【盾の勇者の成り上がり】あらすじ徹底解説!その魅力と進化の軌跡

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盾の勇者の成り上がり

【盾の勇者の成り上がり】あらすじ徹底解説!その魅力と進化の軌跡

 

アネコユサギによる人気ライトノベル『盾の勇者の成り上がり』は、小説投稿サイト「小説家になろう」での連載を皮切りに、現在では書籍、コミカライズ、アニメ、舞台と多岐にわたるメディアミックスを展開する一大ヒット作です。

特にアニメは現在、その壮大な物語は多くのファンを惹きつけています。

この記事では、異世界で「盾の勇者」として召喚された主人公・岩谷尚文の波乱に満ちた成り上がりを軸に、作品の概要から最新のアニメ情報、登場人物、そして過去に寄せられた評価まで、その全貌を徹底解説します。

 

『盾の勇者の成り上がり』作品概要

『盾の勇者の成り上がり』は、アネコユサギ氏によって2012年から「小説家になろう」で連載が開始された冒険異世界ファンタジー作品です。

2013年からはMFブックス(KADOKAWA)より弥南せいら氏のイラストで書籍化されており、WEB小説版から大幅な加筆・修正が加えられ、話の流れや展開が大きく変化しています。

2024年10月時点で、電子版を含めたシリーズ累計部数は1300万部を突破しており、その人気ぶりがうかがえます。

 

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物語のあらすじ:絶望から始まる成り上がり

図書館で「四聖武器書」を手に取ったごく普通の大学生、岩谷尚文(いわたに なおふみ)は、剣の勇者・天木錬、弓の勇者・川澄樹、槍の勇者・北村元康と共に、異世界「メルロマルク」へと召喚されます。

彼は伝説の「四聖勇者」の一人、「盾の勇者」として世界を救う「波」と呼ばれる災厄と戦う使命を課せられます。

しかし、盾は攻撃手段を持たず不人気だったため、尚文の仲間になったのは、唯一名乗り出た女性冒険者マインのみでした。

ですが、召喚初日からマインに裏切られ、全財産を盗まれただけでなく、婦女暴行の冤罪まで着せられてしまいます。

勇者としての名声や金銭、信用を失い、異世界の人々に絶望し、人間と組まないで旅に出ることを決意した尚文は、パーティーの攻撃役として奴隷商人から亜人の少女ラフタリアを買い取り、二人での過酷な旅を始めます。

当初は契約による主従関係でしかなかった尚文とラフタリアも、共に旅を続けるうちに深い信頼関係を築いていきます。

召喚されてから最初の波を経て、ゲーム感覚で行動する他の勇者をよそに、波によって被害を受ける民を助ける尚文は、鳥型の魔物であるフィロリアルのフィーロを加えて正体を隠しながら行商を始め、「神鳥の聖人」と呼ばれるようになります。

再び起きた波では、勇者と対立する存在であるグラスとぶつかります。

メルロマルクからは度々妨害や迫害を受けますが、行商や人助けを重ねていく内に、国ではなく民のレベルで尚文と他の勇者の評価が逆転していきます。

尚文の評判が高まると、今度はメルロマルクの国教であり、元々盾の勇者を否定していた三勇教が、身勝手な理屈から尚文どころか信仰対象であるはずの三勇者の排除を画策します。

尚文は第2王女であるメルティ=メルロマルクの暗殺未遂・誘拐の嫌疑を掛けられ、マインとそれに踊らされる他の勇者たちとの戦いを経て、伝説の武器の複製を持ち出した三勇教教皇を呪われた武器(カースシリーズ)の力で倒します。

ほぼ同時に帰国していたメルロマルク本来の女王であるメルティの母ミレリアによって尚文の冤罪は晴らされ、名誉回復と共に迫害の音頭を取っていた国王オルトクレイと第1王女マルティは王族としての資格を剥奪されます。

呪いによる怪我から回復した尚文は、女王からの提案もあって他の勇者との連携や情報共有を行います。

しかし、元康・錬・樹の3人は互いの情報を秘匿し本音を見せないため、尚文は「他の勇者ではなく、“盾を信じる”」という形で強化方法を実践し成功させます。

これにより、それぞれの勇者が信じる情報の齟齬による落とし穴を危惧するようになります。

取得経験値が増加する活性化現象が確認されたカルミラ島の情報を得て勇者たちが現地へ向かう途中、尚文たちはラルクベルクテリス=アレキサンドライトと名乗る異世界の勇者と知り合います。

カルミラ島で起きた波で彼らは尚文たちとは対立する立場であることが判明し、自分たちの世界を救うためには異世界の勇者を倒すことが明かされます。

島からの帰路、尚文は弓の勇者・樹のパーティーメンバーだったリーシアと遭遇。

彼女は樹とその仲間たちによってパーティーから追放されていました。

尚文はそんな彼女を放っておくことができず、彼女を仲間に加えることになります。

その後、この世界の守護獣であるはずの四霊の一つである霊亀(れいき)の封印が解かれ、多大な被害をもたらしながら暴れまわるという事態が発生。

欲にくらんだ三勇者たちは霊亀に挑むも敗北し、行方不明になります。

最終的に尚文が霊亀討伐に乗り出すことになります。

窮地に陥りながらも、尚文は仲間との絆の力で霊亀を打ち倒すことに成功します。

しかし、倒されたはずの霊亀が復活・暴走し、再び霊亀討伐に乗り出すことに。

そんな尚文たちの前に霊亀の使い魔を名乗るオストという女性が現れます。

彼女の口から霊亀が何者かによって操られていることが判明し、彼女は尚文たちに霊亀討伐の協力を求めます。

尚文たちはオストと手を組み、フィトリアに協力を求め、霊亀の心臓を潰す作戦のために霊亀の体内に乗り込みます。

そして頭と心臓を破壊した後、最奥にあるコアに到達すると、霊亀の封印を解き暴走させた黒幕であり、グラスたちと同じ異世界の本の勇者であるキョウ・エスニナという青年に遭遇します。

