
【鬼滅の刃】上弦の陸・獪岳(かいがく)と担当声優・細谷佳正の魅力に迫る!
人気漫画『鬼滅の刃』に登場する上弦の陸・獪岳(かいがく)。アニメではまだ本格的な出番が少ないものの、その存在感は際立っています。
この獪岳の声を担当するのが、人気声優の細谷佳正さんです。
本記事では、原作での獪岳の活躍やその複雑な過去、心に残る名言を掘り下げるとともに、声優・細谷佳正さんのプロフィールや代表作、世間での評価まで、その全てを詳しく解説していきます。
【鬼滅の刃】上弦の陸・獪岳(かいがく)とは? その素顔と能力
獪岳は、鬼殺隊の隊士でありながら鬼となった異色の存在です。
彼の詳しいプロフィールや能力、鬼となった経緯について見ていきましょう。
獪岳(かいがく)の基本プロフィール
| 名前 | 稲玉獪岳 |
|---|---|
| 年齢 | 不明 |
| 身長 | 167㎝ |
| 体重 | 64㎏ |
| 趣味 | 博打 |
| 師匠 | 元鳴柱・桑島慈悟郎 |
| 使用する呼吸 | 雷の呼吸 |
| 声優 | 細谷佳正 |
獪岳の名前が初めて明らかになったのは、無限城に突入した善逸との再会時でした。
本編では名字が不明でしたが、『キメツ学園』で「稲玉」であることが明かされています。
物語での出番は短いものの、その鮮烈な印象から第2回人気投票では21位にランクインするなど、高い人気を誇ります。
過去の回想シーンでは、細谷佳正さんが声優として出演しており、その重厚な演技がファンの間で話題となりました。
鬼殺隊士から上弦の陸へ
獪岳は元々、鬼殺隊の隊士でした。
しかし、上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)と遭遇した際、戦わずに命乞いをした結果、黒死牟の手によって鬼となります。
その後、遊郭編で戦死した上弦の陸である堕姫(だき)と妓夫太郎(ぎゅうたろう)の後釜として、上弦の壱・黒死牟の推薦により上弦の陸の座に就きます。
雷の呼吸と血鬼術
獪岳は、師匠である元鳴柱・桑島慈悟郎(くわじまじごろう)のもとで雷の呼吸を習得しました。
彼は雷の呼吸の弐ノ型から陸ノ型まで使用可能ですが、皮肉にも、善逸が唯一使える壱ノ型だけは使うことができません。
鬼となってからも呼吸を使用することができ、血鬼術と呼吸を併用して戦う独自のスタイルを確立しています。
善逸との因縁の対決と敗北
獪岳は、兄弟子である善逸との壮絶な一騎打ちの末、善逸が新たに生み出した雷の呼吸「漆ノ型・火雷神(ほのいかづちのかみ)」によって首を斬り落とされます。
上弦の鬼としては唯一、1対1の戦闘で敗北した鬼となりました。
この敗北により、獪岳は「弱い」と評されることもありますが、鬼になって日が浅く、まだその力を完全に使いこなせていなかったこと、そして人間を喰った数が少なかったことから、鬼としての潜在能力は非常に高かったと推測されます。
実際に、戦闘後には愈史郎(ゆしろう)が「1年後なら善逸は即死していた」と発言しており、未完成な状態でも上弦に推薦されるほどの力量を持っていたことが伺えます。
獪岳(かいがく)の性格
獪岳の性格を一言で表すなら「承認欲求の塊」です。
師匠である桑島慈悟郎に目をかけられている善逸に対して激しい嫉妬心を抱き、桃を投げつけたり、罵倒したりしていました。
その一方で、師匠のことは「先生」と呼んで慕っており、修行には真面目に打ち込んでいたという側面もあります。
善逸もかつては獪岳のことを尊敬していましたが、その承認欲求の強さが彼の運命を大きく狂わせることになります。
『鬼滅の刃』をおさらい:時代背景と物語の始まり
獪岳について理解を深めるために、ここで一度『鬼滅の刃』という作品自体をおさらいしておきましょう。
『鬼滅の刃』の概要
『鬼滅の刃』は、吾峠呼世晴による漫画作品で、『週刊少年ジャンプ』(集英社)に2016年から2020年まで連載されていました。
