火星を舞台に人型ゴキブリとの壮絶な戦いを描いたSF漫画「テラフォーマーズ」のスピンオフ作品「テラフォーマーズ外伝 RAIN HARD」。
本編では語られなかった、物語の重要なキーパーソンであるアドルフ・ラインハルトの知られざる過去と真実が、衝撃的なストーリーと共に明らかになります。
彼はなぜ隻腕なのか?なぜ優れた戦闘能力を持つのか?そして、彼の真の目的とは?
本編とは異なる視点から描かれる、テラフォーマーズの世界更なる深みへとあなたを誘う、感動と興奮の物語です。
2013年版『このマンガがすごい!』オトコ編1位、『全国書店員が選んだおすすめコミック2013』2位を獲得した人気作品のスピンオフである「テラフォーマーズ外伝 RAIN HARD」。
SFファンはもちろん、テラフォーマーズファン必見の、見応えのある作品です。
今すぐ、アドルフ・ラインハルトの知られざる過去と真実を体感してください!
アドルフ・ラインハルトとは?
アドルフ・ラインハルトは、テラフォーマーズ外伝 RAIN HARD の主人公であり、U-NASAドイツ代表の少佐です。
隻腕でありながら常人を超える戦闘能力を持ち、優秀な外科医としての顔も持つ彼は、冷静沈着な判断力と分析力で数々の戦功を上げてきました。
しかし、その強靭な精神力と卓越した能力の裏には、戦争の虚しさに苦悩する繊細な心と、過去に負った深い傷が隠されています。
幼い頃から過酷な訓練を受け、優秀な兵士として育てられたラインハルトは、テラフォーマーズとの戦争に参戦し、多くの仲間を失いながら戦い続けてきました。
彼は、愛する妻と娘のために、そして人類の未来のために、命懸けで戦っています。
外伝 RAIN HARD では、彼の知られざる過去と真実が明らかになります。
彼はなぜ隻腕なのか?なぜ優れた戦闘能力を持つのか?そして、彼の真の目的とは?
衝撃的なストーリーと共に、ラインハルトの葛藤と成長が描かれています。
仲間との絆を深め、新たな決意を固める彼は、火星出発前に立ちはだかる敵と戦う。
テラフォーマーズのあらすじ
500年前、人類は火星の環境を地球化するために、苔とゴキブリを大量に放ちました。
苔は光合成を行い、大気中の酸素を増やす役割を担い、ゴキブリは有機物を分解し、土壌を肥沃にする役割を担うと期待されていたのです。
計画は当初順調に進み、火星の環境は徐々に地球に近づいていきました。
しかし、予想外の事態が発生しました。
ゴキブリは火星の過酷な環境に適応し、画像のように驚くべき進化を遂げて人間の行く手を阻むようになります。
巨大化し、強力な戦闘能力を獲得したゴキブリは、テラフォーマーと呼ばれ、人類にとって最大の脅威となりました。
アドルフ・ラインハルトは、火星を舞台に人型ゴキブリとの戦いを描いたSF漫画「テラフォーマーズ」に登場するキャラクターです。
アネックス1号に6名いる幹部乗組員(オフィサー)の一人で、アネックス計画第5班(ドイツ・南米班)のリーダーを務めます。
金髪で襟の長いコートを着用し、常に口元を隠しているのが特徴的な彼は、登場キャラの多いテラフォーマーズの中でも屈指の人気を誇り、僕も大好きなキャラクターです。
テラフォーマーズの世界では、人間と動物が融合した「アニマル兵」と呼ばれる戦士たちが登場します。
アドルフの動物は電気ウナギであり、探索や威嚇だけでなく、敵を攻撃する目的で電撃を使用することができます。
電気ウナギは、探索や威嚇程度にしか電気を使わない他生物と比べ、敵を攻撃する目的で電気を使う唯一の生物なんだそうです。
これは、他の生物と比べて電気ウナギだけが持つ特異な能力であり、アドルフの戦闘スタイルに大きな影響を与えています。
冷静沈着な判断力と圧倒的な戦闘能力を兼ね備えた彼は、仲間思いで義理堅い性格の持ち主でもあります。