そこには霊亀に敗北しキョウに捕らわれていた三勇者がコアに閉じ込められていました。

キョウは霊亀や三勇者からエネルギーを強奪し、その力を悪用していたのです。

この行為は異世界のルールを犯すものであり、キョウを捕らえに来たラルクたちと尚文達は一時的に協力を余儀なくされ、キョウに立ち向かいます。

死闘の末、オストを犠牲にしながらもコアを破壊し、霊亀を封印することに成功しました。

しかし、キョウはコアで集めたエネルギーを奪って自分の世界に逃亡。

尚文は仲間たちと共にエネルギーを取り戻す目的で、逃げたキョウを追って異世界へと渡ることになります。

 

【槍の勇者のやり直し】

『槍の勇者のやり直し』では、愛の狩人である槍の勇者・北村元康が気が付くと異世界に召喚されたその日に戻っているというループ現象に見舞われます。

この時点で「四聖の内、誰かが死ぬとループする」という事実に気付き、フィーロを溺愛し、尚文を「お義父さん」と慕い、彼を助けることを行動理念としてループを繰り返します。

 

2周目 – 4周目

突然のループに驚きつつも、冤罪事件の際に尚文を救出。

フィロリアルの「クロちゃん」を育成し、尚文のレベリングも行います。

シルトヴェルトの使者に尚文を預けるも、見覚えのないアイコンが現れた瞬間に再び召喚初日にループします。

 

5周目 シルトヴェルト編

召喚初日にメルロマルク側の陰謀を暴露するが、口封じに殺されかける。

地下牢でエクレールを救出し、尚文を救出後、シルトヴェルトへ向かいます。

道中でメルロマルク軍を撃退し、砦を破壊。

中途でフィロリアル「ユキ」「サクラ」「コウ」を購入し、三勇教の妨害を撃破しつつ尚文とエクレールのレベリングをしながら旅をします。

シルトヴェルトに到着するも妨害が起こりますが、「波という世界の危機を解決してから」と収めます。

ツメの勇者に化けたトゥリナ殺害を切っ掛けにタクト一派との戦闘に突入。

鳳凰戦の記憶が蘇った元康によりタクトは戮殺され、クズとマインに率いられたメルロマルク軍が攻め込んできます。

タクト派閥の残党狩りを優先し、生き残ったタクト派閥であるネリシェンが支配するシルドフリーデンからも航空部隊が投入され、尚文と共に元康は飛竜に乗って迎撃します。

シルドフリーデンと同時にメルロマルクも軍を進めてきました。

その中には複製聖武器を使う三勇教教皇もいました。

尚文たちはメルロマルク軍を撃退しに向かい、クズを生捕りにします。

教皇と逃走を図るマインを元康が処分しますが、戦闘不能にした樹が手のひらを返したマルドに殺害されたことでループします。

 

6周目 メルロマルク編

初日に4人での相談時に未来から来たことをカミングアウトしますが、事前情報の無い尚文はともかく、錬と樹からは怪しまれて失敗します。

その夜、スキルでの隠密偵察中に見かけたマルドを暗殺。

仲間選びにおいて未来と同じくハブられて赤豚が付いた尚文を心配しつつもポータルで牧場に飛び、ユキ・コウ・サクラを購入しておき、サクラは尚文専任として尚文に登録してもらいます。

冤罪騒ぎでは盗品の登録証明確認を提言しますが、既に改竄されており、結局は場をぶち壊して尚文を救出。

樹はマルティに篭絡され、錬はメルロマルクを怪しみつつもノータッチの姿勢を取ります。

エルハルトの店で、尚文にループに関する事情を説明し、サクラの登録を済ませてから、基本的な武器の機能を確認。

奴隷として購入したキールを入れて尚文とフィロリアルのレベリングを行います。

前回の反省から、シルトヴェルトには向かわず、メルロマルク内で潜伏しながら1周目と同様の行商を始め、バイオプラントによる食糧や薬の販売を中心に「神鳥の聖人」として名声を得ます。

この際に、商家である実家から営業に来たエレナ(怠け豚)が仲間になります。

錬によるガエリオン討伐後のおこぼれ騒ぎでウィンディアとガエリオン(メス)が仲間になります。

 

アニメ『盾の勇者の成り上がり』の評価と進化

アニメ『盾の勇者の成り上がり』は、2019年1月に第1期が放送開始されました。

原作の圧倒的な人気から高い期待が寄せられる一方で、放送当初は一部で「ひどい」といった厳しい評価も聞かれました。

 

初期に「ひどい」と評価された理由(第1期放送時)

ここでは、アニメ第1期放送時に寄せられた主な批判的な感想や評価について解説します。

 

「なろう小説」発端が理由?

「小説家になろう」はプロアマ問わず小説投稿できるサイトであり、本作もアマチュアが描いた作品であったことから、素人作品を許容できない層から批判的な評価を受けることがありました。

 

万人ウケする内容ではない?

