
『ハイキュー!!』の世界観を構成する上で欠かせないのが、随所に描かれるリアリティあふれる背景です。
作者の古舘春一がバレーボール経験者であることは広く知られていますが、作中のモデルとなった場所も、そのリアリティに大きく貢献しています。
特に、主人公の日向翔陽たちが通う烏野高校の周辺は、古舘春一の出身地である岩手県軽米町がモデルとなっており、多くのファンが「聖地巡礼」に訪れています。
今回は、なぜ軽米町が『ハイキュー!!』の聖地となったのか、そして岩手県から全国各地に広がる聖地・ロケ地を徹底的にご紹介します。
『ハイキュー!!』と作者・古舘春一
👉【ハイキュー!!】最強キャラは誰?ポジション別ランキング徹底分析
👉ハイキュー!!のすべてがわかる!全校選手名鑑・能力ランキング・キャラの進路を総まとめ
作者の出身地と作品の関係性
『ハイキュー!!』の作者、古舘春一は1983年生まれの漫画家です。
高校時代までを岩手県で過ごし、当時バレーボール部に所属していた経験が、本作を描くきっかけとなりました。
高校卒業後は、宮城県の専門学校に進学し、宮城県に移り住んでいます。
そのため、作品の舞台は宮城県が中心となっていますが、烏野高校のモデルなど、作者の地元である岩手県の風景も数多く取り入れられています。
漫画・アニメの概要とあらすじ
『ハイキュー!!』は、2012年から2020年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された、高校男子バレーボールを題材にした青春漫画です。
幼い頃に見た春高バレーの中継で、「小さな巨人」に憧れた日向翔陽が、憧れの烏野高校に入学します。
しかし、そこには中学時代に惨敗させられた天才セッター・影山飛雄がいました。
日向翔陽と影山飛雄は、互いにぶつかり合いながらも、変人コンビとして成長し、かつて「落ちた強豪」と呼ばれた烏野高校を再び全国へと導いていきます。
2014年にはアニメ化もされ、原作漫画は全45巻で完結、アニメは4期まで制作されています。
岩手県軽米町が『ハイキュー!!』の聖地である理由
作者の出身地と作品舞台の関係
『ハイキュー!!』の舞台が宮城県なのに、なぜ作者の出身地である岩手県軽米町が聖地となっているのでしょうか。
それは、古舘春一が高校卒業後、宮城県で生活していたことから、宮城の地名を作品に登場させましたが、烏野高校とその周辺の風景については、自身が最もよく知る軽米町の風景をモデルにしたからです。
軽米町は、ファンの聖地巡礼に非常に協力的で、町全体で作品を応援する体制を整えています。
軽米町の地理とアクセス方法
岩手県九戸郡軽米町は、岩手県の北部に位置する町です。
交通手段が限られているため、東京からアクセスするには、新幹線や飛行機を乗り継ぐか、長時間車を運転する必要があります。
電車の場合は、東北・北海道新幹線で八戸駅まで行き、そこから電車を乗り換える必要があります。
飛行機の場合は、三沢空港まで直行便を利用し、そこから車や電車で軽米町を目指すことになります。
軽米町聖地巡礼モデル地と巡り方
巡礼のスタート地点:軽米観光案内所
軽米町で聖地巡礼を始めるなら、軽米物産交流館内にある「ハイキュー!!軽米観光案内所」がおすすめです。
作中に登場する場所ではありませんが、ここでは聖地巡礼に関する情報や地図を手に入れることができます。
ファンが寄贈したグッズや作者のサインなども展示されており、ファンにとっては見逃せないスポットです。
日向の原点:舘坂電器商会
日向翔陽が「小さな巨人」の試合中継を見た場所のモデルが、舘坂電器商会です。
原作漫画では「三坂電器商会」、アニメでは「ユキガオカデンキ」という名前で登場しました。
作中では店頭にテレビが置かれていましたが、実際の店舗にはありません。
しかし、建物のシルエットが酷似しており、作者が意識して描いたことがわかります。
黒尾と研磨の思い出の場所:雪谷川河川敷
