
進撃の巨人の物語の始まりは、主人公エレンの母親カルラが巨人に捕食されるという、あまりにも衝撃的なシーンでした。
この出来事をきっかけに、エレンは巨人を駆逐することを誓い、壮絶な戦いの旅へと向かいます。
しかし、物語の終盤、この悲劇的なシーンには隠された真実があったことが明らかになります。
今回は、物語の重要な鍵を握る「カルライーター」の正体や、最終話で判明した驚くべき伏線について、深掘りして解説していきます。
カルライーターって何なの?
カルライーターとは、壁の破壊によってシガンシナ区に侵入し、エレンの母親カルラを捕食した巨人のことです。
その特徴的な笑みを浮かべた不気味な顔から、読者の間で「カルライーター」という通称で呼ばれるようになりました。
この巨人は、エレンが巨人に強い憎しみを抱く直接的なきっかけとなった、いわばエレンの「因縁の相手」です。
当初は単なる無垢の巨人と思われていましたが、物語の展開とともに、その正体とエレンとの間に深い関係性があったことが判明します。
カルライーターの正体はダイナ・フリッツ
カルライーターの正体は、エレンの父グリシャ・イェーガーの前妻であるダイナ・フリッツでした。
ダイナはエルディア王家の血を引く人物であり、グリシャとの間に息子ジークをもうけます。
しかし、エルディア復権派の活動中に息子ジークに密告され、巨人化薬を投与されて無垢の巨人となり、パラディ島へと追放されてしまったのです。
巨人になる直前、ダイナはグリシャに「どんな姿になっても必ず探し出す」と誓いの言葉を残しました。
そして、無垢の巨人となったダイナは、グリシャの現在の妻カルラを捕食するという、あまりにも皮肉な運命を辿ることになります。
ダイナ・フリッツのプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 身長 | 165cm |
| 出生地 | マーレ |
| 家族 | グリシャ・イェーガー(夫)、ジーク・イェーガー(息子) |
| 出自 | フリッツ王家の末裔 |
カルラ・イェーガーのプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 誕生日 | 1月29日 |
| 身長 | 165cm |
| 体重 | 58kg |
| 家族 | グリシャ・イェーガー(夫)、エレン・イェーガー(息子) |
カルライーターの最後と「座標」の覚醒
カルライーターは、カルラと、その仇を討とうとしたハンネスの2人を捕食した後に最期を迎えます。
シガンシナ区で再会したカルライーターに絶望したエレンは、叫びとともにカルライーターの手に殴りかかります。
その瞬間、「座標」の力が発現し、周囲の無垢の巨人が一斉にカルライーターに襲いかかり、食いちぎってしまいました。
エレンが「座標」の力を発動できたのは、王家の血を引くダイナ巨人に触れたからだと推測されています。
この出来事により、エレンは王家の血筋でなくとも「座標」の力を発動できる可能性を初めて示しました。
しかし、最も衝撃的なのは、この悲劇的な出会いと結末もまた、エレンが意図的に引き起こしたものだったという事実です。
エレンは「巨人への憎悪」を自分の中に植え付けるため、自らの手で母親を殺させ、それを自らの手で討ち果たしたのです。
この事実に、多くの読者が「辛すぎる」「エレンの行動は理解できない」といった声を上げており、賛否両論が巻き起こりました。
カルラの死亡シーンと隠された真実
カルラの死亡シーンは、エレンとミカサが瓦礫に潰されたカルラを助けようとするも、駆けつけたハンネスが恐怖に怯えて戦うことができず、彼女を見捨てて逃げるというものでした。
このときカルラは「行かないで…」と本音を呟きますが、子どもたちには聞こえないように口元を覆っていました。
もしハンネスに戦う勇気があったら、あるいはカルラが本音を伝えていたら、彼らは全員巨人に捕食されていた可能性が高いです。
一見悲劇的なこの選択は、結果的にエレンとミカサの命を救うことになりました。
しかし、この悲劇の裏には、さらなる衝撃の真実が隠されていたのです。
カルラ死亡の悲劇を引き起こした真犯人はエレンだった
物語の最終話で、カルラを死に追いやった真犯人が、未来のエレン自身であったことが明かされます。
始祖の巨人の力には時間という概念がなく、エレンは過去に干渉することが可能でした。
彼はこの力を使い、ダイナ巨人を操って、自分の母親であるカルラを襲わせたのです。
この行動は、エレンが目的達成のために必要な「巨人への憎悪」を自分の中に植え付けるための、壮絶な決断でした。
この事実に多くの読者が衝撃を受け、エレンが「自分で自分の背中を押した」という言葉の真意を理解することになりました。
作中で張られていた二つの伏線
エレンがカルラの死を仕組んでいたことは、物語の随所に伏線として張られていました。
ダイナ巨人がベルトルトを見逃した伏線
壁を破壊した後、人間としての姿で潜入しようとしていたベルトルトは、ダイナ巨人に遭遇します。
しかし、ダイナ巨人はベルトルトを捕食することなく通り過ぎ、エレンの家へと向かいました。
これは未来のエレンが、アルミンに超大型巨人を継承させるために、ベルトルトを「あの日」死なせないように操っていたからでした。
エレンがファルコに語った地獄の伏線
マーレでファルコと接触した際、エレンは「自分で自分の背中を押した奴の見る地獄」について語っていました。
この言葉は、自分の目的のために自らの手で母親を死なせた、エレン自身の行動を指していたのです。
カルライーターの最後と「座標」の覚醒
カルライーターは、カルラとハンネスを捕食した後、再びエレンの前に姿を現します。
絶望の淵に立たされたエレンが、怒りを込めてカルライーターの手に殴りかかると、「座標」の力が発現し、周囲の無数の巨人がカルライーターに襲いかかりました。
このときエレンが王家の血を引くダイナ巨人に触れたことで、「座標」の力が発動したと推測されています。
こうしてカルライーターは、無垢の巨人に食い尽くされ、壮絶な最期を遂げました。
この出来事によって、エレンは巨人を操る力があることを知り、その後の物語へと繋がっていきます。
まとめ
カルラの死から始まった【進撃の巨人】の物語は、その悲劇が未来のエレンによって仕組まれていたという衝撃の真実で完結します。
カルライーターの正体がグリシャの前妻ダイナであったこと、そしてその運命がエレンの「座標」の力によって操られていたこと。
これら一連の出来事は、作者諫山創の巧みなストーリー構成と、読者を深く引き込む伏線回収の見事さを証明するものでした。
ハッピーエンドともバッドエンドとも一概には言えないこの物語は、今もなお多くのファンの間で考察や議論が続いています。
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