主人公の岩谷尚文は防御力以外に才能がなく、序盤で敵を無双するようなシーンはありません。

さらに、国から嫌われ、冤罪で全てを失うという絶望的な展開は、視聴者に「いじめを傍観している気分」を与え、万人受けする内容ではありませんでした。

 

盾の勇者への迫害がひどい

岩谷尚文が召喚直後から、いじめと呼べるほどの壮絶な迫害を受け、笑うことすらできないほどの状況に追い込まれる描写は、視聴者に強い不快感を与える大きな理由となりました。

 

伝説武器のみ使用できる?

勇者たちは自身に与えられた伝説の武器しか使用できず、尚文は盾以外使用できません。

これは、いわゆる「なろう小説」の魅力の一つである主人公の無双シーンが序盤に描かれないことへの不満に繋がりました。

 

盾以外の勇者が無能?

尚文が追放された後、他の三勇者(槍の勇者・北村元康、剣の勇者・天木錬、弓の勇者・川澄樹)が波と戦いますが、全く使い物にならないほど無能で、毎回尚文が尻拭いをすることになります。

異世界転生系の主人公が最強という概念が一般的な中で、これは珍しい作品であり、一部で批判されました。

 

必殺技

盾以外の勇者たちが雷属性の技しか使用せず、尚文に苦言を言われても属性を変えようとしない点も批判の対象となりました。

これにより、尚文が盾を使った必殺技を会得することで盾が最強の勇者となる展開は、盾の勇者を目立たせるための不自然な設定と見なされることもありました。

 

マインがひどい?

マイン(本名:マルティ)は、唯一尚文の味方をするふりをして近づきながら、実際は王国の姫であり、尚文に強姦の冤罪をかけて全てを奪いました。

彼女のあまりにも外道な行動は、多くの視聴者から「やりすぎで酷い」といった強い批判を浴びました。

 

責任は女王にある?

尚文が召喚されたメルロマルク王国は女王制であり、召喚時に女王が不在だったため、王とマインが尚文を追放しました。

尚文の冤罪が晴らされた後、彼を追放した王とマインには重い罪が与えられましたが、不在だった女王が特に罰を受けることがなかった点について、責任を問う声が視聴者から挙がりました。

 

他の国は何をしていた?

物語の舞台となる世界全体で「波」が発生し滅亡の危機にあるにもかかわらず、四聖勇者はメルロマルクの波しか解決しません。

他国がこれに猛反発しないという設定は、常識的にあり得ないとして批判されました。

 

亜人の国シルトヴェルトとは?

亜人の国シルトヴェルトは昔から盾の勇者を崇拝していますが、迫害を受けている尚文のために何も行動を起こしませんでした。

この点は、国の設定と行動に矛盾があるとして、「空気と化している」と批判されました。

 

原作を飛ばした?

アニメ化にあたり、尺の問題で原作の重要なシーンや物語の設定が分かるシーンを飛ばしてしまったため、初めて視聴する人にとっては理解しにくい「トンデモ設定」に見える部分がありました。

これが、原作ファンと初見の両方から「ひどい」と酷評される大きな理由となりました。

これらの要素は、当時のアニメ作品としては異色であり、万人受けとは言えない部分があったのは事実です。

しかし、物語が進むにつれて尚文が困難を乗り越え、仲間との絆を深めていく姿は多くの共感を呼び、評価は好転していきました。

 

アニメの継続と評価の変化

第1期放送終了後、2019年9月2日には早くも第2期と第3期の制作が発表されました。

そして、第2期は2022年4月から6月、第3期は2023年10月から12月にかけて放送され、物語は原作に沿って着実に進行。

過去の「ひどい」という評価も、作品全体を通して見れば、主人公が絶望から這い上がり、真の勇者へと成長していく過程を描く上で不可欠な要素であったと認識されています。

尚文の徹底した復讐心や、他の勇者の未熟さも、物語のテーマである「成り上がり」を強調する上で効果的に作用していると再評価されています。

アニメは尺の都合上、原作の一部シーンを割愛するケースもありますが、基本的には原作の魅力を忠実に再現し、高いクオリティで作画されています。

特に迫力あるバトルシーンや、キャラクターの心理描写は高く評価されており、ファンを惹きつけ続けています。

 

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主要登場人物紹介

アニメ第4期まで放送されている『盾の勇者の成り上がり』の主要な登場人物を紹介します。

声優は特記がない限りアニメ版です。

 

メインキャラクター

岩谷 尚文(いわたに なおふみ)

声 – 石川界人 / 鈴木達央(ドラマCD)

本作の主人公。

四聖勇者の一人、盾の勇者。

20歳のオタク趣味の大学生。

図書館で「四聖武器書」を読んでいた時に、盾の勇者として召喚されます。

波に備えて出立した直後マインに裏切られ、冤罪で強姦魔の烙印を押されてしまい人間不信に陥り、その後奴隷商からラフタリアを購入し、ラフタリアの解放を目的とした元康に無理矢理挑まれた決闘に敗北します。

