
師走ゆきが描く大人気推し活ラブコメディ、多聞くん今どっち!?は、アイドルとオタクという究極の境界線を描きながら、読者の抱腹絶倒と胸キュンを誘う異色作です。
2026年1月からのテレビアニメ放送も決定し、国内外でますます注目を集めている本作は、完璧なアイドルとしての表の顔と、自己肯定感ゼロでジメジメとした裏の顔を持つ福原多聞のギャップが最大の魅力となっています。
主人公の木下うたげは、家事代行のアルバイトを通じて、最推しである福原多聞の衝撃的な素顔を知ることになりますが、そこから始まる二人の関係は単なる「アイドルとファン」の枠を超え、互いの弱さを補い合う深い絆へと発展していきます。
本記事では、物語の幕開けから激動の最新15巻までのあらすじを、各巻の見どころやファンの考察を交えて徹底的に解説します。
F/ACEのメンバーたちが抱えるそれぞれの二面性や、ライバル坂口桜利との三角関係、そして伝説のユニットX-Realの再始動など、盛りだくさんの内容でお届けします。
- 第1巻:推しの裏の顔は超絶ネガティブ男子!?衝撃の出会い
- 第2巻:新曲センターを懸けたバトルと俺様最年少・坂口桜利の登場
- 第3巻:真正面からのセンター争奪戦と加速する多聞のヤンデレ化
- 第4巻:過酷な夏合宿で見せる新形態「ヤミ原さん」の破壊力
- 第5巻:ファンネーム決定の熱狂と謎の新担任・飛鳥先生の正体
- 第6巻:語られる過去の絆!ナツキと飛鳥先生を繋ぐたこ焼きの味
- 第7巻:ハウスキーパー辞職の危機とジメ原さんの暴走待ち伏せ
- 第8巻:倫太郎の脱退騒動と大財閥の跡取りとしての重すぎる使命
- 第9巻:家族愛が救うグループの絆と多聞の兄・大輝の不穏な影
- 第10巻:奇跡のファンミーティング開催と多聞に瓜二つの男の正体
- 第11巻:遊園地デートでの直球質問!観覧車で揺れ動く二人の距離
- 第12巻:嵐の夜のうたげ家訪問!ハプニング続出のお泊まり大作戦
- 第13巻:リーダー敬人の実家潜入と桜利による禁断の誕生日プレゼント
- 第14巻:逃走中への出演決定!多聞が心に秘めた決死の告白計画
- 第15巻:伝説のユニットX-Real復帰!嫉嫉と野心のクリスマス合宿
- まとめ
第1巻:推しの裏の顔は超絶ネガティブ男子!?衝撃の出会い
| 主な登場人物 | 福原多聞、木下うたげ |
|---|---|
| 重要な設定 | アイドルグループF/ACE、家事代行バイト |
| キーワード | ジメ原さん、自己肯定感ゼロ |
物語の主人公である木下うたげは、人気アイドルグループF/ACEのセクシー&ワイルド担当、福原多聞を熱狂的に推している高校生です。
木下うたげは推し活費用を稼ぐために家事代行のアルバイトに励んでいましたが、派遣された先はなんと福原多聞の自宅でした。
そこで目にしたのは、ステージ上の煌びやかな姿とは正反対の、前髪で顔を隠し「僕なんて死んだほうがいい」と呟く超ネガティブな福原多聞、通称ジメ原さんでした。
木下うたげは最初こそ衝撃を受けますが、大好きなアイドルを守るため、そして福原多聞がアイドルとして輝き続けられるよう、ジメ原さんの私生活を全力でサポートすることを決意します。
この1巻では、プロのアイドルとして振る舞おうとする福原多聞の努力と、それを見守る木下うたげの献身的なオタク魂がユーモラスに描かれています。
読者の口コミでは、木下うたげの「推しが健やかならそれでいい」という無私愛に共感する声が多く、ギャグセンスの高さも相まって一気に物語へ引き込まれる導入部となっています。
また、福原多聞が木下うたげに対してだけは見せる「素の笑顔」が、アイドルとしての仮面ではない真実の表情として描かれる点に、多くのファンが胸を熱くしました。
