シリーズ累計発行部数1000万部を突破する、吉住渉先生の大人気コミック「ママレード・ボーイ」。
1990年代を代表する少女漫画として、多くの読者を魅了してきました。
そんな名作が2018年4月に実写映画化され、“ママレ世代”と呼ばれる当時のファンはもちろん、新たな世代の注目も集めました。
今回は、映画「ママレード・ボーイ」のあらすじと、気になる豪華キャスト陣を徹底解説!
原作との比較や、映画ならではの見どころについても深掘りしていきます。
当時の連載をリアルタイムで読んでいた方からは「実写化と聞いて胸が躍った」「キャストがイメージにぴったり」といった声が多く聞かれました。
「ママレード・ボーイ」のあらすじと魅力
「ママレード・ボーイ」は、1992年から1995年まで少女漫画誌「りぼん」で連載された作品です。
全8巻で完結し、テレビアニメ化、劇場アニメ化、さらには2001年には台湾で実写ドラマ化されるほどの大ヒットを記録しました。
2013年からは「Cocohana」で続編の「ママレード・ボーイ little」が連載されており、今なお愛され続けている作品です。
ちなみに、タイトル「ママレード・ボーイ」には、主人公の小石川光希が松浦遊に対して言う「遊ってママレードに似てる。ほんとはすっごく苦いところあるのにみんなうわべだけの甘さにだまされて気づいてないの」というセリフが由来だと考える読者も多いようです。
しかし、実は連載前に、主人公が男の子で「まだまだ幼い少年」という意味合いで「ママレード・ボーイ」というタイトルになったという秘話も存在します。
原作のあらすじ:衝撃の共同生活から始まる恋
主人公の小石川光希は、ある日突然両親から離婚することを告げられます。
さらに驚くべきことに、ハワイ旅行で意気投合した松浦夫婦とパートナー交換をして再婚し、松浦夫婦の息子・松浦遊と共にみんなで一緒に暮らすことになると聞かされます。
そんな“無茶苦茶”な共同生活の中で、光希は徐々に遊に惹かれ始めていきます。
1990年代に流行したトレンディドラマのような、甘くも切ない恋愛模様が繰り広げられるのが、この作品の大きな魅力です。
実写映画「ママレード・ボーイ」豪華キャスト一覧
「ママレード・ボーイ」の実写化と聞いて、多くの“ママレ世代”が胸を躍らせたのではないでしょうか。
ここからは、W主演を務めた桜井日奈子や吉沢亮をはじめ、その他の豪華キャストを原作キャラクターと比較しながらご紹介していきます。
主要キャスト
小石川光希役:桜井日奈子
役名 | キャスト | プロフィール・特徴 |
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小石川光希 | 桜井日奈子 | 「岡山美少女・美人グランプリ」をきっかけに芸能界入り。パッチリと大きい瞳と長い黒髪が、光希のイメージにぴったりと評判でした。元気で明るい性格の持ち主。 |
光希は、2歳までロンドンで生まれ育った帰国子女で、私立桐稜大学付属高等学校1年生のテニス部員です。
料理の腕前はあまり得意ではありませんが、笑顔が素敵な明るい性格で、周りを明るくする活発な女の子です。
松浦遊役:吉沢亮
役名 | キャスト | プロフィール・特徴 |
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松浦遊 | 吉沢亮 | 「仮面ライダーフォーゼ」で注目を集め、若手人気俳優として活躍。成績優秀、スポーツ万能で、料理も得意な美少年役に「漫画から飛び出してきたようだ」と絶賛の声が上がりました。 |
遊は、成績優秀、スポーツ万能で、さらに料理も上手な完璧な美少年です。
そのため、多くの女性に好意を持たれますが、自分の本心をさらけ出さないため、特別な存在を今まで持ちませんでした。
光希と過ごすうちに、次第に惹かれ合い、恋仲になります。
中学校時代はテニス部に所属しており、その腕前は後述の銀太より上です。
須王銀太役:佐藤大樹
役名 | キャスト | プロフィール・特徴 |
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須王銀太 | 佐藤大樹 | EXILE、FANTASTICSのメンバーとして活動。情熱的で男気溢れる銀太のキャラクターに「そっくり」という声も多く聞かれました。 |
銀太は、光希のクラスメイトであり、中学時代は光希が好きだったものの行き違いで振った形となり、それ以降は良い友人関係を続けていました。
のちに光希と両想いだったと知り、游の恋のライバル的存在として、物語に波乱をもたらします。
テニス部の同学年の中ではエースの実力者です。
秋月茗子役:優希美青
役名 | キャスト | プロフィール・特徴 |
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秋月茗子 | 優希美青 | 「ホリプロタレントスカウトキャラバン」グランプリ。ミステリアスで大人びた雰囲気を持つ茗子を演じました。 |
茗子は、光希の親友でクラスメイトです。
ミステリアスで大人びており、口調も丁寧な一方、気の強い一面も持ち合わせています。
豪邸に住むお嬢様ですが、家庭環境は複雑で、苦悩する日々を送っています。
教師の名村慎一とは秘密の恋仲であり、親友にも隠している関係が物語の重要な要素となります。
その他の主要キャスト
実写映画「ママレード・ボーイ」では、小石川家、松浦家のご両親役や、その他脇を固める俳優陣も非常に豪華な顔ぶれでした。
光希の両親
役名 | キャスト | プロフィール・特徴 |