しかし、奴隷から解放されたラフタリアが自分の意思で尚文の元に戻り、彼女の自身への信頼を受け信じるようになります。

戦闘スタイルはその名の通り盾役で、群を抜いて高い防御力とスキルを持つが、その代わり攻撃力はほぼありません。

ただし、変化させた盾のカウンター機能によって相手に反撃を与えることは可能です。

奴隷や魔物など魔法契約した相手に対しての能力・成長に関する補正効果のある盾を活用しています。

魔法適性は回復と援護。

勇者専用魔法は味方の全ての能力を上昇させる「オーラ」。

カースシリーズは「憤怒」が発現しており、高い防御力と他の盾にない攻撃手段も得ることができますが、呪いの代償で精神汚染や長期間のステータスダウンがかかります。

冤罪事件の前はお調子者で、人並に女性への興味も持っていましたが、事件後はやさぐれて疑り深い性格となります。

敵に対して容赦がなく、必ず報復を与えようとします。

その相手が苦しんでいる様子を見て喜ぶなど、時には邪道な行為も躊躇いなく行います。

一方で、奴隷や仲間たちの面倒を丁寧に見る、自分を信じ親切にしてくれた相手に対しては受けた恩を返そうとする、敵対していた者でも相手が反省している場合は受け入れるなど、本質的な優しさは失われていません。

しかし尚文本人は自身を悪人だと思っており、時に奴隷たちに対して罪悪感を感じることがあります。

冤罪事件で女性に嵌められたトラウマで女性への興味が一切なくなっていましたが、アトラの戦死後は、遺言により自身に好意をもつ女性の思いを答えるようにしたいと考え直します。

特技は料理。

元々趣味程度だったと言いますが、一度食べた物を再現したり、食べる人の味覚や好みに合わせてアレンジしたり、満腹でも食欲を促進させるなど、天才的な腕前です。

他にもクラフト技術が非常に優れており、薬調合や宝石の加工によるアクセサリーの制作技術も身に付け、行商や冒険の備えに役立てています。

召喚以前から乗り物や酒で酔ったことがなく、非常に酒に強いです。

ただし、尚文自身は付き合いで飲むことはありますが、自分以外の相手が酔っぱらうと会話が成り立たなくなって疎外感を感じてしまうため、酒はあまり好きではありません。

『槍の勇者のやり直し』では、強姦容疑の際に元康に助けられ、やさぐれず、口調も穏やかで、奴隷を使役することにも強い抵抗を覚えるなど本編の尚文とはまるで別人です。

ただし、悪意を以て敵対してくる者に対しての容赦のなさは元からあり、卑劣な悪人やコウのように窘めても行いを改めない者に対しては本編の尚文のような冷酷さや徹底した仕置をしてみせます。

チュートリアル編(2週目)ではメルロマルク側に謀殺されますが、その後のループでも最終的には元康を信頼しつつもその突飛な行動に頭を痛める立場になり、ループに入る元康にやるべきこと、やってはいけないことを指示して送り出しています。

本能的にも弱い者を守ろうとする尚文は、実は守ってくれる相手に弱いという弱点を持っています。

 

ラフタリア

声 – 瀬戸麻沙美 / 堀江由衣(ドラマCD)

本作のメインヒロイン。

異世界の眷属器、刀の勇者。

クテンロウの天命(王族)。

若干カールした紅茶色の背中まであるロングヘアと澄んだ紅茶色の瞳、芸術的に整った容貌を持つタヌキ系の亜人。

尚文が最初に購入した奴隷。

メルロマルクのルロロナ村で生活していたが、メルロマルクの最初の波に巻き込まれ両親を亡くし、奴隷に身を窶していました。

購入した当初は10歳の少女だったが、亜人はLv上昇に合わせて急成長するため外見年齢は18歳くらいの美少女に育っています。

購入当初は波のトラウマで夜泣きが激しく、さらに奴隷時代の拷問や親友の死などの辛い経験で心身共に弱っていましたが、尚文の不器用な優しさによって心を開いていきます。

その後トラウマを克服すると、自分たちと同じような境遇のものを出さないために尚文と共に戦う決意をします。

尚文に対しては、当初は「ご主人様」と呼んでいたが、名前を訊ねて知った後は「ナオフミ様」と呼ぶようになります。

性格は真面目で、尚文に対するツッコミ役となっています。

尚文に異性として好意を持っているが、当の尚文は冤罪のトラウマで女性不信で性的関係を嫌悪しており、あまつさえ娘扱いされているので進展がありません。

魔法適性は光と闇。

幻惑魔法が得意でまた同様に見破ることも可能です。

剣を武器としており、魔法剣も習得する堅実な戦いと幻惑魔法によるトリッキーな遊撃を担当しています。

刀の勇者になった以降はスキルを主体とした戦闘スタイルとなっています。

『槍の勇者のやり直し』では、元康による尚文への説明で度々話題に挙げられていますが、尚文自身が奴隷を使うことに難色を示したことがあったり、元康がラフタリアのことを詳しく説明しないことがあり、なかなか巡り合えません。

 

ラフちゃん

声 – 瀬戸麻沙美 / 堀江由衣(ドラマCD)

絆の世界でラフタリアの毛髪と尚文の血を媒体にエスノバルトに生成された尚文の式神。

外見は狸やアライグマのような姿。

鳴き声は「ラフー」。

ラフタリアを動物化したような外見とノリのよい性格から尚文にかなり気に入れられています。

一方、ラフタリアからはそのことで苦手意識を持たれています。

かなり賢く気が利く一方、お調子者な面もあります。

魔法適正はラフタリアと同じく光と闇で幻惑魔法を得意とします。

幻惑で敵を惑わせたり、ラフタリアの魔法補助などのサポートを行います。

また、頭に乗ることでその人物は魂が見えたり、幻惑を見破れるようになります。

尚文とラフタリアと魔力で繋がっているため離れていても二人の様子がわかり、何かあった際には知らせることができるため連絡係となることもあります。

ラトの助言を受けた尚文により能力項目の変異性が上がって以降は徐々に進化をし始め、体を大きくするなど様々な能力を身に着けます。

直接攻撃することは少なく誕生した当初は攻撃力が低かったが、のちに戦闘でも活躍します。

過去の天命の魂の残滓をラフ種として転生させ、朱雀に取り込まれたフィロリアの魂のサルベージを行えるなど、死者の蘇生に近いことまでできます。

村の魔物たちのクラスアップの際には、同じような姿の魔物となる特殊なクラスアップができるようになり、その魔物たちは「ラフ種」と名付けられ、新種の魔物扱いされるようになります。

