【青の祓魔師】宝生蝮の運命!右目を失った経緯と志摩柔造との結婚、その絆の深さに迫る

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【青の祓魔師】宝生蝮の運命!右目を失った経緯と志摩柔造との結婚、その絆の深さに迫る

 

「青の祓魔師」(青エク)は、悪魔と祓魔師の壮絶な戦いを描くダークファンタジーとして、多くのファンを魅了し続けています。

その中でも、複雑な運命を辿り、読者の心に残るキャラクターの一人が、宝生蝮です。

彼女は、名門・宝生家の長女として祓魔師の道を歩みながらも、ある事件をきっかけに右目を失い、物語に大きな影響を与えました。

しかし、その苦難を乗り越え、志摩柔造との間に新たな絆を築き、結婚に至るという意外な展開も、多くの読者の注目を集めています。

本記事では、宝生蝮がなぜ右目を失ったのか、その詳細な経緯と、志摩柔造との間に芽生えた愛情、そして彼女の魅力的な人物像に深く迫っていきます。

彼女の過去、現在、そして未来にわたる物語を、一緒に紐解いていきましょう。

 

「青の祓魔師」とはどんな物語?作品の基本情報とあらすじ

宝生蝮の物語を理解するためには、まず「青の祓魔師」がどのような世界観を持つ作品なのかを知ることが大切です。

 

「青の祓魔師」作品概要

「青の祓魔師」は、加藤和恵による漫画作品で、「ジャンプスクエア」にて2009年から連載が始まりました。

通称「青エク」として親しまれ、その人気から2011年にはテレビアニメ化、2017年には第2期が放送され、2012年には劇場版アニメも公開されるなど、多岐にわたるメディア展開がされています。

本作は、悪魔の血を引く主人公・奥村燐が祓魔師となり、仲間たちと共に悪魔と戦う姿を描くダークファンタジーです。

 

物語のあらすじ

物語は、主人公の奥村燐が、自身がゲヘナ(悪魔の世界)の神であるサタンの息子であり、サタン特有の青い炎を受け継いでいることを知るところから始まります。

養父である祓魔師・藤本獅郎は、燐の力が目覚めたことを知り、燐をゲヘナへ連れ去ろうとするサタンから守るために命を落としてしまいます。

自身の無力さを痛感した燐は、サタンを倒す力を得るため、祓魔師になることを決意。

サタンの息子であることを隠しながら、祓魔塾に入塾し、そこで個性豊かな仲間たちと出会います。

仲間との絆を深めながら、祓魔師としての経験を積んでいく燐たちですが、ある林間合宿中に地の王に襲撃され、燐は力を制御するために自身の青い炎を解放してしまいます。

これにより、燐がサタンの息子であることが仲間に露見し、一時的に仲間との間に距離が生じてしまいます。

そんな中、学園に封印されていた「不浄王の左目」が藤堂三郎太によって盗まれ、京都出張所に保管されていた「不浄王の右目」も狙われる事態に発展します。

燐たちは京都出張所への増援部隊に参加し、そこで再び仲間との絆を取り戻していきますが、京都出張所の中に裏切り者がいることが判明します。

その裏切り者の正体こそが、宝生蝮でした。

藤堂三郎太と宝生蝮によって不浄王が復活し、京都中に瘴気が広がる大事件となりますが、燐と仲間の協力によって不浄王は倒されます。

その後も、イエメンでの不浄姫の復活、ロシアでの人工的なゲヘナゲートの発見、そしてイルミナティによる神木出雲の誘拐など、次々と新たな事件が発生します。

特に、神木出雲誘拐の際には、志摩廉造がイルミナティのスパイであったことが判明し、燐たちは再び困難な状況に直面します。

しかし、最終的には出雲を救出し、廉造もメフィストによる二重スパイだったことが判明し、仲間との信頼関係を再構築していきます。

物語はさらに進み、シュラの秘密や、イルミナティがサタンが憑依しても耐えられる肉体を作ろうとしている目的、そして「青い夜」の真相が明らかになっていきます。

 

宝生蝮とは?そのプロフィールと家族関係

ここからは、物語の中で重要な役割を担う宝生蝮のプロフィールと、彼女の家族関係について詳しく見ていきましょう。

 

プロフィール

項目内容
誕生日6月4日
年齢24歳
身長約165cm
体重約50kg
階級中一級祓魔師
取得称号テイマー、アリア
声優M・A・O
舞台俳優(2014年)綾那
舞台俳優(2016年)田野アサミ

 

宝生家の長女としての姿

宝生蝮は、仏教系祓魔師の名門・宝生家の長女です。

中一級祓魔師としての実力を持ち、テイマーとアリアの称号を取得しています。

2人の妹がおり、3人とも容姿が似ているため、親族の間でも間違われることがあるほどです。

妹たちからは「姉様」と呼ばれて従われ、父親のことは「ててさま」と呼んでいます。

責任感が強く、真面目な性格で、一族の伝統や使命を重んじる一面があります。

しかし、その真面目さゆえに、後に藤堂三郎太に騙されることになってしまうのです。

 

