
「盾の勇者の成り上がり」とは?
「盾の勇者の成り上がり」は、2012年に小説家になろうで連載が始まった、アネコユサギによる大人気ファンタジー作品です。
2019年1月にはアニメ化もされ、そのアニメーション制作を「メイドインアビス」や「ブラック・ブレット」などの名作を手がけたキネマシトラスが担当したことでも話題になりました。
この作品は、累計発行部数1,300万部を突破するほどの人気を誇り、多くのファンを魅了しています。
「盾の勇者の成り上がり」のあらすじ
物語の主人公は、現実世界でごく普通の大学生だった岩谷尚文です。
尚文は、図書館で不思議な本に触れたことをきっかけに、異世界に「盾の勇者」として召喚されます。
しかし、盾の勇者は攻撃手段を持たないことから不人気な存在であり、尚文は召喚された直後から周りから冷遇されます。
さらに、唯一の仲間だったマインに裏切られ、全財産を奪われた上に冤罪までかけられたことで、尚文は極度の人間不信に陥ります。
絶望の淵に立たされた尚文は、自らの力を信じ、次元の割れ目から出現する魔物の群れ「波」と戦うことを決意します。
この物語は、尚文が徐々に信頼できる仲間たちと出会い、彼らと共に成長していく姿を描いた、心温まる成り上がりの物語です。
尚文の仲間キャラクターとパーティー加入の経緯一覧
人間不信だった尚文の心を救い、共に戦う仲間たちは、それぞれが個性豊かで、物語に欠かせない存在です。
ここでは、尚文のパーティーメンバーとなった主要なキャラクターたちを、その加入経緯とともに詳しくご紹介します。
仲間①:ラフタリア
ラフタリアは、尚文が一番最初に仲間にしたキャラクターであり、この物語のメインヒロインです。
タヌキ系の亜人であり、最初の「波」で両親を亡くし、奴隷として拷問を受ける過酷な日々を送っていました。
尚文は、奴隷商から幼い少女の姿をしていたラフタリアを購入します。
当初はトラウマから戦うことを嫌がっていましたが、尚文の不器用ながらも優しい心に触れ、徐々に心を開いていきます。
彼女は、尚文への深い信頼と好意を抱くようになり、戦闘ではアタッカーとして尚文を支えます。
物語の途中で、武器に認められ「刀の勇者」になるなど、目覚ましい成長を遂げていきます。
また、レベルが上がるにつれて急激に成長し、大人の女性の姿になったことも、ファンを驚かせました。
仲間②:フィーロ
フィーロは、尚文が奴隷商から購入した「魔物の卵くじ」から生まれたフィロリアルです。
卵から孵った当初は、ワガママな性格をしていましたが、尚文が厳しく躾けたことで、言うことを聞くようになります。
彼女は、フィロリアルの中でも特別な存在である「フィロリアル・クイーン」に進化し、人間体に変身する能力を得ます。
普段は、金髪の可愛らしい少女の姿で尚文と行動を共にしています。
尚文のことが大好きで、同じく尚文に特別な感情を抱いているラフタリアとは、しばしば張り合う姿が描かれています。
戦闘では、その高い身体能力を活かしてアタッカーを担当し、物語の途中で「爪の勇者」になりました。
仲間③:メルティ
メルティは、メルロマルクの第二王女であり、藍色の髪が特徴的なキャラクターです。
三勇教の信者に暗殺されそうになったところを尚文に助けられたことがきっかけで、彼らと行動を共にするようになります。
姉のマインや父である国王とは異なり、正義感が強く、尚文の冤罪を晴らすために尽力しました。
彼女は水属性に高い適性を持っており、自身の魔力を体に循環させて能力を向上させることができます。
フォーブレイでの戦争後は、女王に即位し、メルロマルクをより良い国へと導いていきます。
メルティの存在は、尚文が国王や王女に対する人間不信を乗り越えるきっかけの一つとなりました。
仲間④:キール
キールは、ラフタリアの幼馴染であり、犬のような耳を持つワーヌイ種の亜人です。
イドルの屋敷で奴隷にされていましたが、尚文に救出され、彼の仲間となります。
その中性的な顔立ちから、当初は男性だと思われていましたが、実は女性であることが判明しました。
過去にケルベロスのような魔物によって故郷の村を壊滅させられたトラウマを抱えており、それを克服するために改造手術を受けたこともあります。
