【呪術廻戦≡モジュロ】第14話徹底解説! 乙骨真剣 vs マルが激突! 宇宙船ナウナクスの驚愕の建造方法と「兄」としての覚悟を深掘り

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【呪術廻戦≡モジュロ】第14話徹底解説! 乙骨真剣 vs マルが激突! 宇宙船ナウナクスの驚愕の建造方法と「兄」としての覚悟を深掘り

 

「呪術廻戦≡モジュロ」第14話は、乙骨憂花とダブラの世紀の決闘を目前に控え、その裏で主人公の一人である乙骨真剣とシムリア星人マル・クロス兄の激しい衝突が描かれました。

和解の可能性を模索していた真剣とマルの関係は、憂花の命、そしてシムリア人の未来という譲れない「兄としての覚悟」がぶつかり合ったことで、ついに破綻を迎えました。

本記事では、真剣とマルの対立の背景にあるマルの戦士としての過去、宇宙船ナウナクスの驚くべき建造の秘密、そして決闘を巡る地球側の国際情勢など、第14話で明かされた重要な情報と複雑な考察ポイントを徹底的に深掘りします。

物語は折り返し地点を迎え、緊張感は最高潮に達しています。

 

憂花の決意と決戦を前にした国際情勢

憂花が自らの命を懸けた決意を固める一方、地球側はシムリア星人の脅威に対して、有効な手段を持てずにいました。

 

憂花の決意

憂花は、自らの悪性腫瘍の進行による余命がわずかであることを周囲に打ち明けていました。

彼女は「もうすぐ死ぬなら、せめて誰かのために」という強い想いから、命を懸けた「縛り」を課すことで、自身の呪力や術式を強化し、ダブラとの決闘に臨むことを決意しています。

真剣がマルに「縛り」を用いた最後の手段があることを伝えていたことから、真剣も、憂花がこの「縛り」を使えばダブラに勝てる可能性があると考えていたことが示唆されます。

憂花のこの「縛り」こそが、彼女が余命を削ってまで勝利をもぎ取ろうとする、最後の切り札となります。

 

決戦前夜:地球の安全保障と核兵器を巡る議論

自衛隊の存在 健在(ただし軍隊ではないという解釈を維持)
在日米軍 健在
通常兵器の評価 ダブラには無力
核使用の国連回答 「やりたければ自分でやれ」(日本の潜在的核保有国としての立場を示唆)

第14話では、2087年の社会情勢が垣間見えます。

シムリア星人オスキが「軍隊を持たねぇ国」と日本を評していたにもかかわらず、自衛隊は健在であることが判明します。

これは、憲法九条の「自衛隊は軍隊ではない」という解釈をシムリア人にまで信じ込ませた(あるいは利用した)人間がいたことを示唆しており、シムリア人との交渉の裏で、地球側の思惑が複雑に絡み合っていたことがうかがえます。

また、通常兵器ではダブラに太刀打ちできないため、その出番はないことが明らかになります。

さらに注目すべきは、核の使用に関する国連の回答です。

国連は、潜在的核保有国である日本に対し、「やりたければ自分でやれ」という返答をしており、宮國が「嫌われた」と表現していますが、これは国連が日本の核武装にお墨付きを与えたとも解釈できる、非常に重い発言です。

日本の安全保障環境は2025年とほぼ同じでありながら、異星人という超常的な脅威を前に、核兵器の使用という究極の選択を迫られる状況に陥っていることが分かります。

 

マルの過去と「戦士」としての側面

決闘当日、真剣の到着を待つマルは、過去の記憶を回想します。

そこには、これまでに見せてきた柔和な姿とはかけ離れた、「戦士」としての使命に異常なまでに囚われたマルの姿がありました。

 

マルの過去と「戦士」としての側面

マルは、意識不明の弟クロスとの関係がこじれたきっかけとなった、父親の遺した「石」のことを思い出します。

父親が最期まで握っていた石は、呪力をあらゆる力に変換できるとされる「ムル」ではなく、ただの石でした。

マルは、クロスにその事実を知られたくない一心で、彼の目の前で石を踏み砕いてしまいます。

この行動は、彼がムル、そして「戦士としての役割」に強く固執していたことを示しています。

続く回想では、マルがダブラとドゥーラの決闘の場に飛び出し、「手を抜いたな、全力で戦わなかったな、それでも戦士か!」とダブラを激しく非難する場面が描かれます。

これに対し、クロスは「オマエ、おかしいよ」と、マルの異常な執着を指摘していました。

マル自身も独白で、「私だけが、戦士の役割に囚われていた」「頑固で融通が効かない父親に似た私は、戦士に拘り、クロスを傷つけ続けた」と認めています。

この回想は、普段友好的に見えるマルの内面に、狂気じみた戦士の本性が秘められていたことを示しており、彼の「戦士の役割は女子供を守ること」という主張の裏に、過去の傷と使命感への異常な執着があったことが推察されます。