2019年にはアニメ第1期『竈門炭治郎 立志編』が放送され、瞬く間に社会現象を巻き起こしました。
その後も、2020年には劇場版『無限列車編』が公開され、2021年には『無限列車編』を再編集したテレビアニメ、2022年には『遊郭編』が放送されるなど、その人気は衰えることを知りません。
『鬼滅の刃』のあらすじ
物語は、大正時代を舞台に始まります。
主人公の竈門炭治郎は、亡き父に代わって炭焼きの仕事で家族を支える少年でした。
しかし、ある日家を空けている間に家族が鬼に惨殺され、唯一生き残った妹の禰豆子も鬼に変貌してしまいます。
鬼になった禰豆子に襲われそうになった炭治郎は、冨岡義勇と名乗る鬼殺隊の剣士に救われます。
冨岡義勇は、炭治郎を庇う禰豆子の姿を見て考えを変え、鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)という育手に炭治郎を紹介します。
炭治郎は鱗滝のもとで厳しい修行を積み、鬼と敵対する組織「鬼殺隊」の最終選別に合格。
禰豆子を人間に戻すため、そして家族の仇を討つため、唯一人間を鬼に変えられる存在である鬼舞辻無惨を追って、鬼との戦いに身を投じていく物語です。
獪岳(かいがく)の担当声優・細谷佳正:プロフィールと経歴
那田蜘蛛山編の善逸の過去の回想シーンで獪岳は初登場しますが、この時点では名前は伏せられていました。
アニメではその声優を細谷佳正さんが担当しており、エンディングクレジットでは「善逸の兄弟子」と表記されています。
細谷佳正さんは、どのような人物で、声優としてどのような活動をされているのでしょうか。
細谷佳正のプロフィール
| 本名 | 細谷佳正 |
|---|---|
| 愛称 | ほそやん |
| 生年月日 | 1982年2月10日 |
| 出身地 | 広島県 |
| 公式サイト | https://yoshimasa-hosoya.info/ |
細谷佳正さんは、デビュー当初は海外ドラマや映画の吹き替えを中心に活躍されていました。
しかし、2007年に『テニスの王子様』の白石蔵ノ介(しらいしくらのすけ)役を担当したことで知名度が急上昇し、それ以降は主役級のキャラクターを演じることが多くなりました。
白石蔵ノ介のキャラクターソングアルバムもリリースするなど、歌手としても活動されています。
細谷佳正の経歴
細谷佳正さんは2002年に東京アナウンス学院を卒業後、マウスプロモーション附属俳優養成所に入所。
2004年にマウスプロモーションの事務所に所属し、本格的に声優としてのキャリアをスタートさせます。
2014年にはマウスプロモーションを離れ、フリーランスとして活動を開始しました。
声優としての実力も高く評価されており、2014年と2016年の2度にわたって声優アワード助演男優賞を受賞しています。
2017年には喉の治療のため一時休業を発表しましたが、同年8月には活動再開を報告し、ファンを安堵させました。
細谷佳正の特徴:幅広い役柄と高い表現力
細谷佳正さんの特徴は、その声優としての演技の幅の広さにあります。
10代から20代の少年・青年キャラクターを中心に、熱血漢からクールなタイプ、ツッコミ役から悪役まで、多種多様なキャラクターを演じ分けています。
また、方言を話すキャラクターを数多くこなしている点や、スポーツアニメへの出演が多い点も特徴として挙げられます。
彼の演技は、キャラクターに深みと魅力を与え、作品の世界観を一層引き立てています。
細谷佳正の代表的な出演作とアニメキャラクター一覧
細谷佳正さんがこれまで担当してきた数々のキャラクターの中から、特に有名と思われる代表作をいくつかご紹介します。
『テニスの王子様』(白石蔵ノ介)
細谷佳正さんの知名度を大きく押し上げたのが、テニス漫画『テニスの王子様』に登場する四天宝寺中学校の部長・白石蔵ノ介です。
現在も『新テニスの王子様』が連載中の人気シリーズで、白石蔵ノ介のキャラクターソングアルバムは、『テニスの王子様』のキャラクターソングの中で最高順位を記録するほどの人気を集めました。