常に冷静沈着で的確な指示を下すリーダーでありながら、仲間の危機には真っ先に駆けつけ、命懸けで守ろうとする姿は多くの読者の心を掴んでいます。
電撃を操る能力と冷静沈着な判断力、そして仲間思いな性格を併せ持つアドルフ・ラインハルトは、テラフォーマーズの中でも特に魅力的なキャラクターと言えるでしょう。
電気ウナギの電力は家庭用コンセントの6倍から8倍、600Vから800Vにも達する強力なものです。
これは、他の生物と比べて圧倒的な数値であり、電気ウナギが天敵を持たない「頂点捕食者」に分類される理由の一つとなっています。
電気ウナギは、この電力を主に獲物の捕獲と防御のために使用します。
獲物に電撃を浴びせることで麻痺させ、動きを封じ込めます。
また、周囲に電撃を放つことで、敵を威嚇したり、攻撃を防御したりすることもできます。
電気ウナギの電力は、水中での生活に適応した結果と考えられます。
水中では、電気信号が伝わりやすく、獲物を探したり、敵を感知したりするのに役立ちます。
また、電力は周囲の環境を把握する「電気探知」にも利用されています。
このように、電気ウナギの電力は、生存に不可欠な能力であり、彼らが食物連鎖の頂点に君臨する要因となっています。
確かに、電気ウナギの強力な電撃能力を有するアドルフがマーズランキング2位というのは、非常に納得できる結果と言えるでしょう。
マーズ・ランキングは、火星環境下におけるテラフォーマー制圧能力を評価したものであり、戦闘能力だけでなく、適応能力や戦略性なども考慮されています。
アドルフは、電気ウナギの電撃を武器に、テラフォーマーに対して圧倒的な戦闘能力を発揮します。
さらに、冷静沈着な判断力と優れた戦略性も持ち合わせており、戦況に応じて最適な行動を取ることができます。
また、仲間思いで義理堅い性格は、チームワークを重視する火星での戦いにおいて大きな強みとなります。
味方を欺くためにわざと弱く見せている者もいる中で、アドルフの強さは間違いなく上位に位置すると言えるでしょう。
彼の真の能力が明らかになる時、どのような活躍を見せてくれるのか、期待が高まります。
テラフォーマーズ外伝 RAIN HARD あらすじ
#1「Wiedersehen 再会」あらすじ
今作は、アドルフの過去を描いた作品で、かつての友人が半機械化してアドルフの前に立ちはだかるというストーリーです。その名もM.O.Hスーツ
1話:再会
西暦2575年、火星移住計画「バグズ2号」出発直前のドイツ。U-NASAドイツ代表幹部乗組員のアドルフ・ラインハルトは、かつて家族をテロで失い、復讐のためにテラフォーマーとの戦いに身を投じていました。
火星出発前、ラインハルトはかつての恋人・エヴァと再会します。エヴァはテロ事件の唯一の生き残りであり、ラインハルトの心の支えでした。
再会は喜びと同時に、過去の悲しみを呼び起こします。エヴァはラインハルトに、テロ事件の真相と、彼が背負うべき使命を伝えます。ラインハルトは、復讐と人類の未来のために、決意を新たにするのです。
2話:感電
火星船内で、謎の停電が発生します。乗組員たちはパニックに陥り、混乱状態に陥ります。ラインハルトは冷静沈着に状況を分析し、対応を指揮します。
調査の結果、停電の原因はテロであることが判明します。テロリストは、バグズ2号を乗っ取り、火星を制圧しようとしていました。
ラインハルトは、テロリストと対峙し、激しい戦闘を繰り広げます。戦闘の中で、ラインハルトはテロリストの目的を知ります。
テロリストの目的は、火星テラフォーミングを阻止し、人類を滅亡させることだったのです。ラインハルトは、人類の未来を守るため、テロリストを倒す決意を固めます。
3話:戯れ