 

マルが抱く宇宙への恐怖と「カリヤン」への固執

マルは、シムリア人全体が抱える根源的な恐怖を真剣に打ち明けます。

「このまま何処にも辿り着けず、暗い宇宙の塵になるんじゃないかと」という恐怖です。

シムリアを出て約2年弱、5万人を乗せて宇宙を漂流してきた彼らにとって、地球は唯一の希望であり、これ以上、別の星を探す旅に出ることは、種としての滅亡を意味します。

この切実な恐怖が、彼らを地球に固執させている最大の理由です。

さらに、シムリア人全体が、地球の呪霊を彼らの信仰対象である「カリヤン」と同一視しており、その討伐に強く反対しています。

一方で、母星にカリヤンを置き去りにしてきた可能性や、ルメル族の言動に矛盾が見られる点については、読者の間で設定上の穴なのか、あるいはカリヤン信仰の裏にある何らかの真実の伏線なのか、様々な考察がなされています。

いずれにせよ、この呪霊=カリヤン信仰の誤解が、地球人との妥協点を見出すことを極めて困難にしています。

 

シムリア人の高度な技術力:真剣が解き明かした宇宙船の秘密

真剣は、マルとの対話に臨む中で、シムリア人に関する様々な「違和感」を整理し、ある一つの結論に辿り着きます。

 

宇宙船ナウナクスは術式で建造されたのか?

真剣が感じた違和感は以下の点です。

社会形態が近代国家とかけ離れていること、地球人と酷似していること、自分の居場所が分かること、そして日本語で話せていることです。

しかし、最大の違和感は、宇宙船ナウナクスの存在でした。

ルメル族が運河を掘っていた過去を持ち、近代国家とはかけ離れた文明レベルであるにもかかわらず、5万人を乗せての星間航行を可能とするような高性能な宇宙船を、短期間で建造できたのかという点です。

真剣が導き出した結論は、宇宙船ナウナクスは、呪力だけではなく術式にも呼応する「ムル」で作られており、それを為したのは、たった1人の呪術師の概念系の術式だったというものです。

マルはこの問いに対し、「私だけじゃない、私とクロスの術式だ」と答え、宇宙船建造の秘密に双子の術式が関わっていることを認めました。

この事実は、シムリア人の技術力が、地球側の科学文明とは異なる、呪力と術式に基づく「異星の呪術文明」によるものであることを示しています。

 

「兄」としての葛藤:真剣 vs マル

真剣とマルは、互いに「兄」として、愛する妹と弟、そして同胞の未来を守るために、絶対に応じられない要求をぶつけ合います。

 

真剣の妹の命を守る決意

真剣は、憂花から病気と決闘のことを同時に打ち明けられ、その衝撃から決闘を止めさせようとマルを探していました。

真剣はマルに対し、「頼む シムリアのみんなを連れて地球から出ていってくれ」と懇願した後、ついに「地球から出てけって言ってんだよ!」と命令形で要求します。

彼の主張は、「余命が三ヶ月しかないなら、その三ヶ月を生き切って欲しい」という、妹の命を案じる兄としての純粋な感情に集約されています。

 

地球代表としての立場との乖離

真剣の行動は、兄としては共感を呼びますが、地球全体の代表の一人としては悪手であるという見方も存在します。

真剣の主張は、妹の命を最優先にする私闘の様相を呈しており、スケールダウンしていると感じる読者もいます。

共存を断念せざるを得ない最大の原因である「呪霊=カリヤン信仰」について、マルが命がけの旅をしてきたと言うならば、真剣は「地球人は呪霊によって大勢が命を落としている」と反論し、地球を背負ったヒーローとしての主張を強く押し出すべきだったと指摘する考察もあります。

しかし、真剣のこの純粋な感情こそが、呪術師としての立場を超えた、彼の人間性を強く際立たせています。

 

