呪術廻戦は、芥見下々による日本のダークファンタジー漫画です。2016年7月から週刊少年ジャンプ（集英社）にて連載されており、2020年10月にはテレビアニメ第1期が放送され、2021年12月には劇場版「呪術廻戦 0」が公開されました。
物語は、呪いの存在する現代社会を舞台に、呪いを祓う呪術師たちの戦いを描いています。主人公は、呪いの存在に翻弄されながらも、仲間と共に成長していく虎杖悠仁です。
そして、呪術廻戦にはもう一人の主人公がいることをご存知ですか？それが、乙骨憂太です。
乙骨憂太は、劇場版「呪術廻戦 0」の主人公であり、本編にも登場する重要なキャラクターです。彼は、特級過呪怨霊である祈本里香を操る少年で、類まれなる呪力と才能を持ち合わせています。
伏黒からは「2年生の中で唯一手放しで尊敬出来る先輩」
五条先生からは「いずれ僕に並ぶ呪術師になる」と言われるほどの術師です。
性格は、虎杖と違ってかなり気弱なほうで、一緒に戦った禪院真紀のほうが勇ましいぐらいでした。
乙骨憂太の魅力は、なんといってもその圧倒的な強さです。彼は、特級呪術師の中でも屈指の実力者であり、様々な術式をコピーして使いこなすことができます。また、呪力を使った格闘術も非常に強力で、敵を圧倒します。
しかし、乙骨憂太の魅力は強さだけではありません。彼は、優しい心と強い意志を持つ少年でもあります。幼い頃に大切な人を失い、深い悲しみを抱えていますが、それでも前に進もうとする彼の姿は、多くの読者の心を打っています。
乙骨憂太は、呪術廻戦において重要な役割を果たすキャラクターです。彼の今後の活躍から目が離せません。
| 学年 | 東京校2年 |
|---|---|
| 誕生日 | 3月7日 |
| 年齢 | 17歳 |
| 身長 | 約180cm |
| 体重 | 不明 |
| 特技 | ネリケシを作るのが上手い |
| 好きな食べ物 | 塩キャベツをゴマ油で |
| 苦手な食べ物 | ステーキの脂身 |
| CV |
登場時の乙骨の強さとは？
０巻時点での乙骨の強さは、五条先生にも引けを取らないチートぶりでした。
というのも、特級過呪怨霊の折本里香という怨霊に取りつかれ無尽蔵の呪力を持っていたためです。
登場時に、折本里香は完全顕現しており、それを止める任務を任されていた五条先生が高専側から「あの時、折本里香が暴走していれば街一つ消えていたかもしれんのだぞ！」と責められた際には「そうなれば命懸けで止めていましたよ」と言っていることから現在、登場しているどのキャラよりもこの時点では強いことがわかります。
呪われていたと思われていた乙骨ですが、実は婚約までしていた折本里香に無意識に呪いを掛けており最後は乙骨が里香を解放することで解呪に成功しています。
体術面の強さ
体術面に関しては、この時点では禪院真希に修行を付けてもらっていることからあまり強いほうではなさそうです。
無尽蔵の呪力とひ弱な体術という事で虎杖とは全く真逆のタイプという事になります。
夏油戦でも、動きはかなり上達しているように見えましたが軽くあしらわれており全力の一撃が決まったかと思いましたがノーダメージでした。
140話で、虎杖悠仁の刑の執行人として再登場した際には、「実際非力な方だ」と語りながらも呪力でパワー不足をカバーする戦いを身に付けており、非力な方にはとても見えない戦いぶりを見せつけました。
乙骨の能力は術式のコピー
里香を解呪してしまったことで乙骨は、無尽蔵の呪力を失っています。
しかし、乙骨のもう一つの強みである術式のコピーは健在です。
乙骨憂太の術式「模倣」は、呪術廻戦における最も強力な術式の一つであり、その能力は極めて特異かつ複雑です。
1. 術式コピーの仕組み
折本里香の解呪前の乙骨は無条件に術式がコピー出来ていたようです。そのため、０巻時点では狗巻の呪言もコピー出来ています。
このことは、夏油の「無条件の術式コピーは最愛の人の魂を抑留することで成り立っていたに過ぎない」という発言からも分かります。
ですので、折本里香の解呪後はコピーの条件が変わっている可能性があります。
石流の推測では、乙骨の術式コピーには「相手の身体の一部をリカが取り込む」という条件があると考えています。
この推測は、乙骨が烏鷺の手を噛み砕いた後に彼の術式をコピーできたという場面から導き出されています。
コピー条件の考察
石流の推測はあくまで推測であり、乙骨の術式コピーには他にも条件がある可能性があります。考えられる条件としては、以下のものがあります。
- 相手の術式を目にする・受ける: 乙骨は、相手の術式を目にするか、受けることでコピーできる可能性があります。
- 無条件: 上記の条件はあくまで推測であり、乙骨は相手の術式を無条件でコピーできる可能性も考えられます。
コピー可能な術式
折本里香の成仏前、乙骨は自身の理解を超えるような複雑な術式を除いて、あらゆる術式を無条件でコピーすることができました。
術式の習得
乙骨は、コピーした術式を完全に自分のものにすることができます。つまり、一度コピーした術式は、以後は自身の術式として使用することができるのです。