Lv100越えの儀式をガエリオンから受けた後は、やり方を覚えたのかできるようになった。

 

フィーロ

声 – 日高里菜 / 井口裕香(ドラマCD)

白と桜色を基調としたフィロリアル・クイーン。

アリア種。

人型の時は光沢を放つ艶やかな金髪、透き通った海のような碧い瞳、雪のように白い肌を持つ美しい幼女。

尚文のことは「ごしゅじんさま」と呼びます。

奴隷商のもとで魔物の卵くじで購入した卵から孵化した鳥型の魔物フィロリアル。

四聖勇者である尚文に育てられたことで上位種のフィロリアル・クイーンになり、金髪で背中には羽を生やした天使を彷彿とさせる少女に変身できるようになります。

現女王のフィトリアから次期女王候補とされています。

人間形態時の服は魔力で作られたものであり、フィロリアル形態の際は消えてリボンは首輪となります。

食欲旺盛でフィロリアルの特性上、馬車を引くことが大好き。

行商の馬車を引いてメルロマルク各地を回っていた際には神鳥と呼ばれています。

また歌うことも好きであり、人々を魅了する腕前を持ち、後にアイドル活動もするようになります。

普段は遊ぶことと食べることしか考えていないが、魔法や異世界の言葉を感覚的に覚えて使いこなすセンスがあります。

当初は我が儘で尚文の言うことを拒否していたが、尚文が心を鬼にして躾けたことにより言いつけを守るようになりました。

育ての親である尚文に対しては実の子供のように懐いています。

メルティとは親友で、彼女が危機的状況の時はすぐに助けようとします。

元康のことは普通のフィロリアルだったころに馬鹿にされたことで嫌っていて、会う度に蹴飛ばしています。

仲間に裏切られ落ち込んでいる元康を気まぐれに慰めたせいで、壊れた元康からストーカーのごとく追い回されたことでさらに嫌うようになります。

魔法適正は風。

フィロリアル形態と人型形態のどちらでも戦闘が可能。

俊敏で高い攻撃力をもつメインアタッカーです。

当初は常にフィロリアル形態で戦っていたが、フィトリアからの人型形態の戦い方も教わり、以降はフィロリアル形態と人型形態とを使い分けて戦うようになります。

また、フィトリアとの稽古で気を使えるようになります。

武器は爪を使っており、フィロリアル形態は足、人型形態は手に装備します。

ゼルドブルで当たると火柱が出るモーニングスターを手に入れ、隠し武器として扱う。

後にロミナによってボーラに改造されます。

絆の異世界に渡るとハミングフェーリーという魔物に変化します。

空を飛ぶようになり魔法を中心に戦い、歌で援護します。

その後魔竜四天王の一人「風のフィーロ」に任命され、四天王の能力やフィロリアル形態での飛行能力を獲得します。

『槍の勇者のやり直し』では、尚文と並んで元康の最優先保護対象となっているが、巡り合えていません。

 

メルティ=メルロマルク(メルティ=Q=メルロマルク)

声 – 内田真礼

メルロマルク第二王女。

王位継承権第一位。

濃い色合いの青い髪のツインテールで、年齢は十代前半。

姉にまったく似ず王族としての責任感があり、友達を大切にする性格。

そのため王位継承権は姉より上。

見聞を広めるために女王の下で学んでいました。

フィロリアルが大好きでフィロリアルに関する知識量も高く、元康からフィーロの婚約者として扱われます。

その一方で年相応の反応を見せる一面もあります。

オルトクレイの盾の勇者に対する差別をやめさせるようミレリアから命を受け帰国しました。

王都に向かう途中、普通のフィロリアルに化けていたフィトリアと会い、仲良くなろうと追いかけているうちに護衛とはぐれます。

その後、偶然尚文一行と出会い、フィーロと仲良くなり親友となります。

尚文たちとの旅の最中、メルロマルクの貴族の亜人奴隷に対する残酷な仕打ちを見たことで、メルロマルクを人間と亜人が仲良くできる場所にしたいと決意します。

霊亀事件後は領主となったエクレールの補佐をしていましたが復興事業などほとんど任せきりとなっています。

助けてくれた尚文のことは異性として意識しているが、彼からは子ども扱いされ名前で呼ばれないなど、ややぞんざいな扱いを受けており、その度に怒りを露わにします。

しかし実際は自分が元の世界に帰った後、フィーロを預けたいと思うほど強く信頼されています。

ミレリアが亡くなった後は悲しみつつも気丈に振舞っています。

フォーブレイの戦争後は母同様に若くして女王に即位しますが、責任感はあっても権勢欲はないため、視察の名目で尚文の村を訪れては仕事の多さを愚痴りつつも寛いでいます。

魔法適性は水と土。

特に髪の色に出ているように水属性の資質が高いです。

『槍の勇者のやり直し』においては、勝手にフィーロの婚約者扱いしてライバル視してくる元康の言動・行動を理解できず、彼をぞんざいに扱っています。

ただし、元康がフィロリアルを愛していることを理解しており、その点だけは信用しています。

メルロマルク編では本編同様にミレリアから命を受け帰国し、護衛を引き連れて、「神鳥の聖人」として活動している尚文達と会い、クズを和解させようと説得するが、その最中、護衛の騎士が三勇教所属のため、暗殺されかかるところを尚文達に救われます。