二人の兄の対比と衝突

真剣とマルは、共に「兄」でありながら、その覚悟の焦点が対照的です。

真剣は憂花を最優先に案じていますが、マルは弟クロスも案じているものの、それ以上にシムリアの女子供5万人の未来という、より大きな集団の命運を最優先にしています。

この「個の命を守る兄」と「種の命を守る兄」としての対比が、彼らの衝突を不可避なものにしています。

交渉は決裂し、真剣は「出てけって言ってんだよ、マル!」と叫んで「火之夜藝」で抜刀します。

マルも「無理だ、私は戦士なのだから!」と第三の目を隠していた絆創膏を剥がし、クロスと同じ形状の剣を抜いて応戦します。

 

デスクンテ式の決闘と複雑なテーマの着地点

決闘の条件やルメル族の言動には、地球側から見ると理不尽に感じる部分が多く、物語がどう着地するのか、読者の間で議論が続いています。

 

デスクンテ式の決闘のルール

デスクンテ式の決闘のルールは、地球側にとって極めて理不尽なものです。

真剣がマルに確認した現状のルールは以下の通りです。

ダブラが勝つ、または地球側が棄権した場合:

→シムリア側の要求通り、東京がルメル国となり、呪霊(カリヤン)は保護される。

憂花が勝利した場合:

→シムリア側は要求を引っ込める。

このルールでは、先に仕掛けた側は負けても現状が維持されるという、極めて不公平な仕組みとなっています。

憂花が勝利した場合、シムリア人は地球から出ていく、あるいは呪霊の討伐を認めるといった、地球側からの同等の要求が課されて然るべきですが、その情報が不足しており、地球側の外交が劣勢にあることが示唆されています。

 

マルが抱く宇宙への恐怖と「カリヤン」への固執

マルはシムリア人が抱く宇宙への根源的な恐怖を真剣に打ち明けましたが、その上で、地球の呪霊を彼らの信仰対象である「カリヤン」と同一視し、その駆除に強く反対します。

一方で、母星にカリヤンを置いてきた(2年弱の間に絶滅させられた可能性もある)過去がありながら、地球の呪霊に固執する姿勢は、地球人から見ると大きな矛盾として受け止められます。

この矛盾は、ルメル族の言動には、何か意味があってそうしているのか、それとも、彼ら自身の信仰にも盲目的な部分があるのかという、重要な問いを読者に投げかけています。

 

今後の物語の行方

マルと真剣の戦い、そして憂花とダブラの決闘という二つの大きな戦いが同時に進行する可能性が高く、物語は極めて緊迫した局面を迎えています。

特に、宇宙船ナウナクスの建造にマルとクロスの術式が関与していることが判明した今、意識不明のクロスに加え、マルが真剣に捕縛されたり、万が一の事態で船を制御できる術式持ちがいなくなった場合、シムリア人全体が地球から離れられなくなるという深刻な問題が生じる可能性が考えられます。

現状では、「呪霊はカリヤンではない」という根本的な誤解が解消されない限り、地球人との共存ルートは極めて困難です。

物語は残り半年ほどの予定で現在折り返し地点とされていますが、この複雑なテーマをどのようにまとめきるのか、その着地点に注目が集まります。

真剣の「出てけ」という直球な意志表明は、作者もこの状況の異常性を認識して描いているのだと思われ、この解決困難な対立に、虎杖悠仁など第三者の介入が状況を打開する鍵となると期待されています。

 

まとめ

「呪術廻戦≡モジュロ」第14話「兄として」は、憂花とダブラの決闘、そして真剣とマルの直接対決という、二つの大きな衝突が描かれることで、物語の緊張感を最大限に高めました。

特に、マルの「戦士」としての過去の傷と使命への異常な執着、そして宇宙船ナウナクスの建造に双子の術式が関与していたという事実は、シムリア星人の背景に潜む絶望的な状況と高度な呪術文明を浮き彫りにしました。

融和の鍵であったクロスの不在が事態をさらに複雑化させ、真剣とマルの双方の「兄」としての強い思いが、かえって破滅的な結末へと向かわせる可能性を孕んでいます。

憂花の命を懸けた「縛り」の行方、そしてマルと真剣の戦いの結末が、今後の地球とシムリア人の運命を決定づけることになります。

読者は、この複雑に絡み合ったテーマと、それをめぐる命懸けの戦いの展開から、今後も目が離せません。

 

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