「食」を巡る壮大な冒険と規格外のバトルでファンを熱狂させた漫画『トリコ』。
作中には人智を超えた力を持つキャラクターや猛獣が多数登場し、「結局一番強いのは誰なんだ?」と読者の間でも常に熱い議論が交わされてきました。
グルメ細胞の進化、奥義の習得、そして“食運”さえもが強さに直結するこの世界で、データと物語を基に、美食に懸ける者たちの強さを徹底的に考察してみました!
今回は、特に力を持つ上位20名を、最も輝いていた「ピーク時の姿」でご紹介します!
皆さんの考える「最強」はランクインしているでしょうか?
『トリコ』強さランキング【TOP20】
第20位 ブルーニトロ アトム
グルメ界 エリア3の「アトム」を司るブルーニトロ。アフロヘアが特徴で、口の中にも目を持つ異形の姿に変貌します。
エリア7では猿王バンビーナに吹き飛ばされ、エリア2では鉄平に抑え込まれるなど、作中での直接的な戦闘描写は上位陣に比べ限られます。
続く第19位、18位のブルーニトロはジローと互角の攻防を演じたのに対し、アトムの戦闘での活躍はそれらに一歩譲る形となりましたが、ブルーニトロとしての高い知能と、アカシアのフルコースを巡る重要な役割を担いました。
第19位 ブルーニトロ ニュース
グルメ界 エリア5の「ニュース」を司るブルーニトロ。大柄な体格が特徴で、惑星のマントルすら揺るがす「マントルショット」や、相手を抉る「星の核抜き」といった強大な技を持ちます。
エリア7ではネオの一部に食われますが命球で復活。最終盤ではノッキングマスター・ジローと対峙し、エターナルノッキングで再起不能に追い込まれましたが、ジローにその実力を認められるほどの強敵でした。
第18位のアナザもジローと渡り合いましたが、ニュースの物理的な技の描写や体格は、アナザを上回る印象を与えました。
第18位 ブルーニトロ アナザ
グルメ界 エリア6の「アナザ」を司るブルーニトロ紅一点。フリル付きの衣装を纏い、敬語で話します。
包丁から螺旋状の斬撃を放つ「一光年螺旋おろし」という技を持ち、その能力は広範囲に及びます。
エリア7編ではジローと対峙し、ビッグバンで宇宙に殴り飛ばされましたが、後に復活しました。ニュースと同じくジローに敗れましたが、彼女の技はニュースの物理攻撃とは異なる性質を持ち、ブルーニトロの中でも特に印象的なキャラクターでした。
単なる物理的な力だけでなく、技の性質において第17位の八王に匹敵する片鱗を見せましたが、八王の絶対的な生態系の頂点としての力にはまだ及びません。
第17位 八王 烏王 ウラヌス
グルメ界 エリア3を支配する「烏王」。種族名はエンペラークロウ。捕獲レベル6000。
グルメ界の全制空権を握り、一度の羽ばたきで毒の竜巻を巻き起こします。影に入った生物を思考停止させ、死に至らしめる「烏王の影」という能力は非常に強力なハックスキルです。
八王の中ではバンビーナと共に捕獲レベルが最も低い部類に入りますが、空という特殊な領域での支配力と搐め手は侮れません。
しかし、八王の中でも純粋な総合戦闘力や破壊力では、同捕獲レベルでもより直接的な戦闘が描写された第16位のバンビーナに一歩譲る形となりました。
第16位 八王 猿王 バンビーナ
グルメ界 エリア7を支配する「猿王」。種族名はキンタマントヒヒ。捕獲レベル6000。
八王一のヤンチャ者、問題児と呼ばれ、その身体能力は常軌を逸しています。0.1秒の遊びで四天王を全滅させ、軽く尻尾を振るだけで宇宙空間まで衝撃波が届くなど、その物理的な力とスピードは捕獲レベル6000組の中でもトップクラスと言えます。
ウラヌスと同じ捕獲レベルですが、バンビーナの圧倒的な直接戦闘能力と、猿武という独自の進化を遂げた格闘術は、ウラヌスの能力を上回る脅威となります。しかし、次の階層である捕獲レベル6200以上の八王たちには、数値の上で及ばない部分があります。
第15位 八王 馬王 ヘラクレス
グルメ界 エリア8を支配する「馬王」。種族名はヘラク。捕獲レベル6200。
その呼吸量と肺活量は規格外であり、鼻息だけでトリコの半身を吹き飛ばし、僅かに息を吸うだけで周囲を真空状態にする「絶滅の呼吸」は広範囲に致死的な影響を与えます。
バンビーナの物理的な猛攻も脅威ですが、ヘラクレスの呼吸による環境操作は、より抗いがたいレベルの力と言えます。
捕獲レベルもバンビーナ、ウラヌスより高く、順当な序列と言えるでしょう。しかし、続く捕獲レベル6310以上の八王たちには、その数値において僅かに及びません。
第14位 八王 蛇王 マリア
グルメ界 エリア4を支配する「蛇王」。種族名はマザースネーク。捕獲レベル6310。