以降、一緒に行動することになります。

ヤサグレていない尚文に助けられたことで素直に恋慕しています。

また、サクラともフィーロと同じぐらいに仲良くなっています。

 

アトラ

声 – 小原好美 / 三上枝織(ドラマCD)

ハクコ種の亜人。

フォウルの妹。

シルトヴェルトの王族の末裔だが、人族との混血で迫害されます。

亡き母ルシアに瓜二つの外見。

尚文たちと出会った時は、身体中に火傷のような跡があり遺伝性の病を患って目も見えず歩けなかったが、尚文が飲ませた薬と盾の力で完治します。

自身を救った尚文を心底慕っており、何度も寝込みを襲おうとしてはフォウルとラフタリアに阻まれています。

病弱なころフォウルに守られたこともあり、守ることに憧れを持っており、尚文の盾として彼を守りたいと思っています。

尚文の剣であるラフタリアとはライバル関係となっています。

人の本質を見抜くなど聡い性格。

兄のフォウルのことは大切に思ってはいるものの、元気になってからはややぞんざいに扱っています。

目は見えないままだが気の流れを読み行動し、平然と歩き、戦闘をこなすことができます。

類まれなる武術の才能を持っており、気の流れを見て的確に急所を突いたり、変幻無双流を見聞きしただけで再現したりできます。

ただ、なぜかLvが上がっても肉体が成長している様子がありません。

また、元々病弱で全身痛んでいたことから痛みに慣れており、奴隷紋の痛みを受けても平然としています。

鳳凰戦でタクトの横槍による鳳凰の自爆攻撃から尚文と村の奴隷たちを庇い下半身を焼失する致命傷を負います。

兄のフォウルと尚文に遺言を残し、最後のわがままとして尚文のファーストキスを奪い死亡します。

遺体は本人の遺言により尚文の盾に吸収されます。

その後、タクトに深手を負わされ意識を失い、武器の精神世界に来た尚文の前にオストとともに盾の精霊として現れます。

尚文に助言と励ましの言葉をかけ、盾の中から見守っていると語り見送ります。

 

四聖勇者

異世界において最高位の聖武器4つに選ばれた勇者たち。

本来は「四聖教」という宗教で神格化されていますが、数百年前に召喚された先代の盾の勇者が亜人を擁護して人間との仲を取り持とうとしたため、メルロマルクでは四聖教から分派して他3人の勇者を神格化した「三勇教」により盾の勇者の伝説は抹消されて盾の勇者だけは一段低く見られ、極端な三勇教関係者からは「盾の悪魔」呼ばわりすらされています。

三勇教が討伐されメルロマルクの国教が「四聖教」となったことで盾の勇者も等しく崇拝されることとなりました。

今代の勇者はいずれも、それぞれ似て非なる歴史を歩んだパラレルワールドの現代日本から召喚されました。

尚文以外の3人は元の世界で近似した設定のゲームをプレイしていたためゲーム感覚で、信頼関係も最初からありませんでした。

 

岩谷 尚文(いわたに なおふみ)

四聖勇者の一人、盾の勇者。

→「メインキャラクター」を参照

 

北村 元康(きたむら もとやす)

声 – 高橋信

四聖勇者の一人、槍の勇者。

21歳の大学生で、四聖の中では最年長。

若干茶色の入った髪をポニーテールにしています。

尚文とは異なる日本から召喚されました。

二股をしていたことが原因で、女性二人にナイフで刺された後に召喚されています。

この異世界に良く似たネットゲーム「エメラルドオンライン」をプレイしていて、ゲームの世界に来たと思っている節があります。

性格は猪突猛進。

フェミニストで女の子は皆天使だと思っており、ハーレムを形成すべく見境なくナンパをして女性の仲間を増やしています。

元の世界で刺されたことを教訓に女の子を信じ抜こうとしていますが、そのためマルティに騙され、いいように操られます。

また、リーシアのように病的に思いつめるタイプは無理心中の件で苦手としています。

マルティに唆されたこともあって、尚文を強姦魔として糾弾したり、持ち前の正義感をヴィッチに煽られて尚文の奴隷所持を咎めて決闘を挑むなど、四聖勇者の中で尚文と最も敵対していました。