志摩兄弟との関係性

宝生蝮と志摩柔造兄弟は、同じ血統であり、幼なじみとして育ちました。

しかし、幼少期から宝生蝮と彼女の妹たちは、志摩柔造兄弟のことを「サル」と呼ぶほど仲が悪かったようです。

特に、宝生蝮と志摩柔造は同級生であったため、犬猿の仲ともいえる関係性が続いていました。

互いに反発し合うことが多く、読者の間では、この「仲の悪さ」が逆に将来の進展を予感させる伏線だったのではないか、という見方もされていました。

 

宝生蝮が右目を失った経緯

宝生蝮の物語において、右目を失うという出来事は彼女の運命を大きく変える転機となりました。

ここでは、その衝撃的な経緯を詳しく見ていきましょう。

 

藤堂三郎太の生徒として

宝生蝮は、かつて祓魔塾の講師であった藤堂三郎太の生徒でした。

同級生の志摩柔造と共に、藤堂三郎太から教えを受けていたのです。

この頃から、藤堂三郎太は宝生蝮に対し、巧妙な嘘を仕掛けていました。

彼は、不浄王の目が実はもう一つ存在すること、そしてメフィストが悪魔の王・サタンの息子を匿っているという事実を宝生蝮に告げました。

宝生蝮は以前から、明陀宗の長である勝呂達磨に対して疑念を抱いていたこともあり、藤堂三郎太の言葉を信じてしまい、達磨への疑念をさらに深めていきました。

この時点で、宝生蝮は既に藤堂三郎太の悪意ある計画に巻き込まれ始めていたのです。

 

不浄王の右目を持ち出す

藤堂三郎太は、宝生蝮の真面目さと忠実さを利用し、彼女を欺きました。

「不浄王の右目を、より安全な場所へ移動させ、封印する」という嘘を信じ込ませ、宝生蝮に京都出張所に保管されていた不浄王の右目を盗ませます。

そして、その右目を自分の右目にはめ込んで持ち出すように仕向けたのです。

この行為によって、宝生蝮は自身の右目を失うことになりました。

この衝撃的な展開は、「京都不浄王編」の中でも特に印象深く、読者に強いインパクトを与えました。

まさか、味方側のキャラクターが、敵に利用されて身体の一部を失うとは、という驚きの声も多く聞かれました。

 

達磨に助けられ、真実に気づく

藤堂三郎太と共に降魔堂へ逃亡した宝生蝮は、そこで初めて藤堂三郎太の真の目的と、自分が裏切られていたことに直面します。

藤堂三郎太は用済みとなった宝生蝮を始末しようとしますが、そこに現れた勝呂達磨によって、宝生蝮は命を救われます。

この出来事を通じて、宝生蝮は自分が藤堂三郎太に完全に騙され、都合の良いように利用されていたという悲しい真実に気づかされました。

右目を失い、心にも深い傷を負った宝生蝮ですが、この経験が彼女を精神的に成長させるきっかけにもなったと言えるでしょう。

読者からは、宝生蝮が利用されたことへの同情と、達磨が彼女を救ったことへの安堵の声が多く寄せられました。

 

宝生蝮と志摩柔造の意外な結婚

長年の犬猿の仲から一転、宝生蝮と志摩柔造が結婚するという展開は、多くの読者を驚かせました。

ここでは、二人の結婚に至るまでの経緯と、その絆の深さについて考察していきます。

 

志摩柔造の結婚宣言

右目を失い、不浄王の瘴気を浴びて臥床していた宝生蝮は、不浄王との戦いが何とか勝利に終わったという知らせを志摩柔造から聞かされます。

これまでの苦悩、反省、そして安堵の気持ちが込み上げ、彼女はその場で泣き崩れてしまいます。

志摩柔造は、そんな宝生蝮の気持ちを優しく受け止め、後日、みんなが集まっている場で宝生蝮との結婚を宣言しました。

この突然の宣言は、長年の二人の関係性を知る者たちにとっては、まさに青天の霹靂だったかもしれません。

 

宝生蝮の可愛らしい反応と家族の承認

志摩柔造が皆の前で結婚を宣言した際、宝生蝮は「自分は裏切り者として罰を受けなければならないから結婚できない」と答えます。

しかし、志摩柔造は「俺との結婚を罪だと思えばいい」と返します。

この言葉に対し、宝生蝮は頬を赤らめながら「それだと、罰だと思えない」と照れた様子を見せました。

この初々しくも可愛らしい反応は、多くの読者の心を掴み、「蝮が可愛い」「柔造とのやり取りが尊い」といった声が多数上がりました。

その後、宝生蝮の父からも結婚の許しを得て、二人は晴れて結ばれることとなります。

長年いがみ合ってきた二人の間に、いつの間にか芽生えていた確かな愛情と信頼関係が、このシーンで明確に示されたと言えるでしょう。

 

