【ヒロアカ】トガヒミコの過去を徹底解剖!狂気と純粋さの狭間でヴィランになった理由とは?

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【ヒロアカ】トガヒミコの過去を徹底解剖!狂気と純粋さの狭間でヴィランになった理由とは?

 

「僕のヒーローアカデミア」(ヒロアカ)に登場するヴィラン連合の紅一点、トガヒミコ。

お団子頭とセーラー服がトレードマークの彼女は、一見するとごく普通の、いや、むしろかわいらしい女子高校生に見えます。

しかし、その笑顔の裏には異常な「血」への執着と狂気を秘めており、「ボロボロで血の匂いがする人」を好きなタイプと公言するほどの独特な感性を持っています。

なぜ、彼女はそのような性質を持つに至ったのか、そしてなぜヴィラン連合へと足を踏み入れたのでしょうか?

この記事では、トガヒミコの悲しい過去を掘り下げながら、ヴィラン連合入団の理由、彼女の個性や性格、さらには他キャラクターとの関係性まで、徹底的に解説していきます。

読者の皆様からの声も交えながら、トガヒミコの複雑な内面に迫っていきましょう。

 

【ヒロアカ】ヴィラン連合の紅一点、トガヒミコとは?

まずは、トガヒミコの基本的な情報について確認していきましょう。

 

トガヒミコの基本プロフィール

名前渡我被身子(トガヒミコ)
年齢17歳
身長157㎝
誕生日8月7日
個性変身

 

血を飲み姿を変える個性「変身」

トガヒミコの個性は、摂取した「血」の量に応じて、その対象者そっくりに変身できる「変身」です。

姿形はもちろん、声や服装まで完全にコピーすることができ、コップ一杯程度の血を飲めば丸一日その人物になりきることが可能です。

複数の人物の血を事前に摂取しておけば、その全員の姿に変身することもできるため、状況に応じて自在に姿を変え、情報収集や撹乱に利用することができます。

この個性は、彼女の血への異常な執着と密接に関わっており、後にその能力が覚醒することになります。

 

【ヒロアカ】トガヒミコの悲しき過去とヴィラン連合入団の真相

天真爛漫に見えるトガヒミコですが、彼女が抱える「血」への執着は、その幼少期の経験に深く根ざしています。

ここでは、彼女がヴィランへと堕ちていった経緯について詳しく見ていきましょう。

 

幼少期からの「血」への異常な興味

トガヒミコは、幼い頃から血に対して尋常ではない興味を抱いていました。

個性「変身」が血を摂取することで発動することからも、生まれつき普通の人とは異なる感性を持っていたと考えられます。

例えば、血だらけの動物に対しても「可愛い」という感情を抱いてしまうなど、一般的な倫理観とはかけ離れた感覚を持っていました。

このようなトガヒミコの性質を、両親は「悪魔の子」と罵り、彼女を徹底的に拒絶します。

彼女にとって、自分の好きなもの、つまり「血」を好きだと表現することすら許されない環境は、心に大きな傷を残しました。

 

中学校卒業式での「事件」と逃亡生活

両親から拒絶されたトガヒミコは、必死で自分を「普通の子」に見せようと努力します。

中学生までは、周囲に合わせて感情を抑え込み、誰にも悟られないように振る舞っていました。

しかし、内に秘めた血への関心や、血だらけの生き物に対する愛情を完全に抑え込むことはできませんでした。

そして、中学校の卒業式の日。

長年抑え込んできた感情が爆発したかのように、クラスメイトの斎藤を切り刻み、その血を吸ってしまいます。

この事件をきっかけに、トガヒミコは警察やヒーローから追われる身となり、孤独な逃亡生活を送ることになります。

社会に「異質」と見なされ、受け入れられなかった彼女は、この時点でヒーロー社会への不満や、自身を否定する世界への反感を募らせていったと推測されます。

 

