
『ワンパンマン』の格闘家バクザンとは?人間時代の実力と基本情報
大人気漫画『ワンパンマン』には、ヒーローやサイタマだけでなく、個性豊かで強大な怪人が数多く登場します。
中でも、第2期で描かれた格闘大会「スーパーファイト」編で、強烈なインパクトを残したのが、格闘家のバクザンです。
彼は単なる格闘家として登場しただけでなく、怪人化して「災害レベル竜」にまで到達しながら、あっけない最期を迎えることになります。
ここではまず、人間時代のバクザンの基本情報と、彼の格闘家としての実力を振り返ります。
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格闘大会「スーパーファイト」2連覇の実績
バクザンは、作中の格闘大会「スーパーファイト」において、過去に2連覇を達成しているという輝かしい実績を持つ人物です。
この大会は、作中において「現役最強」と謳われるスイリューも参加する、文字通りの格闘界の頂点を決める場であり、そこで2度も頂点に立っている事実は、彼の人間としての実力が超一流であったことを示しています。
しかし、その裏では不穏な言動や、強烈な殺気を現役最強のスイリューに向けているなど、格闘家としては異質な一面も覗かせていました。
彼は最強を目指すというよりも、「自分より弱い奴をいたぶる」という邪悪な本心を内に秘めていたからです。
闇地獄殺人術の使い手としての特徴
バクザンの流派は、そのおぞましい名前からも想像できるように「闇地獄殺人術」です。
彼はこの武術を使い、これまで対戦したファイターを全員再起不能にしてきたとされています。
これは、単なる強さだけでなく、相手を徹底的に破壊することに躊躇がないという、彼の残虐性を象徴するものです。
実際、人間の頃の彼は、自身が全力を出してすらいないという発言をしており、その実力はA級上位のヒーローに匹敵するか、それ以上であった可能性が高いと考えられています。
バクザンの声を担当した声優
アニメ版『ワンパンマン』において、バクザンの声を担当したのは、声優の山口太郎さんです。
山口太郎さんは、その力強く渋みのある声で知られ、バクザンの持つ不穏で傲慢な雰囲気と、怪人化した後の尊大な態度を見事に演じ分け、キャラクターの個性を際立たせていました。
アニメ第2期で彼の活躍(あるいは惨敗)を見る際には、ぜひ声にも注目してみてください。
序盤でサイタマに敗北した経緯
人間時代のバクザンは、格闘大会「スーパーファイト」に出場し、サイタマ(本人は変装してチャランコとして出場)と対戦します。
彼は初戦でサイタマと当たり、その際にサイタマのカツラが触られたことへの反射的なパンチ一発で、あっけなくKOされ初戦敗退となりました。
バクザンは自身の強さに絶対的な自信を持っていたものの、この一件でサイタマの圧倒的な力量を前に、そのプライドは完全に打ち砕かれた形になります。
この屈辱が、彼の後の行動、すなわち怪人化へと繋がる重要な伏線となったと見る読者も多いでしょう。
怪人化で災害レベル「竜」に到達したバクザンの戦闘力
サイタマに敗北した後、バクザンは自身の強さへの渇望と、屈辱を晴らしたいという思いから、会場に現れた怪人協会の幹部ゴウケツの誘いに乗ります。
彼はゴウケツが持ってきた「怪人細胞」を大量に摂取し、最強の生物となることを目指します。
その結果、バクザンは驚異的な進化を遂げ、最強格闘家から強大な怪人へと変貌を遂げました。
大量の怪人細胞摂取による変貌
バクザンは、最強の生物になるという強い欲求から、怪人細胞を一般的な量ではなく、極めて大量に食べました。
この大量摂取は、当初は細胞の効果に耐えられず倒れるという事態を招きますが、時間差で覚醒し、規格外の巨体を持つ怪人として生まれ変わります。
その姿は、ゴウケツにも匹敵するほどの巨大さになり、4本の腕、3本の尻尾、頭や肘、肩からは合計9本の角が生えるという、人間とはかけ離れた異形の姿となりました。