妊娠と新婚生活

漫画の第89話では、志摩柔造の口から「俺と蝮の間に子供ができた」と、宝生蝮の妊娠が告げられました。

婚約中ではありましたが、まだ結婚式を挙げていない状況での妊娠報告に、周囲は再び驚きを隠せませんでした。

その後、第90話では、騎士團を除名され、称号を剥奪されることが確定していた宝生蝮ですが、見事志摩柔造と結婚式を挙げます。

「奥村雪男の哀愁」という番外編では、結婚後も二人が幸せそうにデートをしている姿が描かれており、読者からは「柔蝮カップル最高」「こんな夫婦になりたい」といった祝福の声が多数寄せられました。

右目を失うという悲劇を経験しながらも、志摩柔造との間に確かな絆と家族を築いた宝生蝮の姿は、物語における希望の象徴の一つとして描かれていると考える読者も多いようです。

 

宝生蝮のアニメ版声優と舞台俳優

宝生蝮のキャラクターをより魅力的に彩った声優や舞台俳優についても見ていきましょう。

 

アニメ版の声優:M・A・O

アニメ「青の祓魔師」で宝生蝮の声を担当しているのは、声優の**M・A・O**です。

M・A・Oは、声優活動をする際の別名義で、本名は「市道真央」として女優活動も行っています。

彼女は大阪府出身で、1992年2月1日生まれです。

声優としては、「まじっく快斗」の中森青子や、「がっこうぐらし!」の若狭悠里など、若々しい声のキャラクターを多く担当しています。

女優としては「イエローキャブNEXT」に所属し、写真集も2冊出版するほどの美貌の持ち主です。

M・A・Oの演技は、宝生蝮の真面目さ、時に見せる可愛らしさ、そして葛藤を繊細に表現し、多くのファンから好評を得ています。

彼女の声によって、宝生蝮のキャラクターがさらに深く、魅力的に描かれているという意見も聞かれます。

 

舞台版の俳優

「青の祓魔師」の舞台版では、複数の俳優が宝生蝮役を演じました。

2014年に上演された「舞台青の祓魔師~青の焔 覚醒編/京都 不浄王編~」では、女優の**綾那**が宝生蝮役を見事に演じきりました。

綾那は、母親が女優の古手川祐子、父親が俳優の田中健という芸能一家の出身で、かなりのゲーマーとしても知られています。

2016年に上演された「舞台青の祓魔師 京都紅蓮篇」では、女優で声優としても活躍する**田野アサミ**が宝生蝮を演じました。

二人の実力派女優が、それぞれ異なる魅力で宝生蝮を表現し、舞台でもキャラクターの人気を不動のものにしました。

 

宝生蝮への読者の評価と魅力

宝生蝮は、その複雑な生い立ちと、志摩柔造との関係性から、読者の間で様々な評価が寄せられています。

 

「かわいい」という声多数

読者の感想の中で特に多く見受けられるのが、「宝生蝮がかわいい」という声です。

特に、志摩柔造の結婚宣言を聞いた際の、頬を赤らめて照れる初々しい反応は、多くの読者の心を掴みました。

普段は真面目で少しツンツンしていることが多い彼女が、志摩柔造の前だけで見せるデレデレとした姿は、そのギャップも相まって「ギャップ萌え」として特に人気を集めているようです。

 

志摩柔造との結婚への祝福の声

宝生蝮と志摩柔造の結婚は、長年の二人の関係性を知る読者にとって、まさに驚きと喜びの展開でした。

ネット上では、二人の結婚を祝福する声が多数寄せられ、「柔造と蝮みたいなカップル・夫婦になりたい」といった羨望の声も多く見られました。

互いにいがみ合っていた二人が、困難を乗り越え、確かな愛情で結ばれていく姿は、物語の中でも特に感動的な要素として評価されています。

 

外見と内面の魅力

宝生蝮は、その見た目も多くの読者から支持されています。

右頬に入ったタトゥーが「かっこいい」という声や、凛々しいつり目が「タイプ」といった感想も見受けられます。

また、彼女の見た目だけでなく、その内面も高く評価されています。

普段のツンとした態度と、柔造の前でのデレる姿のコントラストが、彼女の人間的な魅力を引き立てていると考える読者が多いようです。

 

名前への反響

宝生蝮という名前自体も、読者の間で話題となっています。

「女の子なのに毒蛇の名前をつけているところがかっこいい」「現実世界では珍しい名前で、それがまた魅力的」といった声が聞かれ、そのユニークさがキャラクターの個性を際立たせていると評価されています。

 

まとめ

本記事では、「青の祓魔師」の登場人物である宝生蝮について、そのプロフィールから右目を失った衝撃的な経緯、そして志摩柔造との結婚に至るまでの物語を深く掘り下げてきました。

彼女は、藤堂三郎太に利用され、右目を失うという悲劇を経験しました。

しかし、その苦難を乗り越え、志摩柔造との間に愛情と家族を築き、多くの読者に感動と喜びを与えました。

宝生蝮の物語は、裏切りと苦難、そしてそれを乗り越えた先にある希望と絆の尊さを教えてくれます。

彼女の魅力的な人物像と、志摩柔造との関係性が、これからも「青の祓魔師」の世界を彩り続けていくことでしょう。

今回の記事を参考に、宝生蝮の魅力に改めて触れていただき、ぜひもう一度「青の祓魔師」の物語を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

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