【ワンパンマン】武を極めたS級3位!「シルバーファング」ことバングの強さ、過去、そして渋すぎる人物像に迫る!

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【ワンパンマン】武を極めたS級3位!「シルバーファング」ことバングの強さ、過去、そして渋すぎる人物像に迫る!

『ワンパンマン』には、サイタマ先生のような規格外のヒーローもいれば、超能力や最新技術を駆使するヒーローもいます。そんな中、古式ゆかしい「武術」を極め、S級ヒーローとして活躍する渋すぎるおじいちゃんがいます! それが、S級ヒーロー第3位、シルバーファングことバングです!

81歳という高齢ながら、その実力はS級トップクラス! 一体、バングの強さとは何なのでしょうか? 知られざる過去や、弟子ガロウとの因縁、そしてその魅力的な人物像に迫ります!

 

バングのプロフィール

まずは、渋すぎる武術家ヒーロー、バングの基本情報をチェックしてみましょう!

 

項目データ
本名バング
年齢81歳
身長165cm
体重55kg
好きなものイセエビ、道場、有望な若者、お兄ちゃん
嫌いなもの道場破り、白菜、新人潰し
趣味技の研鑽、精神修行、肉体の鍛錬、囲碁
ヒーロー名シルバーファング
ヒーローランクS級3位 → 引退
声優山路和弘

 

人物像

厳格な武術家然とした見た目ですが、バングの人物像は多面的で魅力的です! 普段はとても温厚で、時には冗談を言ったり、サイタマ先生の家にお鍋を食べに来たりと、茶目っ気たっぷりな一面もあります。81歳という年齢に似合わず、若者口調になることもあり、そのギャップが可愛いと評判なんですよ!

S級ヒーローの中では非常に珍しい常識人であり、人格者として知られています。暴走しがちなタツマキを諫められる数少ない人物でもありますし、他のS級ヒーローからも尊敬を集めています。

バングは、サイタマ先生の真の力を知る数少ない理解者の一人です。サイタマ先生が悪意ある批判に晒されても、あえてすぐに助けず、彼の意思を尊重して見守るなど、ヒーローとしての肩書きよりも個人の資質や生き方を重んじる姿勢が見られます。

サイタマ先生やジェノスくんに武術を教えたいと気にかけたり、時には悩みを聞いたりと、師匠気質な一面も持ち合わせています。

一方で、弟子であるガロウに対しては、その危険な凶暴性を見抜けず破門にしてしまったこと、そして怪人化したガロウを取り逃がしてしまったことなど、人情家ゆえの弱みや後悔を抱えている描写もあります。

兄のボンブに対しては、81歳になっても「お兄ちゃん」と呼んで慕っており、絶対的な信頼を寄せている様子からは、家族への深い情が感じられますね。

バングの「強さ」は、単なる戦闘力だけでなく、長年の経験に裏打ちされた「人間力」にもあると思います。

彼の落ち着いた雰囲気や、サイタマ先生のような規格外の存在をも冷静に評価できる「目」は、まさに武術を極めた求道者ならでは。

若い頃の荒々しさを乗り越え、人間的な深みを増したからこそ、多くの人から尊敬される人格者となったのではないでしょうか。

弟子や兄との関係性に見られる不器用ながらも温かい情は、彼の魅力的なギャップの一つだと感じます。

 

バングの過去とは?

バングの強さと人間性のルーツには、知られざる過去があります。原作版では求道者として描かれる側面が強いですが、リメイク版では、若き日のバングが「血の風」と呼ばれるほどの荒くれ者だったという壮絶な過去が描かれています。

この頃のバングは、まるで弟子であるガロウにそっくりな風貌で、自分の強さと才能に溺れ、見境なしに強者に勝負を挑み、相手を病院送りにするような元ヤンだったんです!

そんな暴走していたバングを止めたのが、兄のボンブでした。

ボンブとの全力の立ち合いに敗北し、さらには殺意を込めて戦っていた自分に対し、ボンブの拳にそれがなかったことを悟ったバングは、自身の未熟さや人間としての小ささを痛感し、改心を決意します。

そして、それまで使用していた超攻撃型の「邪拳」である「爆心解放拳」を封印し、弱者を護る究極の守りの拳である「流水岩砕拳」を編み出しました。

兄との戦いを経て生き方を変え、武術の道に邁進した結果、兄弟揃って「武術界の大御所」と呼ばれるまでになったのです。ヒーロー協会に入会したのも、兄への改心表明の一つだったと言われています。

バングの過去の「爆心解放拳」を使う荒々しい姿と、現在の「流水岩砕拳」を使う温厚な姿との対比は、彼のキャラクターに深みを与えています。

一度道を誤りそうになった経験があるからこそ、今のバングは「強さ」の本質や、力を使うことの責任を理解しているのではないでしょうか。

弟子ガロウの暴走を止めることに並々ならぬ覚悟を見せるのも、かつての自分自身の姿を重ね合わせているからかもしれません。兄ボンブに敗北し、その人格に触れたことで改心したエピソードは、バングという人間がどのように形成されたかを示す重要な鍵だと思います。

 

バングの強さとは

バングの強さは、超能力や特殊能力に頼らない、純粋な武術の極みにあります! S級ヒーローの中でも(ブラストやタツマキに次ぐ)トップクラスの実力者であり、ヒーロー協会では超合金クロビカリと共に肉体派ヒーローの頂点の双璧を成すと評価されています。

彼の主に使用する「流水岩砕拳」は、「堅牢な防御を誇る柔拳」と言われる通り、防御に特化した流派です。流水のようにしなやかな動きで相手の攻撃を受け流し、いなし、無効化します。

災害レベル「竜」の怪人の強烈な一撃でさえ、バングにかかれば「肩こりが治った」程度で済んでしまうほどの驚異的な耐久力と受け流しの技術を持っています!

