「努力しすぎた世界最強の武闘家は、魔法世界を余裕で生き抜く」より引用
今回は努力しすぎた武闘家は魔法世界を余裕で生き抜くの記事を書いていきたいと思います。
異世界転生物は多々ありますが、転生シーンを最初に持ってくるパターンが多い中、いきなり転生でスタートします。転生理由は漫画ごとに異なりますが大抵ラスボスは魔王です。
今回の転生物の特徴といえば一話で魔王が倒されるという異色さ、他作品となんとか差別化を図ってやろうという作者の意図が伺えます。
そして魔法が使いたいのに魔力がない、万能魔法使いなのに武術家を目指しているが運動音痴
、魔力がほぼ無限なのに魔法術式を覚えられないといったデコボコした個性あふれるキャラが登場します。
転生物でありながら、テンプレのゲーム風の世界観にあまり頼らずにギャグ風の味付けで悪い奴がほとんど登場しない、主人公や他キャラのデコボコぶりを楽しむという作品になっています。
ものすごい高い画力のなろう系作品もありますが、今作は決して画力が高いというわけではないです。
ギャグということと文章だけで面白いのでほとんど気になりません。
なろう系作品では、コミカライズされると元々の小説からはかなり変更されていて台詞の一部だけ抜き出して使ってるだけじゃん!と思うこともありますが、今作は小説に近いコミカライズで原作を書いた人はよく頑張ったのかなと思います。
タイトルだけみると「また転生物か…」と思われそうですが、一話だけでも読んでみてほしい作品です。
あらすじ
前世は武闘家に生まれ武術漬けの毎日を送っていた。
そんな武闘家の唯一の楽しみはアニメでした。
中でもファンタジー系のアニメが好きでド派手な魔法を使う魔法使いに憧れていました。
生まれてから転生したことに気付いたアッシュは絶対に魔法使いになってやると心に誓います。
しかし残念なことに、転生した世界では全員が魔法を使えて、アッシュだけが魔法を使えないという世界でした。
学校で魔法を習うのか、「学校に行ってないから魔法の仕組みはわからない…」とアッシュは言いますが、魔法の杖がないと魔法が使えないということは知っており、5歳になって誕生日に初めておねだりをします。
それは「魔法の杖が欲しいというものでした」
その夜、親は××を巡って話し合いをします。これは魔法斑と言われるもので、普通は5歳までに出るものなのですが、アッシュには魔法斑が現れませんでした。
そこで森に捨てられてしまいます。
そこは魔物と武闘家しかいない森でした。捨てられた森でいかにも大魔法使いのようなおじいちゃんモーリス・アークヴァルドに出会います。
それから魔法使いになるため16歳まで修行に励みますがアッシュを世界最強の武闘家にしたかったモーリスは魔法使いの修行をさせるふりをして武闘家の修行をさせます。
魔力がないアッシュは16歳になるころには世界最強の武闘家となっていました。
最強の武闘家となったアッシュは一話目にして魔王ダークロードを一撃で倒してしまいます。
そこで大魔法使いのようなおじいちゃんモーリスが武闘家だったこと、アッシュには魔力がなく、カマイタチという魔法だと思っていた技は実はパンチの風圧で
魔法使いが掛けてくれていたと思っていた万象治癒はアッシュの自然治癒で防御結界はアッシュが頑丈すぎただけで修行のしすぎで痛覚も麻痺していただけということを告げられます。
魔法が使えないとこの世界では生きていけない、それならばいっそのこと楽にしてやろうと親はアッシュを捨てたのですが、「これまでできたものがいないなら自分が初めての魔法斑なしの魔法使いになってやる!そうすれば自分のように捨てられるものはいなくなくなる」とプラス思考に考え、おじいちゃんの紹介する難関学校エルシュタット魔法学院に入学することを決意します。
エルシュタット魔法学院でもアッシュはチート級の能力で活躍しますが、周りの女の子たちも強者揃いですが、全員が全員思っているのと違った能力でデコボコします。
新たなる魔王が現れる日も近付く中、最新話では遂にアッシュが魔力を手に入れる可能性のある薬を飲みます。そして体が縮んでしまうんですが、アッシュ抜きで魔王どうするのか?