プレイしていたゲームのキャラクターに似たフィーロに好意を持つが、フィロリアル形態のフィーロを彼女とは知らず馬鹿にしたことでフィーロからは嫌われます。

霊亀に敗北し、仲間から見捨てられ絶望していた所をフィーロに励まされたことが切っ掛けでフィーロとフィロリアルをこよなく愛する自称「愛の狩人」になります。

最愛のフィーロの育て親である尚文を「お義父さん」と慕うようになり、絶対服従を誓います。

また、全ての女性を豚としか認識できなくなっており、言葉も通じなくなっています。

語尾に「〜ですぞ」と付く口調に変わっています。

また、フィロリアルの天敵であるドラゴンとグリフィンを敵視するようにもなります。

魔法適性は火と回復。

勇者専用魔法は敵の魔法を無効化して吸い取れる「アブソーブ」。

カースシリーズは「色欲」と「嫉妬」が発現しており、呪いの代償はこの二つの感情。

しかし元康は色欲が突き抜けているため目に見えた変化はなく、元康自身は代償に気付いていません。

また、鳳凰戦後に「憤怒」も発現していますが、尚文やフィーロが悲しむ姿を見て思いとどまり、使用していません。

『槍の勇者のやり直し』では主人公兼語り部をつとめます。

本編で偶然入手してしまった龍刻の長針の能力である「時間遡行」で、「四聖の誰かが死ぬ」「世界を覆う結界が完成する」「自身が死亡した時間に到達する」のどれかの条件を満たすと、異世界召喚初日に戻されます。

物語本編終盤から時間遡行しており、記憶やステータスは引き継がれています。

「フィーロたんの飼い主になること」と、「お義父さん(尚文)を助けること」を行動理念とします。

その理念をもとに常軌に逸した言動や行動を取ることも多く、暴走して事態がおかしな方向に向かうこともあります。

尚文やフィロリアルに危害を加える者に対して容赦なく滅ぼそうとする苛烈な一面も見せます。

裁縫の才能は優れており、フィロリアルの服作りなどで召喚後も磨かれ続けており、セインからライバル視されており、元康自身も「この部分だけはお義父さん(尚文)に負けない」と自負しています。

 

天木 錬(あまき れん)

声 – 松岡禎丞

四聖勇者の一人、剣の勇者。

16歳の高校生。

黒髪で一見するとクールな印象の少年。

VRMMOが存在する日本の出身で、巷を騒がす殺人事件に運悪く遭遇して一緒に居た幼馴染を助けようとして脇腹を刺された所で召喚されました。

この異世界に良く似たVRMMO「ブレイブスターオンライン」をプレイしていたため、死んでゲームの世界に来たと思っている節があります。

極度のカナヅチ。

人付き合いが苦手な性格で初期は仲間とは別行動のソロプレイが多く、ゲーム感覚で経験値稼ぎや討伐クエストを行っていましたが、元康や樹と比べると多少は理性的に物事を判断する傾向はありました。

しかしプライドが高く、他の勇者に対しては少々蔑んだ態度を取っていました。

ゲームでは弱かった霊亀に挑み仲間が全滅した後マインに唆され、尚文と対立・逃亡した後マインに全財産を奪われて絶望の末、盗賊に身を窶します。

エクレールとの決闘の末に自らの過ちを諭されて尚文と和解した後は尚文の村で修行し、仲間を重視するようになります。

仲間を強く信頼することで出る「仲間の剣」という武器を発現させます。

また、元々武器に興味があったこともあり、エルハルトたちの鍛冶を手伝うようになります。

助けて貰ったエクレールのことを好いており、また義理の父親であるガエリオンを殺してしまったウィンディアに責任を取りたいと思っています。

当初はVRMMOの経験から剣は多少使い慣れていたものの実戦での技術はあまりありませんでしたが、真面目に鍛錬し始めてからは技術がかなり上がっています。

集中力もかなりあり、一対一では強いが、その分相手にしか注意が向かず、不意打ちなどに対応できないという欠点をもつ。

魔法適正は水と援護。

勇者専用魔法は味方や敵の魔法を付与できる魔法剣「マジックエンチャント」。

カースシリーズは「暴食」と「強欲」が発現しています。

呪いの代償は暴食が経験値が入らず、強欲が触れた物を劣化させる。

『槍の勇者のやり直し』では、中立的な立場を取り、盾の勇者である尚文を迫害するメルロマルクに対して、不信感を覚えています。

シルトヴェルト編で、最初こそ三勇教に従順だったが、今ある現状とクズとマルティの行動に矛盾を感じ、メルロマルクに段々不審感が高まり、最初の波が発生した日の翌日、フィロリアルの卵の買い出しに来た元康と偶然再会し、元康にメルロマルクの現状を伝えた後、ゼルトブルへ姿を消します。

メルロマルク編では、冤罪事件が起きた際、元康の立ち回りもあって、この時点でクズとマルティを疑い、メルロマルクに対しても不信感を覚え、この一件に関わらずに早々に立ち去っていました。

その後、最初の波が発生した日の翌日に尚文と元康と話し合った後、前回同様にゼルトブルに雲隠れします。

活動拠点をゼルトブルに移ってから、三勇教から再三に渡ってメルロマルクに戻る様に言われ、様々な妨害工作を受けていました。

革命騒動の際、三勇教の罠にかかり、殺されそうになるが、女王派の影によって助けられます。

しかし、ゼルトブルへ拠点を移動した際に偵察の依頼を受けて奴隷狩りたちへルーモ種の事を報告してしまった結果、ルーモ種は悲惨な目に遭ってしまったことを知りショックを受けます。

その事をウィンディアに責め立てられ、更に彼女がかつて自分が殺したドラゴン(ガエリオン)の義娘であることを知り、ますます精神的に思い詰めるようになり、姿をくらまします。

更に強くなってその罪を償おうとして、四霊に挑むも失敗。

罪悪感に完全に押し潰されてしまい、カースシリーズが発現し、自殺もできない状況の中、元康たちから聞いたループの条件である「四聖勇者が一人でも死亡する」を満たして、ガエリオンが死んだことや四霊が暴れている状況をなかったことにするため、尚文達のところに現れ、彼らの仲間を襲い、あえてウィンディアに引導を渡す形で彼女の手にした剣に自ら刺されにいき、自らの命を絶ちました。

