今回は「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語」の感想あらすじをまとめていきたいと思います。
あらすじ
「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語」は田舎村「コンロン」に住んでいる村で一番弱い少年、ロイド・ベラドンナが軍人になりたいと村を飛び出し軍人を目指すというストーリーです。
村で最弱の少年で「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語」というタイトルに違和感を覚えましたが、読み進めるとその理由がわかります。
コンロンという村は人外魔境最果ての村で勇者や英雄の子孫が集まる村で少年を超える人々が集まっている村だったんです。
RPGでいうと最終ダンジョンまで進んで最初の村に戻っている感覚、村で最弱のロイドでも都会へ出ると人外の力を持っていることになります。
ロイドはこのことに気付いておらずアザミ王都でも自分は弱いと思い込んでいながら人外の力を見せつけ度々ツッコまれます。
古代ルーン文字
作中度々出てくる古代ルーン文字ですが、天候を操り世界を滅ぼせるほどの力を持った古の術なんです。
今のところ、アルカとその弟子のロイド、マリーの三人ぐらいしか使用できる人はいないようです。使いようによっては掃除にも使えるようで、一筆したためてから拭くと対象がピカピカになる。
剣術の腕もかなりのもので、見るからにひ弱な短刀を握って鋼の塊を破壊してしまいます。
剣速は常人には目にも止まらないほどの速さです。
キャラクター一覧
ロイド・ベラドンナ
アルカの弟子で軍人を目指している。コンロン村では最弱の少年
アルカ
コンロン村の村長、弟子のロイドに入れ込んでいる、ドSで破天荒な性格、気に入らないことがあると世界を滅ぼそうとする。
マリア・アザミ
イーストサイドの魔女でアルカの弟子、破天荒なアルカに振り回されるツッコミ役
セレン・ヘムアエン
地方貴族、通称ベルト姫、呪いのベルトに頭を巻かれている少女、誰にでも優しいロイドに惚れている。
「強きものの力でその呪いは解ける」という言葉を信じ鍛錬に励んでいたがロイドとの出会いでベルトは外れる。
アラン・トイン・リドカイン
セレンと同じ地方貴族、セレンのせぇで地方貴族に変な噂が立っていると思っている。
リホ・フラビン
隻腕の女傭兵、いくつもの逮捕状が出ているお尋ね者でかなりの実力者、人の利用価値しか見ておらず役に立ちそうなロイドに近づこうとしている。
コイン・ステラーゼ
士官学校教師、古代ルーン文字について研究している。
メルトファン・デキストロ
アザミ王国軍大佐、軍備強化に力を入れており、ロイドの底知れぬ実力に期待している。
まとめ
この作品、異世界転生物っぽい雰囲気を出しつつ主人公ロイドは最初からこの世界の住人なんで転生物でもないんです。
漫画としてのクオリティも高いし、面白いんですが、絵柄が可愛いのでこの作品の長所である主人公無双が生かされていない?どうも主人公無双している感じがしない気がします。
主人公が自分が弱いと思っていて周りがロイドの何気ない動作に驚くパターンで一巻は終わりました。
ロイドが自分の実力に気付いて苦戦するような敵が現れてくると面白くなりそうなんですが、タイトルからしてもほのぼの系でよくある異世界チート物とは違う感じがします。
ファンタジー世界でスローライフを送る作品が好きな方にはおすすめです。
コメント