【黒執事】シエル双子説の真相がヤバい!伏線と「あの日」の謎を考察

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【黒執事】シエル双子説の真相がヤバい!伏線と「あの日」の謎を考察

 

枢やな原作の「黒執事」は、漫画のみならずテレビアニメ、映画、実写版映画、舞台と多岐にわたるメディアで展開される人気のダークファンタジー作品です。

長年にわたりファンの間で囁かれてきた「シエル双子説」の真相が、2017年12月発売の単行本26巻でついに明らかになりました。

この記事では、単行本1巻から26巻までに巧妙に張り巡らされてきた伏線を紐解き、シエル ファントムハイヴの知られざる正体と、物語に秘められた謎に迫ります。

読者の間では、この衝撃的な事実が、今後の物語にどのような影響を与えるのか、多くの考察が交わされていることでしょう。

 

「黒執事」の世界観と主要登場人物

「黒執事」は、19世紀末のイギリスを舞台に、名門貴族ファントムハイヴ家の若き当主シエル ファントムハイヴと、彼と契約した悪魔の執事セバスチャン ミカエリスが、「女王の番犬」として裏社会の事件を解決していく物語です。

シエルの壮絶な過去と、彼を取り巻く多くの謎が物語を深く彩っています。

 

謎多き伯爵家当主シエル ファントムハイヴ

物語の開始時12歳でありながら、玩具・製菓・化粧品の一流メーカー「ファントム社」の社長を務める天才実業家です。

「坊ちゃん」と呼ばれ、傲慢で冷静沈着な性格の裏には、両親を惨殺され、悪魔崇拝集団の生贄として地獄を経験した過去が隠されています。

右目に刻まれたセバスチャンとの契約印を隠すため、常に眼帯を着用しています。

 

シエルを取り巻く重要なキャラクター

シエルの周りには、物語を彩る個性豊かなキャラクターたちが存在します。

彼らはそれぞれが独自の背景を持ち、シエルの運命に深く関わっています。

 

セバスチャン ミカエリス

ファントムハイヴ家の執事を務める、身長185cmの悪魔です。

シエルとの契約により、彼の復讐が果たされるまで、絶対服従でシエルを守り抜きます。

「私は、あくまで執事ですから」という決め台詞が特徴です。

 

エリザベス ミッドフォード

シエルの1歳年上の許嫁でいとこ同士です。

天真爛漫で可愛らしい外見とは裏腹に、じつは天才的な剣士としての顔も持ち合わせています。

シエルを守るためなら、どんな困難にも立ち向かう強い意志の持ち主です。

 

アンダーテイカー(葬儀屋)

長い銀髪に黒装束、前髪で目が隠された長身の男性です。

葬儀屋の傍ら情報屋も営み、シエルたちに情報を提供しています。

豪華客船編で元死神であることが判明し、死神派遣協会からは脱退組として処分対象となっています。

「ビザール・ドール(歪んだ肉人形)」の製作に関わり、シエルの父ヴィンセントとも因縁があるなど、多くの謎を秘めた人物です。

 

ヴィンセント ファントムハイヴ

シエルの父親であり、先代ファントムハイヴ家当主です。

3年前の襲撃事件で妻レイチェルと共に惨殺されました。

「女王の番犬」としての裏の顔は冷酷で、利益主義な一面も持ち合わせていました。

アンダーテイカーがヴィンセントの写真を見て涙を流すほどの執着を見せており、二人の関係性にはまだ多くの謎が残されています。

 

「シエル双子説」の真相と伏線

ファンの間で長年噂されてきた「シエル双子説」とは、シエルには瓜二つの双子の兄が存在するのではないかという仮説でした。

そして、この説は26巻で事実であることが明かされます。

これまでの物語に張り巡らされてきた巧妙な伏線を振り返りましょう。

 

初期から存在する双子説の伏線

双子説の伏線は、なんと原作の第2話から張られていました。

シエルが壊れた指輪を投げ捨て「指輪がなくともファントムハイヴ家当主は”シエル・ファントムハイヴ”(この僕)だ」と言い放つ場面で、名前の引用符とルビが、後の真実を暗示していたと考えることができます。

また、セバスチャンによって修復された指輪を前に「この指輪は何度も主の死を見届けてきた 祖父…父…そして…」と呟くシエルの言葉の続きが、双子の兄を指していると推察されます。