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小石川仁(光希の父) | 筒井道隆 | テレビドラマ、映画、舞台と幅広く活躍する実力派俳優。コミカルな役柄もこなし、和やかなキャラクターが現場を和ませたと言われています。 |
小石川留美(光希の母) | 檀れい | 元宝塚歌劇団月組・星組トップ娘役。「武士の一分」で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞するなど、高い評価を得ています。 |
光希と遊の両親たちは、その美男美女揃いの容姿から「ここまで容姿が整った家族がいたらある意味羨ましい」という声も聞かれました。
遊の両親
役名 | キャスト | プロフィール・特徴 |
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松浦要士(遊の父) | 谷原章介 | 「メンズノンノ」専属モデルを経て俳優デビュー。映画、CM、司会、ナレーションなどマルチに活躍しています。 |
松浦千弥子(遊の母) | 中山美穂 | トップアイドルとして絶大な人気を博し、女優としてもブルーリボン賞や日本アカデミー賞を受賞するなど高い評価を得ています。 |
鈴木亜梨美役:遠藤新菜
役名 | キャスト | プロフィール・特徴 |
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鈴木亜梨美 | 遠藤新菜 | 「non-no」専属モデル。イギリス人とアイルランド人のハーフである父と日本人の母を持つ。遊の元恋人として登場し、物語をかき乱します。 |
名村慎一役:竹財輝之助
役名 | キャスト | プロフィール・特徴 |
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名村慎一 | 竹財輝之助 | 「仮面ライダー剣」で俳優デビュー。茗子の恋人である教師の役を演じ、禁断の恋模様を描きます。 |
三輪悟史役:藤原季節
役名 | キャスト | プロフィール・特徴 |
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三輪悟史 | 藤原季節 | 長身・長髪の美形で、茗子に恋心を抱く役柄。若手ながら高い演技力が評価されています。 |
三輪由充役:寺脇康文
役名 | キャスト | プロフィール・特徴 |
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三輪由充(悟史の父) | 寺脇康文 | 舞台、ドラマ、映画等で活躍。「相棒-劇場版-」で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞するなど、ベテラン俳優として幅広い役柄を演じます。 |
実写映画「ママレード・ボーイ」の見どころ
実写映画「ママレード・ボーイ」は、原作の世界観を大切にしつつ、映画ならではの魅力を多数盛り込んでいます。
ラブストーリーのヒットメーカーが多数参加している点も、見逃せないポイントです。
ラブストーリーのヒットメーカーが結集
今回の映画でメガホンを取ったのは、数々のラブストーリーを手がけてきた廣木隆一監督。
「余命1ヶ月の花嫁」「100回泣くこと」「ストロボ・エッジ」「オオカミ少女と黒王子」など、多くのヒット作を生み出してきました。
また、脚本は「八日目の蝉」「NANA」などを担当した浅野妙子が務めています。
この二人がタッグを組んだ「ママレード・ボーイ」は、まさに胸キュン必至の仕上がりだと評判になりました。
胸のトキメキが止まらないストーリー展開
光希が遊と銀太の二人の間で揺れ動く恋心や、茗子の誰にも言えない秘密の恋など、王道のラブストーリー展開には、誰もがキュンとさせられるのではないでしょうか。
特に、光希と遊の“一つ屋根の下”での関係がどう変化していくのかは、最初から最後まで目を離せないドキドキハラハラな展開が繰り広げられます。
原作ファンからは「あの名シーンがどう実写化されるのか楽しみだった」「登場人物それぞれの感情の動きに引き込まれた」といった感想も聞かれました。
GReeeeNが書き下ろした主題歌「恋」
GReeeeNが楽曲を書き下ろした主題歌「恋」も、作品の世界観を彩る重要な要素です。
GReeeeNは「そばにいる大切な人に、これからも気持ち伝え続けようって思っていただけたら嬉しいです!」とコメントを寄せており、歌詞そのものが「ママレード・ボーイ」の切なくも温かい世界観を表現しています。
映画を観終わった後も、歌詞を口ずさみながら物語の余韻に浸るのも良いでしょう。
「ママレード・ボーイ」の世界を深く楽しむ
「ママレード・ボーイ」の連載当初は携帯電話のない時代で、そのもどかしい恋愛描写が読者の共感を呼びました。
実写映画では、その“もどかしさ”がどのように表現されているのかに注目するのも面白いかもしれません。
原作を読んでから映画を観て違いを探すのも良いですし、その逆で映画から入って原作の細やかな描写を楽しむのもおすすめです。
原作のあらすじや、桜井日奈子や吉沢亮たちが演じる魅力的なキャラクターたち、そしてその他の豪華キャスト陣を知って、さらに深く「ママレード・ボーイ」の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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