A級上位ヒーローなら直撃即死クラスの攻撃も、彼には全く通用しません。タンクトップマスターが瀕死になるほどのブサイク大総統の一撃ですら、軽々と受け流してしまいます。

もちろん、防御一辺倒ではありません。受け流しの流れから相手の隙をついて繰り出す一撃は、激流のように強力で、岩をも粉砕する威力を持つと言われています。

相手の攻撃を利用してカウンターを決めたり、捌ききれないほどの無数の打撃を浴びせたりと、攻撃能力も非常に高いです。若き日に封印した超攻撃型の「爆心解放拳」を本気で使えば、攻撃力はさらに飛躍的に向上します。

また、兄のボンブとの連携技である「交牙竜殺拳」や「轟気空裂拳」は、災害レベル「竜」上位の怪人にも大ダメージを与えるほどの威力を誇ります。特に「轟気空烈拳」は、巨体のムカデ長老の外殻すら粉々に砕くほどの破壊力を見せました!

バングは、純粋な武術家ゆえに、再生能力や分裂能力を持つ怪人、サイズが違いすぎる相手、あるいは超能力による攻撃など、格闘技が通用しづらい相手には分が悪いという弱点もあります。

しかし、それを補ってあまりあるほどの圧倒的な技の完成度、鍛え上げられた肉体、そして強靭な精神力を持っています。

ファンの間でも、バングの強さは高く評価されており、特に「武術家としては作中最強!」「あの年で竜怪人を瞬殺するなんて!」と驚きと尊敬の声が多数上がっています。

他のS級ヒーロー(フラッシュ、クロビカリ、黒精子など)との比較議論でも、常に上位に位置づけられる実力者です。

 バングの強さは、サイタマ先生の「理不尽なまでの物理的な強さ」やタツマキの「規格外の超能力」とは異なり、技術と経験の積み重ねによって到達した人間の限界のように感じられます。

彼の流水岩砕拳は、相手の力を受け流し、利用するという点で、まさに「柔よく剛を制す」を体現しています。この「人間が極めた武術」としての強さが、彼のキャラクターの大きな魅力であり、他のヒーローとは一線を画す存在感を放っている理由だと思います。

弱点があることも、彼が「人間」であること、そして武術というカテゴリーの中での強者であることをリアルに描いていると感じます。

 

作中での活躍

バングは、作中で重要な局面でその圧倒的な実力を見せています。

巨大隕石落下事件で初登場し、隕石を破壊したサイタマ先生の実力をいち早く見抜きました。「自分が出会った誰よりも強い」と認め、サイタマ先生との交流が始まります。

暗黒盗賊団ダークマター編では、他のS級ヒーローと共に幹部メルザルガルドと交戦。メルザルガルドの攻撃を「肩こりが取れた」と平然と受け流し、あっさりと撃破しました。

そして、彼の最も重要な活躍の一つが、怪人協会編です。元弟子であるガロウが「ヒーロー狩り」を始めたことに責任を感じ、兄ボンブとともにガロウを追討します。

進化し続けるガロウ相手に苦戦を強いられる場面もありますが、兄との連携奥義でガロウを追い詰めるなど、その実力を見せつけました。

また、怪人協会のアジトでの戦いでは、怪人幹部たちやムカデ長老といった強敵を相手に、他のヒーローと協力しながら奮闘しました。満身創痍になりながらも戦い続ける姿は、多くの読者に感動を与えました。

ガロウ編のクライマックスでは、進化の極みに達したガロウと対峙しますが、もはやバングの力をもってしてもガロウを完全に止めることは難しくなり、最終的に決着はサイタマ先生に委ねられることになります。

怪人協会編後、原作版ではガロウ事件の責任をとる形でヒーローを引退し、道場で後進の育成に専念することを決意しました。

リメイク版では、ガロウと和解し、彼を二代目シルバーファングとして育成するという、原作とは異なる展開も描かれています。ヒーローを引退しても、その武術家としての道は続いていくんですね。

 

まとめ

今回は、『ワンパンマン』のS級ヒーロー第3位、シルバーファングことバングについて、その魅力に迫ってみました!

81歳という年齢を感じさせない圧倒的な武術の達人であり、その強さは S級トップクラス! 流水岩砕拳による攻防一体の技術、驚異的な耐久力、そして「人間が極めた武術」としての凄まじさには、ただただ圧倒されます。

元ヤンだった過去を乗り越え、求道者として、そして人格者として多くの人から尊敬されるバング。弟子ガロウとの深い因縁や、サイタマ先生との師弟のような関係性も、彼のキャラクターに深みを与えています。

ヒーローは引退しましたが、その武術の道はまだ続いています。これからも、バングの活躍や、彼の武術がどう描かれていくのか、目が離せませんね! 皆さんもぜひ、バングの魅力に注目して、『ワンパンマン』を楽しんでください!

 

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