
『BLEACH』の世界に登場する強敵集団、エスパーダ(十刃)。
彼らは藍染惣右介によって選抜された、破面(アランカル)の中でも特に優れた戦闘能力を持つ10体の精鋭たちです。
それぞれが独自の「死の形」を司り、虚(ホロウ)本来の恐るべき力を解放する「帰刃(レスレクシオン)」を操ります。
一護たち死神と熾烈な戦いを繰り広げた彼らの強さ、個性的な生い立ち、そして秘められた過去に迫ることで、物語の深層がより見えてくるでしょう。
本記事では、十刃一人ひとりの能力や強さ、そのキャラクター性を掘り下げ、さらに彼らに連なる「十刃落ち」や「従属官」についても詳しくご紹介していきます。
『BLEACH』ファンであれば、彼らの魅力と奥深さに改めて気づかされるはずです。
- 【BLEACH】エスパーダ(十刃)とは?選ばれし破面の精鋭たち
- 【BLEACH】第1十刃(プリメーラ・エスパーダ):コヨーテ・スターク
- 【BLEACH】第2十刃(セグンダ・エスパーダ):バラガン・ルイゼンバーン
- 【BLEACH】第3十刃(トレス・エスパーダ):ティア・ハリベル
- 【BLEACH】第4十刃(クアトロ・エスパーダ):ウルキオラ・シファー
- 【BLEACH】第5十刃(クイント・エスパーダ):ノイトラ・ジルガ
- 【BLEACH】第6十刃(セスタ・エスパーダ):グリムジョー・ジャガージャック
- 【BLEACH】第7十刃(セプティマ・エスパーダ):ゾマリ・ルルー
- 【BLEACH】第8十刃(オクターバ・エスパーダ):ザエルアポロ・グランツ
- 【BLEACH】第9十刃(ヌベーノ・エスパーダ):アーロニーロ・アルルエリ
- 【BLEACH】第10(0)十刃(ディエス・エスパーダ):ヤミー・リヤルゴ
- 【BLEACH】十刃落ち(プリバロン・エスパーダ)とは?
- 【BLEACH】従属官(フラシオン)とは?
- まとめ:『BLEACH』を彩る個性豊かな十刃たち
【BLEACH】エスパーダ(十刃)とは?選ばれし破面の精鋭たち
まずは、エスパーダがどのような存在なのか、その定義と強さの基準について解説します。
👉【BLEACH】強さ格付け完全版!死神と滅却師の頂点は誰か徹底考察
👉【BLEACH完全版】死神・滅却師・破面の全貌と最強キャラランキングを徹底網羅!
エスパーダの概要
漫画『BLEACH』に登場するエスパーダ(十刃)とは、破面の中でも「数字持ち(ヌメロス)」と呼ばれるメンバーから、藍染惣右介によって選抜された特に優れた戦闘能力を持つ10体の総称です。
彼らは「帰刃」と呼ばれる刀剣解放を行うことで、虚本来の恐ろしい力をその身に回帰させます。
その強さは「数字持ち」の中でも群を抜いており、特に「ヴァストローデ」と呼ばれる最上級の大虚(メノス・グランデ)出身の者は、護廷十三隊の隊長格すら凌駕する力を持つと言われています。
エスパーダには、その惨殺能力が高い順に1から10までの数字が与えられます。
そのため、一般的には番号が若いほど優秀な戦闘能力を持つとされますが、中には自身の能力を完全に開示せず、潜在能力を測りかねる者も存在すると考えられています。
破面(アランカル)とは?