音駒高校の黒尾鉄朗と孤爪研磨が、幼少期を過ごした回想シーンに登場する場所のモデルが、雪谷川河川敷です。
軽米町の中心部から北西に流れる川沿いの景色で、階段や高架下の風景は原作漫画と驚くほど一致しています。
二人の大切な思い出の場所として、多くのファンが訪れています。
烏野高校のモデル地と周辺
日向翔陽たちが通う烏野高校のモデルとなったのが、岩手県立軽米高等学校です。
烏野高校は宮城県立という設定ですが、軽米高等学校は岩手県にあります。
校舎全体の再現度が高く、渡り廊下なども作中の描写と一致しています。
現行の学校のため、見学は外観のみに留め、学校行事の時以外は敷地内に入らないようにマナーを守って巡礼しましょう。
烏養監督の実家:坂ノ下商店(兼田商店)
烏養繋心が店番をしていた坂ノ下商店のモデルが、軽米高校通学路地にある兼田商店です。
店の外観や、店先に並んだ自動販売機、そして通学路の坂道まで、作中の雰囲気をそのまま感じることができます。
ファンからは、烏野高校のメンバーがここに集まって会話するシーンを思い出すと評判です。
嶋田マートのモデル:たけさわストア
山口忠が嶋田誠からジャンプフローターサーブを教わった場所、嶋田マートのモデルが、たけさわストアです。
看板のデザインは異なりますが、店舗の再現度は非常に高いです。
たけさわストアも『ハイキュー!!』ファンに好意的で、店内にグッズコーナーを設けていたり、事前にお願いすれば、山口忠が練習した店の裏手を見学させてくれることもあるようです。
森然高校のモデル:軽米中学校
作中では埼玉県にある設定の森然高等学校ですが、その校舎前のモデルは軽米中学校です。
校舎に続く階段の風景は、アニメでの描写と高い一致率を誇っており、軽米高等学校からも非常に近い距離にあります。
こちらも現行の学校のため、聖地巡礼の際はマナーを守ることが大切です。
岩手県以外の『ハイキュー!!』聖地・ロケ地
宮城県の主要な舞台
『ハイキュー!!』のメイン舞台が宮城県であることから、仙台市内の地名や建物が作中に登場します。
烏野高校の遠征や試合会場として、仙台市内の場所がモデルとなっています。
カメイアリーナ仙台(旧仙台市体育館)
宮城県のインターハイや春高バレー予選の会場として描かれたのが、カメイアリーナ仙台です。
アニメでは「仙台市体育館」として登場し、館内の特徴的なスポットや控室などが忠実に再現されています。
2016年に命名権が譲渡され、現在の名称となりましたが、ファンにとっては今も「仙台市体育館」として親しまれています。
東京の聖地:墨田区総合体育館
春高バレーの全国大会予選会場として描かれたのが、墨田区総合体育館です。
作中でも実名で登場し、建物や階段の様子はロケハンを行った上で描かれたことがわかるほど高い再現度です。
アニメ化によって、宮城県以外の東京にも聖地が追加され、ファンの楽しみが広がりました。
👉【ハイキュー!!】縁下力の魅力大公開!名言から紐解く烏野の新主将覚悟とは
『ハイキュー!!』登場高校のモデル校
烏野高校のモデル:軽米高等学校
烏野高校は、作者の地元である岩手県の軽米高等学校がモデルです。
公式には明言されていませんが、校舎や周辺の風景が酷似しており、ファンや地元住民の間ではモデル校として広く認識されています。
白鳥沢学園高校のモデル:南光学園東北高等学校
白鳥沢学園高校のモデルは、宮城県仙台市にある南光学園東北高等学校と言われています。
作中で描かれた特徴的な校舎や風景が一致しており、都道府県の設定も同じであることから、ほぼ確定とされています。
ダルビッシュ有や羽生結弦など、多くのスポーツ選手を輩出していることでも知られています。
青葉城西高校のモデル校候補
青葉城西高校には、明確なモデル校は判明していません。
しかし、宮城県名取高等学校や仙台育英学園高等学校など、宮城県内の高校がモデルではないかという考察がファンの間で交わされています。
