【鬼滅の刃】「お堂の鬼」はどんな鬼だった? 炭治郎が初めて相対した“始まりの敵”の強さと声優・緑川光の妙技

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【鬼滅の刃】「お堂の鬼」はどんな鬼だった? 炭治郎が初めて相対した“始まりの敵”の強さと声優・緑川光の妙技

 

大正時代の日本を舞台に、人と鬼との壮絶な戦いを描く「鬼滅の刃」。

鬼舞辻無惨を筆頭に、十二鬼月といった強力な鬼たちが次々と登場し、主人公の竈門炭治郎は鬼殺隊に入隊して全集中の呼吸を習得し、強敵たちと渡り合えるまでに成長を遂げました。

物語が進むにつれて炭治郎がどれほど強くなったか、多くの読者がご存じのことでしょう。

しかし、彼が鬼殺隊に入隊する前、まだひよっこだった頃に初めて戦った鬼が誰だったか、覚えていますでしょうか?

その鬼の名は「お堂の鬼」。

本記事では、「鬼滅の刃」の序盤に登場したこのお堂の鬼がどんな存在だったのか、その強さや、アニメ版で声を担当した声優・緑川光の魅力にも触れながら、炭治郎の「始まりの敵」を深掘りしていきます。

 

「鬼滅の刃」とは? 社会現象を巻き起こした人気作

「鬼滅の刃」は、吾峠呼世晴の原作漫画を基に制作されたアニメ作品です。

 

作品の概要と人気の背景

原作漫画は「週刊少年ジャンプ」にて2016年11号より連載が始まり、その後、2019年4月からはTOKYO MX他で全26話のアニメが放送されました。

大正時代の日本を舞台に、家族を鬼に惨殺され、唯一生き残った妹の禰豆子も鬼と化してしまった少年・竈門炭治郎が、妹を人間に戻し、家族の仇を討つために鬼を討伐する「鬼殺隊」へと入隊し戦う「和風剣戟奇譚」として、その壮絶な描写と心温まる人間ドラマが多くのファンを魅了しました。

原作漫画は「2019年集英社本ランキング」で「ONE PIECE」に次ぐ第2位を記録するなど、社会現象を巻き起こすほどの人気を博しています。

 

物語のあらすじ:炭治郎の旅立ち

物語は、炭焼きで生計を立てる心優しい少年・竈門炭治郎と、彼の母、妹、弟たちが貧しいながらも幸せに暮らす日常から始まります。

しかし、ある日、炭治郎が炭を売りに家を空けた隙に、一家は鬼によって惨殺されてしまいます。

帰宅した炭治郎が目にしたのは、変わり果てた家族の姿と、鬼と化してしまった妹・禰豆子でした。

絶望的な現実に打ちのめされながらも、炭治郎は禰豆子を人間に戻し、家族を殺した鬼を倒すことを誓い、鬼殺隊へと入隊する決意を固めます。

これが、炭治郎と禰豆子の長く過酷な旅の始まりとなりました。

 

「お堂の鬼」のプロフィールと役割

「鬼滅の刃」に登場するお堂の鬼は、禰豆子以外の鬼と炭治郎が初めて遭遇した相手です。

その名前を聞いてもピンとこない読者もいるかもしれませんが、炭治郎がまだひよっこだった頃の重要な試練として描かれました。

 

炭治郎との出会いとあっけない最期

炭治郎が冨岡義勇の導きで「育手」の鱗滝左近次の元へ向かう道中、そのお堂で人を食らっていたのがお堂の鬼でした。

この時の炭治郎はまだ日輪刀を持っておらず、鬼にトドメを刺すことに躊躇いを見せていました。

しかし、お堂の鬼は夜が明け、日の光を浴びたことで、あっけない最期を迎えることになります。

何の特徴もない「モブキャラ」として描かれながらも、炭治郎が初めて出会った鬼として、その異常な生命力と、鬼ならではの弱点を読者に強く印象付けました。

 

お堂の鬼の強さと能力を分析

お堂の鬼は、後の強敵と比べると決して強い鬼ではありませんでしたが、炭治郎が初めて鬼と対峙する上で、彼の成長のきっかけとなる重要な存在でした。

 

血鬼術を持たない一般的な鬼

鬼の強さを測る上で不可欠な要素が「血鬼術」です。

これは、鬼が持つ通常の怪力や不死性とは別に、人を多く喰らうことで得られる特殊能力を指します。

また、人間だった頃のこだわりや未練が血鬼術の発現に影響するとも言われています。

しかし、お堂の鬼はそうした血鬼術を習得しておらず、純粋な身体能力と再生能力のみで戦う、ごく一般的な鬼であったことがわかります。

このことから、お堂の鬼は鬼の中でも下位に位置する存在だったと推測できます。

 

鬼殺隊入隊前の炭治郎との戦い

お堂の鬼と炭治郎が戦った時、炭治郎はまだ鬼殺隊に入隊しておらず、全集中の呼吸も習得していませんでした。

全集中の呼吸は、一度に大量の酸素を血中に取り込み、身体能力を大幅に向上させる鬼殺隊の基本技術です。

さらに、鬼を絶命させる唯一の手段である日輪刀も持ち合わせていませんでした。

そんな状態で炭治郎は、お堂の鬼の攻撃を避け、機転を利かせて鬼の頸を叩きつけ、日の出を待つという戦法で勝利を収めます。

炭治郎の頭突きだけでかなりのダメージを受け、最終的には日光で消滅したことから、お堂の鬼が非常に弱い鬼であったことがうかがえます。

しかし、この戦いは炭治郎が鬼と戦う覚悟を決め、鬼殺隊を目指す上での重要な一歩となりました。

 