破面とは、死神の力を手に入れた虚のことを指します。
彼らは仮面を外し、白い死覇装を身につけ、自身の本当の姿と能力を斬魄刀として封印しています。
虚は、通常の魂魄が変質した悪霊であり、虚同士が共食いをすることで「大虚」へと進化します。
大虚には、下からギリアン、アジューカス、ヴァストローデという3つの段階があり、強くなるにつれて姿もより人間に近づいていきます。
死神の力を得て破面となった大虚は、自分専用の斬魄刀を持ち、人間のような理性や感情、そして欲望を抑え込む術をも身につけることがあります。
破面の戦闘能力は隊長格並から、隊長格を凌駕する者まで様々で、強い者に従うだけでなく、仲間意識を持つ破面も多く登場します。
【BLEACH】第1十刃(プリメーラ・エスパーダ):コヨーテ・スターク
コヨーテ・スタークの人物像と背景
エスパーダの第一十刃コヨーテ・スタークは、そのやる気のなさから「本気の戦闘能力を発揮できていない」と評されることも多い破面です。
しかし、霊圧が劣る者は彼の傍にいるだけで消滅してしまうほどの惨殺能力を誇り、第一十刃の座にいることには確かな理由があります。
司る死の形は「孤独」で、これは彼の存在理由に深く関係しています。
虚時代、コヨーテは強すぎるがゆえに周囲の虚が次々と滅び、自分だけが生き残るという孤独な経験を何度も繰り返しました。
その孤独から逃れるために破面化し、自らの魂と霊圧を分離させた存在であるリリネット・ジンジャーバックを生み出します。
その後、自分といても滅びないような強い仲間を求めて藍染惣右介と出会い、エスパーダの一員となりました。
コヨーテ・スタークの能力と帰刃
コヨーテは普段から気だるげで好戦的ではない怠け者ですが、相手の癖や特徴から戦闘方法を見抜く高い洞察力と、優れた速度を持っています。
彼の帰刃「郡狼(ロス・ロボス)」は、他のエスパーダとは異なり、刀を使いません。
自身と魂を分かち合ったリリネットが二丁拳銃となり、虚閃を放つ他、自らの魂を分裂させた狼を操ります。
空座町決戦では京楽春水と激戦を繰り広げ、浮竹十四郎が加勢に来るほど京楽春水を追い詰めました。
さらに、乱入してきた仮面の軍勢をも容易く戦闘不能にするほどの力を発揮しています。
京楽春水によって敗れはしたものの、その洞察力と多対一の状況でも隊長格を相手にした実績は、第一十刃にふさわしい強さだと多くの読者が考えるでしょう。
【BLEACH】第2十刃(セグンダ・エスパーダ):バラガン・ルイゼンバーン
バラガン・ルイゼンバーンの人物像と背景
エスパーダの第二十刃バラガン・ルイゼンバーンは、老人の見た目をしていますが、「大帝」の異名を持ち、仮面の王冠を被っています。
エスパーダの中では唯一「エスパーダ」を名乗らなかったとされています。
司る死の形は「老い」で、かつては虚圏の王であり、「虚圏の神」を自称するほど絶対的な自信を持っていました。
藍染惣右介に次ぐ権限を持つとされ、藍染惣右介の身に何か起きた際には、ハリベルらの反対を押し切って自ら戦闘指揮を執るほどの存在感を放ちます。
その能力への過信から、他者を見下す傲慢な性格も特徴です。
バラガン・ルイゼンバーンの能力と帰刃
バラガンが司る「老い」の力は、あらゆる物体を老化させ、劣化させて朽ち果てさせるという恐るべき能力です。
能力解放後は、直接触れずとも、その特化した力で物質を破壊することができます。
彼の帰刃「髑髏大帝(アロガンテ)」は、老いの力を極限まで駆使することを可能にし、バラガンが近づいたものは速度が鈍化し、触れたものは瞬時に朽ちていきます。
帰刃後はボロ布を纏った骸骨姿へと変化し、まさに死神を想像させるような異様な姿となります。
砕蜂との戦闘では、彼女の卍解「雀蜂雷光鞭」を受けてもすぐに立ち上がるほどのタフさを見せつけましたが、最期は自らの老いの力を利用され、皮肉な形で死亡することとなりました。
その能力の絶望的な強さから、バラガンをエスパーダ最強と考えるファンも少なくありません。