白石蔵ノ介は、公式のシングル戦で唯一、不二周助に勝利したキャラクターとしても知られています。
『転生したらスライムだった件』(ヨウム)
伏瀬によるライトノベルが原作の『転生したらスライムだった件』では、ヨウム役を担当しています。
アニメは本編が2期放送され、スピンオフの『転スラ日記』もアニメ化、さらには映画化も決定している人気作品です。
ヨウムは、豚頭帝(オークロード)の調査のためにジュラの大森林へ派遣された際にリムルたちと出会い、リムルに気に入られて豚頭帝討伐の手柄を譲られ英雄となります。
その後、ファルムス王国侵攻後には、リムルから頼まれてファルムスの王を目指すことになります。
『僕のヒーローアカデミア』(常闇踏陰)
堀越耕平による漫画が原作の『僕のヒーローアカデミア』では、主人公の緑谷出久(みどりやいずく)と同じ雄英高校1-Aクラスに在籍する常闇踏陰(とこやみふみかげ)役を演じています。
ヒーロー名は「漆黒ヒーロー『ツクヨミ』」。個性は「黒影(ダークシャドウ)」で、光という明確な弱点があるものの、非常に強力な個性であり、1-Aの中でも優秀な生徒の一人です。
『Fairy gone フェアリーゴーン』(ウルフラン・ロウ)
P.A.WORKS制作のオリジナルアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』では、ウルフラン・ロウ役を担当しました。
本作は、憑依した生物に力を与える妖精を操る妖精兵たちの物語です。
ウルフラン・ロウは、9年前の大戦で妖精兵として戦っていましたが、妻子を失い絶望してテロリストになってしまいます。
所有している妖精はフィッチャーです。
『ゴールデンカムイ』(谷垣源次郎)
野田サトルによる漫画が原作の『ゴールデンカムイ』では、谷垣源次郎(たにがきげんじろう)役を演じています。
明治時代初期の北海道と樺太を舞台にした金塊をめぐるサバイバル漫画で、2022年10月からはアニメ第4期が放送予定です。
谷垣源次郎は、真面目で誠実な人物であり、作者のお気に入りのキャラクターでもあります。
しかし、作中ではいじられキャラやお色気担当も兼ねるという、独特な立ち位置のキャラクターです。
『賭ケグルイ××』(尾喰茨)
月刊ガンガンJOKERで連載されているギャンブル漫画『賭ケグルイ』では、アニメ第2期『賭ケグルイ××』から登場する尾喰茨(おばみばら)役を担当しています。
尾喰家は代々詐欺を生業としてきた一家ですが、尾喰茨は嘘をつくことに生理的嫌悪を感じるため、一族の中では異端とされています。
『ハイキュー!!』(東峰旭)
古舘春一によるバレーボール漫画『ハイキュー!!』では、烏野高校バレー部のエーススパイカー・東峰旭(あずまねあさひ)役を演じています。
烏野高校の中では高身長でワイルドな見た目をしていますが、その見た目に反してヘタレな一面もあり、そのギャップが魅力です。
作品の途中からチームに復帰したため、日向(ひなた)たちが部に入部した当初は不在でした。
『ちはやふる』(綿谷新)
末次由紀による競技かるたを題材とした漫画『ちはやふる』では、綿谷新(わたやあらた)役を担当しています。
この漫画は、競技かるたの普及に大きな影響を与え、2016年には実写映画も公開されています。
綿谷新は、主人公の綾瀬千早(あやせちはや)と真島太一(ましまたいち)をかるたの道に引き込んだキーパーソンです。
実写映画では俳優の新田真剣佑さんが演じました。
上弦の陸・獪岳(かいがく)の過去と心に残る名言
獪岳は、名前が判明する前から善逸や悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)の過去の回想シーンに登場しています。
本編での活躍は短いながらも、彼の複雑な過去と、その性格を表す数々の名言は、読者に強い印象を与えました。
