
『キングダム』とは?物語を彩る武将たち
原泰久が描く大人気漫画『キングダム』は、累計発行部数8,300万部を突破し、実写映画化もされるなど、その人気はとどまるところを知りません。
物語は、紀元前の中国・春秋戦国時代を舞台に、戦争孤児である少年・信が「天下の大将軍」を目指し、秦の大王・嬴政と共に中華統一を成し遂げるまでの壮大な道のりを描いています。
史実をベースにしながらも、魅力的なオリジナルキャラクターが多数登場し、読者を飽きさせない展開が繰り広げられます。
本作の大きな魅力の一つが、戦場で活躍する個性豊かな武将たちです。
彼らは大きく分けて「本能型」と「知略型」という二つのタイプに分類され、それぞれの特性を活かした戦術で物語を盛り上げています。
今回は、作中に登場する本能型武将に焦点を当て、その特徴や知略型武将との違い、そして彼らの強さについて深く考察していきます。
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キングダムに登場する「本能型」武将たち
本能型武将とは、その名の通り、理屈ではなく自らの本能や直感を頼りに戦場を駆け巡る武将のことです。
彼らは圧倒的な武力を持ち、自ら先陣を切って敵陣に突撃する姿が印象的です。
ここでは、秦をはじめとする各国に登場した本能型武将たちを紹介します。
秦の本能型武将
秦には、物語の主人公である信を筆頭に、個性豊かな本能型武将が揃っています。
信
本作の主人公。
幼馴染の漂との約束を胸に、天下の大将軍を目指します。
相手の力量に合わせて自身の能力を底上げする「天才的な実力向上」が持ち味で、凄まじい武力で敵を打ち破ることを得意としています。
初陣での活躍を皮切りに百人将へと昇進し、王騎から「飛信隊」の名を与えられました。
王騎を討ち取った龐煖を討伐する功績を挙げ、将軍へと昇進し、現在は「李信」と名乗っています。
麃公
旧六大将軍と同じ時代から活躍する大将軍で、その実力は旧六大将軍に匹敵すると言われる本能型武将です。
戦場を「燃え盛る大炎」と表現し、自らの勘と感性で戦局を見極めます。
前線での戦いを好み、戦場が最高潮に達した時に自ら敵将を討ち取ることを得意とします。
信の初陣の指揮官を務め、信の才能を見抜いていました。
命を落とす間際、信に盾を託したシーンは、多くの読者の心に残っています。
蒙武
新六大将軍の一人。
「中華最強」を自称するにふさわしい、人間離れした体躯と腕力を持つ武将です。
猪突猛進な戦い方を好み、一騎打ちで敵将を討ち取ることで数々の武功を上げています。
合従軍編では、同じく「中華最強」を名乗る汗明との壮絶な一騎打ちを制し、その実力を証明しました。
知略型の昌平君から戦術を学び、本能だけでなく知略を融合させた戦い方も見せるようになりました。
楊端和
新六大将軍の一人。
「山界の死王」と呼ばれる山民族の頂点に立つ存在です。
細身で美しい容姿とは裏腹に、圧倒的な武力で複数の山民族をまとめ上げました。
王宮の反乱を鎮めるために嬴政に協力して以来、秦の強力な味方として活躍しています。
鄴編では犬戎将軍ゴバを討伐し、六大将軍の第四将に任命されました。
史実にも名を残す武将とされ、その存在感が際立っています。
桓騎
新六大将軍の一人。
元夜盗の首領という異色の経歴を持つ武将です。
傲慢で残忍な一面を持ち、その本心は読みにくいとされていますが、蒙驁に対しては敬意を払っていました。
策を講じて敵を倒すことを得意としますが、知略型のように型にハマった策ではなく、夜盗時代の経験に基づいた「型破りな策」を用いるのが特徴です。
山陽編では優れた頭脳を持つ玄峰を翻弄し、討ち取る活躍を見せました。
彼が抱える激しい怒りが、敵兵を斬首する非道な行為に繋がっているという見方もあります。
趙の本能型武将
秦の宿敵である趙にも、本能型の猛将たちが存在します。
廉頗
旧・三大天の一人。
趙の将軍を務めていましたが、後に魏、そして楚へと亡命しました。
本能型らしく、勘と感性を駆使して戦い、その武力は六大将軍に匹敵すると言われています。
自身が前線で戦うことを好み、本陣の指揮は部下に任せるスタイルを取っています。
龐煖
新・三大天の一人。
作中最強クラスの武力を誇る武将です。
将軍としての軍を指揮する能力はないものの、李牧の「駒」として、その圧倒的な武力で多くの敵を屠ってきました。
王騎との死闘、そして信との幾度にもわたる激戦は、多くの読者の記憶に深く刻まれています。
