毎月25日に発売される『ビッグガンガン』で連載されている作品です。原作は小説の方で、2019年6月時点で3巻まで発売されているようです。
剣魔術を扱う主人公
剣と魔法の世界。『剣魔術』という特殊な魔術を使える『アルディス』という剣士が主人公。
・『剣魔術』という特殊な魔術を使える
・魔術は天才的であるにもかかわらず、本人は『剣士』だと主張
・一年前の仲間を探している【百夜の明星】
◆剣士テッド
◆弓士ノーリス
◆魔術師オルフェリア
『テッド』と『ノーリス』と『オルフェリア』が『百夜の明星』という名前のパーティーのようです。アルディスとこの3人は仲が良く、時々、アルディスは臨時でパーティーに加わっているようですね。しかし、正式なメンバーではないみたいです。
作品の冒頭にて、アルディスは何者かに襲われてしまいます。どうやら国の将軍がアルディスの才能を気に入り『領軍に入れてやる』と言ったにもかかわらず、アルディスがあからさまに断ったため恨みを買ってしまったのが原因のようです。
将軍に雇われた暗殺者3人がアルディスを殺しにやってきたようでが・・・・・、天才的な強さを持つアルディス一人に返り討ちにされてしまいます。
それにしても、全員を何のためらいもなく殺してしまうとは。『自分を殺しに来た相手だから殺しても構わない』という発想
野党に襲われた行商人。
木材伐採地の事前調査の依頼を受けた『百夜の明星』の3人。アルディスも臨時で加わりついていきます。すると、どこからか悲鳴声が。4人は急いでその場へと向かいます。
どうやら野党が行商人たちを襲った現場だったようです。最後の一人となったボスはテッドによってとどめ。アルディスの剣魔術はかなり強力なようです。
全滅した商人の持ち物は4人が全てかっぱらうみたいです。これって大儲けじゃないですか。こんなおいしい経験をしてしまったら普通に働くのがバカらしくなって悪い道に突き進むのでは・・・・・と心配になりますよ。
馬車の中を調べてみると・・・・・中には『双子』の幼い少女たちがいました。
アルディスが双子を守ってあげることに
この世界では『双子』は『女神の敵』として忌み嫌われた存在となっています。そのため、双子は生まれてすぐに『殺してしまう』か『物人(奴隷以下の存在)』にするというのが一般的です。
まぁそういった『信仰』が当たり前の世界なのでしょう。双子がこの世界を生きていくのはかなり厳しいみたいですね。
アルディスはそういった双子を否定することに納得がいかないようで、双子を自分で引き取って育てることにします。しかし・・・・・簡単なことでは無いようです。
『双子を育てる』ということは『双子を悪だと信じる世界の全てを敵に回す』ということです。信仰上の問題ですから理屈ではありません。良い悪いではなく『双子は絶対的に悪」なわけですから。
アルディス、これから大変なことになってくると思いますが、どうなることやら・・・・・・・。
双子の過去
主人公が引き取ることになった双子の少女『フィリア』と『リアナ』。今回はこの双子の生い立ちの話でした。
・双子は『父親』と『母親』の4人家族だった。
・親に外に出てはいけないと言われ、ずっと家の中で生活していた
・親に内緒で外に遊びに行くと、迫害を受けてしまった
・双子の自分たちは忌み嫌われる存在だと言うことを知った
この世界では『双子は女神の敵』くらいの扱いであり、おそらく生まれた時点で殺されるか売られるだだと思います。しかし、両親は愛情が深かったのでしょう。世間的に双子はまずいとわかっていても大事に育てていたようです。
幼い双子はそういったことを知らず単純に『外で遊びたい』という理由から外に出ていきましたが・・・・・石を投げられ迫害を受けてしまいました。この世界の双子嫌いは相当なもののようです。
双子の存在がバレても両親にさほど影響はなかったようですから、村人たちは『双子がいる』ことは知っていたのでしょうね。『家の外には出さない』という条件付きで村人たちから認められていたのだと思います。しかし、出てきたために石を投げられた・・・・・といったところでしょうか。
アルディスと双子の出会い
・双子が乗せられた荷馬車が野党に襲われ、双子はアルディスと出会う
・アルディスは女神の信仰に興味が無かったため双子を育てることに
・アルディスは双子を物人としてではなく自分の子供のように扱った
・双子は今まで怖い生活であったためなかなかアルディスにもなじめなかった
・宿屋生活だったけど一軒家を借りて生活することに
・双子は次第にアルディスに心を開いていった
双子を乗せていた馬車は盗賊に襲われ、双子の主人たちは全員殺されてしまいます。そこへ現れたアルディスたちは盗賊を全滅させます。荷馬車の中にいた双子を発見したアルディスは双子が奴隷以下の扱いを受けていると知り育ててあげることにします。
アルディスは女神が嫌いなようですから双子を嫌う理由は無いとしても、よく育てようと思ったものですね。なかなか情け深い性格のようです。
その後、時間はかかりましたが、双子はアルディスと信用しあえる関係になりました。良かった良かった。でも、双子がいる限り、この世界で生きていくのは大変です。今後に関しては不安しかありません。
アルディスに戦いを挑んできた美女に対し、アルディスも『数十本の剣を操る魔法』で迎え撃ちます。美女は剣の魔法を防ぎながらも魔法攻撃。魔法の爆発による噴煙に紛れ、アルディスは剣による近接戦を仕掛けます。
そこで美女はアルディスが剣士であることに気が付きますが時すでに遅く、剣をはじかれ、美女はアルディスに負けてしまいます。そして、何故か美女はアルディスのことを『主(あるじ)』と呼び始めます。
アルディスに内緒でフードをかぶって街にやってきた双子たち。そこで一人の老人と出会い自分たちが双子であるとバレてしまいますが・・・・・老人は双子を哀れみ、親切な対応を取ってくれました。
◆美女の主張
・『神』や『女神』などいない
・双子だから忌み嫌うのはあまりに幼き心のありよう
・主がそうなら、自分も双子を守る
アルディスはこの世界は『女神やその使途が直接介入してくる世界』だと語りますが、美女は『女神などいない』という主張です。
まとめ
『女神』というものは信仰なのではなく、アルディスは実際にいると考えているんでしょうかねぇ? というか、実際にいるんでしょうかねぇ? この世界の構造がよくわからないためいまいちわかりかねるところです。
何にしても、美女は双子を守ることは誓ってくれました。アルディスは美女を信じ、美女に双子を合わせます。
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