【不滅のあなたへ】トナリが死亡する経緯をネタバレ考察!現代編で復活する?

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不滅のあなたへのトナリとは?

大今良時による人気漫画『不滅のあなたへ』には、主人公フシの長く過酷な旅路を彩る、忘れがたいキャラクターたちが数多く登場します。

その中でも特に、読者に強い印象と複雑な感情を抱かせたのが、ジャナンダ島の少女トナリです。

初登場時、トナリはフシを騙してジャナンダ島という過酷な地へ送り込んだり、悪びれる様子もなく嘘を吐いたりするなど、一見すると悪役のようなキャラクターとして描かれていました。

しかし、フシと行動を共にするうちに、彼女が持つ仲間思いの優しさや、困難な状況を生き抜くための「ずる賢さ」といった、多面的な魅力が明らかになっていきます。

トナリは、マーチやグーグー、ピオランと同じく、フシに「人として生きる」うえで不可欠な多くの感情や知恵を与えた、かけがえのない貴重な仲間となりました。

しかし、不死ではないトナリもまた、物語の中で他のキャラクターと同様に最期を迎え死亡してしまいます。

この記事では、トナリがフシにとって欠かせない存在になるまでの経緯、その最期の瞬間、そしてフシの能力によって現代編で復活するのかどうかを、詳細なネタバレ情報と共に考察していきます。

 

不滅のあなたへの作品情報

『不滅のあなたへ』は、2016年11月9日から『週刊少年マガジン』にて連載がスタートしたファンタジー漫画です。

女性漫画家である大今良時による作品で、2022年2月時点で単行本は17巻まで刊行されており、累計発行部数は300万部を突破する大ヒットを記録しています。

2021年4月12日からテレビアニメ第1シリーズが全20話で放送され、大きな反響を呼びました。

そして、2022年秋には待望の第2シリーズの放送が予定されるなど、その人気は留まるところを知りません。

 

不滅のあなたへの概要

物語の主人公フシは、不死身の体と、触れたものの姿や性質を写し取る「変化」の能力を持つ存在です。

フシは、謎の存在「観察者」によって地上に投げ込まれた「球」から始まり、石、オオカミ、そして人間へと姿を変えながら、広大な世界を旅します。

彼の旅は、ノッカーという敵との戦いと、人間たちとの出会いと別れを通じて、「生きること」の意味を学んでいく過程そのものです。

フシが写し取った姿は、彼の大切な仲間たちの「器」となり、物語を通じてフシの成長の証となっていきます。

 

不滅のあなたへのあらすじ

トナリが登場するのは、フシが新たな力を獲得しようと密林を目指していた時期に始まるジャナンダ島編です。

トナリは、主人公フシと、フシの旅の仲間であるピオランを、罪人とその家族を隔離するジャナンダ島へ送るように手配した張本人でした。

彼女は、フシを島の闘技場に出場させ、優勝させて島長に仕立て上げ、その権限で島から脱出することを夢見ていました。

この一見して利己的な行動が、フシとトナリの出会いの始まりであり、フシの旅の新たな転換点となります。

 

トナリのプロフィール

トナリは、フシとの出会いの時点では14歳の少女です。

彼女は7歳の頃、母親殺害の容疑で父親がジャナンダ島へ島流しになったことがきっかけで、この隔離された島へ渡りました。

この幼少期からの過酷な環境が、彼女のずる賢く、しかし仲間思いという複雑な性格を形成したと言えるでしょう。

本編登場時、トナリはハヤセが変装した女性から、「フシは島長決定戦で優勝するから、囚人の船へ乗せるといい」という助言を受けたことで、フシをジャナンダ島へ送り込む手配をしています。

トナリの基本的なプロフィール情報をまとめました。

名前トナリ
初登場ジャナンダ島編
年齢14歳(初登場時)
特技日記を書く、情報収集、島の子供たちのリーダー
目的ジャナンダ島からの脱出

 

不滅のあなたへのトナリが死亡するまでの経緯や最後

当初はフシを騙すことから始まったトナリの物語ですが、彼女はフシの人生にとって不可欠な存在へと変わっていきます。

しかし、ノッカーとの激しい戦いや、ハヤセとの因縁の果てに、トナリもまた避けられない最期を迎えることになります。

ここでは、トナリが最後に死亡するまでの重要な経緯と、その感動的な最期をネタバレ考察します。

 