アイドルとオタク、雇用主と従業員という複雑な関係性が、ここからどのように変化していくのかが物語の大きな軸となります。
第2巻:新曲センターを懸けたバトルと俺様最年少・坂口桜利の登場
| 新登場キャラ | 坂口桜利 |
|---|---|
| メインイベント | 新曲センター争奪バトル番組 |
| 対立構造 | 福原多聞 vs 坂口桜利 |
F/ACEの新曲のセンターを決めるため、新番組内でのバトルが開催されることになります。
曲のテーマが「失恋バラード」であることに、恋愛経験ゼロの福原多聞はパニックに陥り、ジメ原さんの状態で木下うたげに泣きつきます。
そこに立ちはだかるのが、グループ最年少メンバーの坂口桜利です。
坂口桜利は表向きこそ爽やかな王子様キャラですが、裏ではマネージャーを「わがままゴリラ」と呼ぶほどの暴君で、強烈な二面性を持っていました。
福原多聞は恋心を理解するために木下うたげと夏祭りに出かけますが、そこで坂口桜利と鉢合わせ、一気に緊張感が高まります。
坂口桜利は福原多聞の弱点である「ジメ原さん」の状態を察知し、心理的な揺さぶりをかけてきますが、木下うたげの機転によって福原多聞は危機を乗り越えます。
ファンの考察では、坂口桜利が福原多聞に対して抱く強い対抗心は、福原多聞の才能を誰よりも認めているからこその裏返しであると分析されています。
この2巻を通じて、F/ACEというグループが決して仲良しだけの集団ではなく、個々のプライドがぶつかり合うプロの集団であることが浮き彫りになります。
第3巻:真正面からのセンター争奪戦と加速する多聞のヤンデレ化
| 結果 | センター決定 |
|---|---|
| 多聞の変化 | ヤンデレ属性の発現 |
| 新キャラの影 | 橘敬人(リーダー) |
センター争奪戦はいよいよクライマックスを迎え、福原多聞と坂口桜利は「ビジネス仲良し」の仮面を脱ぎ捨てて激突します。
福原多聞は木下うたげの応援を糧に、自身の内面にある暗闇さえもパフォーマンスへと昇華させ、圧倒的な表現力を見せつけます。
このバトルの決着は、グループのパワーバランスを大きく変えるきっかけとなりました。
一方で、坂口桜利が木下うたげに興味を示し始めたことに、福原多聞はこれまでにない独占欲を感じ始めます。
ジメ原さんは、木下うたげが自分以外のメンバーに優しくすることを極端に恐れ、次第にヤンデレ的な言動を見せるようになります。
木下うたげはこれを「アイドルがスタッフに寄せる信頼」と解釈しようと努めますが、福原多聞の重すぎる愛はすでにその範疇を超えつつありました。
また、F/ACEのリーダーである橘敬人も、その癒やし系オーラの裏に別の顔を持っていることが示唆され、グループの闇がさらに深まる予感を感じさせます。
読者の間では、ジメ原さんが見せる「闇の深さ」が、かえって福原多聞の人間味を感じさせて愛おしいという感想が続出しました。
第4巻:過酷な夏合宿で見せる新形態「ヤミ原さん」の破壊力
| 舞台 | 夏合宿(番組企画) |
|---|---|
| うたげの役 | 臨時スタッフ |
| 多聞の新形態 | ヤミ原さん |
F/ACEの冠番組の企画として夏合宿が行われることになり、木下うたげもスタッフとして同行することになります。
常に仕事と推し活を両立させてきた木下うたげですが、合宿先でのハードなスケジュールの中でも完璧なサポートをこなし、メンバーやスタッフからの信頼を勝ち取ります。
しかし、坂口桜利が本格的に木下うたげへのアプローチを開始したことで、福原多聞の精神状態は限界に達します。