お堂の鬼のアニメ版声優:緑川光の妙演

アニメ「鬼滅の刃」でお堂の鬼の声を担当したのは、人気実力派声優の緑川光です。

彼の演技は、モブキャラクターであるお堂の鬼に、独特の不気味さと存在感を与えました。

 

緑川光のプロフィール

項目情報
本名緑川 光(みどりかわ ひかる)
出生地栃木県大田原市
生年月日1968年5月2日
身長174㎝
職業声優
所属事務所青二プロダクション

緑川光は、クールな声から可愛らしい声、セクシーな声、男らしい声まで、幅広い声質を自在に操ることで知られるベテラン声優です。

小学生の頃にアニメ雑誌を見て青二プロダクションへの所属を希望し、両親から薬剤師の道を勧められながらも、その夢を貫いたというエピソードは、彼の声優への強い情熱を物語っています。

デビュー作は「キテレツ大百科」です。

 

緑川光の主な経歴と代表作

緑川光は小学生の頃に「機動戦士ガンダム」を見て声優に憧れ、同作の主演を務めた古谷徹が所属する青二プロダクションを志望したと言います。

1988年に「キテレツ大百科」でデビュー後、「新機動戦記ガンダムW」のヒイロ・ユイ役や「SLAM DUNK」の流川楓役といったクールなキャラクターを演じ、人気を博しました。

1993年には「電光超人グリッドマン」や「美少女戦士セーラームーンR」など、多くの作品に立て続けに出演し、大活躍を見せます。

アニメ以外にも「スーパー戦隊シリーズ」や「救急戦隊ゴーゴーファイブ」といった特撮作品への出演も多く、その活動は多岐にわたります。

その他、主な出演作品は以下の通りです。

1988年~:「キテレツ大百科」(侍、大場、ヤング、門木、白服、三太夫、本田 役)

1991年~:「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」(新条直輝 役)

1995年~:「新機動戦記ガンダムW」(ヒイロ・ユイ 役)

1997年~:「烈火の炎」(水鏡凍季也 役)

1998年~:「遊☆戯☆王」(海馬瀬人 役)

2004年~:「下級生2〜瞳の中の少女たち〜」(織屋浪馬 役)

2007年~:「銀魂」(南戸粋、結野晴明 役)

2009年~:「ドラゴンボール改」(天津飯 役)

2013年~:「DIABOLIK LOVERS」(逆巻アヤ 役)

2018年~:「SSSS.GRIDMAN」(グリッドマン 役)

 

愛称「グリリバ」と「リョクセンコウ」の由来

緑川光は、ファンや業界内で「グリーンリバーライト」や「リュウセンコウ」といった愛称で親しまれています。

「グリーンリバーライト」は、彼の名前「緑川光」を英語に直訳したもので、中学時代の英語教師が付けたあだ名だそうです。

「南国少年パワプロくん」の原作者・柴田が雑誌で緑川を紹介した際にこの愛称を用いたことで、広く知られるようになりました。

さらに「リョクセンコウ」は、「グリーンリバーライト」をおじいちゃんが中国語風に訳したことに由来すると言います。

緑川自身がこの響きを気に入り、それ以来自身のことを「リョクセンコウ」と名乗るようになったという、なんともユニークなエピソードが残っています。

 

読者が語る「お堂の鬼」と緑川光への反応

お堂の鬼は登場シーンこそ短かったものの、その存在は読者の間で様々な反響を呼びました。

 

「声優の無駄遣い」?意外な配役への驚き

特に多かったのは、「お堂の鬼の声優が緑川光だったことに驚いた」という声です。

「こんなチョイ役で…」「声優の無駄遣い」といった感想が多く見られ、お堂の鬼がいかに「モブキャラ」として認識されていたかがうかがえます。

同時に、緑川光ほどのベテラン声優が、物語の序盤に登場する名前もない鬼の役を担当したことに、アニメ制作陣の本気度を感じ取った読者もいたのではないでしょうか。

 

炭治郎の成長を実感させる存在

お堂の鬼との戦いは、頸を斬られても死ななかったことに対し、「なぜ?」と疑問を抱く読者もいました。

これについては、炭治郎がまだ日輪刀を持っていなかったため、鬼を完全に絶命させることができなかった、という解説がなされています。

また、「お堂の鬼にトドメを刺すのも迷っていた頃から、後の半天狗戦まで進むと、そういう情をかける相手の見極めに関しても場数踏んだな…と感心する」といった感想も見受けられました。

このことから、お堂の鬼との戦闘シーンは、鬼に対する炭治郎の初期の戸惑いや、彼が経験を積むことで「情けをかける相手」を見極めることができるようになった成長ぶりを象徴する、重要な場面であったと考えることができるでしょう。

 

まとめ:「お堂の鬼」は炭治郎の成長を示す“原点”

「鬼滅の刃」に登場するお堂の鬼は、血鬼術も持たず、これといった特徴もない「モブキャラ中のモブキャラ」と言える存在でした。

しかし、彼は主人公・竈門炭治郎が禰豆子以外に初めて戦った、記念すべき鬼です。

鬼殺隊入隊前の炭治郎にとって、お堂の鬼はまさに「ちょうど良い敵」であり、彼が鬼に対する認識と向き合い方、そして「命を奪うこと」への覚悟を改めるきっかけとなる重要な存在でした。

この戦いを経て、炭治郎は鬼殺隊へと入隊し、強大な鬼たちと渡り合えるまでに成長していきます。

物語が進むにつれ、お堂の鬼のような弱さを持つ鬼はほとんど見られなくなるため、ある意味「貴重な鬼」と言えるかもしれません。

次々と現れる強敵との迫力ある戦いももちろん見どころですが、たまにはお堂の鬼との戦いを振り返ってみることで、炭治郎の計り知れない成長を改めて感じることができるのではないでしょうか。

 

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