【BLEACH】第3十刃(トレス・エスパーダ):ティア・ハリベル
ティア・ハリベルの人物像と背景
エスパーダの第三十刃ティア・ハリベルは、エスパーダの中で唯一の女性破面です。
従属官のエミルー・アパッチ、ミラ・ローズ、シィアン・スンスンを率いており、非常に面倒見が良く、部下にも慕われる姉御肌の存在です。
性格は思慮深く冷静沈着で、部下思いではありますが、部下がやられた時も感情を大きく乱すことはありませんでした。
戦闘面でも慎重な戦い方を好み、従属官たちに対しても気さくに接するため、厚く信頼されています。
藍染惣右介への忠誠心も高いとされています。
ハリベルが司る死の形は「犠牲」です。
彼女は破面になる前、「犠牲によって得た力で強くなりたいと思わない」と考えており、倒した虚を食べようとはしませんでした。
しかし、仲間(後の従属官)がハリベルのために身代わりとなって倒される事件が起き、そこで彼女は今までの自分の考え方が間違っていたことを悟ります。
漫画『BLEACH』第42巻には、現在のハリベルの考えを表した「犠牲無き世界などありはしない」で始まる有名な巻頭詩が載っており、彼女の哲学が垣間見えます。
ティア・ハリベルの能力と帰刃
ティア・ハリベルは水温を含め、水を自由自在に操って攻撃する戦闘スタイルです。
高圧力の激流で相手を押し潰したり、大剣から霧状の斬撃を3連続で放つ技を繰り出します。
その強さは日番谷冬獅郎を圧倒するほどで、仮面の軍勢が介入した後も、ひよ里、リサを加えた3対1の攻防を最後まで戦い抜きました。
エスパーダに失望した藍染惣右介によって瀕死の重傷を負わされましたが、この時点では死亡しておらず、その後滅却師に捕らえられる姿が描かれています。
彼女の帰刃「皇鮫后(ティブロン)」は、解号「討て」で解放されます。
解放すると顔の仮面が消え、ミニスカートにへそ出し、ロングブーツを纏い、鮫を模した大剣を装備した姿に変化します。
能力解放後は水を自在に操り、水圧や水温を変化させながら戦い、主に水温を上げる方向で戦います。
凍らせたりすることが可能かは不明ですが、相手の氷を溶かして自身の攻撃に利用することもできます。
【BLEACH】第4十刃(クアトロ・エスパーダ):ウルキオラ・シファー
ウルキオラ・シファーの人物像と背景
エスパーダの第四十刃ウルキオラ・シファーは、作中で初めて登場した成体の破面です。
エスパーダの中で唯一、二段階目の刀剣解放ができるという脅威の持ち主とされます。
司る死の形は「虚無」で、常に冷静沈着であり、藍染惣右介からの信頼も厚い存在です。
残忍な性格で表情や感情の起伏が少なく、仲間でさえも見下す傾向があります。
彼の虚無的な性格は、多くの読者に「無」を体現したような印象を与えたことでしょう。
ウルキオラ・シファーの能力と帰刃
ウルキオラが司る死の形は「虚無」で、再生可能な眼球を持ち、偵察や奇襲を得意とします。
霊圧で電撃状の槍を精製することも可能です。
身体能力、戦闘技術のバランスが非常に良く、弱点が少ないエスパーダとして知られています。
黒崎一護との戦いでは常に優勢で、二段階目の能力解放「刀剣解放・第二階層(レスレクシオン・セグンダ・エターパ)」によって黒崎一護を絶望の淵へと叩き落としました。
この力の解放時には、卍解状態の死神でも目視できないほどのスピードと、一段階目とは比較にならないほど強大かつ異質な霊圧を得ることができます。
大抵の破面は虚の仮面を剥がされる最中に「超速再生の能力」を失いますが、ウルキオラは脳と臓器以外は破損しても瞬時に再生できる希少種です。
最期は完全虚化した黒崎一護によってダメージを負い、決着がついたとは言えないまま肉体が灰化して砕け散りましたが、その強さから「エスパーダ最強」と評するファンも少なくありません。
彼の帰刃「黒翼大魔(ムルシエラゴ)」は、解号「鎖せ『黒翼大魔』」で解放されます。