ジメ原さんを超えたさらに深刻な状態、通称「ヤミ原さん」が降臨し、周囲を恐怖と混乱に陥ります。
ヤミ原さんの状態では、福原多聞は極度の独占欲を剥き出しにし、木下うたげに対して「僕だけを見てください」と懇願します。
坂口桜利も引くことなく、「お前にはもったいない」と木下うたげへの執着を強め、三角関係の火蓋が切って落とされました。
さらに、ミステリアスなメンバーであるナツキも本格的に物語に絡み始め、彼もまた他のメンバーと同様、あるいはそれ以上に深い秘密を抱えていることが明らかになります。
この4巻は、ラブコメとしての面白さが頂点に達すると同時に、それぞれのキャラクターの孤独や渇望が浮き彫りになる重要な巻です。
第5巻:ファンネーム決定の熱狂と謎の新担任・飛鳥先生の正体
| 主な出来事 | ファンネーム公募、新コーナー開始 |
|---|---|
| 新登場キャラ | 飛鳥先生(学校の担任) |
| 注目シーン | 坂口桜利の「偽名」お悩み相談 |
F/ACEの勢いは止まらず、テレビ番組の企画でファンネームを募集することになります。
福原多聞を神と崇める木下うたげは、オタクとしての情熱を注ぎ込み、なんと100個ものファンネーム案を考案して応募しました。
SNS上では日本のトレンド4位に入るほどの盛り上がりを見せ、グループの社会的認知度が急上昇していく様子が描かれます。
一方で、メンバーのナツキが担当するお悩み相談コーナーでは、坂口桜利が「匿名」で木下うたげへの恋心を相談し、それをナツキが番組内で読み上げるという、視聴者には分からないギリギリの心理戦が展開されました。
自身の悩みだとバレないよう必死に平静を装う坂口桜利の可愛らしい反応は、読者の間で大きな反響を呼びました。
さらに、木下うたげの学校では新しいクラス担任として飛鳥先生が赴任してきます。
飛鳥先生もまたF/ACEの熱心なファンであることが判明し、木下うたげとはすぐに「オタ友」として意気投合しますが、この飛鳥先生こそが後の物語に大きな波乱を呼ぶことになります。
飛鳥先生の登場は、物語をアイドル業界だけでなく、木下うたげの日常生活という視点からもより重層的なものへと変えていきました。
第6巻:語られる過去の絆!ナツキと飛鳥先生を繋ぐたこ焼きの味
| 中心人物 | ナツキ、飛鳥先生 |
|---|---|
| 過去の出来事 | 路上ライブ時代の困窮と救済 |
| 関係性 | 元恋人同士の複雑な再会 |
第6巻では、それまでミステリアスな存在だったナツキの過去が、飛鳥先生との再会を通じて鮮烈に描き出されます。
ナツキと飛鳥先生はかつて恋人同士であり、ナツキが路上ライブでその日の糧を得ていた貧しい時代を共に過ごしていました。
回想シーンでは、実家のたこ焼き屋からたこ焼きを届けてナツキを支え続けた飛鳥先生の献身と、音楽への情熱だけで生きていたナツキの痛々しいほどの純粋さが描かれます。
二人がなぜ別れを選んだのか、その切ない真相が明らかになる一方で、現在の飛鳥先生がナツキのファンとして彼を支えようとする姿が、大人の恋の切なさを際立たせています。
ナツキの過去を知った読者からは、「クールな振る舞いの裏にこれほどの苦労があったのか」と、彼に対する好感度が急上昇する結果となりました。
その傍らで、福原多聞と木下うたげも日々を共に過ごす中で、お互いが人生において欠かせない唯一無二の存在であることを強く意識し始めます。
ナツキと飛鳥先生の重厚なドラマが展開される一方で、ジメ原さんが木下うたげに見せる不器用な甘えが、物語に絶妙な緩和をもたらしています。
第7巻:ハウスキーパー辞職の危機とジメ原さんの暴走待ち伏せ
| 大きな転換 | 木下うたげの辞職決意 |
