「本当に連載してほしい」という声も多く聞かれます。
例えば、新妻エイジの『CROW』は、絵柄もバトル漫画らしくかっこよく、カラスをモチーフにした主人公という王道によくありそうな設定で、「読んでみたい」と考える読者が多くいました。
登場人物たちが熱い情熱を込めて作り上げる漫画が、あたかも実在するかのように描かれている点も、『バクマン。』の大きな魅力の一つと言えるでしょう。



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