テロリストとの戦いは続きます。ラインハルトは、圧倒的な戦闘能力でテロリストを翻弄します。テロリストのリーダーは、ラインハルトに過去の因縁を語り始めます。リーダーは、かつてラインハルトの親友だった男でした。
男は、テロ事件で家族を失い、復讐のためにテロリストになったのです。
ラインハルトは、男の苦しみを理解し、彼を説得しようとする。しかし、男は復讐に固執し、ラインハルトと戦うことを決意します。激しい戦いの末、ラインハルトは男を倒します。男の最期を看取り、ラインハルトは深い悲しみを感じるのです。
4話:愚かな群像
テロリストとの戦いは終結します。バグズ2号は、無事に火星へと出発します。ラインハルトは、エヴァと共に火星の地へと降り立つ。火星テラフォーミングは、新たな段階を迎えます。
ラインハルトは、人類の未来を背負い、決意を新たにするのです。火星での戦いは、まだ始まったばかり。ラインハルトと仲間たちは、様々な困難に立ち向かっていくのです。
登場人物の詳細
アドルフ・ラインハルト
U-NASAドイツ代表幹部乗組員。M.O.手術を受けた者として人類初の成功例。冷静沈着な性格で、高い戦闘能力を持つ。しかし、M.O.手術を受けた者としての葛藤を抱えている。
エルンスト・フォン・ブラウン
U-NASAドイツ代表責任者。ラインハルトの友人であり、恩師。温厚な性格で、ラインハルトを理解し支える。
ミハイル・フロロフ
U-NASAロシア代表。冷酷な性格で、目的のためには手段を選ばない。ラインハルトの宿敵として立ちはだかる。
謎の人物
テラフォーマーとの共存を望む科学者。テラフォーマーの生態に関する真実を知っている。
テラフォーマー
火星で進化した巨大昆虫。人類の敵として認識されている。
見どころの詳細
- 圧倒的な迫力のアクションシーン:ラインハルトとテラフォーマーの戦闘シーンは、手に汗握る展開。M.O.手術によって強化されたラインハルトの能力が存分に発揮される。
- ラインハルトの葛藤と成長:M.O.手術を受けた者としての葛藤を抱えながらも、任務遂行のため、そして人類の未来のために戦い続けるラインハルトの姿は、読者の共感を呼ぶ。
- テラフォーマーの謎に迫るストーリー:テラフォーマーの生態や起源など、本編では語られなかった謎が徐々に明かされていく。
おすすめポイントの詳細
- 本編とは異なる視点からテラフォーマーズの世界を楽しめる:本編では敵として描かれるテラフォーマーの視点から物語が展開される。
- ラインハルトという魅力的なキャラクター:葛藤を抱えながらも信念を貫くラインハルトは、読者に深い印象を与える。
- 読み応えのあるストーリー:緻密な設定と伏線回収が巧みなストーリーは、読者を最後まで飽きさせない。
関連作品
- テラフォーマーズ
- テラフォーマーズ外伝 バグズ2号
まとめ
テラフォーマーズの世界では、お気に入りだったキャラがザクッと負けてしまったりする過酷な世界です。
今回のラインハルトでは、人間対人間という戦いを描いていますが、火星でも同じように敵はゴキブリだけではなく人間同士の戦いの方が多かったりします。
逆にゴキブリたちはゴキブリ同士でも人間とも一部仲良くしていることが明らかになります。
テラフォーマーズ外伝 RAIN HARDは、本編とは異なる視点からテラフォーマーズの世界を楽しめる作品です。
主人公のラインハルトは、M.O.手術を受けた者としての葛藤を抱えながらも、任務遂行のため、そして人類の未来のために戦い続けます。
迫力満点のアクションシーンはもちろんのこと、ラインハルトの成長やテラフォーマーの謎に迫るストーリーも見どころです。
本編を読んだことがある人はもちろん、まだテラフォーマーズを読んだことがない人にもおすすめの作品です。
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