【今際の国のアリス RETRY】アリスが再び「今際の国」へ!大人になった主人公が挑む、希望のげぇむ

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今際の国のアリス

【今際の国のアリス RETRY】アリスが再び「今際の国」へ!大人になった主人公が挑む、希望のげぇむ

 

「今際の国のアリス」の続編として、「週刊少年サンデー」にて連載された「今際の国のアリス RETRY」。

前作で壮絶な「げぇむ」を生き抜き、現実世界へと生還したアリスが、大人になった今、再びあの過酷な世界に迷い込むという衝撃的な展開で幕を開けました。

しかし、今回の「げぇむ」は前作とは一線を画す、ある「優しさ」に満ちたものでした。

なぜ、アリスは再び「今際の国」に呼ばれたのでしょうか?

そして、彼が守りたかったものは、げぇむの犠牲者を出さずにクリアできたのでしょうか?

今回は、そんな「今際の国のアリス RETRY」のあらすじを徹底的に掘り下げ、感動の最終回が持つ意味や、前作とのテーマの違いについて詳しく考察していきます。

 

今際の国のアリス RETRYとは?

「今際の国のアリス RETRY」は、前作「今際の国のアリス」の物語から8年後の世界を描いた続編です。

単行本は全2巻とコンパクトな構成でありながら、前作のファンを唸らせる濃厚なストーリーが展開されました。

物語の主人公はもちろん、アリスこと有栖良平です。

彼は前作で共に生き残ったウサギこと宇佐木柚葉と結婚し、公認心理師として働く穏やかな日々を送っていました。

そして、二人の間にはもうすぐ子供が生まれる予定でした。

まさに幸せの絶頂にいるアリスが、再び「今際の国」に迷い込んだことで、物語は再び動き始めます。

前作では「生きる意味」を模索する旅でしたが、今回の「RETRY」では、守るべきものができたアリスが、二度目の生還を目指して奮闘する姿が描かれています。

この明確な目的が、彼の思考と行動にどのような変化をもたらしたのかが、物語の大きな見どころと言えるでしょう。

 

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作品の概要と作者

「今際の国のアリス RETRY」は、2020年から2021年にかけて「週刊少年サンデー」で連載されました。

物語は、前作から8年後が舞台です。

作者は、前作と同じく麻生羽呂です。

1980年生まれ、大阪府出身の漫画家であり、かつては「金色のガッシュ!!」で知られる雷句誠のアシスタントを務めていました。

近年では、原作を担当する「ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜」がアニメ化されるなど、その活躍の場を広げています。

麻生羽呂が描く「げぇむ」の緻密な設定と、その裏に隠された人間ドラマは、「RETRY」でも健在です。

 

今際の国のアリス RETRYの漫画あらすじネタバレ

ここからは、「今際の国のアリス RETRY」のあらすじを詳しく見ていきましょう。

前作を読んだ方も、そうでない方も、ぜひ最後までお付き合いください。

 

1話から4話までのあらすじネタバレ

大学卒業後、公認心理師として高校の教育相談室で働くアリスは、妻となったウサギと静かで幸せな日々を送っていました。

出産間近のウサギの安産祈願のため、静岡に向かったアリスは、帰宅途中に台風に巻き込まれます。

そして、気がつくと荒廃した渋谷の街にたたずんでいました。

記憶を失っていたアリスでしたが、見覚えのある光景から、ここが再び「今際の国」であると悟ります。

アリスは、同じく台風でビルの看板落下に巻き込まれた5人の男女と共に、今回のげぇむ「ハートの9 ちきゅうしんりゃく」に挑むことになりました。

このげぇむは、宇宙人の侵略から身を守るために、シェルターに隠れるという内容です。

各プレイヤーには、他人に与える「ライフ」と、相手のライフを無効化する「デス」が与えられ、ライフを与えてもらうことでシェルターを使用できるというルールでした。

しかし、ホールごとにシェルターの数が減っていくことが判明し、最終的にはたった一人しか生き残れないことが明らかになります。

メンバー間には一気に緊張が走り、互いに命を奪い合う殺伐とした雰囲気が漂い始めました。

そんな中、キトーという医師は、話し合いで命の優先順位をつけることを提案します。

しかし、この話し合いは、実は危険分子であるタイガを排除するためのいかさまでした。

タイガはそれに気づき、怒りのあまりヒマリを襲おうとしますが、娘をかばったユズルが刺されてしまいます。

この状況は、1884年に南太平洋で実際に起きた「ミニョネット号事件」を彷彿とさせると、作中で語られています。

嵐で難破した船の乗組員4人が、救命ボートで漂流生活を送り、病気になった少年を殺害して食料とし、生き延びたという事件です。

この事件では、家族のいる3人と孤児の少年のどちらの命が優先されるべきか、という倫理的な問題が投げかけられました。

この事件を想起させることで、作品は「命の価値」について、読者に深く考えさせる意図があったのかもしれません。

タイガは殺人鬼という理由で命を軽んじられ、激怒してメンバーを襲おうとしますが、げぇむのルールである「暴力行為禁止」に違反し、レーザー攻撃を受けて脱落しました。

タイガが脱落したことで、残りのメンバーは安堵しますが、アリスだけは、この判断が本当に正しかったのかと疑問を抱いていました。

 

