【チェンソーマン】ビームはなぜデンジを「チェンソー様」と呼ぶのか?忠犬サメ魔人の正体と物語の鍵

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【チェンソーマン】ビームはなぜデンジを「チェンソー様」と呼ぶのか?忠犬サメ魔人の正体と物語の鍵

 

『チェンソーマン』に登場する数々の個性的なキャラクターの中でも、異彩を放つ存在、それがサメの魔人ビームです。

頭にサメの頭を被ったシュールな見た目とは裏腹に、デンジことチェンソーマンへの並々ならぬ愛情と、その行動の可愛らしさから、多くの読者の心を掴みました。

今回は、そんなビームのプロフィールから、彼の行動の裏に隠された秘密、そして衝撃的な最期に託された謎の言葉まで、徹底的に深掘りしていきます。

ビームの魅力を知ることで、物語がさらに面白く、深く読み解けるはずです。

 

チェンソーマンの作品情報

まずは、ビームが活躍する『チェンソーマン』という作品についておさらいしておきましょう。

 

チェンソーマンの概要

藤本タツキが手掛ける漫画『チェンソーマン』は、「週刊少年ジャンプ」にて2019年から2021年まで第1部「公安編」が連載され、現在は「少年ジャンプ+」にて第2部「学園編」が連載されています。

この作品は、「このマンガがすごい!2021」オトコ編で1位を受賞するなど、漫画界でも高い評価を受けています。

ダークな世界観と予測不能な展開、そしてグロテスクな描写が特徴的で、コアなファンを中心に人気を集めています。

2022年10月からは待望のアニメシリーズがテレビ東京系列にて放送されており、さらに多くのファンを獲得しています。

 

チェンソーマンのあらすじ

物語は、借金返済のためにデビルハンターとして活動する少年デンジが、ヤクザに騙されてゾンビの悪魔に襲われ、命を落とすところから始まります。

しかし、デンジの相棒であるチェンソーの悪魔ポチタが、自らの心臓となることでデンジは蘇生。

デンジはポチタの能力を受け継ぎ、チェンソーマンとして生まれ変わります。

その後、公安のデビルハンターであるマキマとの出会いをきっかけに、デンジは公安の一員として悪魔との戦いに身を投じていきます。

 

ビームのプロフィール

ビームは、サメの魔人として第4巻第32話で初登場しました。

パワーの代わりにデンジのバディを務めることになったビームは、そのユニークな見た目と性格で読者の注目を集めました。

ここでは、そんなビームのプロフィールを見ていきましょう。

 

正体人間に憑依したサメの悪魔
初登場第4巻第32話「水中花火」
特徴頭の半分がサメの頭になっている
性格知能は低いが、チェンソーマンには従順
役割デンジのバディ、コミックリリーフ

 

ビームは魔人の中でも知能が低く、まともに会話ができないほど凶暴だと言われていました。

しかし、実際にはマキマやデンジに対しては非常に従順で、特にデンジに対しては「チェンソー様」と呼び、熱烈に崇拝する姿が描かれています。

その純粋でひたむきな性格と、シュールな見た目とのギャップが、ビームの大きな魅力であり、人気の理由となっています。

 

ビームはシャークネードのオマージュだった?

『チェンソーマン』の作者、藤本タツキは、大の映画好きとして知られており、作中には多くの映画へのオマージュやパロディが散りばめられています。

ビームの登場シーンや、レゼ編のサブタイトル「サメハリケーン」「シャークネード」は、B級サメ映画の傑作『シャークネード』シリーズへのオマージュではないかと話題になりました。

特に、対レゼ戦で、ビームがサメに変身し、デンジを背中に乗せて空を飛ぶシーンは、『シャークネード』を彷彿とさせる名シーンとして、ファンの間で大きな反響を呼びました。

このオマージュは、ビームのキャラクター性を際立たせると同時に、作品全体のユーモアとダークな世界観のバランスを生み出しています。

 

チェンソーマンのビームの可愛い魅力と人気の理由

ビームは、恐ろしいサメの魔人という設定でありながら、そのギャップからファンに「かわいい」と評されています。

ここでは、彼のどのような点が読者の心を掴んだのか、その魅力を深掘りしていきましょう。

 

かわいい魅力①デンジに対して従順

ビームの最大の魅力は、なんといってもデンジに対する忠犬のような従順さです。

初対面からデンジに「チェンソー様」と呼びかけ、嬉しそうに抱きつこうとします。

デンジに迷惑がられたり、殴られたりしても、ビームは全く気にすることなく、むしろ嬉しそうにさえ見えます。

マキマから凶暴だと評されていたビームが、デンジの前ではまるでポチタのように懐く姿は、読者の予想を裏切り、その愛らしさを引き立てました。

 

かわいい魅力②性格

ビームの底抜けに明るく、素直な性格も人気の理由です。

彼はデンジに迷惑をかけないように振る舞ったり、デンジがピンチの時には自らを犠牲にしてでも助けようとするなど、健気な一面を見せます。

また、サメの魔人らしく雨が好きなようで、土砂降りの雨に大喜びする姿は、シリアスな物語の中で一服の清涼剤のような役割を果たしていました。

純粋に喜び、純粋に誰かを慕うビームの姿は、読者に安らぎと笑いを提供していました。

 