帰刃後は背中に黒い翼が生えた悪魔に似た姿に変身し、仮面の名残が4本の角のついた兜のようになり、服も下部がスカート状のものに変わります。
仮面紋もより大きくなり、霊圧で形成した光の槍「フルゴール」を用いて戦います。
その戦闘能力とスピードは虚化状態の黒崎一護でさえ太刀打ちできないほどの強さを見せつけました。
【BLEACH】第5十刃(クイント・エスパーダ):ノイトラ・ジルガ
ノイトラ・ジルガの人物像と背景
エスパーダの第五十刃ノイトラ・ジルガは、グリムジョーや更木剣八と同等以上の戦闘狂であり、自身を「エスパーダ最強」と自称しています。
強者との戦いを好む純粋な戦闘狂です。
戦いにおいて、女性が男性の上に立つのが気に食わないという思想を持っており、かつて十刃のNo.8だった頃は当時No.3であった女性のネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンクを執拗に目の敵にしていました。
司る死の形は「絶望」で、舌に番号の「5」が刻印されています。
他人を見下したような話し方をする上に、自分がエスパーダの中で最強だと自画自賛する傾向があり、自身の能力に対して絶対的な自信を持っています。
体型は痩せ型ですが、非常に腕力があり、表皮を硬質化させる能力「鋼皮(イエロ)」の硬度も歴代エスパーダの中でトップクラスの実力を誇っています。
ノイトラ・ジルガの能力と帰刃
ノイトラが司る死の形は「絶望」で、舌先から放つ特殊な虚閃が強力です。
細身の体格ながらも腕力に非常に優れており、連戦で疲労した状態とはいえ、黒崎一護にその力の強さを驚かれていました。
一方で、狡猾な性格から霊圧探知能力にも優れています。
「鋼皮」はその防御力と腕力を活かした手刀と共に、作中で多く使われました。
彼の帰刃「聖哭螳蜋(サンタテレサ)」は、解号「祈れ『聖哭螳蜋』」で解放されます。
解放すると頭部には三日月のような角が生え、仮面の名残の歯は牙のように尖り、腕は昆虫のような外骨格に覆われ、6本の腕と鎌をもった異形の姿へと変わります。
使用する斬魄刀は三日月型の刃を二つ合わせた8の字のような大鎌状で、これを投げ飛ばしたり、敵に引っ掛けて引きずり回したりする用途で使用します。
【BLEACH】第6十刃(セスタ・エスパーダ):グリムジョー・ジャガージャック
グリムジョー・ジャガージャックの人物像と背景
エスパーダの第六十刃グリムジョー・ジャガージャックは、作中で黒崎一護と何度も交戦している破面です。
命令違反をした罰として東仙要に腕を切り落とされ、一時はエスパーダから降格しています。
その後、捕らわれていた井上織姫によって再び身体を元に戻し、黒崎一護と再び刀を交えました。
黒崎一護との決着がつきそうになった中、同じエスパーダのノイトラに斬り付けられ戦闘不能になりますが、その強さと闘争心はエスパーダの中でも中堅クラスでありながらも際立っています。
司る死の形は「破壊」で、右腰背面に番号の「6」が刻印されています。
ジャケットのような死覇装を着た不良風なエスパーダで、非常に好戦的な性格であり、藍染惣右介に対しても反抗的な態度をとることが多いキャラクターです。
グリムジョー・ジャガージャックの能力と帰刃
グリムジョーは帰刃せずとも、両手のみを帰刃形態にすることが可能です。
この技は、変化した両手を前足として使うことで豹のように加速し、黒い爪で敵を切り刻むなどして用いられます。
この能力が初めて使われたのは「千年血戦篇」であり、「破面篇」時点で使えたかは不明とされています。
彼の帰刃「豹王(パンテラ)」は、解号「軋(きし)れ」で解放されます。
帰刃後は、頬の仮面が消え額に仮面が形成され、顔つきも変化し、牙が生え猛獣の鬣を思わせる長髪になり、まるで豹のような姿に変貌します。
さらに服がアジューカス級大虚メノスの時と酷似した鎧のようなものに変化し、虚化した黒崎一護と対等に渡り合えるほどの戦闘能力を発揮しました。
その純粋な破壊衝動と強さへの執着は、多くの読者に鮮烈な印象を残しました。