「ヒーロー殺し」ステインへの憧れが導いた道

トガヒミコがヴィラン連合に入団した理由は、ある人物への強い憧れがきっかけでした。

それは、社会の矛盾を斬り、多くのヒーローを殺害したことで世間を騒がせた「ヒーロー殺し」ステインです。

ステインが逮捕されたというニュースに触発されたトガヒミコは、「ステインを殺したい」という、彼女なりの憧れと執着を抱きます。

そして、ヴィランのブローカーであるギランの紹介でヴィラン連合へと入団することになります。

また、血への憧れを止められない自分を受け入れてもらえなかった社会に対する不満も、入団の大きな理由の一つです。

「自分のような人間が生きやすい世の中にしたい」という願いを叶えるため、ヴィラン連合の思想に共感し、その道を歩むことを決意したのです。

 

気配を消す術の習得:逃亡生活がもたらした能力

トガヒミコが戦闘中に一瞬で気配を消し、敵の死角に回るのが非常に得意なことは、作中でも度々描かれています。

この能力は、彼女が過去に多くの失血死事件を起こし、警察やヒーローから追われる逃亡生活を送る中で培われたものだと考えられます。

常に周囲の挙動に過敏になり、追手から身を隠すために、否応なしに気配を消す技術を身に付けていったのでしょう。

彼女の「個性」とは別の部分で培われたこの能力は、ヴィランとしての彼女の脅威をさらに高めています。

 

トガヒミコの複雑な内面:性格と個性の覚醒、そして「死亡説」の真相

狂気と純粋さを併せ持つトガヒミコ。

彼女の個性は、物語の中でさらに進化を遂げていきます。

 

狂気と純粋さの入り混じった性格

トガヒミコは、中学のクラスメイトから「いつもニコニコしていて人当たりが良い」と言われるほど、表向きは明るい性格の少女です。

かわいいものに目がなく、17歳らしい「恋」にも興味を示します。

しかし、その「恋」の対象は常に「血」と結びついており、最終的には好きな人を切り刻んでしまうという、狂気的な側面を併せ持っています。

このアンバランスな性格こそが、トガヒミコというキャラクターの最大の魅力であり、多くのファンを惹きつけてやみません。

彼女の行動は理解しがたいものですが、そこには彼女なりの純粋な感情や欲求が存在していると考える読者も少なくありません。

 

個性の覚醒:他人の個性を操る力

トガヒミコの個性「変身」は、当初、対象者の姿形や声、服装をコピーできるものの、その相手の個性そのものを使用することはできませんでした。

しかし、異能解放軍との戦いでキュリオスに追い詰められた際、彼女は「デクと親しいお茶子になりたい」と強く願います。

この強い願望が引き金となり、お茶子に変身した際に、彼女の個性である「無重力」も使用できるようになります。

これは、トガヒミコの個性が「変身」から「変身した対象の個性を模倣する」という形で覚醒した瞬間でした。

この覚醒により、トガヒミコの脅威は格段に増し、ヴィランとしての存在感をさらに高めることになります。

 

一命を取り留めた「死亡説」の真相

キュリオスに追い詰められ、個性を覚醒させたトガヒミコは、お茶子に変身し、その個性「無重力」を駆使してキュリオスを倒すことに成功します。

しかし、自身も深手を負い、大量出血によって意識が朦朧とした状態になってしまいます。

この状況から、ファンの間では一時「トガヒミコは死亡したのではないか」という死亡説が囁かれました。

しかし、間一髪のところでトゥワイスが自身の「個性」である複製能力を使い、トガヒミコの分身を作り出してその血を本体に輸血したことで、彼女は一命を取りとめています。

このエピソードは、ヴィラン連合の仲間意識の強さを示すとともに、トガヒミコの生存を喜んだファンも多かったことでしょう。

 

トガヒミコと周囲のキャラクターの関係性

トガヒミコは、ヴィラン連合のメンバーだけでなく、ヒーロー側の人物とも独特な関係性を築いています。

 

出久への歪んだ「恋心」

トガヒミコは、デクがヒーロー仮免試験を受けていた際に、別のキャラクターに変身した状態で彼と出会います。

その出会いをきっかけに、トガヒミコはデクに一目ぼれしてしまいます。

その後も、彼女はヴィラン連合の任務とは関係なく、お茶子の姿に変身してデクに接近しようとする描写がありました。

これは、トガヒミコがデクに対して純粋な片思いを抱いていることの表れであり、同時に彼の「血」を採取しようとする、彼女らしい歪んだ愛情表現とも言えます。

彼女の「好きな人と同じようになりたい」という願望が、デクへの執着につながっているようです。

 