チェンソーマンのビームのかわいいシーンやセリフ

ビームの愛らしさは、デンジとのやり取りや、彼が発するユニークなセリフによってさらに際立ちます。

ここでは、特にファンに人気のあるビームのかわいいシーンやセリフを振り返ってみましょう。

 

かわいいシーンやセリフ①5巻39話

ビームが初めて登場する第39話では、デンジに会うなり「チェンソー様!」と叫びながら抱きつこうとします。

デンジに殴られて血を流しても、全く懲りることなく付きまとう姿は、その愛らしい外見からは想像できないほどの執着心と、彼のデンジへの崇拝の深さを示していました。

このシーンは、ビームのキャラクター性を一気に決定づけ、読者に強烈な印象を与えました。

 

かわいいシーンやセリフ②5巻40話

デンジのバディとして活動することになったビームは、目立ちすぎるという理由で地面に潜って移動するように指示されます。

その直後、土砂降りの雨が降り始めると、ビームは地面から顔だけを出し、大声で喜びを表現します。

この純粋な子供のような無邪気な姿は、読者に癒しを与え、シリアスな物語の雰囲気を和ませていました。

 

かわいいシーンやセリフ③6巻44話

爆弾の悪魔・レゼとの戦いで重傷を負ったデンジを救出する際、ビームは焦りのあまり「ビーム!ビーム!ビーム!」と自分の名前を連呼しながら駆けつけました。

このセリフは、彼の天然でどこか抜けている性格を象徴しており、緊迫した戦闘シーンの中で、読者に思わず笑いを誘いました。

 

かわいいシーンやセリフ④6巻49話

レゼとの戦闘中、ビームは自身の血をデンジに飲ませて復活させました。

デンジが驚異的な回復力を見せると、彼は「チェンソー様すげえ!」と興奮しながら叫び、デンジの強さを称賛します。

さらに、この回では、ビームがサメの姿に変身し、デンジを乗せて移動するシーンが描かれます。

この姿は「シャークネード」のオマージュとしても話題になり、デンジの役に立てたことを喜ぶビームの姿が印象的でした。

 

かわいいシーンやセリフ⑤6巻51話

レゼとの戦闘を終え、浜辺でデンジとレゼが会話している最中、ビームはデンジの傍らでいびきをかきながら爆睡していました。

普段のハイテンションな姿とは打って変わって、無防備に眠るビームの姿は、読者にかわいいという感想を抱かせました。

 

かわいいシーンやセリフ⑥7巻62話

デパートで中国の刺客クァンシと戦う際、ロンに捕まったデンジを助け出したビームは、デンジが発したセリフをオウム返しのように繰り返しました。

このセリフは、デンジに対するビームの深い愛情と、彼の純粋さを感じさせ、その関係性をより一層かわいらしいものにしていました。

 

チェンソーマンのビームの強さや他キャラとの関係

ビームはかわいらしいだけの存在ではありません。

サメの魔人としての能力を駆使し、デンジの戦いをサポートする重要な役割を果たしました。

ここでは、ビームの能力や、他のキャラクターとの関係性について見ていきましょう。

 

ビームの強さや能力

ビームは、戦闘能力では他の強力な魔人には劣るものの、サメならではのユニークな能力を持っています。

その一つが、水以外の場所を自在に泳ぐことができる移動能力です。

地面や壁、コンクリートの中をすり抜けたり、身を隠したりすることができます。

また、自身の悪魔の姿を解放することで、巨大なサメに変身することも可能です。

対レゼ戦では、この能力を使ってデンジを乗せ、高速で移動することで戦況を有利に進めました。

 

ビームはチェンソーマンの眷属?

ビームのデンジに対する深い崇拝は、彼がチェンソーマンの「眷属」であることから来ています。

チェンソーマンは、悪魔を食べてその存在を消滅させる能力から、他の悪魔から恐れられると同時に、「地獄のヒーロー」として崇拝の対象にもなっていました。

ビームは、このチェンソーマンの眷属の一体であり、デンジに宿るチェンソーの悪魔ポチタと、以前から面識があったことが示唆されています。

他の眷属は必ずしもデンジに好意的ではなかったため、ビームのデンジへの忠誠心は、より際立っていました。

 

ビームの名前の由来

ビームの名前は、マキマによって名付けられました。

その由来は、旧約聖書に登場する智天使「ケルビム」だと考えられています。

ケルビムは、神を直接見ることができる唯一の天使であり、神の乗り物とされていました。

この設定は、ビームが「チェンソー様」と崇拝するデンジを背中に乗せて移動するシーンと重なり、ビームとデンジの関係性が、聖書における天使と神の関係に例えられていることを示唆しています。

 