【BLEACH】第7十刃(セプティマ・エスパーダ):ゾマリ・ルルー
ゾマリ・ルルーの人物像と背景
エスパーダの第七十刃ゾマリ・ルルーは、褐色の肌でスキンヘッドという個性的な見た目をしています。
丁寧な言葉遣いで物腰が低そうに見えますが、戦闘においては人質を取るなど、どんな卑怯な手段でも使う残忍性を持っています。
「首を落とさないと殺した証拠にはならない」という考えも持つことから、彼の冷酷さがうかがえます。
司る死の形は「陶酔」で、坊主頭で毛を一部針のように纏め、首飾りと髑髏のイヤリングを身につけた黒人風の男です。
眉毛の辺りには八本のスリットが入り、下顎に髭のような黒色の仮面紋があります。
厳格な雰囲気を醸し出す冷静沈着な性格をしています。
ゾマリ・ルルーの能力と帰刃
ゾマリはアーロニーロとの戦いで重傷を負った朽木ルキアの命を狙ったところで、黒崎一護の応援に駆け付けた朽木白哉と交戦しました。
破面の高速移動術である「響転(ソニード)」を駆使し、高速移動によって5人へと分身できます。
相手の力量や位置を知るための探査神経(ペスキス)をすり抜けることも可能です。
彼の帰刃「呪眼僧伽(ブルヘリア)」は、解号「鎮まれ」で解放されます。
胸の前へ刀を浮かべヨガのように掌を合わせ、首が横に90度倒れ、刀がひし形に折れ曲がると、その状態の刀から噴き出した白い液体が体を包み帰刃します。
帰刃後に使用する「愛(アモール)」は強力な技で、その目で見つめたものの支配権を奪う能力です。
支配権を奪われた者は支配された箇所に模様が浮かび上がり、自身の意思とは関係なくゾマリの意思に操られます。
この能力によって、白哉を苦しめましたが、最期は白哉の卍解によって倒されました。
【BLEACH】第8十刃(オクターバ・エスパーダ):ザエルアポロ・グランツ
👉【BLEACH】十刃(エスパーダ)強さランキングTOP10|最強の序列を完全考察
ザエルアポロ・グランツの人物像と背景
エスパーダの第八十刃ザエルアポロ・グランツは、グリムジョーの従属官であるイールフォルト・グランツの弟ですが、彼に対して親愛の情は全く抱いていません。
司る死の形は「狂気」で、虚圏最高の研究者であり、霊性兵器開発のスペシャリストで、マッドサイエンティストの気質を持っています。
いたぶって殺すことを楽しむなど、残忍な思考の持ち主です。
しかし、その技術力は相当なもので、多くの従属官を従え、彼らを「喰らえば治療薬となる」ように改造するなど、その異様な才能が際立っています。
ザエルアポロ・グランツの能力と帰刃
ザエルアポロは自身を「エスパーダの中ではそれほど強くない」と語りますが、破面一の科学者であり、様々な特殊能力を駆使して数多くの死神たちを苦しめてきました。
直接的な戦闘スタイルではなく、相手を改造したり解析して卍解などの能力を封じ込めたりといった戦い方をします。
ダメージを受けても改造した従属官を食べて回復したり、虚夜宮の研究室で阿散井恋次や石田雨竜と交戦した際には、内臓のパーツが入った対象者の人形を破壊することで本人にもダメージを与えるといった能力を見せつけました。
単純な攻撃力や霊圧はそれほど強くはないものの、特殊能力値が非常に高く、No.8に位置されていることにも納得の高い戦闘技術を持っています。
彼の帰刃「邪淫妃(フォルニカラス)」は、解号「啜(すす)れ」で解放されます。
曲芸のように刀を口から飲み込むことで解放し、帰刃後は背中に4本の細長い羽根が生え、身体が触手のようなドレスで覆われます。
邪淫妃の能力はエスパーダの中でもかなり多彩で、2体の巨人を従えて攻撃したり、相手のクローンを作りそれを操って攻撃します。
「人形芝居(テアトロ・デ・ティテレ)」は相手を自身の羽で包むと、相手の小さな人形が出来上がり、それを破壊することで本体にダメージを与えます。
さらに、ザエルアポロが大きなダメージを受けた際に発動する能力が「受胎告知(ガブリエール)」です。