フシとの出会い

トナリはフシをジャナンダ島へ送り込んだ張本人ですが、初対峙した際は、自分がその張本人であることを隠し、何も知らないふりをして挨拶を交わしていました。

彼女の目的は、仲間たちと共にジャナンダ島を脱出することであり、その夢のためには、フシを騙すことも厭いませんでした。

興味深いのは、フシもまたトナリに騙されたと知っても、トナリに協力的な態度を取り続けたことです。

これは、トナリの行動に隠された「仲間を救いたい」という強い思いを、フシが本能的に感じ取っていたためではないか、という見方もあります。

 

ノッカーとの戦い

ジャナンダ島編では、ノッカーが島を二度にわたって襲撃します。

トナリは、フシを騙す一方で、ノッカーとの戦いにおいては「運命を変えるには時に協力も必要」という現実的な考えのもと、フシのノッカー退治に積極的に協力しました。

この協力的な態度は、フシがトナリに対して募らせていた不信感を軽減させ、二人の間に信頼関係が芽生えるきっかけとなりました。

トナリにとって、フシは利用する対象から、共に戦うべき仲間へとその認識が変わっていったのです。

 

ジャナンダ島に残る

激しいノッカーとの戦いの結果、トナリの仲間であったウーロイ、ミァ、ウーパといった子供たちが命を落とし、生き残ったのはサンデルとトナリの二人だけになってしまいます。

多くの仲間を失った悲劇を乗り越え、トナリは島から脱出する夢を諦め、代わりに育ってきた土地の復興に力を入れるため、ジャナンダ島に残ることを決意します。

この決断は、当初の利己的な動機から一転し、大いなる責任感と愛情をもって故郷と向き合うという、トナリの精神的な成長を示す重要な転換点となりました。

 

トナリは毒耐性の体を作る

島に残る決意をしたトナリは、フシに別れを告げ、リカードにフシの道案内を頼みます。

そして、それから40年後が描かれたサールナイン島編にて、大人になったトナリが再登場します。

フシと再会したトナリは、ジャナンダ島の島長を務める傍ら、自らの体を使って毒耐性の体を作り続けていました。

猛毒を飲んでは耐性を作り、また猛毒を飲むという過酷な過程を繰り返し、フシとの再会時点では、現存するほとんどの毒物に対する抗体を得ていたのです。

トナリがこの毒耐性の体を作っていたのは、その体をフシに獲得させるためでした。

この自己犠牲的な行動は、トナリのフシに対する愛情と、フシの旅路を支えたいという強い願いの表れであり、初期の彼女からは想像もできないほどの変化でした。

 

ヒサメノッカーとの交戦

毒耐性の体が完成したと考えたトナリは、フシのいるサールナイン島へ向かい、フシとの再会を果たします。

再会後、トナリはフシと行動を共にしていたヒサメが、フシにとって脅威となり得る存在であることに気づきます。

ヒサメは、フシをジャナンダ島へ送り込むようトナリに助言したハヤセの生まれ変わりであり、ハヤセがジャナンダ島で寄生された左腕のノッカーを引き継いでいたのです。

トナリは、フシをノッカーの脅威から守るため、ヒサメの左腕のノッカーを切り落とそうと交戦しますが、ノッカーが暴れ出してヒサメノッカー(ノッカーに主導権を握られた状態)との激しい戦いとなります。

この交戦の結果、トナリはノッカーに寄生され、体を内側から蝕まれてしまいました。

 

フシに看取られながら死亡

ノッカーに体を蝕まれたトナリに残された寿命は、もはやわずかでした。

医者となっていたサンデルは、トナリの最期を悟り、トナリが好きな酒を飲ませて、充実した最後の時間を過ごしてもらおうとします。

トナリは、フシに「ずっとそばにいて」と、初めて自分の本心を伝えます。

この願いは、孤独な環境で生きてきたトナリの、フシに対する深い愛情と、最後の瞬間までフシの存在を感じていたいという切実な想いを示しています。

そして、トナリはフシに看取られながら静かに息を引き取り、その壮絶な人生の幕を閉じました。

フシは、自分を励ましながら死亡していったこの女性が、かつてのジャナンダ島の少女トナリであったことに、この時点ではまだ気付いていませんでした。

 

不滅のあなたへのトナリがレンリル編と現世編で復活?