恋のライバル?お茶子との複雑な関係

林間学校編で初めてお茶子と出会ったトガヒミコは、お茶子がデクに恋をしていることを見抜きます。

そして、自分と同じように恋をしているお茶子に対してシンパシーを抱き、恋バナをしようとするなど、奇妙な交流を見せました。

トガヒミコにとってお茶子は、デクを巡る恋のライバルであると同時に、「友達になりたい」と感じる稀有な存在でもあります。

しかし、お茶子の方からは、トガヒミコの行動や言動は理解しがたいものとしか見られていないのが現状で、二人の関係は非常に複雑なものとなっています。

 

ヴィラン連合の仲間たちとの繋がり

ヴィラン連合のリーダーである死柄木弔に対し、トガヒミコは「弔くん」と親しげに呼ぶなど、親愛の情を向けているようです。

彼女は、感情を抑え込む必要のないヴィラン連合の環境を居心地よく感じています。

一方で、死柄木弔からは「破綻者」などと言われることもありますが、その破綻している部分も含めて仲間として認められていると言えるでしょう。

トゥワイスは、トガヒミコに対して恋愛感情を抱いており、作中でも度々「結婚してくれ」と告白していました。

トガヒミコは彼の告白を完全にスルーしていますが、仲間としては大切に思っており、軽口を叩き合える良い関係を築いていました。

荼毘とは、トガヒミコと同時期にヴィラン連合に入団した同期です。

同期ということもあり、トガヒミコは荼毘に対して親近感を持ってフレンドリーに接しますが、荼毘からは「イカレ女」などと呼ばれ、若干引かれているような描写も見られます。

このような仲間たちとの関係性は、トガヒミコにとって社会では得られなかった「居場所」であり、彼女の感情を揺さぶる重要な要素となっています。

 

トガヒミコへの世間の評判と根強い人気

トガヒミコは、その狂気的な魅力と悲しい過去から、多くの「ヒロアカ」ファンに愛されているキャラクターです。

SNS上では、「トガちゃんの過去が掘り下げられるの超嬉しいし、つらい」「トガちゃんは能力と生まれの性質が悪魔合体しちゃった」といったコメントが多数見られます。

ファンは、彼女の過去が明らかになることで、その行動の背景に理解を示す一方で、彼女の置かれた状況や精神的な苦しみに心を痛めているようです。

また、「トガちゃんはつらい過去があるのは抜きにして、生まれながらの欠落者であってほしい」「ひどい過去があったとしても本人は全く苦にしない価値観の違いがあってほしい」という、より深い考察をするファンも存在します。

これは、トガヒミコの個性や生まれつきの性質が、一般的な善悪の基準を超えた存在であることを示唆しており、彼女のキャラクターの奥深さを物語っています。

彼女の歪んだ愛情表現や、血への執着、そしてその純粋さが見せるギャップが、多くのファンを魅了し続けていると言えるでしょう。

 

まとめ:トガヒミコ、狂気と悲哀を背負うヴィラン

「僕のヒーローアカデミア」に登場するヴィラン連合のトガヒミコは、血を飲むことで対象に変身できる「個性」を持つ少女です。

しかし、その個性ゆえに幼い頃から両親に拒絶され、社会から孤立した悲惨な過去を背負っています。

中学校での事件を機に逃亡生活を送り、最終的に「ヒーロー殺し」ステインへの憧れと、「自分のような人間が生きやすい世の中」を求める思いからヴィラン連合に入団しました。

彼女の言動には狂気的な側面が見られますが、そこには社会に受け入れられなかった悲しみと、純粋な愛情を求める心が隠されています。

トガヒミコの複雑な過去と、それによって形成された彼女の個性的な魅力は、「ヒロアカ」の物語に深みを与えています。

ぜひ、漫画やアニメでトガヒミコの過去や活躍をチェックし、その複雑な内面に触れてみてはいかがでしょうか。

 

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