この技は相手の身体に侵入し、卵を産み付けることで相手のエネルギーを全て吸い尽くし、自身が復活するというものです。
この能力により、ザエルアポロは何度も復活可能となっており、読者に絶望感を与えました。
【BLEACH】第9十刃(ヌベーノ・エスパーダ):アーロニーロ・アルルエリ
アーロニーロ・アルルエリの人物像と背景
エスパーダの第九十刃アーロニーロ・アルルエリは、液体で満たされたカプセルに2つの頭が浮いているという人間離れした姿をしています。
他のヴァストローデやアジューカス出身の十刃とは異なり、元ギリアンの虚であるため、このような姿をしていると言われています。
司る死の形は「強欲」で、身長205cm、体重91kgという高身長です。
日光が苦手なため、8つの覗き穴が開いた縦長の仮面で頭部全体を覆い、フリルの襟飾りが付いた死覇装を着用しています。
初登場時には、エスパーダの中で唯一顔が見えず、会話がカタカナになったり普通になったりとまとまらず、不気味な雰囲気を醸し出していました。
アーロニーロ・アルルエリの能力と帰刃
アーロニーロは「認識同期」という、仲間の間で自分が戦った相手についての情報を共有できる特殊能力を持っています。
アーロニーロが仲間と認識した相手にも情報が共有されるため、一時的に仲間として迎えられていた人間である井上織姫にも、アーロニーロが手に入れた情報が伝えられました。
彼の帰刃「喰虚(グロトネリア)」は、解号「喰い尽くせ」で解放されます。
喰虚の能力は、死んだ虚を喰らうことでその霊圧と能力を自分のものとすることができるというものです。
手袋をしている左手は触手が付いた口のような姿をしており、普段は普通の手として使っていますが、能力使用時はこの左手から相手を喰らいます。
解放後は巨大な蛸のような怪物からアーロニーロの上半身が生えた異形に変身し、蛸の表面には取り込まれた無数の虚の顔が浮かび上がります。
朽木ルキアとの激闘を繰り広げ、ルキアを苦しめましたが、最期はルキアの捨身の攻撃によって倒されました。
【BLEACH】第10(0)十刃(ディエス・エスパーダ):ヤミー・リヤルゴ
ヤミー・リヤルゴの人物像と背景
エスパーダの第十十刃ヤミー・リヤルゴは、凶暴で怒りっぽい性格のキャラクターです。
ウルキオラと共にかつて現世に初めて登場した破面であり、初期のエスパーダの生き残りです。
なぜかウルキオラとは相性が良く、悪態はつくものの相棒のような関係性を築いていました。
司る死の形は「憤怒」で、身長230cm、体重303kgという非常に大きな体躯をしています。
怒りやすく粗暴な性格で、仲間であっても躊躇無く殺すほどに短気で暴力的な一面を持っています。
下顎の骨を象った仮面の名残を着用した色黒の巨漢で、目元に眉と同じ色の仮面紋があり、左肩に番号の「10」が刻印されています。
ヤミー・リヤルゴの能力と帰刃
ヤミーは素手で敵を倒すという単純な戦闘スタイルが特徴です。
彼は一番順位の低いNo.10として登場しますが、実は溜め込んだ力を一気に解放する帰刃の能力によって、「10」の数字から「1」になり、最終的にはそれが剥がれて「0」に変化するという特殊なエスパーダです。
攻撃力は強いものの、その反面力任せな雑な戦闘が目立ち、霊圧の探知能力も低いです。
また、巨漢ゆえに移動速度もあまり早くありません。
彼の帰刃「憤獣(イーラ)」は、解号「ブチ切れろ」で解放されます。
解放の際は刀を抜くと同時にその刀を爆発させ、赤いオーラを放ちながら肥大化していきます。
帰刃後は、腰に赤い前垂れが出現し、下半身が計16本の足を持つ姿になり、尻尾の部分がメイスのような形状となり、下半身が巨人な姿へと変化します。
尻尾先端はハンマーのようになっており、背中や肘から黒い杭のようなものを生やし、頭の突起も黒く連なったように並ぶなど、その姿はまさに「憤怒」を体現しているかのように恐ろしいものとなります。
【BLEACH】十刃落ち(プリバロン・エスパーダ)とは?