トナリはサールナイン島編で死亡しましたが、『不滅のあなたへ』の物語は、死んだ仲間たちの魂(ファイ)が、フシの能力によって再び現世に戻るという、奇跡の復活劇を描きます。

果たして、トナリもまたフシの能力によって復活を果たすのでしょうか。

 

トナリの日記とは?

フシは、自分を看取られながら死亡した女性が誰だったのか、その正体を知ることができませんでした。

そこで、フシはヒサメノッカーに襲われて死亡した女性を思って彼女に変化しますが、その時にジャナンダの囚人に押される手の平の焼き印と、トナリが持ち歩いていた日記を見つけます。

日記には、フシに対する正直な気持ちや、仲間への想いが綴られており、フシはそこで初めて、この女性がトナリであったことに気付くのです。

この日記は、読者にとっても、トナリの真の優しさを知るための重要な鍵となりました。

 

トナリのファイはずっとフシの近くにいた

死亡したトナリですが、彼女のファイ(現実でいうところの魂や霊体)は、死後もずっとフシの近くにいました。

『不滅のあなたへ』の世界では、死亡した人物は「何でも叶う楽園に行く」か「現世にとどまるか」の二択を迫られますが、トナリは迷わず「現世にとどまる」方を選択しました。

トナリのファイは、霊が見える能力を持つウラリス王国のボン王子にフシの話をするなど、陰ながらフシを支え続けます。

実は、フシとボン王子を結び付けたのも、トナリのファイだったことが後に判明します。

生前からフシのために毒耐性のある体を作ったトナリらしい、献身的な選択であったと言えるでしょう。

 

レンリルとの戦いでトナリたちが復活

フシのことを気にかけて現世に留まるというトナリの選択が、後に彼女の復活へと繋がります。

王都レンリルでのノッカーとの攻防戦(漫画12巻・第112話)にて、フシは死者を復活させる能力に目覚めます。

この能力が発動するには、「死者のファイが現世に留まっていること」「生前に死者とフシがあっていること」「フシが死者の器を作ること」という三つの条件を満たしている必要がありました。

トナリは、ファイが現世に留まり続けたことで、この条件をクリアし、フシによって見事に復活を遂げました。

トナリ以外にも、マーチとグーグーといった初期の仲間たちが同時に復活し、読者に大きな感動を与えました。

 

トナリはフシの伝説を書く

レンリルとの戦いの後、フシはノッカーから世界を守るために深い眠りにつくことを決意します。

復活したトナリは、フシが眠りについたことで世界中に発生する不思議現象(根がはられること)に人々が驚かないように、フシの新しい伝説を書き記すことに専念します。

このトナリの行動のおかげで、フシを英雄視する人々が現れ、フシが世界に張り巡らせた根がかられることもありませんでした。

トナリは、フシの旅路を陰から支えるという役割を、自身の寿命が尽きるまで果たし続け、やがてジャナンダで余生を過ごした後、再び息を引き取ります。

彼女は、嘘を吐いてまでフシを利用しようとした少女から、フシの生涯にわたる最も忠実な協力者へと変化を遂げたのです。

 

現世でフシが目を覚ます

長い眠りから覚めたフシは、物語が現代社会を舞台とする現世編にて再び目覚めます。

フシが目覚めたそこには、ノッカーが完全に駆逐された平和な世界が広がっていました。

フシは、この平和になった世界を見て喜び、早速マーチやボン王子、グーグー、そしてトナリといった大切な仲間たちを、各々の故郷に復活させます。

このシーンは、フシが孤独な旅を終え、再び大切な人々と共に生きる喜びを手に入れたことを示しています。

 

トナリが若い頃の姿で復活

各故郷で復活したトナリたちは、テイスティピーチ財団の手引きで来日し、フシと仲間たちで共同生活を送ることになります。

サールナイン島編で登場したトナリは、40年後の大人の姿でしたが、現世で復活したトナリは、フシと初めて出会った頃の子供の姿で蘇っています。

これは、トナリが以前「若い姿がいい」と言っていたのをフシが覚えており、助けてくれたお礼として、トナリの望み通りに若い頃の姿で復活させていたのです。

この細やかな描写から、フシがトナリの存在を深く愛し、彼女の言葉を大切にしていたことが伝わり、読者の胸を打ちました。

 