アッシュの武闘家としての力は残ったままなのか注目です。
この世界の魔力とは?
この世界では炎・水・氷・風・土・闇・光の7属性があり、それぞれにサラマンダーやシルフといった精霊がいます。精霊と交渉して魔力を使うことで魔法を使っています。
精霊にとって好みである魔力は違っているので、使える魔法系統は人によって1つか2つが普通ですが極まれに全系統を使える者もいます。
遥か昔、7属性にはそれぞれの属性を極めた天才がおり魔法使いの王、魔王と呼ばれていました。
そのうちの一人がアッシュが一撃で倒した闇の王、ダークロードです。
この世界のスマートフォンは、電波ではなく魔力で動いており、アドレス帳もそれぞれ異なる魔力を記録するというもので魔力がないとスマートフォンすら使えません。
用語
魔法斑とは?
魔法斑とはこの世界での魔法の有無を示すもので5歳までにおしりに現れると言われています。
100人に一人ぐらいの割合で魔力斑がないものが現れ魔法斑が現れないものは魔法が使えず、前世の記憶が残っているという共通点があります。
アッシュの師匠であるモーリスは魔法斑が薄かった。
魔法斑が現れるかどうかは精神年齢が関係しており、生まれながらに精神年齢が4歳を超えていると魔法斑は現れない。
脳内ルーン
通常、魔法を使うには術式が必要とされているが、それを脳内に描くことで魔法を発動させるというものだが、実は作中言葉としては出てくるが脳内ルーンが使われたことはない
キャラクター
アッシュ・アークヴァルド
魔法使いに憧れているが魔力が皆無、魔力はないものの魔王をパンチ一発で吹き飛ばし、初めて魔法の杖を手に入れ、魔法の杖を振ると物理的な衝撃で20km以上地表が割れる。
1000キロの道のりを夜明けまでに駆け抜け、魔法を大声でかき消し、自然治癒、高い防御力などを持っている世界最強の武闘家
魔法学院でも筆記においては他の追随を許さない学力
素直な性格で16歳になるまで武闘家のおじいちゃんに育てられるも大魔法使いだと思い込んで武闘家の修行をさせられていたが、魔力がないことを告げられても恨みごと一つ言わず前向きに魔法使いを目指す。
フェルミナ・ハーミッシュ
魔法学院エルシュタットの上級クラスの生徒でありアッシュと出会うまでは無敗の強さを誇っていた。火炎系魔法が得意で学生にしてイフリートまで召喚する。お肉大好き
エファ
7属性全ての魔法を使えるが、武術家に憧れている。しかし運動神経は皆無というアッシュと真逆の特徴を持っている。大家族で妹ばかり
ノワール
世界最強の魔術師を作るという研究のために魔力回路を移植されている。半径500メートル以内にいる人から魔力を吸い取る。
どんな系統も使える万能魔力を持っているが、バカ過ぎて氷系の初期魔法しか使えない、メロンパンが好き
フィリップ・ヴァルミリオン
エルシュタニア国王兼 エルシュタット魔法学院院長
かつての勇者一行でアッシュを育てた大魔法使い風のおじいちゃんとは旧知の仲
筋骨隆々でおじいちゃんとは反対にどうみても見た目は武闘家
コロン・フルール
かつての勇者一行で闇の大魔法使いにして一流の薬師、適当に調合した薬で老けない体になっているドジっ子
モーリス・アークヴァルド
元勇者、アッシュほどではないが魔法斑が極めて薄く騎士団に入れなかった武闘家
フィリップに誘われて勇者一行入りする。魔物しかいない森に住んでいたがアッシュと出会い武闘家として鍛え上げる。
力はかつての半分ほどまで落ちており、魔王とは全盛期の勇者一行5でようやく退けたことからアッシュの10分の1の実力
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