全ての蛇の母と言われる超巨大な蛇であり、その胴体は地球を一周するほど長いと言われます。あらゆる物質を分解する消化液を集中させる「蛇王の消化牢」は、捕らえた敵を確実に消滅させる恐るべき能力です。
ヘラクレスの呼吸も強力ですが、マリアの圧倒的な巨体と物理的な捕食能力、そして消化牢の確実性は、ヘラクレスを上回る脅威度を示しました。捕獲レベルもヘラクレスより高く、順位は妥当と言えます。しかし、次の捕獲レベル6450以上の八王たちには及びません。
第13位 八王 鹿王 スカイディア
グルメ界 エリア5を支配する「鹿王」。捕獲レベル6450。
八王の中でも最も優しく穏やかな性格ですが、怒らせると通常とは逆の時間の流れが速い裏の世界に敵を飛ばし、数秒で数億年の時を流したかのように朽ち果てさせるという恐るべき能力を持ちます。
マリアの消化牢も強力ですが、スカイディアの能力は文字通り相手の「時間」を操作するものであり、より抗いがたいハックスキルと言えます。
このユニークかつ絶対的な能力により、マリアを上回る強さと評価しました。しかし、捕獲レベルが上の第12位のギネスには数値で劣ります。
第12位 八王 狼王 ギネス
グルメ界 エリア2を支配する「狼王」。種族名はバトルウルフ。捕獲レベル6550。
かつてジローを育てた存在であり、その力は凄まじく、前足の踏み付けで対象を数万km吹き飛ばすほどの力を持つと言われます。
スカイディアの時間の操作も強力ですが、ギネスは純粋な物理的な破壊力と戦闘能力において、スカイディアを上回る描写が多く見られました。
捕獲レベルもスカイディアより高く、八王の中でも上位の実力者と言えます。しかし、八王最高クラスの第11位、10位には数値で僅かに及びません。
第11位 八王 竜王 デロウス
グルメ界 エリア1を支配する「竜王」。種族名はサターンドラゴン。捕獲レベル6590。
1万年以上生きたと言われる伝説の翼竜であり、生涯たった一本しか生えない牙から放たれる「異次元レーザー」は宇宙まで届く速度と破壊力を持ち、この世の王となった最強の竜と称されます。
ギネスの物理的な猛攻も驚異ですが、デロウスの異次元レーザーという遠距離かつ空間を歪めるような能力は、ギネスをも上回る破壊力と脅威度を示しました。
捕獲レベルも高く、八王の中でもトップクラスの一角と言えます。しかし、八王最高捕獲レベルの第10位ムーンには及びません。
第10位 八王 鯨王 ムーン
グルメ界 エリア6を支配する「鯨王」。種族名はブラックホールホエール。捕獲レベル6600。
八王の中でも最高捕獲レベルを誇り、ブラックホールの様に全ての物質や光を吸い込む力を持ちます。
デロウスの異次元レーザーも強大ですが、ムーンの能力は文字通り「全てを無に帰す」ものであり、デロウスをも凌駕する究極の防御/捕食能力と言えます。
この圧倒的な能力と最高捕獲レベルにより、八王の中での最強と評価しました。しかし、ここから上の階層は、システムの極致に達した人間や、捕獲レベル10000の存在、そして宇宙規模の災害クラスの力となります。
第9位 ジョア
フローゼのグルメ細胞の悪魔を宿し、美食會の料理長を務めた存在。裏の世界を自在に操り、空間や認識に干渉する能力、そして強力な戦闘力でトリコたちや三虎すら翻弄しました。
八王は確かに強大ですが、ジョアはトリコや三虎といった人間のトップクラスと渡り合い、戦略と特殊能力で世界の命運を左右する役割を担いました。特に裏の世界を使った搐め手は、八王にはない人間的な恐ろしさを持っています。
この戦略性と特殊能力により、八王の最高峰であるムーンをも超える脅威度と評価しました。しかし、レジェンドとして確立されたトップ3の師範には及びません。
第8位 スタージュン(グルメ細胞覚醒・最終形態)
トリコの双子の兄であり、最大のライバル。炎を操る能力と卓越した戦闘センスを持ち、トリコと同様にグルメ細胞の力を極限まで高めました。
ピーク時の実力はトリコとほぼ互角であり、物語を通してトリコと切磋琢磨し、共に成長した存在です。
ジョアをも凌駕する純粋な戦闘能力を持ちますが、やはりトップ3師範の絶対的な存在感と歴史には及びません。最終的に主人公であるトリコが彼を僅かに上回ったと判断しました。
第7位 一龍
IGO会長であり、アカシアの一番弟子。ノッキングマスター次郎と共に「最強の二人」と称された伝説的な美食屋。
固有の奥義「箸」や「マイノリティワールド」といった強力な能力に加え、膨大な食運とカリスマ性でIGOを率いました。三虎との激闘の末に命を落としましたが、その実力は伝説級であり、最終形態のトリコやスタージュンをも超える貫禄と実力を見せました。
しかし、戦闘狂としての純粋な破壊力や、それを支える飢餓への対応力では、第6位の三虎に一歩譲った感があります。
第6位 三虎