|---|---|
| 多聞の状態 | 超弩級のジメジメモード |
| 衝撃シーン | 多聞による雨の日の待ち伏せ |
木下うたげは、福原多聞への募る想いが「雇用主と従業員」の、あるいは「アイドルとファン」の一線を越えてしまうことを恐れ、ハウスキーパーの仕事を辞めるという苦渋の決断を下します。
木下うたげの不在を知った福原多聞は、これまで以上に精神的に不安定になり、家の中はカビが生えるのではないかというほどジメジメしたオーラに包まれます。
後任のハウスキーパーに対しても心を開けず、木下うたげを失った喪失感から、福原多聞はついに「アイドルの禁忌」を犯しかねない行動に出ます。
仕事帰りの木下うたげを雨の中で待ち伏せする福原多聞の姿は、もはやストーカーに近い執念を感じさせますが、その根底にあるのは「木下うたげがいないと自分は自分でいられない」という切実な依存でした。
木下うたげもまた、福原多聞を突き放したものの、彼のいない日常に耐えきれず、結局二人は再び向き合うことを選びます。
この一連の騒動を通じて、二人の関係は「契約による繋がり」から、より強固な「感情の繋がり」へとシフトしていきました。
ファンの考察では、この「待ち伏せ事件」こそが、福原多聞が自身の恋心を事実上認めた決定的な瞬間であると語り継がれています。
第8巻:倫太郎の脱退騒動と大財閥の跡取りとしての重すぎる使命
| 中心人物 | 倫太郎(リンリン) |
|---|---|
| 脱退理由 | 実家の財閥継承問題 |
| 新たな展開 | 倫太郎の実家での家事代行開始 |
F/ACEの理性的でしっかり者なメンバー、倫太郎に衝撃の脱退疑惑が浮上します。
偶然にもその情報を知ってしまった木下うたげは、倫太郎と「誰にも言わない」という約束を交わしますが、その裏には彼が背負わされた過酷な運命がありました。
倫太郎は実は日本屈指の巨大財閥の跡取り息子であり、父親の体調悪化に伴い、アイドルを引退して家業を継ぐことを強要されていたのです。
福原多聞の家を一度離れた木下うたげは、新たな派遣先として奇遇にも倫太郎の実家へ向かうことになります。
そこで倫太郎の母親が実は熱狂的な「多聞推し」であることを知り、身分を隠しながらもオタクトークで盛り上がるというシュールな展開が描かれます。
倫太郎がF/ACEという居場所をどれほど大切に想っているか、そして彼を縛る「血筋」という鎖の重さが、木下うたげの視点を通じて詳細に掘り下げられました。
この8巻は、これまでのラブコメ路線に加えて、家族の義務と個人の夢という重厚なヒューマンドラマの要素が強く押し出されています。
第9巻:家族愛が救うグループの絆と多聞の兄・大輝の不穏な影
| 主な出来事 | 倫太郎の脱退撤回、家族の和解 |
|---|---|
| 新登場キャラ | 福原大輝(多聞の兄) |
| 注目ポイント | 倫太郎の妹・凜香の家出解消 |
倫太郎の脱退問題は、家出をしていた妹の凜香が自宅へ戻る決意をしたことで、劇的な解決を迎えます。
重病とされていた倫太郎の父親も、娘の帰還という「特効薬」によって奇跡的な回復を見せ、甲斐家にはかつての平穏が戻りました。
父親が寝込んでいた真の理由が「娘が家出したショック」であったという事実は、厳格な財閥の主としての顔と、親馬鹿な一面のギャップとしてコミカルに描かれています。
家族の絆を再確認したことで、倫太郎は無事にF/ACEへの続投を宣言し、グループの空中分解という最大の危機は回避されました。
しかし、物語がハッピーエンドに向かうかと思われた矢先、福原多聞の兄である福原大輝が登場します。