5話から7話までのあらすじネタバレ

ユズルは、出血多量で助かる見込みがないことを悟り、他のメンバーに「デス」を送るように指示します。

これは、かつて生命保険会社で働いていた彼が、出世欲のために保険金の支払いを却下し、結果的に病気の父親を死に追いやった母子を不幸にしたという罪滅ぼしでした。

ユズルは、自らの命を犠牲にすることで、若者たちに自分と同じ過ちを繰り返してほしくない、という願いを託しました。

この壮絶な告白は、メンバーの心を揺さぶり、正義感の強いナナセは、ユズルの言葉に従い「デス」を送ることを決意します。

しかし、ユズルは死に際、キトーのいかさまを指摘し、卑怯な真似をしないように忠告しました。

この言葉を聞いた娘のヒマリは、キトーが父を死に追いやった元凶だと理解し、復讐を誓います。

第4ホールに突入すると、ヒマリはキトーに「デス」を送ります。

追い詰められたキトーは、自分の番が来たと諦めかけますが、ナナセが彼に「ライフ」を送り、窮地を救いました。

ナナセは、看護師時代に「命を救う」という信念を得ており、その信念に従った行動でした。

彼女の言葉と行動に触れたキトーは改心し、ナナセに「ライフ」を送り返します。

この時点で、残るはアリスとヒマリの二人となりましたが、ヒマリは父親を殺したキトーを許せず、アリスに「ライフ」を渡そうとしません。

このままではアリスもげぇむオーバーになってしまいます。

 

8話から10話までのあらすじネタバレ

アリスはヒマリに、もうすぐ生まれる子供のことを打ち明け、説得を試みます。

アリスの必死な思いに心打たれたヒマリは、ついにライフを渡すことを決意しました。

第5ステージに突入しますが、そこにナナセの姿はなく、なぜかキトーがいました。

アリスはキトーが生き残った理由を模索し、ゲーム開始前に目にした、バラバラになった中年男性の遺体に着目します。

アリスの推理は、その遺体が「レプリカ」であり、他のプレイヤーが使用できるスマホを所持していたというものでした。

キトーは、ナナセにレプリカのスマホを見せ、そこから自身に「ライフ」を送ることで、ナナセを脱落させて生き残っていたのです。

キトーの次のターゲットは、自身と同じく「デス」を保有するアリスでした。

しかし、アリスは「あの遺体は本当にレプリカだったのか?」と問いかけ、このゲームの真の意図を見抜きます。

遺体は、プレイヤーに「死者が出る」という先入観を持たせるためのものであり、本当は全員でレプリカに「デス」を送り、殺し合いをせずにクリアできたのではないかと推理しました。

また、シェルターの定員も、第1ホール以外では確認しておらず、全員が入れる広いシェルターがあった可能性を指摘します。

そして、最後のホールには、定員3名のシェルターがあると推測しました。

このげぇむは、他人を犠牲にする「命の選別」ではなく、「生かしたい人を生かす」という優しいルールだったのです。

アリスは、3人で生き残ることを提案しますが、キトーはアリスの仮説を信じられず、自分だけが生き残る道を選ぼうとします。

この緊迫した状況は、前作の「かくれんぼ」を彷彿とさせます。

 

11話から最終話までのあらすじネタバレ

アリスはキトーに、なぜ彼が「命の選別」に固執するのかを問います。

キトーは、巨大隕石が落下した日、救命医として多数の負傷者の中から命が助かる可能性の高い患者を優先して手当せざるを得なかった過去を告白しました。

この時の経験が、彼に「救える命を救う」ことが使命だと思い込ませていたのです。

アリスは、そんなキトーの心に寄り添い、レプリカに「デス」を、キトーに「ライフ」を送ります。

アリスの思いを受け入れ、キトーはついに改心し、2人に「ライフ」を、レプリカに「デス」を与えました。

そして、3人はシェルターに身を寄せ、全てのカードを使い切り、げぇむクリアを達成しました。

再び目が覚めると、アリスは病院のベッドにいました。

彼は急いでウサギの分娩室に向かい、生まれたばかりの愛娘を抱きかかえるウサギの姿を見て、安堵の涙を流しました。

アリスの長い旅は、愛する家族の元へと帰ることで、ついに終わりを告げたのです。

 

今際の国のアリス RETRYのラストの意味や謎を考察

「今際の国のアリス RETRY」の最終回は、感動的な結末を迎えましたが、そこにはいくつかの謎も残されています。

ここでは、ラストの意味について考察を深めていきましょう。

 

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考察1:ラストの意味

最終回のラストで、ウサギはアリスに「また寄り道してたの?」と問いかけます。

この「また」という一言が、読者の間で大きな議論を呼びました。

前作でも、アリスは「今際の国」の記憶を失っていましたが、ウサギには記憶が残っていたと考える読者もいます。

もしそうだとすれば、ウサギはアリスが再び「今際の国」に行ったことを知っていたのかもしれません。

しかし、前作のラストでアリスとウサギが再会した際、二人とも「今際の国」での記憶を失っていました。

このことから、「また寄り道」は、単に出産が近いのにいなくなっていたアリスに対する、ウサギの冗談めいたセリフであり、深い意味はないと考える見方もできます。

このセリフは、読者に想像の余地を与える、作品の奥深さを示すものと言えるでしょう。

 

考察2:事故の規模とゲームの規模は比例する?