狗巻棘は「呪言」を使った後、声も出ないほど喉を傷めていますが乙骨はその後も普通に喋っているということ、狗巻は「呪言」を使う対価として語彙がおにぎりの具だけになっていますがそれもないことから能力の上位互換となっています。
術式コピー応用例
乙骨の術式コピーは、様々な場面で活用することができます。
- 戦闘: 敵の術式をコピーして対抗したり、状況に応じて最適な術式を使い分けることができます。
- 情報収集: 敵の術式をコピーすることで、敵の能力や戦術を把握することができます。
- 協調: 仲間の術式をコピーすることで、連携攻撃を行うことができます。
乙骨憂太の術式コピーは、その仕組みや条件が完全には解明されていません。しかし、石流の推測や本編の情報から、彼の術式コピーが非常に強力な能力であることは間違いありません。
呪霊の縛る能力
普通の家系に育った女の子である折本里香が、なぜ巨大な力を持った怨霊になったのか？原因は不明とされていました。
呪霊を自らに縛り、呪力の塊と化する能力というもう一つの可能性として、呪霊を縛る能力の可能性もありますね。
乙骨の現在の強さとは？
90話では、偽夏油が乙骨の力は里香の魂を抑留する縛りがあったので底なしの呪力と条件なしで術式模倣が使えたと語っています。
ガイドブックでは、乙骨は里香を失った後、特級を一度剥奪されているそうですが、その後特級を取り戻しています。
交流戦では、里香の顕現なしで一人で京都校を圧倒していることから現在も特級相応の能力が使えることが予想されます。
折本里香からリカへの変貌
乙骨憂太と「リカ」の関係は、呪術廻戦の中でも最も複雑かつ重要な要素の一つです。多くの人が誤解しているように、「リカ」は単に過去の怨霊・祈本里香が復活したわけではありません。
怨霊・祈本里香の成仏
百鬼夜行の戦いを経て、乙骨は自身の術式と強い意志によって、呪縛から解放された祈本里香を成仏へと導きました。彼女は晴れて安息の地へと旅立ち、乙骨の心の中には大切な思い出として刻まれました。
新たな絆の誕生
祈本里香の成仏後、乙骨は深い悲しみと喪失感に包まれます。しかし、彼は前に進むことを決意し、呪術師としての修行に励みます。そして数ヶ月後、乙骨は自身の術式を磨き上げ、「術式・里香」という形で新たな「リカ」を顕現させることに成功します。
術式・里香とリカの違い
術式・リカは、祈本里香とは異なる存在です。彼女は怨霊としての圧倒的な力は持ちませんが、乙骨と強い絆で結ばれており、彼の術式を補助したり、戦闘においてサポートしたりすることができます。
乙骨憂太と「リカ」は、指輪を介して接続することで、以下のことが可能になります。
- 術式の使用: 乙骨は、接続中に術式・里香の術式を使用することができます。
- リカの完全顕現: 乙骨は、接続中にリカを完全顕現させることができます。完全顕現中は、リカは圧倒的な戦闘能力を発揮します。
- リカからの呪力供給: 乙骨は、接続中にリカから呪力供給を受けることができます。これにより、乙骨は自身の呪力以上の力を発揮することができます。
接続時間は5分で、リカの完全顕現中のみ、呪力の高出力指向放出を使用することができます。これは、強力な攻撃技であり、敵を一撃で倒すことも可能です。
乙骨憂太の領域展開「真贋相愛」
乙骨憂太の領域展開「真贋相愛」は、彼が術式を付与した生得領域を呪力で具現化する行為です。
展開後は術式に必中効果が付与され、使用者の能力値も上昇します。領域展開は呪術戦の極致とされていますが、莫大な呪力消費や展開後に術式の使用が困難になる欠点もあります。
「真贋相愛」は乙骨憂太の生得術式「模倣」によってコピーした術式を、必中必殺の効果で確実に相手に当てることができる超強力な能力を持っています。
「真贋相愛」の言葉は「真贋」が本物と偽物、そして「相愛」が互いに愛し合うことを意味しています。
乙骨の術式「模倣」が必中効果として付与されているため、「真贋」は術式を意味していると考えられます。
また、「相愛」は祈本里香・「リカ」のことを指していると思われ、彼女の存在が領域にも反映されていると捉えられそうです。
まとめ
呪術廻戦屈指の人気キャラクター、乙骨憂太。彼の魅力は、圧倒的な強さだけでなく、複雑な過去と深い人間性にあると言えるでしょう。
幼少期に祈本里香という呪縛に苦しめられた乙骨。しかし、呪術高等専門学校での学びや仲間との出会いを通して、彼は呪いを乗り越え、特級呪術師へと成長していきます。
乙骨の強さは、術式「模倣」にあります。この術式は、他人の術式をコピーして自分のものにするという驚異的な能力です。領域展開「真贋相愛」では、コピーした術式を必中効果付きで発動することができます。
しかし、乙骨の真の魅力は、彼の強さだけではありません。彼は常に周りの人を守り、仲間を大切にする心優しい人物です。また、過去の呪縛に苦しみながらも、前向きに生きていこうとする姿は、多くの読者を感動させています。
乙骨は、呪術界の未来を背負う若き天才呪術師です。彼の今後の活躍から目が離せません。
その他のキャラ情報に関しては以下の記事にまとめています。
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