福原大輝は福原多聞に酷似した容姿を持ちながら、その内面は極めて不透明であり、福原多聞とF/ACEの関係を揺るがしかねない存在として描かれています。
読者の考察では、福原大輝の登場が「ジメ原さん」という福原多聞の性質のルーツを探る鍵になるのではないかと推測されています。
第10巻:奇跡のファンミーティング開催と多聞に瓜二つの男の正体
| メインイベント | F/ACEファンミーティング |
|---|---|
| 多聞の変化 | アイドルとしての再覚醒 |
| 交流関係 | 木下うたげと凜香が友人に |
F/ACEにとって念願のファンミーティングが開催され、会場は熱狂の渦に包まれます。
木下うたげは、倫太郎の妹である凜香をファンミーティングに誘い、共に推しを応援することで「オタ友」としての友情を育んでいきます。
これまで孤独に戦ってきたジメ原さんにとって、木下うたげに新しい友人ができる様子を羨望の眼差しで見つめるシーンは、彼の不器用な社交性を象徴していました。
ステージ上では、脱退騒動を乗り越えた5人がこれまで以上に輝きを放ち、ナツキをはじめとするメンバーそれぞれのギャップが爆発する最高のパフォーマンスが披露されます。
しかし、イベントの成功に浸る間もなく、福原多聞の兄・福原大輝が本格的に動き出します。
福原大輝はF/ACEの練習風景を見学し、弟とメンバーの絆を確認したようですが、その真意は未だに掴めません。
また、F/ACEコラボカフェでのエピソードでは、木下うたげの妹であるほまれも参戦し、物語はさらに賑やかさを増していきます。
この10巻は、アイドルとしての絶頂期を描きつつも、福原大輝という外部要因がもたらす緊張感が同居する、波乱含みの構成となっています。
第11巻:遊園地デートでの直球質問!観覧車で揺れ動く二人の距離
| 舞台 | 遊園地 |
|---|---|
| 重要シーン | 観覧車内でのあごクイ |
| 心理描写 | 推しへの敬意と抑えられない恋心 |
福原多聞は木下うたげへの感謝と、一歩進んだ関係を求めて遊園地デートに誘い出します。
楽しい時間を過ごす二人でしたが、密室となる観覧車の中で、木下うたげは意を決して福原多聞に直球の質問を投げかけます。
木下うたげが福原多聞の笑顔を求めるのは「ファン」としてなのか、それとも「一人の女性」としてなのかという、根源的な問いです。
赤面して答えに窮する福原多聞に対し、木下うたげが「あごクイ」で迫るシーンは、本作屈指の衝撃展開となりました。
しかし、返答を聞く前にドアが開いてしまうという、いかにも二人らしい「じれったいオチ」により、決定的な進展は持ち越しとなります。
福原多聞は、木下うたげが観覧車を怖がっていると勘違いし、彼女を笑わせようと必死に振る舞うなど、どこまでもピュアですれ違う二人の姿が微笑ましく描かれています。
読者からは「早く結ばれてほしい」という悲鳴に近い応援の声が上がり、推し活と恋愛の狭間で揺れる心理描写が極めて高い精度で描写されました。
一方で、福原多聞が木下うたげの笑顔を見て「幸せだ」と感じる独白は、二人の愛の深さを改めて証明する形となりました。
第12巻:嵐の夜のうたげ家訪問!ハプニング続出のお泊まり大作戦
| 舞台 | 木下うたげの自宅 |
|---|---|
| 重要イベント | 台風による滞在延長 |
| ハプニング | 多聞の入浴と裸の目撃 |
坂口桜利が木下うたげに告白したことを受け、精神的に不安定になっていた福原多聞ですが、ついに自身の恋心を明確に自覚します。
福原多聞は木下うたげの自宅を訪問しますが、そこで待っていたのは木下家総出の熱烈な歓迎でした。
レアキャラである父親や弟まで登場し、福原多聞は困惑しながらもうたげのルーツに触れていきます。