その変貌ぶりは、人間時代の面影はほとんどなく、まるで猿のような、より原始的で凶暴な生物といった印象を与えます。
災害レベル「竜」と推定される強さ
怪人化したバクザンの推定災害レベルは、なんと「竜」です。
災害レベル「竜」は、S級ヒーローが複数で対応しなければ被害を食い止められないレベルとされており、この事実だけでも、バクザンが人間時代からは想像もつかないほどの絶大なパワーを手に入れたことが分かります。
格闘大会で怪人化した選手たちの中でも、バクザンは最大級の戦闘能力を持つとされており、その圧倒的な力で、彼は満身創痍のスイリューを徹底的に叩きのめします。
彼が手に入れた力は、間違いなくS級ヒーローを凌駕するものでした。
しかし、その強さには、ある重大な「限界」があったとされています。
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ゴウケツからの「大当たり」という評価
バクザンが怪人化を遂げた際、怪人協会の幹部であるゴウケツは、その変貌を目の当たりにして「こいつは大当たりだ」と評価しています。
ゴウケツは元々、格闘大会の優勝者であるスイリューを怪人化させようと考えていましたが、細胞を大量に摂取して巨大怪人となったバクザンを見て、その強大なポテンシャルを認めました。
この評価は、バクザンの強さが他の怪人化した格闘家とは一線を画していることを裏付けています。
実際に彼の戦闘力は非常に高く、人間の頃に磨いた武術と怪人化で得た絶大なパワーを兼ね備えていました。
この時点で、バクザンは格闘大会会場における最強の存在となったのです。
バクザンは本当に強かったのか?ゴウケツ、スイリューとの比較
災害レベル「竜」と評価され、強大なパワーを手に入れたバクザンですが、多くの読者は、彼の強さにどこか「小物感」を拭えなかったと感じています。
その理由は、彼が対峙したゴウケツやスイリューといったキャラクターとの対比で見えてきます。
彼の強さは、あくまで「災害レベル竜」の下位格に留まり、精神性の弱さも相まって、真の強者には遠く及ばないものでした。
怪人化後もゴウケツに圧倒的な差があった根拠
バクザンは怪人化して巨大な力を得た直後、その万能感からゴウケツに対しても傲慢な態度を取ります。
しかし、ゴウケツはバクザンの全ての技を指一本でいなし、その圧倒的な実力差を見せつけました。
さらに、ゴウケツが放った正拳突きの衝撃波を見ただけで、バクザンは完全に萎縮してしまいます。
この光景は、バクザンの強さが、ゴウケツのような怪人協会の幹部クラスの「竜」とは比べ物にならないほど下位であったことを明確に示しています。
ゴウケツの正拳突きは、彼が本気を出せばバクザンを一撃で粉砕できると容易に想像させるほどの威圧感があり、バクザンはその威力の前に、自信も万能感も失って大人しくなってしまいました。
結局、ゴウケツとの実力差は「雲泥の差」であり、バクザンはゴウケツの強さを目の当たりにして、自身の限界を痛感せざるを得ませんでした。
精神的な弱さが露呈した「小物」としての本性
バクザンが真の強者になれなかった最大の理由は、その精神性にあります。
彼は怪人化し、絶大なパワーを手に入れたにもかかわらず、その強さを「最強になるため」ではなく、「自分より弱い奴をいたぶるため」に使おうとしました。
彼の本心は、強者に立ち向かう勇気ではなく、弱者を踏みにじる優越感にあり、この「小物感」が、彼の強さを本質的に制限していました。
怪人化する前は、パニックを防ぐために怪人への単独対処を提案するなど、一見すると善人らしい一面も見せていましたが、それは彼が「悪」に堕ちる前の、ほんの一瞬の葛藤だったのかもしれません。
しかし、怪人細胞によって本性が引き出され、その邪悪な心は弱者をいたぶるという行動に直結しました。