獪岳(かいがく)の壮絶な過去
獪岳の過去は、悲鳴嶼行冥の回想シーンで断片的に語られています。
彼の名前は伏せられていましたが、獪岳と似た特徴を持つ子どもが登場し、後に原作の17巻で獪岳が寺にいたこと、そしてそこで何をしたのかが明かされます。
獪岳は、悲鳴嶼の言いつけを守らなかったために鬼と出会ってしまい、自身の命と引き換えに、悲鳴嶼と寺の子供たちを鬼に売り渡そうとして、寺に鬼を引き込んでしまいます。
この行為が、悲鳴嶼行冥が岩柱となる直接的な原因となりました。
鬼と取引した後の詳しい足取りは不明ですが、元鳴柱の桑島慈悟郎に弟子入りし、鬼殺隊を目指したようです。
弟子時代の獪岳は、那田蜘蛛山編の善逸の回想シーンにも登場しています。
その後、鬼殺隊に入隊し活動中に上弦の壱・黒死牟と遭遇し、命乞いをして鬼となり、黒死牟の推薦で上弦の陸の座に就いたとされています。
獪岳(かいがく)の心に残る名言
獪岳は、短い出番ながらも、彼の承認欲求の強さや性格の歪みを表す数々の名言を残しました。
名言① 「死んで当然なんだ…」
師匠である桑島慈悟郎が、自分だけでなく善逸と2人を後継に選んだことに納得できず、激しい嫉妬とともに叫んだ言葉です。
善逸の回想シーンでは「先生」と呼んで慕っていた師匠を、鬼になった後には「爺」と呼ぶなど、獪岳の深い恨みが伺える名言です。
名言② 「俺は俺を評価しない奴…」
桑島慈悟郎が獪岳が鬼になったことを知り、その責任を取って切腹したと聞いた獪岳の反応です。
かつて尊敬していた師匠に対してもこのセリフを吐くなど、獪岳の性格の腐り具合をよく表しています。
名言③ 「畜生!!畜生!!…」
善逸が新たに生み出した漆ノ型を使用した時に、獪岳が発した言葉です。
桑島慈悟郎が善逸だけに漆ノ型を教えたと思い込み、善逸を贔屓していたと勘違いしています。
実際には善逸が自分で作り出した型であり、獪岳の性格の歪みを強く表している名言と言えるでしょう。
獪岳(かいがく)の声優・細谷佳正の世間での評判と人気
細谷佳正さんの声優としての実力と、世間からの評価はどうなっているのでしょうか?
SNSなどでの声を中心に見ていきましょう。
高い演技力が生み出すキャラクターの魅力
Twitter(X)のコメントや、アニメの視聴中の反応を見る限り、細谷佳正さんは多くの人に認められるほどの演技の実力を持ち合わせていることが伺えます。
「こんな声も出せるのか」「この声は〇〇と同じ声の人か」といったコメントが頻繁に見られます。
これは、普段アニメを見て聞き慣れている声優であっても、キャラクターごとにぴったりな声を出せる高い演技力を持っていることの証明です。
原作以上の魅力を引き出す実力派声優
細谷佳正さんは、その高い実力でアニメとなったキャラクターの魅力を、原作以上に引き出すことができると高く評価されています。
その結果、多くのファンからの支持と人気を得ていると考えられます。
獪岳のような複雑な内面を持つキャラクターを演じきることで、その存在感をより一層際立たせています。
まとめ:獪岳(かいがく)の声優は人気声優の細谷佳正!
今回は、『鬼滅の刃』に登場する獪岳と、その声優を務める細谷佳正さんについて詳しく解説しました。
獪岳は、その人間性には問題があるものの、人気投票では鬼舞辻無惨よりも高い順位を獲得するなど、謎の人気を誇ります。
そして、彼と善逸との一騎打ちは、作中でも屈指の名バトルとして語り継がれています。
アニメ『鬼滅の刃』は、その作画レベルの高さもさることながら、獪岳の担当声優である細谷佳正さんの高い演技力も相まって、彼の登場シーンは絶対に見逃せない場面の一つとなるでしょう。
獪岳の本格的な出番が来るのが待ち遠しいですね!
以下の記事では鬼滅の刃に関する情報を多数まとめています。是非ご覧ください!











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