十刃落ちの概要
十刃落ち(プリバロン・エスパーダ)とは、かつてはエスパーダであったものの、藍染惣右介によってさらに強力な破面が誕生したためにエスパーダの称号を剥奪された者たちの総称です。
彼らには3桁の数字が与えられることから、別名「三桁(トレス・シフラス)」とも呼ばれています。
もちろん現エスパーダには及ばないものの、かつてエスパーダの立場にいただけあり、従属官などの数字持ちとは比べ物にならないほどの実力を持っています。
彼らはエスパーダという地位を失ったものの、その強さは健在であり、物語に深みを与えています。
ネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンク(元第3十刃)
ネリエルは、かつて第3十刃の地位にいました。
その実力は、当時第8十刃であったノイトラ・ジルガを歯牙にもかけないほどでした。
しかし、ノイトラ・ジルガの策略にはまり、称号を剥奪され記憶を失ってしまいます。
身長176cm、体重63kgで、ハリベルや松本乱菊と並ぶほどのナイスバディの持ち主としても知られています。
彼女の帰刃「羚騎士(ガミューサ)」は、解号「謳え『羚騎士』」で解放されます。
解放すると上半身が人で下半身が羚羊という半人半獣のケンタウロスのような姿になります。
ドルドーニ・アレッサンドロ・デル・ソカッチオ(No.103)
ドルドーニは、彼以上の実力を持つエスパーダが現れたため、2桁の称号を剥奪され、番号も3桁になってしまいました。
しかし、その実力は全く衰えていません。
黒崎一護のことを「ニーニョ」と呼び、当初は黒崎一護をエスパーダ以下だと思っていたものの、圧倒的な力を見せつけました。
ラテン系ダンサーのような派手な服装と、やけに高いテンション、そして滑りまくる言動で黒崎一護とネルをドン引きさせるなど、個性的なキャラクターです。
彼の帰刃「暴風男爵(ヒラルダ)」は、解号「旋(まわ)れ『暴風男爵』」で解放されます。
解放すると脚部に竜巻を模した鎧と、肩の部分に猛獣の角のような鎧が形成され、脚部の鎧の足首から伸びた煙突状の突起から、先端が蛇のような形をした竜巻を発生させて蹴撃に合わせて打ち出します。
チルッチ・サンダーウィッチ(No.105)
チルッチはゴスロリのような風貌の元エスパーダです。
今でこそナンバーが3桁の十刃落ちですが、元々はエスパーダの実力者でした。
左頭部に小型の飾りのような形をした仮面の名残があり、攻撃的な性格で、相手をいたぶることを楽しむ姿も描かれています。
身長158cm、体重47kgの小柄な体型をしています。
彼女の帰刃「車輪鉄燕(ゴロンドリーナ)」は、解号「掻っ切れ」で解放されます。
剣ではなく、先端に円盤がついた鞭のような武器を使います。
帰刃後は、刃の羽が付いた翼と鳥の脚のような長い腕、長い尻尾が形成されます。
腕と翼は本人の意思で切り離せますが、一度切り離すと二度と戻せなくなります。
石田雨竜の見立てによると、刃は秒間110万~130万回振動すると予想されており、そのため霊圧の消耗が激しく、チルッチ自身も少し不便に思っているようです。
ガンテンバイン・モスケーダ(No.107)
ガンテンバインは派手なオレンジ色のアフロと星マークがついた仮面の名残が特徴の男性破面です。
肉弾戦を好み、虚圏篇では茶渡泰虎と交戦し、当初は優勢でしたが、自身の力に共鳴する形で茶渡泰虎の「巨人の右腕」と「悪魔の左腕」を覚醒させてしまい敗北します。
身長200cm、体重121kgの大きな体格をしています。
彼の帰刃「龍拳(ドラグラ)」は、解号は作中では不明とされていますが、アルマジロのような装甲を纏い、両手から強力な霊圧の砲弾を撃ちまくり攻撃します。
拳に霊圧を集めて肉弾戦を行い、両手を組んでそこから強力なビームのような攻撃をすることもできます。
ピカロ(No.102)
ピカロは小説『BLEACH Spirits Are Forever With You』に登場する元エスパーダで、No.102の破面です。
黒崎一護が死神の力を失った後の空白の時間を描いた作品に登場します。
百体以上の少年少女の集団からなる群体の破面で、子供の霊に自らの血肉を分け与え続けた結果、群にして個という他に例を見ない特徴を持ちます。
ドン・観音寺に懐き、空座防衛隊に加入し「カラクラホワイト」の称号を与えられました。
彼の帰刃「戯擬軍翅(ランゴスタ・ミグラトリア)」は、解号「遊べ『戯擬軍翅』」で解放されます。
全ての個体の背中から翅が生え、特殊な音波を発生させます。
全個体が一ヶ所に揃った際の破壊力は「本桜景厳」に匹敵すると言われるほどです。
【BLEACH】従属官(フラシオン)とは?