家族が気を利かせて外出したことで、二人は期せずして二人きりになりますが、そこへ猛烈な台風が接近し、福原多聞は帰宅困難となってしまいます。
木下うたげの部屋に案内された福原多聞は、室内が自分のグッズで埋め尽くされている「オタ全開」の光景に圧倒されます。
自身の素晴らしさを熱弁する木下うたげを愛おしく思う反面、彼女が坂口桜利の話題を出すと途端に不機嫌になるなど、独占欲が隠しきれなくなっています。
さらに、入浴中に木下うたげが脱衣所に入ってしまうという王道のハプニングも発生し、二人の距離は物理的にも精神的にも急速に縮まります。
最終的には、木下うたげの膝枕で福原多聞が寝てしまうという安らかな結末を迎えましたが、まだお互いに「片想い」だと思い込んでいる鈍感さが、読者をさらなる「モダモダ」の世界へと誘います。
第13巻:リーダー敬人の実家潜入と桜利による禁断の誕生日プレゼント
| 中心人物 | 橘敬人、坂口桜利 |
|---|---|
| 主な舞台 | 橘家、坂口桜利の自宅 |
| 注目ポイント | 桜利の誕生日サプライズ |
F/ACEの精神的支柱であるリーダー、橘敬人の母親が倒れたという知らせが入り、福原多聞を通じて木下うたげに家事代行の依頼が舞い込みます。
橘敬人の実家は5人の弟たちが駆け回る賑やかな家庭であり、そこで木下うたげは橘敬人がいかにして「癒やし系リーダー」としての包容力を身につけたのか、そのルーツを知ることになります。
さらに、橘敬人の弟と木下うたげの妹であるほまれが同級生であるという驚きの事実も判明し、キャラクター同士の縁が意外な場所で繋がっていることが描かれました。
一方で、木下うたげが誕生日を迎えたことを知った坂口桜利は、福原多聞への対抗心を燃やしながら独自の誕生日プレゼントを計画します。
坂口桜利はあえて福原多聞を同行させてプレゼントを買いに行き、最終的には自身の自宅に木下うたげを招き入れるという大胆な行動に出ます。
坂口桜利が選んだプレゼントは、高級食材である「カニ」を一緒に食べるという、一人暮らしの彼らしい、かつ特別感のあるものでした。
木下うたげが坂口桜利の自宅で楽しいひと時を過ごしている頃、玄関の外でオロオロと取り乱す福原多聞の姿は、読者の笑いと切なさを同時に誘いました。
坂口桜利の「俺は余裕のある男だ」という台詞は、彼が単なる当て馬ではなく、本気で木下うたげを奪いに行こうとする覚悟の表れであり、三角関係はより激化の一途を辿ります。
第14巻:逃走中への出演決定!多聞が心に秘めた決死の告白計画
| 主な舞台 | テレビ番組「逃走中」収録現場 |
|---|---|
| 新章の鍵 | 伝説のユニットX-Realの噂 |
| うたげの再会 | 中学時代の旧友・琴ちゃん |
F/ACEのメンバー全員が、人気テレビ番組「逃走中」に出演することが決定します。
極度の運動嫌いで臆病な福原多聞は、番組への出演を前に絶望しジメ原さんの極致に達しますが、木下うたげは彼の持久力を高めるため、神社の階段での走り込み特訓を全力でサポートします。
この特訓の最中、福原多聞は「振られるのが怖い」という臆病な心を振り切り、ついに木下うたげへの告白を決意しますが、肝心なところで言葉が心の中に留まってしまい、またしても決定的な言葉を伝えることができませんでした。
しかし、坂口桜利がすでに告白し、木下うたげがその返事を保留にしているという事実を知ったことで、福原多聞の中に「まだ自分にもチャンスがある」という微かな希望が芽生えます。
番組収録中、木下うたげは中学時代に仲違いしてしまった旧友の琴ちゃんと再会し、過去のわだかまりを解くエピソードも描かれました。
