
【呪術廻戦≡】未来の呪術師、宇宙人、不老の虎杖…68年後の世界を徹底解剖!全登場人物と能力一覧
芥見下々原作、岩崎優次作画による『呪術廻戦≡(モジュロ)』は、原作の『呪術廻戦』から約68年後の未来、2086年の世界を舞台にした公式スピンオフ作品です。
原作の物語が完結した後、世界は宇宙からの来訪者「シムリア星人」という新たな脅威に直面しています。
本記事では、この近未来の呪術界で活躍する新旧のキャラクターたちと、彼らが使う進化した呪術、そして物語の核心に迫る設定を徹底的に解説します。
新たな脅威と未来の呪術師たちの戦いを知ることで、『呪術廻戦≡』の世界観を何倍も深く楽しむことができるでしょう。
乙骨家の後継者:真剣と憂花の運命
物語の中心を担うのは、伝説的な呪術師である乙骨憂太と禪院真希の血を引く孫、乙骨真剣と乙骨憂花の兄妹です。
彼らは、祖父母の持つ特性を色濃く受け継ぎながら、未来の呪術界で苛酷な運命に立ち向かっています。
天与呪縛と刀剣の継承者:乙骨真剣
兄の乙骨真剣は、祖母の禪院真希と同じく、呪力と引き換えに高い身体能力を得る「天与呪縛」の「フィジカルギフテッド」として生まれています。
呪力がほぼゼロという特異体質であり、戦闘では呪具を巧みに扱います。
幼い頃から真希に鍛えられて育った努力家であり、祖父の乙骨憂太が亡くなった11歳以降、乙骨真剣は乙骨家の宝物であった指輪を所持することになります。
乙骨真剣は、指輪をお守りだと思い込み、「自分はそんなものを必要としないほど強い」と周囲に認めさせようと焦る心情も抱えています。
五条家に対して敵愾心を抱くような発言も見られ、乙骨家と五条家の複雑な関係性を伺わせます。
シムリア星人の係官マルとは、最初は不信感を抱きつつも、人喰い虎の事件を通して信頼関係を築き始めることになります。
| 初登場 | 第1話 特級事案 |
| 年齢 | 17歳 |
| 祖父母 | 乙骨憂太、禪院真希 |
| 体質 | 天与呪縛(フィジカルギフテッド) |
| 呪具 | 火之夜藝(ほのやぎ) |
乙骨真剣が使用する呪具「火之夜藝」は、鞘と鍔で起こした火花を刀身にのせるという特殊な能力を持っています。
また、呪具の呪力を流用し、乙骨真剣は「シン・陰流」を自在に操ります。
その技は「シン・陰流 居合『抜刀』」や、「シン・陰流 簡易領域 斑(まだら)」などが確認されています。
禅院家相伝の術式を継ぐ者:乙骨憂花
妹の乙骨憂花は、祖父の乙骨憂太を思わせる陽気でお転婆な性格の持ち主です。
彼女は6歳の時に祖父からお守りとして指輪を渡された、いわゆる「お爺ちゃん子」であり、祖父の死後、指輪が兄の乙骨真剣に渡されたことで、乙骨真剣を恨んでいるという複雑な感情を抱えています。
そして、最も注目すべき設定は、乙骨憂花が禪院家相伝の術式である「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」を継承しているという点です。
しかし、乙骨憂花の身に宿命的な病魔が襲いかかります。
脳に悪性腫瘍が発見され、「余命半年」という残酷な診断を受けてしまうのです。
| 初登場 | 第1話 特級事案 |
| 年齢 | 16歳 |
| 祖父母 | 乙骨憂太、禪院真希 |
| 術式 | 十種影法術 |
| 技 | 狗顎爪(くがくそう)、咬捻(こうねん) |
乙骨憂花は、自らの呪力特性を活かした形象拳である「狗顎爪(くがくそう)」などの技を使います。
余命半年と禁術「魔虚羅」の関連性
乙骨憂花が「十種影法術」の使い手であることは、物語の展開に決定的な影響を与えます。
十種影法術の切り札であり、本編でも最強の式神として登場した「八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎ いかいしんしょう まこら)」が、シムリア星人の最強戦士ダブラとの決闘において、乙骨憂花の手によって投入されるのです。
余命半年と宣告された乙骨憂花が、魔虚羅を調伏できているかは疑問視されています。
多くの読者は、乙骨憂花の命が残り少ないことから、魔虚羅の投入が、ダブラを巻き込んでの調伏開始、あるいは自らの命をなげうった「自爆技」的な運用ではないかと考察しています。