最終的には信との一騎打ちに敗れ、その生涯を終えました。
慶舎
「沈黙の狩人」の異名を持つ本能型武将です。
優れた頭脳を持ち、戦略の才能は李牧にも認められています。
麃公とは異なるタイプの本能型で、仕掛けた罠に敵が飛び込むのを待つ戦い方が得意です。
趙にはその他にも、藺家十傑の尭雲といった本能型武将が存在します。
魏の本能型武将
中華統一を巡る戦いにおいて、秦と幾度も激突した魏にも、本能型武将の存在が確認できます。
凱孟
魏火龍七師の一人。
六大将軍と同世代の将軍で、自ら大将の位置を教えてしまうほどの豪胆さを見せます。
武力は最強クラスですが、王騎や廉頗のような「大将軍の力」は持ち合わせていない可能性も指摘されています。
乱美迫
「狂戦士」の異名を持つ本能型武将です。
理性を失ったかのように敵味方関係なく斬りかかる狂気的な戦い方が特徴です。
霊凰軍に所属していましたが、霊凰の死後は呉鳳明の傘下に入りました。
楚の本能型武将
広大な国土を誇る楚には、いまだ多くの未知なる武将が潜んでいます。
汗明
「楚の巨人」と呼ばれる本能型武将です。
人間離れした体躯と腕力を持ち、過去には六大将軍・王齕を撃退したと豪語していました。
合従軍編では楚の総大将を務め、蒙武との死闘の末に討ち死にしました。
臨武君
「楚の剛将」の異名を持つ本能型武将です。
人間離れした怪力で、王騎軍の軍団長を圧倒するほどの強さを見せました。
しかし、騰には「大将軍になれる器ではない」と評され、初日に討ち死にして秦の士気を高める要因となりました。
項翼
「楚の雷轟」の異名を持つ本能型武将です。
登場当初は千人将でしたが、物語の途中で将軍に任命されました。
猪突猛進な性格で、戦いでは「莫耶刀」という宝剣を使用します。
同世代の信と同時期に将軍になったことから、今後のライバル関係の行方が注目されています。
本能型武将の「強さ」を徹底考察
各国の本能型武将を見てきましたが、彼らにはどのような共通点や強みがあるのでしょうか。
ここでは、本能型武将の持つ特徴をさらに深掘りしていきます。
本能型武将の4つの特徴
1. 直観で本能的に動く
本能型武将の最大の持ち味は、やはり「自らの本能」を頼りに動くことです。
知略型武将が戦略や戦術を組み立てて戦うのに対し、本能型は独特の勘や感性で戦場の変化に対応します。
信が「頭よりも先に体が反応している」と表現されるように、彼らは考えるよりも先に体が動く傾向があります。
圧倒的な武力を持つことが多いため、自ら先陣を切って敵陣に突撃し、その動きに合わせて部下が動くというスタイルを取ることが多いです。
時に予測不能な動きで敵を翻弄しますが、そのため部下が動きに対応しきれず、知略型に比べて戦死者が多くなる傾向もあるようです。
2. 「起こり」を直感的に捉える
戦場における軍の動きを指す「起こり」を、本能型武将は勘と感性で瞬時に見極めます。
知略型が見落としがちな些細な変化にも気づき、それに対応できるのが彼らの強みです。
戦場の全体像を俯瞰する知略型に対し、本能型は「軍の配置や比重」「兵の表情や目線」といった細部に着目し、敵軍の士気までも見抜くことがあります。
また、自らが「起こり」を発生させることで、力任せに戦局を有利に導く「ゴリ押し」とも言える戦い方も可能です。
3. 兵法を無視して戦う
知略型武将が兵法や戦術に則って戦うのに対し、本能型武将は時にそれらを無視した戦い方を見せます。
麃公が兵法で禁じられている戦法を用いながらも、最終的に敵軍を追い詰める姿は、彼らが理屈では説明できない何かを感じ取りながら戦っていることを示唆しています。
理解不能な動きは、相手の兵法や戦術を封じる効果も生み出すため、知略型武将にとっては非常に厄介な存在と言えるでしょう。
4. タイプが多様である
「本能型」と一括りにしても、その戦い方は様々です。
麃公のように自ら突撃し、敵将との一騎打ちに持ち込むことを得意とする武将もいれば、慶舎のように罠を仕掛けて敵が飛び込むのを待つ、頭脳派の本能型も存在します。
また、蒙武のように圧倒的な武力で敵陣を突破するタイプ、楊端和のように後方で軍を指揮しながら戦うタイプなど、武将個人の武力や性格によって戦い方は大きく異なります。
さらに、大王・嬴政が「蕞の民」の感情を揺さぶり士気を高めたように、天性のカリスマ性も本能型の要素と考えることもできるでしょう。
主人公・信は本能型を極めるのか?