友情の修復を通じて木下うたげ自身も成長を見せる中、物語は「新章」へと突入します。
新章では、福原多聞がアイドルを目指すきっかけとなった伝説のアーティスト、X-Realの影が忍び寄ります。
かつて絶大な人気を誇りながら突如解散したX-Realの元メンバーたちが、現在のアイドル業界にどのような影響を与えるのか、物語の規模は一気に拡大していきます。
第15巻:伝説のユニットX-Real復帰!嫉嫉と野心のクリスマス合宿
| 新登場キャラ | 響(ヒビキ)、怜王(レオ) |
|---|---|
| 重要イベント | 紅白歌合戦出場決定 |
| 合宿所 | 坂口家(桜利の実家)の別荘 |
ついに姿を現したX-Realの元メンバー、響と怜王。
響は音楽一家に生まれた歌の天才、怜王は世界大会優勝経験を持つダンサーであり、彼らがF/ACEの前に現れたことで物語は急展開を迎えます。
怜王が実は正体を隠してF/ACEを指導していた「ジェイソン」であったことが判明し、メンバーには戦慄が走ります。
木下うたげは偶然にも響の家事代行を担当することになり、スランプに陥っていた響のインスピレーションを刺激したことで、X-Realの電撃復帰という歴史的瞬間を間近で目撃することになります。
響は木下うたげを自らの「ミューズ」として制作現場に同席させ、それを見た福原多聞はかつてないほどの激しい嫉妬に駆られ、闇落ちしかける事態となりました。
クリスマス、木下うたげは多聞の自宅にミニツリーをプレゼントし、「私のスターは間違いなく多聞くんです」と言葉をかけます。
その言葉に涙を流して喜ぶ多聞の姿は、彼がいかに木下うたげの承認を切望しているかを物語っています。
そして、物語はF/ACE念願の「紅白歌合戦」初出場へと突き進みます。
紅白に向けた特訓のため、坂口桜利の両親である芸能一家・坂口家が所有する別荘で合宿が行われます。
ここでも家事代行として同行した木下うたげの存在が、福原多聞と坂口桜利の闘争心に火をつけ、X-Realとの競演という巨大な目標に向けて、F/ACEは一丸となって最高のパフォーマンスを練り上げていきます。
まとめ
多聞くん今どっち!?は、福原多聞という一人の少年の「完璧なアイドル」としての理想と、「不器用で臆病な人間」としての本音が交錯する、極めて現代的なアイドル物語です。
1巻から15巻までの軌跡を振り返ると、当初はギャグ要素の強かった「ジメ原さん」というキャラクターが、木下うたげとの交流を経て、自分自身の弱さを受け入れ、それを表現力へと変えていくまでの成長譚となっていることが分かります。
また、坂口桜利やナツキ、倫太郎といったメンバーたちも、それぞれが「自分らしくあること」と「アイドルとしての責任」の間で揺れ動く姿が丁寧に描かれ、読者に深い感動を与えています。
2026年1月からのアニメ放送では、福原多聞のオンオフの激しいギャップが声優の演技や演出によってどのように表現されるのか、期待は高まるばかりです。
X-Realの再始動や紅白歌合戦といった壮大な舞台が用意される中で、福原多聞と木下うたげの「アイドルとオタク」という境界線が、最終的にどのような答えに辿り着くのか。
推しを推すことの喜び、そして推されることで変わっていく一人の人間の強さを描く本作は、これからも多くの読者の心を掴み、勇気づけ続けていくことでしょう。
福原多聞とうたげの恋の行方、そしてF/ACEが刻む伝説の続きを、私たちはこれからも全力で見守っていかなければなりません。
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