乙骨憂花の切迫した状況は、この戦いが単なる決闘ではなく、彼女の命をかけた最後の戦いであることを示唆しています。
不老の謎:伝説の呪術師、虎杖悠仁の現在
原作の主人公である虎杖悠仁は、この未来の世界で最も大きな謎の一つとして存在しています。
68年後の世界に生きる虎杖悠仁
『呪術廻戦』本編の終結から68年後の2086年が舞台であるにもかかわらず、虎杖悠仁は老いない姿で生存していることが判明しています。
第10話で生存が確定し、呪術総監部が長年捜し続けている「消息不明」の状態にあることも明らかになりました。
80歳を超えているはずの虎杖悠仁が老いていないという描写は、「不老説」を裏付けるものであり、読者の間で大きな話題を呼びました。
第13話では、かつての仲間である釘崎野薔薇が登場し、虎杖悠仁の近況が語られています。
老いない体質となった虎杖悠仁は、年を重ねた釘崎野薔薇を見るたびに申し訳なさそうな顔をするというのです。
「お爺さんの遺言もまさかこんな形で果たせないとは本人も思ってなかったみたいだし」という釘崎野薔薇の言葉が、虎杖悠仁の抱える深い悲哀を示しています。
虎杖悠仁の祖父の遺言は「オマエは大勢に囲まれて死ね」というものでしたが、不老となった虎杖悠仁にとって、仲間たちが先に死んでいくことこそが、最も耐え難い「業」となっているのです。
呪術総監部が追う「不老」の真相
虎杖悠仁がなぜ不老の体質になったのかは、未だに最大の謎です。
SNS上では、「宿儺の指を食べて呪霊になった?」「新たな天与呪縛か?」といった様々な考察が飛び交っています。
第10話の外交会議では、シムリア星人の最強戦士ダブラに対抗するための「抑止力」として、虎杖悠仁の名前が挙がっていることから、彼の圧倒的な実力は健在であると推測されます。
虎杖悠仁は、68年前の「死滅回遊」を平定した「傑物」として、五条悟と並び称される存在です。
彼の不老の真相と、行方をくらましている理由が、今後の物語の鍵を握ることは間違いないでしょう。
地球サイド:呪術界の未来を担う術師たち
未来の呪術界は、かつての主要人物たちの子孫や後継者たちによって支えられています。
彼らは、地球外生命体という新たな脅威に対処するため、呪術と科学が融合した世界で活動しています。
呪言師・宇佐美の新たな役割と「秤規定」
外務大臣臨時代理を務める宇佐美は、一級術師でありながら外交という重要な役割を担っています。
宇佐美の術式は「呪言」ですが、狗巻棘とは異なり、日常生活に支障なく言葉で話すことができ、術式発動時には手を口に重ねて手の甲の蛇の目と牙の呪印が見えるようにして呪言を使用します。
| 初登場 | 第1話 特級事案 |
| 等級 | 一級術師 |
| 役職 | 外務大臣臨時代理 |
| 術式 | 呪言 |
外交会議の場面では、宇佐美の口から「秤規定」というワードが飛び出しました。
これは、かつて「呪術戦の公営ギャンブル化」を目論んでいた秤金次が大きく関わっていると思われます。
「秤規定」は、秤金次の愛されっぷりを示すように、彼の思いが適した形に変わって未来の呪術界に「爪痕」を残していることが伺えます。
未来の呪術高専と補助監督のシステム
呪術高専自体は2086年でも存続していることが判明しています。
乙骨真剣と乙骨憂花に任務を伝達し、同行することが多い美野は宇佐美の部下であり、補助監督のような役割を担っていますが、戦闘能力は低いとされています。
また、呪術高専には「巴恭子」という栄養教諭が在籍しており、呪術師たちが未来でも高専で生活していることが分かります。
| 名前 | 巴恭子 |
| 所属 | 呪術高専 栄養教諭 |
| 初登場 | 第11話 文化交流 |
そのほか、東京の呪術師として薬丸、一級呪術師として宮國などが登場し、呪術界が未来でも組織として機能していることが確認できます。
反転術式使いの重要性と他者への出力
第13話では、名前不明の「反転術式使い」が登場します。
この反転術式使いは、他者へのアウトプットが可能であるとされており、高度な医療技術が普及した未来でも、反転術式が依然として重要な役割を担っていることが示唆されます。
これは、乙骨憂花の余命わずかな状況や、瀕死のクロスといった負傷者が多い物語において、治療の鍵を握る存在となるでしょう。