信は作中で、まさに本能型武将としての成長を遂げています。
馬陽攻防戦では、乱戦の中で敵将馮忌を討ち取り、飛信隊の名を与えられました。
合従軍の戦いでは、危険人物とされた趙の将軍・万極を討伐し、蕞での防衛戦では覚醒状態に入って敵を蹴散らしました。
そして、朱海平原の戦いでは右翼の大将として趙峩龍を討ち取り、さらに堯雲、そして最強の武力を誇る龐煖をも一騎打ちで打ち破りました。
この功績により将軍に任命され、「李信」と名を改めました。
最強の武力を持つ龐煖を倒したことは、信が本能型武将として大きく成長した証拠です。
今後、信が大将軍、そして六大将軍の最後の席を埋める存在になるのか、彼の成長から目が離せません。
「知略型」武将との違いと強さの比較
本能型と対をなすのが、知略型武将です。
彼らは緻密な戦略と戦術を駆使し、盤面全体を見て戦いを有利に進めます。
知略型武将の3つの特徴と本能型との違い
1. 戦を「理詰めの盤面」と捉える
本能型が直感で動くのに対し、知略型は戦場を将棋や囲碁のような「理詰めの盤面」と捉えます。
彼らは全体が見える場所で指揮を執ることが多く、論理的に戦局を分析し、最適な手を打ちます。
2. 兵法に則って戦う
知略型武将は、過去の経験から生み出された兵法や戦術を熟知し、状況に合わせて巧みに使いこなします。
優れた知略型武将は、相手が気づかないうちに巧妙な策を仕掛け、敵を罠に嵌めることを得意とします。
3. 何手も先を読む
本能型が目の前の状況を察知する能力に長けているのに対し、知略型は何手も先を読み、戦いの展開を予測します。
戦う前から複数の戦術や兵法を準備し、相手の動きを何パターンも予測することで、得意な勝ちパターンに持ち込むのが彼らの特徴です。
どちらのタイプが強いのか?
作中で王騎が「本能型と知略型の強さは永遠の題目」と語るように、『キングダム』の世界ではどちらのタイプが絶対的に強いとは断言できません。
知略型は、全ての策を破られると窮地に陥る可能性がありますが、本能型は予測不能な動きでその策を打ち破ることがあります。
麃公のように勘を頼りに戦局を変える本能型は、知略型の天敵とも言える存在です。
一方で、李牧のように相手の性格すらも見抜く天才的な知略型は、本能型の勘が発動する前に、罠を仕掛けたり、一騎打ちに持ち込ませない戦術で優位に立つことがあります。
王翦のように知略型でありながら、戦局に合わせて瞬時に戦い方を変える能力を持つ武将もおり、本能型の動きすらも読み切ってしまう可能性を秘めています。
結論として、本能型と知略型の強さは、武将個人の能力や戦場の状況によって大きく左右されると言えるでしょう。
それぞれの長所と短所がぶつかり合うからこそ、『キングダム』の戦いはこれほどまでに面白いと考える読者も少なくありません。
『キングダム』本能型・知略型 武将の強さランキングTOP3
多くの読者が気になる、本能型と知略型それぞれの強さランキングを独断と偏見で選出しました。
作中での活躍や読者の評価を基に考察しています。
本能型武将の強さランキングTOP3
第3位:楊端和
山民族を率いる女性武将ながら、その武力は圧倒的です。
細身ながら自ら先陣を切って突撃し、山民族をまとめ上げたカリスマ性と、知略も兼ね備えたバランスの良さが強みと言えるでしょう。
第2位:廉頗
旧六大将軍と互角の強さを持つとされ、武力と頭脳を併せ持つ本能型武将です。
楊端和とタイプは似ていますが、人間離れした腕力を持つ廉頗が、一騎打ちでは勝る可能性が高いと考える読者もいるようです。
第1位:麃公
まさに本能型を体現する武将であり、李牧や王翦からも「本能型の極致」と評される存在です。
単体での武力はもちろんのこと、彼に心酔する部下たちの凄まじい忠誠心に支えられた軍力は、最強クラスと言っても過言ではありません。
知略型武将の強さランキングTOP3
第3位:王騎
旧六大将軍の一人として、中華全土にその名を轟かせた武将です。
優れた頭脳で戦局を見極め、龐煖と互角に渡り合うほどの武力も持ち合わせており、まさに死角がないバランス型の武将と言えるでしょう。
第2位:李牧
新・趙三大天の一人で、馬陽編で王騎を討ち取るなど、天才的な軍略能力を見せつけました。
秦の昌平君と並び称されるほどの頭脳を持ち、時には自ら敵陣に飛び込んで敵将を討ち取る武力も備えています。
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第1位:王翦
物語の途中までは李牧が最強の知略型武将と見られていましたが、鄴編で李牧すらも翻弄する活躍を見せ、その評価を大きく引き上げました。
自ら先陣を切って戦うことはあまりなく、その能力を頭脳に全振りしている可能性が高いと考える読者も多いです。
『キングダム』本能型武将たちの魅力のまとめ
本記事では、『キングダム』に登場する本能型武将に焦点を当て、彼らの特徴や知略型武将との違い、そしてそれぞれの強さについて考察してきました。
本能型武将は、理屈ではなく自らの直感と圧倒的な武力で戦場を切り拓き、敵将を討ち取ることで味方の士気を高めます。
予測不能な動きと、兵法に囚われない戦い方は、知略型武将にとって大きな脅威となります。
主人公・信をはじめ、麃公や楊端和、蒙武など、個性豊かな本能型武将たちの活躍は、『キングダム』の物語に欠かせない魅力の一つです。
彼らの熱い戦いをまだ体験したことがない方も、この記事を参考に、ぜひ『キングダム』の世界に触れてみてください。
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