今回は、呪術廻戦のサスケ的存在、伏黒恵についての記事を書いて行きたいと思います。
伏黒恵は、主人公である虎杖が抜けたところもあるので、時々ツッコミ役となっているスラムダンクでいう流川みたいな隙のないイケメンエリートです。
これらのエリートタイプは例外なく冷たいイメージがありますが、伏黒もそのような性格を持ち合わせています。
しかし、少年院で助けられなかった「岡崎正」の名札だけを持ち去り親に届け謝罪したり虎杖を救いたいと熱い気持ちを五条先生に伝える別の一面も持っています。
女の子の好みを東堂に効かれた際には「その人に揺るがない人間性があればそれ以上は求めない」と実につまらない答えを返しています。
毎回、負けているイメージしかない伏黒ですが毎回圧倒的格上と戦っており現在のインフレについていけなくなって後から追いつくタイプの為、弱く見えますが、術師としては十分強いほうだと思います。
天才と呼ばれる才能に恵まれた2級術師
呪術高専の東京校の一年である伏黒恵は、御三家と呼ばれるエリート一族の一つである禪院家の血を引いており高専に入学した時点で2級という天才術師です。
戦闘スタイル
伏黒の戦闘スタイルと言えば、式神使いという事もあり、距離を取り戦略を立てて戦うことが多いです。
後に、影に武器を格納することを覚え、禪院真希の武器運びもしていたり能力がサポート役として向いています。
ホームランを狙わずに送りバントをしていることを五条先生に指摘されていますが、送りバントこそ本来の伏黒の戦闘スタイルです。
宿儺戦では自らも肉弾戦を行ったり自ら持っていた刀と呪具である游雲をスイッチして使って戦う場面もあるので、近接戦闘もかなりのレベルだと思います。
考えるのはいいんですが、大体式神が弱すぎてやられてしまうので戦略もなにもないことが多いのがたまにキズ
その分、自らの肉体の耐久力は、東堂、宿儺などの数々の強敵の攻撃を受けてもピンピンしており抜群、戦闘スタイルをそろそろ変えた方がいいのではないかと思います。
交流会で、戦った加茂憲紀も「近接戦でここまで戦える式神使いは貴重」と言っています。
送りバントの男、伏黒
京都交流会で、恐らく五条先生の手引きで種目が「個人戦」から「野球」にすり替えられていた時の事、伏黒は打者となっていましたがここで「バント」を選択します。
虎杖に追い越され五条先生に指南を頼んだ時にこのことを五条先生に指摘されます。
「悠仁や僕なら常にホームランを狙う」
「君は自他を過小評価した材料でしか組み立て出来ない」
「少し強くなった未来の自分を想像できない」
としています。
この時、「君の奥の手のせぇかな?」と言っています。この時点で、伏黒はどうしてもピンチになったら魔虚羅を使おうという考えがあったのかと後で僕も気づきました。
話が逸れましたが、五条先生の指摘通りここまでの戦いを見ているとまさに送りバントしかしていないように見えます。
十種影法術(とくさのかげほうじゅつ)
十種影法術では最初にまず2匹の玉犬だけが与えられます。それ以外の式神を使うには玉犬と術師の2人で調伏を済ませなければなりません。
手持ちの式神を増やしながらそれらを駆使し、調伏を済ませることで十種の式神を扱うことが出来ます。
調伏の儀は複数人でもできますが、当の術師にとっては意味のないモノになります。
十種影法術は、影を媒体にして式神を呼び出す術式で禪院家相伝のもの、かつては五条先生と同じ、六眼持ちの無下限術式使いと引き分けたご先祖もいるほどの強力な術式で、宿儺は特級相手に逃げてしまった伏黒に対し「オマエ何故あの時逃げた?」と聞いています。
スピード、跳躍力、数それらを合成して使うことも可能で術師次第ではまだまだ応用が利く強力な術式です。
使役した式神を完全に破壊されてしまうと二度と呼び出すことが出来ませんが残した式神の術式と力は他の式神に引き継がれるようです。
既に誰も使役したことがない式神まで登場していますが、この魔虚羅が最強であるという記述もないため今後、残り3体の式神がどうなるのかも期待ですね。
玉犬
玉犬は、伏黒が最初に出すことが多い式神です。犬らしく索敵に優れており、少年院編では索敵として最初に使われています。出入口が塞がれた際も、入り口の匂いを覚えているなどまさに犬としての役割を担っています。
スピードがあり距離を敵と距離をとれるため式神使いであり敵の分析をして戦略を立てる伏黒の初手としては非常に使いやすそうです。
鵺
玉犬の次に使用頻度が高い式神で、体に雷を纏っているどうみてもフクロウ
体は大きく、伏黒を軽々と持ち上げ飛行したり、キャッチしたりしています。
大蛇
巨大な蛇、宿儺と比較すればその大きさが分かると思います。
満象
交流会の前に調伏した式神、呪力消費が激しいため今のところ単独でしか使えていません。
鼻から大量の水を出して敵を流したり、力任せに落下して攻撃します。
脱兎
数で陽動するタイプの式神、攻撃力は弱い
蝦蟇
打撃力の低い蝦蟇、舌で敵を拘束したり出来る。
八握剣 異戒神将 魔虚羅(やつかのつるぎ いかいしんしょう まこら)
歴代、十種影法術師の中で調伏出来た者が誰一人いないとう最強の式神、作中で伏黒は調伏するためとしてこの式神を呼び出していますが、この時既に伏黒は戦える状態でもなく、敵に向けて使ったと言った方が良さそうです。
かつて五条家の当主と禪院家の当主が戦って引き分けた際にもこのような使い方をしたと思われます。
反転術式と同様、正のエネルギーを纏っており宿儺が呪霊だったなら一撃で敗れていたというほどで、宿儺も攻撃を見切っています。
背後の方陣を回転させることであらゆる事象へ適応することができるというチートな式神です。
拡張術式+ 不知井底(せいていしらず)
宿儺の言葉から新たな式神の可能性を見出しています。拡張式神、鵺の翼と、蝦蟇を足した式神、東堂との戦いでは、蝦蟇の舌で拘束しました。
他にも強力な式神が出てきたらどのような拡張術式が出来るのかに注目ですね。
領域展開:嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)
送りバントの男、伏黒でも書きましたが、五条先生のアドバイスと宿儺の指摘を受けて吹っ切れた伏黒が出した答えが不完全な領域展開でした。
まとめ
伏黒は、宿儺からやたら目を掛けられていることも気になるところですね。
宿儺の数々の発言から、宿儺復活の重要なカギを握るのではないかと言われています。
今後の戦いでは魔虚羅の調伏は必要不可欠となってくると思いますので、歴代十種影法術師の中でトップに立てるのか?期待したいところです。
その他のキャラクターに関しては以下の記事にまとめています。
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