このような精神性は、ヒーローや真の強者たちが持つ「覚悟」や「信念」とは対極にあり、彼がゴウケツやサイタマといった圧倒的な強者の前に立てなかった根本的な原因と言えるでしょう。
嫉妬と憎悪でスイリューを執拗にいたぶる
バクザンが怪人化後に最も執着し、攻撃対象としたのは、同じく格闘家であり、現役最強と目されていたスイリューです。
スイリューは、若くして才能に溢れ、容姿端麗で女性にも困らないという、バクザンが持っていない全てを持っていました。
バクザンは人間時代からスイリューに対し、強い嫉妬と嫌悪感を抱いており、怪人化によってその感情を完全にむき出しにしました。
彼は既に満身創痍であったスイリューを、更に甚振ることで自身の邪悪な本心を満たそうとします。
この行動は、彼の強さが「自己満足」と「コンプレックスの解消」のために使われたことを示しており、その対比はスイリューの成長と、バクザンの凋落を際立たせることになりました。
スイリューはバクザンに徹底的に叩きのめされながらも、最後にヒーローに救いを求め、彼の心には「ヒーローへの憧れ」という希望が芽生えました。
一方、バクザンはスイリューが絶望することを願い、再起不能になったスネックをも残酷に踏みつぶそうとするなど、その残虐性は増すばかりでした。
必殺技「闇地獄殺人術」フルコースの結末
怪人バクザンは、駆けつけたサイタマに対し、試合での屈辱を晴らすため、人間時代に磨いた武術と怪人化で得たパワーを組み合わせた「闇地獄殺人術」のフルコースを叩き込みます。
彼が繰り出した必殺技のフルコースには、以下のようなものがありました。
| 技名 | 特徴 |
| 鬼泣き下段蹴り | 強烈な下段への蹴り |
| 熊殺し中段蹴り | 中段への破壊力のある蹴り |
| 修羅正拳突き | 全身の力を込めた正拳突き |
| 地獄送り手刀 | 相手を仕留めるための手刀 |
これらの技は、名前からもその殺意と破壊力の高さがうかがえます。
しかし、サイタマに対しては全て「全く通用しない」という結果に終わります。
サイタマはノーダメージでバクザンの攻撃を受け止め、返しのワンパンで怪人バクザンの上半身は粉砕されました。
災害レベル「竜」という強大な怪人であっても、サイタマの圧倒的な力量の前には、文字通り一撃で敗れ去るという、あまりにもあっけない最期でした。
サイタマはバクザンを倒した後、スイリューと話すまで、自分が倒したのがあの時の格闘家バクザンであったことにすら気づいていませんでした。
これは、バクザンの存在がサイタマにとってあまりにも取るに足らないものであったことを示しており、彼の悲しい末路をより一層際立たせています。
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まとめ
『ワンパンマン』に登場したバクザンは、人間時代には格闘大会2連覇を達成し、怪人化後は災害レベル「竜」にまで到達するという、作中でも非常に高いポテンシャルを持ったキャラクターでした。
しかし、彼の強さはあくまで「弱者をいたぶる」という目的のためだけにあり、真の強者であるゴウケツには実力で、そしてサイタマには存在そのものが通用しませんでした。
バクザンの生涯は、力だけでは真の強者にはなれないという、『ワンパンマン』のテーマの一つを象徴しているとも言えます。
彼の最期は、強さだけを求めて悪に堕ちた者の限界と、その対比としてヒーローに憧れを抱いたスイリューの成長を描き出す上で、非常に重要な役割を果たしました。
バクザンが散った格闘大会編は、怪人協会の脅威が本格化し、各キャラクターの思惑が交錯するターニングポイントと言えるでしょう。
未読の方はもちろん、再読する際には、バクザンという「強さと小物感の象徴」であったキャラクターの行動に改めて注目してみると、作品の深みがさらに増すはずです。
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