宇宙からの来訪者:シムリア星人の全貌
『呪術廻戦≡』の物語の軸となっているのが、地球外生命体であるシムリア星人の襲来です。
彼らは約5万人の同胞を乗せた母船とともに地球の上空に出現し、難民として保護を要求します。
シムリア星人は「ルメル族」「デスクンテ族」といった種族に分かれており、それぞれが呪力に近い独自の力を持っています。
共生を志すルメル族の係官マルとその双子の弟クロス
シムリア星人のルメル族であるマルル・ヴァル・ヴル・イェルヴリ、通称「マル」は、シムリアの査察役として地球に派遣されました。
マルの真の目的は、自分たちと同じような能力を持つ地球人が、シムリア星人と「共生できるのかどうか」を見極めることにあります。
マルは双子の弟クロスと瓜二つの外見をしていますが、性格は正反対で、マルが兄としておおらかであるのに対し、クロスは気が立ちやすい性格です。
| 氏名 | マルル・ヴァル・ヴル・イェルヴリ(マル) |
| 初登場 | 第1話 特級事案 |
| 年齢 | 19歳 |
| 種族 | ルメル族 |
| 役割 | シムリア査察役 |
マルとクロスの父親もルメル族であり、ムルに拘って命を落としたという過去が語られています。
また、ルメル族の外交特使としてジャバロマも登場し、彼がクロスの回答を待って「共生」の意思決定に追従したことから、ルメル族の間では信頼関係と未来への希望が重視されていることが分かります。
ルメル族の核心:第三の目と「理の攪拌」の術式
ルメル族のマルには、額に呪力の源である「第三の目」が存在します。
これは「ロロルカの源」であり、彼らにとってかけがえのない臓器の一部です。
マルとクロスの双子の術式は共有されており、片方が大きな力を使えば、もう片方に伝わります。
その術式は「理の攪拌」と予想されており、水温操作、重力操作、大規模建築、さらには異星の言語の理解(地球人との会話)まで、極めて広範囲に影響を及ぼすことができます。
戦闘以外でも、宇宙船ナウナクスを飛行可能にするなど、SF的な要素と深く結びついた力です。
マルは、老呪詛師との戦闘で、両目を瞑ったまま第三の目だけを開け、凄まじいパワーとスピードを発揮して相手を制圧しています。
また、ルメル族だけが「カリヤン」の声を聴くことができ、カリヤンが死ぬと第三の目から涙を流すという、独自の信仰対象を持っています。
| 氏名 | クロス |
| 初登場 | 第1話 特級事案 |
| 年齢 | 19歳 |
| 種族 | ルメル族 |
弟のクロスは、外見はマルと瓜二つですが、性格は正反対で、マルとの対立が懸念されていましたが、第14話で瀕死の重傷を負うことになります。
多くの読者が、禪院姉妹の例を思い出し、クロスが死ぬことで兄のマルが「完全体」として覚醒するのではないかと考察しています。
最強の脅威:デスクンテ族ダブラと因縁
シムリア星人のもう一つの種族「デスクンテ族」は、地球にとって最も危険な存在と見なされています。
68年前の宿儺級特級事案認定:ダブラの実力
ダブラ・カラバはシムリア星人のデスクンテ族であり、シムリアの代表として地球に来た際、呪術総監部によって「68年前の両面宿儺並の特級事案」に認定されています。
この認定は、ダブラの持つ圧倒的な実力が、かつての世界を揺るがした最強の呪いの王に匹敵することを意味しています。
第13話でダブラは、宇佐美の呪言を一瞬で破り、部下の腕を引きちぎるという凄惨な描写を見せ、その「格の違い」を読者に印象付けました。
| 氏名 | ダブラ・カラバ |
| 初登場 | 第1話 特級事案 |
| 種族 | デスクンテ族 |
| 認定 | 宿儺並の特級事案 |
ダブラを突き動かす「ドゥーラ」との約束
ダブラの過去には、ルメル族のドゥーラという親友の存在がありました。
ダブラは、妹を人質に取られたため、やむなくドゥーラとの決闘でドゥーラを殺したという悲痛な過去を背負っています。
ダブラがマルたちの旅に同行し、シムリアの未来を決定づける行動を取っているのは、「ルメル族を守る」というドゥーラとの約束を果たすためなのです。