 

川澄 樹(かわすみ いつき)

声 – 山谷祥生

四聖勇者の一人、弓の勇者。

17歳の高校生。

一見すると育ちの良さそうな巻き毛の少年。

言葉遣いは丁寧です。

異能力のある日本の出身で、ダンプカーに撥ねられた所を召喚されています。

この異世界に良く似たコンシューマーゲーム「ディメンションウェーブ」をプレイしていて、ゲームの世界に来たと思っている節があります。

命中の能力者で高精度で狙撃ができます。

異能力のランクが低いことにコンプレックスを持ち、さらに周囲からも見下されていたため現実を忘れるためにゲームにのめり込んでいました。

正義感が人一倍強く、初期はメルロマルク内で正体を隠しながら悪人を潰して回っていました。

一方でプライドが高く、自分の活躍への顕示欲は人一倍強く、性質の悪い自己陶酔に陥っています。

また自身の失敗に対して無責任なところがあります。

リーシアに対する仲間内での陰湿なイジメに同調し、ついには「弱いから」という理由で冤罪にかけて追放しており、それが原因で尚文と対立し軽蔑されるようになります。

霊亀に挑み敗北し、仲間に囮にされた挙句に逃げられます。

マルドたち元仲間やマインに騙され、コロシアムで賞金稼ぎをしていたところをリーシアによって助け出されました。

その後、尚文の村で、見捨てたはずのリーシアの介護を受けて生活します。

リーシアに今までのことを涙ながら謝罪して以降は以前の傲慢さや自己弁護がなくなり精神的に成長します。

絆たちの異世界での宮地との戦いの後、波が終わっても異世界に残り、これまでのことを償い続け、みんなの力になりたいと語りました。

しかし裏切り者を拷問して痛めつけるなどといった容赦なさも出てきてしまっています。

本人に自覚は無いが非常に優れた音楽の才能があり、一度聞いた音楽なら再現可能で、異世界の知らない楽器でも即興で弾くことができます。

尚文に同行して絆たちの異世界に渡るも敵の妨害で弓の機能が封じられた際には一時的に楽器の勇者になります。

魔法適性は風と土。

勇者専用魔法は敵の全ての能力を低下させる「ダウン」。

また、音楽の才能から絆たちの世界の高度な演奏魔法をすぐに習得し、草笛で楽器の眷属器をもつ宮地と渡り合えるほどの実力をみせました。

カースシリーズは「傲慢」が発現しており、呪いの代償は意思が欠落し無表情となり、決断力が低下してしまいます。

『槍の勇者のやり直し』では、元康が尚文の味方になったことにより、マインに唆されて本編の元康と同じポジションに収まっています。

シルトヴェルト編では尚文が放った刺客(本当は三勇教の陰謀)により殺された仲間の復讐も兼ねて、クズが率いるメルロマルク軍と共にシルトヴェルトに侵攻するが、女王率いる正規のメルロマルク軍の加勢にて敗戦が確定、その結果に逆上したマルドに裏切られて死亡します。

書籍版のメルロマルク編(6週目)では、上述の様に本編の元康と同じポジションに収まっており、本編で密かに行った善行を三勇教が表沙汰になるよう対処したため、こちらではある程度は樹の活躍が耳に入るようになっています。

その後、フレオンとの出会いによって、(洗脳じみた状態であるが)自分の考えを改め、改心しました。

 

その他の登場人物

マイン・スフィア / マルティ

声 – 佐藤利奈

メルロマルク王国の第1王女(自称第2王位継承者)。

自分の得のためなら犠牲を厭わない傲慢な性格の持ち主。

冒険者として岩谷尚文に近づき、国王オルトクレイと協力して数々の悪事を働いた悪役。

最終的に落ちぶれ、人権と名前を奪われる罰を受けます。

 

オルトクレイ=メルロマルク32世

声 – 仲野裕

メルロマルク王国の国王。

女王制のため権力は弱いが、女王不在の間にマインと共謀し尚文を追放します。

最終的にマインと共に捕縛され、名前や信用を剥奪されます。

 

エルハルト

声 – 安元洋貴

メルロマルク王国で武器屋を営む店主。

全てを失った尚文に唯一味方し、武器や防具などを提供します。

アニメでは出番が減るものの、原作では尚文パーティーにぴったりの防具を毎回提供し続けています。

 

フィトリア

声 – 丹下桜

フィロリアルのクイーンに君臨する存在。

現フィロリアルのクイーンとして次期クイーンであるフィーロを鍛え上げます。

勇者の事を誰よりも理解しており、4人の勇者が協力するよう尚文に忠告しました。

 

👉【盾の勇者の成り上がり】カースシリーズの闇が深い…呪い武器の代償

 

今後の展開と作品の魅力

アニメ『盾の勇者の成り上がり』は、着実にその物語を紡ぎ続けています。

初期の厳しい評価を乗り越え、多くのファンを獲得してきたのは、主人公・尚文が絶望の淵から這い上がり、かけがえのない仲間たちと共に成長していく姿が、視聴者の心に響いたからに他なりません。

彼の「成り上がり」は、単なる強さの追求だけでなく、信頼、絆、そして真の正義を見つける旅でもあります。

ぜひ、尚文たちの新たな冒険と、その壮大な物語の結末を、ご自身の目で確かめてみてください。

 

 

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