戦闘では片手剣を扱い、尚文のパーティーの戦力として活躍します。
仲間⑤:リーシア
リーシアは、緑色の髪が特徴的なキャラクターです。
元々は弓の勇者・川澄樹の仲間でしたが、冤罪をかけられてパーティーを追放され、尚文に助けられた後、彼の仲間になりました。
最初は気弱な性格でしたが、尚文のパーティーにいるうちに精神的に大きく成長していきます。
彼女は、別の異世界の言語を数日でマスターするなど、優れた頭脳を持っています。
また、覚醒した際にはステータスが上昇し、物語の途中で武器に選ばれ「投擲具の勇者」となりました。
尚文役の声優:石川界人
尚文の仲間たちが個性的なのはもちろんですが、主人公である尚文に命を吹き込んでいる声優もまた、非常に高い実力を持っています。
ここでは、岩谷尚文の声を演じている声優、石川界人についてご紹介します。
石川界人のプロフィール
| 名前 | 石川界人(いしかわ かいと) |
| 出身地 | 東京都 |
| 生年月日 | 10月13日 |
| デビュー年 | 2010年 |
| 趣味 | スポーツ、バイク |
石川界人は、2010年から声優として活動している人気声優です。
高校生の頃から声優を志していましたが、当時は両親から反対されていたそうです。
「かいじん」という愛称でファンから親しまれており、プライベートでは声優の内田雄馬と仲が良いことでも知られています。
石川界人の主な出演作品
石川界人は、数々の人気アニメでメインキャラクターを演じています。
代表作の一つが、アニメ「ハイキュー!!」で演じた影山飛雄です。
影山飛雄は、烏野高校バレーボール部のセッターで、天才的な技術を持つキャラクターとして描かれています。
また、アニメ「僕のヒーローアカデミア」では、雄英高校ヒーロー科の委員長である飯田天哉を演じています。
その他にも、「魔王城でおやすみ」や「ダンベル何キロ持てる?」など、幅広いジャンルの作品で活躍しています。
学生時代は深夜アニメに夢中になっており、先輩声優である杉田智和が出演する作品を追いかけていたというエピソードも持っています。
仲間に関する感想や評価
尚文のパーティーメンバーは、ファンの間でも非常に高い評価を得ています。
ここでは、彼らに対するファンからの感想や評価をいくつかご紹介します。
ラフタリアが可愛い!
メインヒロインであるラフタリアは、その可愛らしい容姿と、尚文を一途に想う姿から、多くのファンから「可愛い」「いい子」と絶賛されています。
また、可愛さだけでなく、高いレベルの剣術や魔術を習得する強さも持ち合わせており、そのギャップも人気の理由の一つと言えるでしょう。
岩谷尚文のパーティーは強い!
「盾の勇者の成り上がり」のファンからは、「岩谷尚文のパーティーは最強だ」という声がよく聞かれます。
攻撃手段を持たない尚文ですが、どんな攻撃でも防いでしまうほどの圧倒的な防御力を持っています。
そして、ラフタリアやフィーロなど、高い攻撃力を持つ仲間たちが、尚文の防御を活かして敵を倒していく戦闘スタイルは、非常にバランスが取れており、強固なチームワークを形成しています。
このように、仲間たちの個性がうまく噛み合うことで、尚文のパーティーは最強のチームへと成長していくのです。
まとめ
「盾の勇者の成り上がり」は、主人公の岩谷尚文が、信頼できる仲間たちと出会い、共に成長していく物語です。
人間不信に陥っていた尚文は、奴隷だったラフタリアや卵から生まれたフィーロ、そして他の勇者から見捨てられたリーシアなど、それぞれの境遇を抱えた仲間たちと出会い、彼らとの絆を深めていきます。
個性豊かな仲間たちとの出会いが、尚文の心を救い、彼を真の勇者へと変えていきました。
そして、彼らが結成したパーティーは、攻撃と防御のバランスが取れた、最強のチームとなりました。
まだ本作を読んだり見たりしたことがない方も、ぜひ尚文と仲間たちの物語に触れて、その絆の強さを感じてみてください。
以下の「盾の勇者の成り上がり」関連記事も是非ご覧ください





















コメント