 

マダムレッドの回想に隠されたヒント

原作8話、シエルの叔母アンジェリーナとの会話での回想に登場する家族の墓の数にも伏線がありました。

当初3つだった墓が、後のセバスチャンの回想では4つになっており、シエルの帰還後に1つ撤去されたと見られます。

これは、父、母、そしてもう一人の死者(双子の兄)が存在したことを示唆しています。

さらに、原作10話では、グレルが斬りつけたアンジェリーナの「シネマティックレコード」の中に、母レイチェルの隣に寝かされている赤ちゃんともう一人アンジェリーナが抱っこしている赤ちゃんが描かれ、双子誕生の可能性が示唆されていました。

「かわいい甥っ子達」というセリフの下に、もう一人の子供の小さな指先が描かれているなど、細部にまで伏線が張り巡らされていたのです。

 

「あの日」の記憶に潜む真実

ファントムハイヴ家が襲撃された「あの日」のシエルの回想には、双子説を裏付ける決定的な描写が多数存在します。

原作19話、タナカがシエルについて何かを語ろうとする場面で、「シエル様は… あなた様には酷すぎ…ッ」と発言しています。

タナカが普段シエルを「坊ちゃん」と呼んでいることを考えると、この「シエル様」は双子の兄を指している可能性が高いでしょう。

また、シエルが拉致された際の人身売買の場面で、「これは二人分以上の価値があるぞ!」という会話が交わされており、双子であることを示唆しています。

檻の中にいる少年の前髪の分け目と、背中の焼き印の位置(背中)の違いから、生贄にされたのは双子の兄であり、檻の中にいたのが現在のシエルであることが後に判明します。

原作34話、生贄の儀式の記憶が蘇ったシエルが「僕達を助けて」「誰かー」と独白する際に複数形を使っていることも、二人の存在を裏付けていました。

 

ケルヴィン男爵の回想と「お子様達」

原作31話と32話に登場するケルヴィン男爵の回想シーンでは、原作者の枢やな先生が巧妙な視覚効果を使ったトリックで双子の存在を隠していました。

前髪の分け目と立ち位置の違いで二人の子供が描かれており、ケルヴィン男爵がジョーカーから「伯爵はおろかお子様達まで皆殺しに―」という報告を受けていることからも、子供が双子であったことが推察できます。

この回想の中で、檻の中で膝を抱える少年と台座で生贄とされて血を流している少年が、それぞれシエルと双子の兄であると判明しました。

 

セバスチャンとエリザベスの回想から見る伏線

原作13巻では、エリザベスとセバスチャンの回想に多くの伏線が散りばめられていました。

エリザベスが、ファントムハイヴ家襲撃事件の1か月後に帰ってきたシエルに対して「帰ってきたシエルはあたしより細く小さくなってた」と違和感を覚えている描写があります。

病弱だった弟(現在のシエル)が、健康で活動的だった兄よりも体格が小さかったことが、この違和感の理由であると推測できます。

また、エリザベスがシエルに「昔強いお嫁さんはヤダって言ったじゃない~!」と泣き出す場面で、シエルには身に覚えがないという反応を見せています。

実際にエリザベスにそう言ったのは、共に剣技を習っていた双子の兄だったのです。

セバスチャンがシネマティックレコードを出現させられた際、悪魔であるセバスチャンが檻の中にいた少年(現在のシエル)に「貴方のお名前は?」と尋ねる場面で、台座には生贄となったもう一人(双子の兄)の姿が確認できます。

少年が「シエル」「シエル・ファントムハイヴ」と答えた際、悪魔が「ふふ…成程良いでしょう」と既に少年の嘘を見抜いたように笑っている描写は、決定的な伏線となりました。

悪魔が「貴方は大きな犠牲を払った」「渡り賃はしかと頂きましたから」と告げる「大きな犠牲」とは双子の兄の死、「渡り賃」とは兄の魂を召喚された際に食べたことを表していると考える読者が多いでしょう。

そして、「僕らをこんな目にあわせた奴らに復讐する力が!!」と複数形を使っていることから、シエルと兄の二人がその場に存在していたことが推察されます。

 