第13話で、ダブラが宇佐美の言葉に過去のドゥーラの姿を重ねて一時撤退した描写は、ダブラの行動の根底に、単なる戦闘狂ではない、深い迷いと使命感があることを示唆しています。
質量を持った殺意:デスクンテ族の術式「▬」
ダブラの術式は「▬」と「光」の二つが確認されています。
「▬」は、地球人では発話不可能なデスクンテ族に伝わる「質量をもった殺意」であり、その術式名からもその威力の恐ろしさが伝わってきます。
第15話で、乙骨憂花が顕現させた魔虚羅に対して術式を発動し、魔虚羅を登場早々体中串刺しにするという圧倒的な攻撃力を見せつけました。
ダブラの圧倒的な力と、彼の過去の因縁は、物語をより複雑で深みのあるものにしています。
作品の核心:設定とテーマの徹底分析
『呪術廻戦≡』が従来の呪術廻戦ファンを惹きつけつつ、SFファンをも取り込む要因は、その緻密な未来設定とテーマ性にあります。
モジュロ(≡)が意味するもの:等価性と連続性
タイトルに冠されている「≡(モジュロ)」は、数学における「合同式」を意味します。
これは、「ある整数で割った余りが等しい」ことを示す記号であり、作品においては「等価性」や「連続性」を象徴していると分析する読者が多いです。
具体的には、時代や価値観の違いを超えた呪術の本質的な連続性や、前作の物語が終焉を迎えても、根源的な「呪い」の原理や法則が形を変えて繰り返される「因果律のループ」を示唆しています。
芥見下々も「前作が『足し算と引き算』なら、今作は『合同式、割り算の余り』のような、残された問題への回答を試みる」と語っており、より哲学的かつ根源的なテーマへの探求が作品に込められていることが分かります。
原作から68年後の時系列と京都超常決議安保条約
物語の舞台は、原作の2018年から68年後の2086年、京都です。
呪力がほぼ日本人に限られるという設定は引き継がれており、この呪力がエネルギー資源として国際的に見られています。
その結果、日本人が拉致され、高値で人身売買される事件が社会問題となっています。
この未来の世界では、「京都超常決議安保条約」という国際的な取り決めによって、宇宙人のような「超常的な存在」への対応は、呪術師のいる日本に丸投げされているという設定です。
この条約と、呪力を巡る人身売買ビジネスという、社会派テーマが物語の背景に色濃く反映されており、単なるバトル漫画ではない深みを持たせています。
呪術と科学・SF要素の融合した世界観
『呪術廻戦≡』では、宇宙人シムリア星人の襲来により、呪術の世界にSF要素が大胆に融合しています。
シムリア星人の術式は大規模建築や異星間移動を可能にするなど、呪術とテクノロジーが密接に絡み合っています。
また、呪術のデジタル化やAIとの連携が進んでいる未来社会の描写は、従来の呪術廻戦の世界観に新しさを加えています。
ルメル族の信仰の対象である「カリヤン」が、地球の「呪霊」に限りなく近い生命体であるという設定は、呪術の根源が宇宙的な法則に基づいている可能性を示唆しており、世界観のスケールを一気に拡大させています。
この設定は、ファンからは「世界観からは逸脱している」という批判的な意見も一部で見られますが、「別作品として楽しむ」という割り切った見方で受け入れ、新たな呪術の世界の可能性として楽しむ読者も多いです。
まとめ
『呪術廻戦≡(モジュロ)』は、乙骨憂太と禪院真希の孫である乙骨真剣と乙骨憂花の兄妹を中心に、不老となった虎杖悠仁の謎、そして宿儺級の脅威を持つシムリア星人ダブラとの戦いを描く壮大な未来譚です。
乙骨憂花の「十種影法術」と魔虚羅の投入、マルとクロスが持つ「理の攪拌」の術式など、前作の要素を継承しつつ、SF的な設定と融合した新しい呪術の世界が展開されています。
虎杖悠仁が背負う「不老」の業や、シムリア星人との「共生」の難しさといった、重厚なテーマが込められた本作は、単なるスピンオフにとどまらない深みを持っています。
今後の連載では、虎杖悠仁が消息不明の理由や、憂花とダブラの決闘の行方、そしてマルとクロスの双子の運命など、多くの謎と伏線が回収されていくことが予想されます。
『呪術廻戦』の過去と未来をつなぐ「モジュロ」の世界から、今後も目が離せません。
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