
【ワンパンマン】とは?「最強」故の悩みを抱えるヒーローの物語
「ワンパンマン」は、強くなりすぎてどんな敵もワンパンチで倒してしまうヒーロー、サイタマを主人公とする異色のヒーローアクション漫画です。
作者ONEがウェブコミックとして公開したものが始まりで、その後、漫画家・村田雄介が作画を担当するリメイク版が「となりのヤングジャンプ」で連載を開始し、爆発的な人気を博しました。
リメイク版コミックスの累計発行部数は2015年時点で800万部を突破し、2015年にはテレビアニメ化もされ、その人気を不動のものとしました。
サイタマの圧倒的な強さと、個性豊かなヒーローや怪人たちが繰り広げるシリアスかつコミカルな展開が魅力で、読者を引きつけてやみません。
怪人の脅威を示す「災害レベル」とは?
ワンパンマンの世界には、人類に仇なす怪人たちが多数登場し、その脅威度に応じて「災害レベル」が定められています。
この災害レベルは、ヒーローたちが怪人に対処するための指標ともなっており、物語の重要な要素の一つです。
ここでは、最も低い「狼」から、最高位とされる「神」まで、それぞれの災害レベルに該当する怪人やその脅威について詳しく見ていきましょう。
災害レベル「狼」:ごくわずかな脅威
災害レベル「狼」は、最も低い危険度を示すレベルです。
「危険因子となる生物の出現」と定義されており、市民生活に与える脅威はごく軽微だと考えられています。
作中に登場する例としては、ホットドッグのようなユニークな見た目の怪人もいます。
公式設定では「C級ヒーロー3人分」または「B級ヒーロー1人分」程度の強さとされており、プロ格闘家1人分くらいの強さはあるという見方もあります。
物語の本筋に絡むことは少なく、登場頻度も低いのが特徴です。
災害レベル「虎」:不特定多数の生命の危機
災害レベル「虎」は、「不特定多数の生命の危機」を意味し、狼よりも格段に脅威度が増します。
このレベルの怪人になると、A級ヒーローのほとんどが歯が立たないと言われています。
闘牛ガエル、海人族、マーシャルゴリラなどがこのレベルに該当し、見た目も本格的な怪人らしさを増してきます。
公式設定では「B級ヒーロー5人分」または「A級ヒーロー1人分」程度の強さとされています。
しかし、ワンパンマンの物語では、このレベルの怪人よりもさらに強力な「鬼」レベルの怪人が多く登場するため、虎レベルの怪人の登場は比較的少ない傾向にあります。
災害レベル「鬼」:町全体が機能不全に陥る危機
災害レベル「鬼」は、「一つの町が機能不全に陥るか壊滅する危機」と定義され、S級ヒーローでも苦戦を強いられるほどの強敵が揃います。
公式設定では「A級ヒーロー10人分」または「S級ヒーロー1人分」程度の強さとされていますが、実際にはS級ヒーローでも単独で完全に太刀打ちできるかは微妙なラインです。
扇風鬼や奇襲梅といった番外編の怪人から、カオハギ、フケガオ、マルゴリ、モスキート娘、グリズニャー、百々目蛸など、多数の怪人がこのレベルに分類されます。
特に読者の記憶に深く残っているのは、ジェノスを含む複数のS級ヒーローを圧倒した深海王でしょう。
深海王は雨によって真の力を発揮する直前での判定であったため、その実力は「竜」レベルに達していた可能性も指摘されています。
災害レベル「竜」:複数の町が壊滅する危機
災害レベル「竜」は、「いくつもの町が壊滅する危機」を意味し、S級ヒーロー単独では太刀打ちできないとまで言われるほどの脅威です。
体長が数kmにも及ぶ巨大なムカデ長老は、金属バットやメタルナイトといったS級ヒーローを一瞬で退けるほどの強さを誇ります。
怪人協会から派遣されたゴウケツもこのレベルに該当し、S級ヒーローを圧倒する場面が描かれています。
怪人ではありませんが、「隕石の襲来」も災害レベル「竜」に匹敵する脅威として描かれました。
このレベルの怪人は作中でも非常に少なく、その登場は物語の重要な局面で、S級ヒーローが総力を挙げて対応せざるを得ないほどの危機をもたらします。
【ワンパンマン】「災害レベル神」は存在するのか?
そして、ワンパンマンの世界で最高位とされる災害レベルが「神」です。
「人類滅亡の危機」と定義されるこのレベルは、作中でも非常に特別な存在として扱われています。
ボロスは「神」レベルだったのか?
暗黒盗賊団ダークマターの首領であるボロスは、サイタマと作中で最も長く激しい戦いを繰り広げた強敵です。
データブックでは災害レベル「竜」とされていますが、その圧倒的な力と、サイタマに「本気」を出させた唯一の敵であることから、読者の間では「災害レベル神に匹敵するのではないか」という考察が根強く存在します。
特にアニメ第1期ではラスボスを務め、その派手なバトルは多くの視聴者を魅了しました。
しかし、最終的にはサイタマの必殺マジシリーズ「マジ殴り」によって、その驚異的な再生能力も上回るダメージを受け敗北しました。
このことから、ボロスがサイタマには及ばなかったという意味で「神」レベルではなかったと考える見方もあります。
真の「神」の正体:ホームレス帝を授けた存在
現在のところ、作中で明確に「災害レベル神」と認定された怪人は登場していません。
しかし、ONEの原作を読み進めると、この「災害レベル神」に最も近い存在が示唆されています。
それが、災害レベル竜であるホームレス帝に「神通力」を与えた「謎の存在」です。
ホームレス帝自身が、その存在を「神」と呼んでいます。
ホームレス帝は、元々は普通の人間でしたが、人間社会に嫌悪感を抱き、死を選ぼうとした瞬間に「神」と出会い、圧倒的な能力を獲得しました。
この能力は、S級ヒーローのゾンビマンを死に追い詰めるほどの力でした。
さらに、ワンパンマンの第1話に登場したワクチンマンの能力とも酷似しており、ワクチンマンも「神」から力を与えられた可能性があると考えられています。
結局、ホームレス帝はゾンビマンに捕らえられた後、「神」によって力も命も奪われてしまいました。
この「神」は、ONEが描くキャラクターの中でも特に細かく丁寧に描写されており、その異質さが際立っています。
人類の撲滅を望んでいると思われるこの存在こそが、ワンパンマンにおける真の「災害レベル神」である可能性が最も高いと、多くの読者が考えています。
【ワンパンマン】災害レベルの今後と読者の期待
ワンパンマンの災害レベルは、物語の深みを増す重要な設定です。
読者からは、ボロスやこの「神」のような、さらに高レベルの怪人の登場を期待する声が少なくありません。
特に、災害レベル「神」がいつ、どのような形でサイタマの前に立ちはだかるのか、そしてサイタマがその「神」を相手にどのような戦いを見せるのかに、最大の注目が集まっています。
原作者ONEが描く壮大な物語の中で、災害レベル「神」がどのような役割を果たすのか、今後の展開に目が離せません。
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