前作の「今際の国」では、多数の国民やげぇむが存在し、プレイヤーは複数のげぇむをクリアしなければ生還できませんでした。

しかし、「RETRY」では、たった一つのげぇむをクリアするだけで生還できました。

この違いは、現実世界でアリスたちが巻き込まれた事故の規模に比例していると考察することができます。

前作では、巨大隕石の落下という大規模な災害に巻き込まれたため、多くのプレイヤーが「今際の国」に送られ、過酷なげぇむをこなさなければなりませんでした。

一方、「RETRY」では、台風による看板の落下という、前作に比べて小規模な事故でした。

そのため、げぇむの参加者も少なく、一つのげぇむをクリアするだけで生還できたと考えることができます。

この考察は、作品の緻密な世界観設定を示しており、物語のリアリティをさらに高めていると言えるでしょう。

 

今際の国のアリス RETRYの面白い魅力

全13話という短い連載期間ながら、「今際の国のアリス RETRY」は、多くのファンを魅了しました。

その魅力は、単なる続編に留まらない、深いテーマ性にあります。

 

魅力1:大人になったアリスが主人公

前作では、人生に無気力で、自分自身の存在意義を見出せずにいたアリス。

しかし、「RETRY」では、愛する妻と、もうすぐ生まれる子供という守るべき存在ができました。

この変化は、アリスの思考と行動に大きな影響を与えています。

彼は、前作のように「生きる意味」を問うのではなく、「必ず生きて帰る」という明確な目的を持ってげぇむに挑みました。

また、自分だけでなく、他のプレイヤー全員が助かる道を模索しました。

この「全員でクリアする」という発想は、前作では見られなかった、アリスの人間的な成長を象徴しています。

彼は、他者を思いやることで、自分自身の弱さを克服し、真の強さを手に入れたのです。

 

魅力2:前作と続編のテーマの違い

「今際の国のアリス」は、過酷なデスゲームを通じて、人間の「利己性」や「残酷さ」を浮き彫りにしました。

しかし、「RETRY」の「ハートの9 ちきゅうしんりゃく」は、「全員が生き残れる」という希望に満ちたげぇむでした。

これは、「命を奪い合う」前作のテーマに対し、「命を分け与え、全員で生き延びる」という、より高次なテーマを描いていると言えるでしょう。

作者は、この作品を通じて、過酷な状況下でも失われない人間の優しさや、協力することの大切さを伝えたかったのかもしれません。

「RETRY」は、前作の物語を単に繰り返すのではなく、さらに深いメッセージを提示することで、ファンに新たな感動を与えました。

 

今際の国のアリス RETRYに関する感想や評価

「今際の国のアリス RETRY」は、多くの読者から絶賛されました。

ここでは、SNSなどで見られた読者の声をご紹介します。

 

続編の魅力と読者の声

「RETRYも面白かった」という感想は非常に多く見られます。

特に、「ハートの9」という、前作では「利己的」で最も困難だったマークのげぇむが、続編では「優しさ」にあふれたものとして描かれたことに感銘を受けたファンが多かったようです。

「一体どんな結末を迎えるのか、最終回まで一気に読んでしまった」という声もあり、物語の構成の巧みさがうかがえます。

また、多くのファンが「アリスには生きてほしい」という強い思いを抱いており、その思いが通じた感動のラストは、涙を誘うものだったようです。

そして、「前作でも全員が助かる道があったと考察」という声も多く見られます。

「RETRY」でのアリスの活躍を見て、「あの時、どこかにカルベたちも助かる道があったのでは?」と考えるファンもいました。

この見方は、「RETRY」が前作の物語をより深く読み解くための「鍵」となったことを示唆していると言えるでしょう。

「RETRY」は、単体で楽しめるだけでなく、前作の魅力を再発見させてくれる、まさにファンにとって最高の贈り物でした。

 

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まとめ

「今際の国のアリス RETRY」は、大人になったアリスが、再び「今際の国」に挑む姿を描いた作品です。

前作が「命を奪い合う」デスゲームだったのに対し、本作は「命を分け与える」希望の物語でした。

アリスは、守るべき家族ができたことで、自分だけでなく、他のプレイヤー全員が生き残る道を探し、困難を乗り越えました。

そして、現実世界に戻り、愛するウサギと娘と再会するという、希望に満ちた最終回を迎えました。

「RETRY」は、単なる続編に留まらず、前作で描かれたテーマをさらに深く掘り下げ、私たちに「生きること」や「他者を思いやること」の意味を問いかける、メッセージ性の強い作品と言えるでしょう。

 

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