学校に行くトナリ

フシと共同生活を送ることになったトナリたちは、フシが居候するユーキという少年の家で暮らし始めます。

トナリは、ユーキが通う中学校に通うことになりますが、罪人とその家族が隔離されているジャナンダ島で暮らしていたため、学校に通った経験がありません。

そのため、普段は活発で明るいトナリですが、学校という慣れない環境では、どこかぎこちない様子を見せています。

この描写は、トナリが過酷な過去を乗り越え、現代で「普通の少女」としての生活を手に入れたという、救いのある結末を示しています。

 

不滅のあなたへのトナリのかっこいい魅力を考察

トナリは、当初の悪印象を覆し、読者からの人気が非常に高いキャラクターです。

ここでは、『不滅のあなたへ』の描写をもとに、トナリが持つ、ずる賢さだけではないかっこいい魅力を考察していきます。

 

かっこいい魅力①ずる賢さ

トナリの魅力の一つは、彼女の「ずる賢さ」です。

フシを騙してジャナンダ島行きの船に乗せたり、フシの不死性を利用して島民からお金を集めたりと、初期のトナリの行動は利己的に見えました。

フシはトナリに対し、「いつもデタラメばかり!」と怒りを露わにしましたが、ジャナンダ島という厳しい隔離環境で、子供たちが生き抜くためには、彼女のような狡猾さが必要不可欠だったと考える読者も多いです。

この「ずる賢さ」は、彼女がリーダーとして仲間を守るために身につけた、生存戦略であったという見方もできます。

 

かっこいい魅力②仲間思い

ずる賢さや口のうまさばかりが目立っていたトナリですが、実は誰よりも仲間思いなキャラクターであることが、物語を通じて明らかになっていきます。

フシとの決勝戦の前に、トナリがウーロイ、ミァ、サンデル、ウーパたちと開いた宴会で、フシはトナリの日記を見つけます。

その日記には、「私を幸せにしてくれた皆のために皆を幸せにしたい」と書かれており、トナリがフシを騙していたのは、仲間を島から脱出させるためだったという真の動機が明らかになります。

彼女の「ずる賢さ」は、仲間への愛という、非常に純粋な動機に裏打ちされていたのです。

 

かっこいい魅力③子どもを第一に考える

ジャナンダ島から脱出するための船には搭乗制限があり、トナリは船に乗せる者の選別を行うことになります。

トナリは、その条件を「7歳以下の子供たち」としました。

この条件に対し、大人たちは不満を漏らしますが、トナリは「子供たちは自分で運命を選ぶチャンスを与えられるべき」だと強く主張します。

これは、彼女自身が7歳の時から大人の都合で島に連れてこられた経験から、「子供の運命は、大人の都合で決めてはならない」という信念に基づいています。

「子どもを第一に考える」という彼女の行動は、過酷な環境を生き抜いたリーダーとしての強い倫理観を感じさせ、トナリのかっこいい魅力をより際立たせています。

 

かっこいい魅力④名言「たった一本の矢で戦うより…」

トナリは、ジャナンダ島にノッカーが出現した際に、フシを助けるために仲間たちと共に戦いに加わります。

その時に放った名言が「たった一本の矢で戦うより、沢山の矢で戦った方がいい!」です。

この言葉は、単独で戦おうとするフシに対し、仲間の大切さを教えるトナリの強いメッセージでした。

フシは、ノッカーとの戦いでマーチやオニグマ、グーグーの記憶を奪われ、変身の選択肢が限られていましたが、トナリと仲間たちの協力により、オニグマに擬態したノッカーを倒すことに成功します。

この名言は、フシの孤独な旅路に「繋がり」の重要性を再認識させる、重要なターニングポイントとなりました。

 

不滅のあなたへのトナリの声優

トナリは、その複雑な心情と強い意志を持つキャラクターであり、アニメで声を担当した声優の演技も高く評価されています。

ここでは、アニメ『不滅のあなたへ』にてトナリの声を担当した声優、稲川英里について紹介します。

 