ビームとボムの関係

ビームは、レゼ編で公安二課に駆け込んだ際、レゼが「ボム」と呼ばれる悪魔であり、銃の悪魔の仲間であることを示唆する謎のセリフを放ちました。

この情報は公安内部でも一部の人間しか知らない機密情報であり、ビームがなぜその事実を知っていたのか、読者の間で多くの考察が飛び交いました。

この時、ビームはマキマに対しても「様」を付けており、デンジと同格の崇拝対象であることを示しています。

このことから、ビームとマキマの間には過去に何らかの繋がりがあり、マキマの命を受けて行動していた可能性も考えられます。

 

チェンソーマンのビームの最後の死亡シーン

ビームは、その愛らしいキャラクター性で人気を集めましたが、彼の最期は壮絶なものでした。

デンジを助けるために自らを犠牲にしたビームの姿は、かわいらしさとは真逆の、かっこいい姿として描かれています。

 

ビームは闇の悪魔によって死亡

ビームの死は、デパートを舞台に繰り広げられた闇の悪魔との戦いで訪れました。

デンジの心臓を狙う刺客たちが日本に集結し、公安側にも多くの犠牲者が出ます。

サンタクロースとの戦いの最中、デンジたちは地獄へ落とされ、根源的恐怖の悪魔である闇の悪魔と対峙します。

闇の悪魔の圧倒的な力の前になすすべもなく、ビームも両腕をもがれる重傷を負ってしまいます。

それでもビームは、デンジを復活させるべく、自らの血を飲ませ、チェンソーのエンジンをふかします。

そして、「オレ達の願いを」という言葉をデンジに託した後、闇の悪魔によって身体をバラバラに切断され、死亡しました。

 

ビームの最後の言葉「オレ達の願い」とは?

ビームの最後のセリフ「オレ達の願い」は、ファンの間で最も謎めいたセリフの一つとして、多くの議論を呼んでいます。

この「オレ達」が何を指すのか、その願いとは一体何なのか、様々な考察が飛び交いました。

一説には、マキマに支配されていた眷属の仲間たちを指しており、マキマの支配に反抗し、自由を求めていたのではないか、という見方もあります。

しかし、ビーム自身は他の魔人との絆はあまり描かれておらず、この説を裏付ける確証はありませんでした。

ビームが何を願い、何をデンジに託したのか、その謎は第1部では明かされませんでした。

第2部が始まった今、ビームの謎のセリフに隠された真実が、今後明かされるのではないかと期待されています。

 

チェンソーマンのビームのアニメ声優

アニメ化が決定した『チェンソーマン』では、ビームの愛らしいキャラクター性がどのように表現されるのか、ファンの期待が高まっていました。

ここでは、ビームのアニメ登場と、声優について見ていきましょう。

 

ビームはアニメに登場する?

アニメ『チェンソーマン』は、2022年10月から放送が開始されました。

公式サイトでは、主要キャラクターのビジュアルと声優が次々と発表されましたが、ビームの声優は、放送開始時点では未発表でした。

ビームが登場するのは物語の中盤以降であるため、アニメの第2期での登場が予想されています。

 

ビームの声優を予想

ビームは、知能が低く、ハイテンションなセリフが多い一方で、シリアスなシーンでは一転して真剣な表情を見せます。

そのため、そのギャップを演じ分けられる声優として、多くの実力派声優が候補に挙げられました。

特に、ギャグとシリアスを高い演技力で演じ分けることに定評のある声優、松岡禎丞が適任ではないかという意見が多く見られました。

ビームのキャラクター性が、アニメでどのように表現されるのか、今後の情報に期待が高まります。

 

チェンソーマンのビームに関する感想や評価

ビームは、その愛らしいキャラクター性から、多くのファンの心を掴みました。

ここでは、彼のどのような点がファンに評価されているのか、その感想を見ていきましょう。

 

感想1:ビームが一番かわいい

『チェンソーマン』には、女性キャラクターや、マスコット的存在のポチタなど、かわいらしいキャラクターが多く登場します。

しかし、ファンの間では「ビームが一番かわいい」という感想も少なくありません。

デンジへのひたむきな愛情と、そのユニークな行動は、読者に強いインパクトを与え、彼を作品の中で最も愛されるキャラクターの一人へと押し上げました。

 

感想2:ビームを推す

ビームは、その独特なキャラクターデザインと、セリフとのギャップから、熱狂的なファンを獲得しました。

「推しキャラはビーム」と公言するファンも多く、彼のキャラクターとしての魅力が、ビームの人気を後押ししています。

 

感想3:ビームの最後が悲しい

ビームの死は、多くのファンに悲しみをもたらしました。

彼は最後までデンジを「チェンソー様」と呼び、自らを犠牲にしてデンジを復活させました。

彼の最期の姿は、かわいらしさとは真逆の、忠誠心と勇気に満ちたかっこいい姿であり、多くの読者が涙しました。

 

まとめ

『チェンソーマン』のサメの魔人ビームは、シュールな外見とデンジへの愛とのギャップ、そして、シリアスな物語の中で見せる明るくひたむきな姿が、多くのファンを魅了しました。

彼の行動の裏には、チェンソーマンの眷属としての深い関係性や、謎めいた目的が隠されており、物語の重要な鍵を握っています。

ビームの最期の言葉「オレ達の願い」が何を意味するのか、今後の物語で明かされるのか、ファンの期待は高まるばかりです。

 

 

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