ただし、制服やユニフォームの類似性はなく、あくまで推測の域を出ません。
都立音駒高校のモデル校候補
都立音駒高校も、公式にモデル校は発表されていません。
しかし、東京都の強豪校である東亜学園高等学校がモデルではないかという見方があります。
ユニフォームの色やデザインが似ていることがその根拠となっています。
井闥山学院高校のモデル校候補
井闥山学院高校は、作中で登場する情報が少ないため、ファンの間でもモデル校の特定は難しいとされています。
東京都のバレー強豪校をモデルにしている可能性はありますが、明確な根拠は見つかっていません。
その他の高校モデルの考察
『ハイキュー!!』には、烏野高校と直接対戦しない高校や、描写が少ない高校が多数登場します。
例えば、伊達工業高校は宮城県古川工業高等学校、和久谷南高校は宮城県涌谷高等学校など、多くのファンが、地名や部活動の実績からモデル校を考察しています。
しかし、これらは公式な情報ではなく、あくまでファンの間で楽しまれている考察です。
百沢雄大のモデル:小野寺太志選手
角川学園高校の百沢雄大は、日本代表の小野寺太志選手がモデルではないかと言われています。
小野寺選手は宮城県名取市出身で、身長が2mを超えており、高校から本格的にバレーを始めたという百沢雄大と共通点が多いです。
小野寺選手本人が、共通点を知り「自分がモデルかもしれない」と発言したことから、大きな話題となりました。
青葉城西高校キャラクターの名前の由来
青葉城西高校のキャラクターたちの名字には、作者の出身地である岩手県の温泉地がモデルになっているものが多く存在します。
これは、作品の舞台が宮城県である青葉城西高校のキャラクターに、作者の地元である岩手県の要素を取り入れた、遊び心のある設定と言えるでしょう。
岩泉一:岩泉町
岩泉一の名字は、岩手県中央部にある岩泉町がモデルです。
岩泉町には、『ハイキュー!!』の展示コーナーを設けている場所もあり、ファンにとっては聖地巡礼のスポットとなっています。
金田一勇太郎:金田一温泉
金田一勇太郎の名字は、岩手県の北端に位置する二戸市にある金田一温泉がモデルです。
作者の出身地である軽米町からも近い場所にあります。
花巻貴大:花巻市・花巻温泉郷
花巻貴大の名字は、岩手県中西部にある花巻市と花巻温泉郷がモデルです。
東北地方でも有数の温泉地として知られています。
及川徹:苗字の多さから?
及川徹の名字については、及川旅館や及川農園など、岩手県内の及川姓の多さがモデルになったという見方があります。
岩手県は、岩手県を含む地域が「陸奥国」と呼ばれていた時代に及川氏が栄えたとされており、及川徹が青葉城西の主将であることから、岩手県の各所をまとめる名前として付けられたとも考えられます。
聖地巡礼に対するファンの評判と楽しみ方
聖地を訪れるファンの感想
『ハイキュー!!』の聖地巡礼に訪れたファンからは、「作中の世界観をそのまま感じられる」と高評価を得ています。
特に、原作漫画やアニメとの高い再現度が、ファンの満足度を高めています。
軽米町とファンの交流
軽米町は、聖地巡礼に訪れるファンを温かく迎えています。
観光案内所には専用コーナーが設けられ、地元の商店もファンに好意的に対応しています。
複数回訪れて地元の人と顔馴染みになったり、コスプレをして撮影を楽しんだりするなど、ファンと地元住民の交流も生まれています。
👉【ハイキュー!!】影山に反発した国見英の魅力!天才セッターとの和解と卒業後の進路
聖地巡礼の楽しみ方とマナー
聖地巡礼は、作品の世界を肌で感じることができる素晴らしい体験です。
しかし、一部の聖地は現行の学校や一般の方の生活圏にあります。
巡礼の際は、周りの迷惑にならないよう、特に学校内への立ち入りは文化祭などの特別な機会を除いて控え、外観の見学や撮影に留めるなど、マナーを守って楽しみましょう。
以下の関連記事もご覧ください!























コメント