美食會ボス。アカシアの三番弟子。飢餓を操る能力や凄まじい再生能力を持ち、一龍と死闘を繰り広げ、勝利しました。
ジョアやネオの力も取り込み、物語を通して世界の最大の脅威の一角であり続けました。一龍を打ち破った実績や、その戦闘狂としての描写、飢餓という根源的な力を操る点で、一龍を僅かに上回る実力者と評価しました。
しかし、ノッキングマスター・ジローの完全に解放された力は、それを上回る絶対的なものでした。
第5位 ジロー
ノッキングマスターであり、アカシアの二番弟子。「破戒」の異名を持つ伝説的な美食屋。
そのノッキング能力は惑星規模に及び、完全に解放された状態ではネオの分裂体や上位ブルーニトロを圧倒しました。
八王の一角であるギネスを育てた実績や、その規格外のノッキングは、一龍や三虎の能力をも凌駕する「システムの強制停止」と言える力です。
この圧倒的な能力により、人間としては実質的な最強の一角と言えるでしょう。しかし、明確に「捕獲レベル10000」と設定された存在や、宇宙規模の災害には及びません。
第4位 ブルーニトロ センター
アカシアのフルコースの前菜であり、グルメ細胞核そのもの。捕獲レベル10000。
全てのグルメ食材の源であり、死んだ人間を生き返らせる「究極の蘇生食材」でもあります。
戦闘描写は限られますが、その存在自体の捕獲レベルが10000と設定されていることは、この世界の強さにおける一つの頂点を示しています。
これは戦闘力だけでなく、存在の規格外さ、価値、そして影響力をも含めた強さと言えるでしょう。ジローの規格外の力も、センターの存在価値や世界の根源としてのレベルには及ばないと言えます。しかし、宇宙規模の災害や、全てを捕食する存在には及びません。
第3位 ドン・スライム(完全復活体)
かつて全宇宙を支配し、「宇宙の災害」と呼ばれた存在。惑星をも破壊する力を持ちました。
食霊となった後もその力は健在で、アサルディーの肉体を得て完全復活した際には、ネオ(アカシア)と互角の激闘を繰り広げました。
ブラックホールや超新星爆発を操るその力は、システムの頂点に立つ存在をも凌駕する、まさに宇宙規模の脅威でした。
しかし、最終的にネオに捕食されてしまったため、ネオの下の順位となりました。トリコがこのドン・スライムをも超えるのは、その食運と物語の主人公としての最後の勝利にかかっています。
第2位 ネオ(完全体 / アカシア融合体)
物語終盤における、文字通りの「最強の捕食者」。100億年以上前から存在し、宇宙の星々や生命を食らい尽くしてきました。
アカシアを取り込み完全体となった姿は、八王すら赤子扱いする規格外の力を見せつけました。ドン・スライムを含むあらゆるものを捕食し、自身の力に変えるその能力は、この物語における最強の存在の一角と言えるでしょう。
捕獲レベルという概念すら彼にとっては単なる「餌」の指標に過ぎず、まさに世界の頂点に君臨した存在でした。しかし、最後に主人公トリコによって打ち破られたため、この順位となりました。
第1位 トリコ(グルメ細胞完全覚醒・最終形態)
『トリコ』の主人公。三体のグルメ細胞の悪魔(オーガ、青鬼、白鬼)を完全に制御し、人生のフルコースを全て完成させた「食運」の持ち主。
物語の終盤、全ての力を解放し、満たされぬ飢餓の権化であるネオ(アカシア)と対峙しました。
ネオの圧倒的な力の前に追い詰められながらも、仲間との絆、食への感謝、そして最後に覚醒した「怒り」の力によって、ネオを打ち破り、地球とグルメ時代を救いました。
ネオの絶対的な捕食能力やドン・スライムの宇宙規模の力は確かに凄まじいものでしたが、それらを最終的に乗り越え、勝利を掴んだのは他ならぬ主人公トリコです。
彼の持つ「食運」と、食に対する純粋な思い、そして仲間との絆が、最強の力として結実したと言えるでしょう。物語の結末において、彼はまさしく世界で最も強い存在となりました。
あなたの考える最強は誰?『トリコ』の議論は尽きない!
いかがだったでしょうか?今回のランキングは、作中での描写や設定、そして読者の間での考察を基に、キャラクターや存在が最も輝いた「ピーク時の力」に焦点を当てて作成してみました。
圧倒的な力を持つネオやドン・スライムをも超え、主人公トリコが最強の座に輝くという結末は、多くの読者に感動を与えましたね!
「いや、あの時の〇〇はもっと強かった!」「〇〇の能力は相性次第で△△にも勝てるはず!」など、皆さんの心の中にもきっと「最強」がいるはず。
ぜひコメントなどであなたの考えを聞かせてください!
『トリコ』の強さについての議論は、これからも尽きることがなさそうです!
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