稲川英里のプロフィール

アニメ『不滅のあなたへ』にてトナリ役を演じたのは、声優事務所「賢プロダクション」に所属する稲川英里です。

彼女は1993年10月28日生まれ、神奈川県出身で、声優の他に舞台女優としても活動しています。

2010年代から声優として活動しており、賢プロダクション全国声優オーディション2011でグランプリを受賞した実力派です。

彼女の座右の銘は「なせば成る、なさねば成らぬ何事も」であり、トナリの強い意志を持つキャラクター性とも重なります。

 

名前稲川英里(いながわ えり)
生年月日1993年10月28日
出生地神奈川県
職業声優、舞台女優
所属事務所賢プロダクション

 

稲川英里の主な出演作品や演じたキャラ

稲川英里は、アニメ、ゲーム、吹き替えなど多岐にわたるジャンルで活躍しています。

主な出演作品には、2014年からの『パックワールド』でシリンドリア役、2015年からの『SHOW BY ROCK!!』で聖川詩杏 / シアン役などがあります。

その他にも、2018年からの『妖怪ウォッチ シャドウサイド』でミサキ役や、2019年からの国民的アニメ『サザエさん』でツヨシ役などを演じています。

トナリの子供らしい可愛らしさと、大人びたずる賢さを併せ持つ複雑な演技は、彼女の多彩な表現力が生かされていると言えるでしょう。

 

不滅のあなたへのトナリに関する感想や評価

トナリは、物語の展開と共にその印象が大きく変わっていくキャラクターであり、読者や視聴者からも多くの感想が寄せられています。

ここでは、トナリに関するネット上の感想や評価を紹介し、彼女のキャラクター性を深掘りします。

 

トナリのセリフに関する感想

トナリが放ったセリフ、「自分の感情に正直にいたい」「ずるいと言われても、あんた(フシ)を守りたい」といった言葉は、多くの読者から高く評価されています。

これらのセリフは、彼女のずる賢さが、実はフシや仲間に対する純粋な愛情から来ていることを示しており、トナリの複雑な内面を象徴しています。

自分の欲望や感情に正直に向き合い、「かっこ悪い自分」をも受け入れているトナリの姿勢に、共感する読者が多かったと考えられます。

 

トナリの活躍シーンに関する感想

当初はフシを騙して利用しようとしたトナリが、ノッカーとの戦いでフシを助けにジャナンダ島へ戻るという行動は、読者の間で「好感度が爆上がり」したと大きな話題になりました。

「狡猾だったハヤセ」とは対照的に、トナリは自己の過ちを認め、仲間を守るために自らの命を懸けるという英雄的な行動を見せます。

この大きなギャップが、トナリというキャラクターの魅力を一層高め、読者の心に深く突き刺さったと言えるでしょう。

 

トナリの死亡事実に関する感想

トナリがサールナイン島編で死亡した事実は、多くの読者にとって「しんどい」と感じられるほど、心に大きな衝撃を与えました。

特に、フシに「ずっとそばにいて」と本心を伝えて息を引き取る最期のシーンは、トナリの孤独と愛が凝縮されており、読者の間でトナリのキャラクター性が高く評価されていることが窺えます。

トナリの死は、フシの旅路における「別れ」の重みを改めて読者に感じさせ、物語のテーマ性を深める重要な出来事となりました。

 

まとめ

『不滅のあなたへ』に登場するトナリは、当初の利己的な振る舞いから一転し、フシにとってかけがえのない大切な仲間へと変化を遂げた少女です。

彼女のずる賢さは、ジャナンダ島という過酷な環境で仲間を守るための生存戦略であり、その根底には、誰よりも強い仲間への愛と、子供たちの未来を願う大いなる責任感がありました。

トナリは、フシのために毒耐性の体を作り、ノッカーとの交戦で命を落としますが、その魂(ファイ)は死後もフシの傍に留まり続けました。

そして、フシが死者を復活させる能力に目覚めたことで、トナリはレンリル編、そして平和になった現代編で、望み通り若い頃の姿で復活を果たします。

彼女は、復活後もフシの伝説を書き記すなど、その旅路を支え続けました。

トナリの物語は、自己犠牲の愛と命の繋がりの尊さを描き出し、フシの成長と、彼の不滅の旅路の結末に、大きな希望をもたらしたと言えるでしょう。

 

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