その他、巧妙な伏線

エリザベスがシエルのために持ってきたイチゴのケーキが、実はシエルが好きなガトーショコラではなく、子供の頃のシエルの兄が好きだったケーキだったという描写も、細やかな伏線でした。

セバスチャンとシエルのファントムハイヴ家での生活が始まった後、セバスチャンが「地位も財産も美しい婚約者も全て貴方のものです」とシエルに語る場面も、もしシエルが本物のシエルであれば婚約者は元々シエルの婚約者であるため、矛盾が生じ、シエルが偽物である伏線となっていました。

イースターの準備中にエリザベスが「懐かしくない?」と尋ねた花柄の飾りをシエルが知らず、エリザベスが作ったイースターエッグの話にも戸惑うシエルは、エリザベスとイースターを楽しんでいたのが双子の兄だったことを示唆しています。

シエルの夢の中で、シエル(左分け、契約印あり)と兄(右分け、契約印なし)が対峙するシーンは、一見すると自己対話に見えますが、双子説を踏まえると二人の会話として自然に成り立っていました。

特に、「僕を犠牲に手に入れた力で」という兄のセリフは、兄が生贄にされたことでシエルがセバスチャンの強大な力を手に入れたという真実を明かすものでした。

青の教団に潜入したシエルが受けた守護星(血液)検査で判明したタイプ「シリウス」が、双子星であることを暗示していたという点も、後から考えると納得の伏線と言えるでしょう。

 

「シエル双子説」の確定と残された謎

単行本26巻で、ついに双子の兄がシエルの前に現れ、「ただいま」と告げる衝撃的な展開で、ファンの間で長年考察されてきた双子説が確定しました。

 

シエルの正体は双子の弟

タウンハウス襲撃事件後、ロンドンを離れ屋敷に戻ったシエルとセバスチャンの前に、3年前確かに死亡したはずの双子の兄が現れたことで、シエルの正体がファントムハイヴ家の双子の弟であることが判明しました。

シエルは、兄である本物のシエルになりすまし、伯爵家を継いでいたのです。

幼少期の写真で見比べると、髪の分け目以外は瓜二つですが、健康で活動的だった兄と、病弱で気弱な性格だった弟(現在のシエル)という対照的な性質が、物語に深みを与えています。

「あの日」殺された双子の兄に成り代わり自分がシエル ファントムハイヴとして伯爵家を継ぐ決意をしたシエルは、明るく社交的で頼れる兄の存在にコンプレックスを抱いていたことが伺えます。

 

「あの日」の真実と今後の謎

ファントムハイヴ家が襲撃された後、双子は悪魔召喚の黒ミサの生贄として監禁されます。

「あの日」檻から連れ出され生贄となり殺されたのは双子の兄のシエルで、その直後に兄の魂を渡し賃に召喚された悪魔(セバスチャン)と契約を結んだのは弟だったことが明らかになりました。

しかし、物語にはまだ多くの謎が残されています。

弟であるシエルの本当の名前はまだ不明です。

なぜ双子の兄が再び現れたのか、アンダーテイカーが流した涙と双子の父ヴィンセントとの関連性、そして青の教団とビザール・ドールの関係など、今後の展開で明かされるであろう真実が、ファンの期待を高めています。

戻ってきた双子の兄は、幼少期の明るい表情とは異なり、冷たい表情を浮かべています。

本物のシエルの魂はセバスチャンに喰われたはずであるため、戻ってきたシエルには別人の魂が入っているのではないか、あるいはアンダーテイカーが作ったビザールドールなのではないか、といった考察もされています。

もしビザールドールであれば、アンダーテイカーが執着している前ファントムハイヴ家当主ヴィンセントとの類似性も新たな謎となります。

 

まとめ

「黒執事」の長年の謎であった「シエル双子説」の真相が、弟が兄になりすましていたという形でついに明かされました。

物語の随所に張り巡らされていた伏線が回収されていく様は、作者の枢やな先生の高度な構成力を改めて感じさせます。

しかし、明かされた真実の先には、弟であるシエルの本当の名前や、現れた双子の兄の正体、そしてアンダーテイカーの真の目的など、さらなる謎が残されています。

これらの謎が今後どのように回収され、物語がどのような結末を迎えるのか、「黒執事」の今後の展開から目が離せません。

 

黒執事には、他にも魅力的なキャラクターがたくさん登場します。個性豊かな彼らの詳細については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

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