エスパーダを語る上で欠かせない存在が、彼らを支える従属官(フラシオン)です。
ここでは、従属官の役割と主要な従属官たちについてご紹介します。
従属官の概要
従属官は、それぞれのエスパーダの直属の部下であり、エスパーダに従うことで一種の派閥のような集団を形成しています。
彼らもまたエスパーダに選抜された破面たちです。
エスパーダ一人当たりに仕える従属官に制限数は設けられておらず、全く従属官を持たない者や多数の従属官を従えている者もいます。
彼らはエスパーダの補佐だけでなく、個々に強力な能力を持ち、戦局に大きな影響を与えることもあります。
リリネット・ジンジャーバック(コヨーテ・スタークの従属官)
リリネットは、第一十刃コヨーテ・スタークの従属官です。
戦闘能力は低いとされますが、実はコヨーテと魂を分け合った存在であり、一体化することでコヨーテ本来の力を発揮します。
コヨーテとはタメ口で話し、信頼を得ているように見えますが、コヨーテが刀剣解放した際には彼の銃となり共に戦うなど、分身でありながら相棒のような特別な関係性を築いています。
シャルロッテ・クールホーン(バラガン・ルイゼンバーンの従属官)
シャルロッテは第二十刃バラガン・ルイゼンバーンの従属官です。
虚圏篇では斑目一角と対峙し、敗れはしたものの、その変態的な風貌と美意識を貫く姿は、読者に強い印象を与えました。
エミルー・アパッチ(ティア・ハリベルの従属官)
エミルーは第三十刃ティア・ハリベルの従属官の一人です。
過去にハリベルに窮地を救われたことがあり、彼女に深く忠誠を誓っています。
帰刃後はシカのような姿となり、基礎的な戦闘能力が向上します。
シィアン・スンスン(ティア・ハリベルの従属官)
シィアンはアパッチ、ミラ・ローズと共に行動するハリベルの従属官で、丁寧な喋り方が特徴です。
自らの左腕を切り落とし、その左腕で彼女らのペットである「アヨン」を生み出し、死神たちを苦しめました。
彼女の帰刃は「白蛇姫(アナコンダ)」です。
千年血戦篇でもハリベルに付き従っている姿が描かれており、主への忠誠心が見て取れます。
テスラ・リンドクルツ(ノイトラ・ジルガの従属官)
テスラは第五十刃ノイトラ・ジルガの従属官でした。
ノイトラに対し異常なまでの愛と大きな忠誠心を見せており、ノイトラが傷つけられた際にはすぐに駆けつけるほどです。
戦闘シーンは少ないものの、その人間的な存在感は読者に強い印象を残しました。
シャウロン・クーファン(グリムジョー・ジャガージャックの従属官)
シャウロンは藍染惣右介の崩玉によって命を与えられた最初の破面で、No.11の数字持ちです。
エスパーダ以下の破面は生まれた順番にナンバーがつけられるため、強さと直接関係はありません。
グリムジョーの従属官であり、日番谷冬獅郎と交戦し、一時は優勢でありましたが卍解によって敗れてしまいました。
👉【BLEACH】斬魄刀強さランキングTOP20|最強斬魄刀はこれだ!徹底解説
まとめ:『BLEACH』を彩る個性豊かな十刃たち
本記事では、『BLEACH』に登場する破面の実力者エスパーダについて詳しくご紹介しました。
エスパーダは『BLEACH』の中でも非常に人気のあるキャラクターたちであり、それぞれが異なる性格や能力を持つ個性豊かな最強集団です。
彼らが織りなすストーリーは、『BLEACH』ファンにとって必見のエピソードばかりです。
まだ彼らの活躍を深く知らない方は、ぜひこの機会に改めて『BLEACH』の世界に触れ、エスパーダたちの魅力に浸ってみてはいかがでしょうか。
以下の関連記事も是非ご覧ください!























コメント