『ヒカルの碁』は、囲碁という静かなゲームをテーマにしながらも、少年漫画らしい熱いバトルとドラマを描き、一大ブームを巻き起こした伝説的な作品です。
主人公の進藤ヒカルが、平安時代の天才棋士・藤原佐為に憑りつかれたことで囲碁の世界に足を踏み入れ、宿命のライバル・塔矢アキラをはじめとする多くの個性豊かな棋士たちと出会い、成長していく姿は、多くの読者の心を掴んで離しませんでした。
囲碁のルールを知らなくても、キャラクターたちの真剣な対局、そしてそれぞれの人生を賭けた一局に、誰もが心を揺さぶられたのではないでしょうか。
さて、数多くの棋士が登場する本作で、ファンの間で常に議論の的となるのが「最強の棋士は誰か？」という問題です。
単に棋力だけでなく、精神力や経験、才能なども考慮すると、その答えは一筋縄ではいきません。
今回は、作中に登場する50人以上の棋士たちを、独自の視点から徹底的に分析し、強さランキング形式でご紹介します。
進藤ヒカルの成長の軌跡を追いながら、アマチュアからプロのトップ棋士、そして幽霊となった伝説の打ち手まで、碁盤を彩ったキャラクターたちの魅力に迫っていきましょう。
ヒカルの碁の強さランキングTOP50～41
ランキングの最初は、作品初期に登場するアマチュア棋士が中心です。
この層は、物語序盤のヒカルと同程度の棋力であり、彼の成長を測る上での重要な「ものさし」の役割を果たしています。
中には、中学囲碁部や囲碁教室で登場した、懐かしい顔ぶれも含まれています。
50位：津田久美子
強さランキング50位は、藤崎あかりに誘われて葉瀬中学校囲碁部に入部した津田久美子です。
入部当初は囲碁に全く興味がなく、ルールすら知らない初心者でした。
今回のランキングでは、その初期の棋力から最下位となっています。
しかし、最終的には大会に出場できる程度には実力が向上しており、囲碁部の仲間たちと共に成長していく姿が描かれました。
49位：藤崎あかり
強さランキング49位は、進藤ヒカルの幼馴染みである藤崎あかりです。
ヒカルと同時期に囲碁を覚え、囲碁教室に通うことで実力を上げていきました。
中学に入ってからはヒカルと共に囲碁部に入部し、初心者ながらも大会出場を目標に努力していました。
ヒカルからは「へたっぴ」と言われてしまう程度の実力でしたが、高校になっても囲碁を続けることを宣言しており、彼女の囲碁に対する真摯な姿勢が伺えます。
48位：小池仁志
強さランキング48位は、葉瀬中囲碁部の3代目部長を務めた小池仁志です。
ヒカルたちが囲碁部を辞めた後に入部した新入部員として登場しました。
囲碁を打つことはできますが、次期部長でありながら実力はかなり低い部員でした。
しかし、彼の存在があったからこそ、葉瀬中囲碁部は存続することができました。
47位：夏目
強さランキング47位は、ヒカルと同級生の夏目です。
三谷に誘われて囲碁部に入部した、囲碁を打つことができる数少ない部員でした。
ヒカルや三谷が囲碁部を去った後も部に所属していましたが、棋力は小池よりもわずかに上という程度です。
物語の初期、葉瀬中囲碁部のメンバーとして、ヒカルの囲碁人生の出発点に関わった重要なキャラクターです。
46位：金子正子
強さランキング46位は、女子囲碁部の助っ人部員である金子正子です。
バレー部に所属していましたが、囲碁が打てることを聞きつけたあかりに、半ば強制的に囲碁部に入れられたというユニークな登場の仕方をしました。
棋力は高く、三谷以外の囲碁部員よりは強い実力を持っていました。
アマチュアの中では、なかなかの腕前と言えるでしょう。
45位：阿古田末三郎
強さランキング45位は、ヒカルが囲碁の勉強のために通った囲碁教室にいた、阿古田末三郎です。
意地悪な人物としてヒカルに嫌がらせのような対局を申し込んだことで登場しました。
しかし、当時の初心者であるヒカルに負けてしまうなど、その実力は高くありませんでした。
彼との対局は、ヒカルが初めて真剣に囲碁と向き合うきっかけの一つとなりました。
44位：筒井公宏
強さランキング44位は、ヒカルと同じ中学で、たった一人で囲碁部として活動していた筒井公宏です。
真面目な性格ですが、詰碁集を見ながら対局するなど、どこか天然な一面も持ち合わせています。
実力は中の下といったところですが、囲碁部の部長として最後までヒカルのことを応援してくれた良き先輩でした。
ヒカルや三谷よりも実力は劣っていましたが、囲碁に対する情熱は誰にも負けていません。
43位：青木
強さランキング43位は、海王中囲碁部のナンバー3だった青木です。
塔矢アキラが囲碁部に入部したことで、全国大会に出られなくなってしまった部員です。
その実力は多くの部員に認められており、中学囲碁界ではかなり高い実力を持っていました。
しかし、海王中の層の厚さゆえに、レギュラーの座を逃してしまいました。
42位：三谷祐輝
強さランキング42位は、ヒカルの囲碁部時代の同級生である三谷祐輝です。
ヒカルが見つけた囲碁を打てる数少ない同級生であり、出会った頃はヒカルよりも強く、自信家な少年でした。
アマチュアの中では高い実力を誇っていますが、中学最強の海王中囲碁部のメンバーには敵わないため、この順位となりました。
賭け碁に手を出してしまうなど、危うい一面も持っていますが、ヒカルと共に囲碁部を盛り上げた重要なキャラクターです。
41位：ダケさん
強さランキング41位は、三谷が通っていた囲碁教室で賭け碁をしていたダケさんです。
アマチュアでありながら、かなり高い実力を持っており、三谷を手玉にとるほどの腕前を見せていました。
結果的には佐為に敗れてしまいますが、アマチュアとしての実力は確かでした。
彼の存在は、囲碁の世界にはプロだけでなく、アマチュアにも多くの強者がいることを示していました。
ヒカルの碁の強さランキングTOP40～31
この層からは、アマチュアのトップクラスの実力者や、プロ棋士を目指す「院生」だったキャラクターたちがランクインし始めます。
プロへの道がいかに険しいか、そしてアマチュアとプロの壁の厚さを感じられる層です。
40位：加賀鉄男
強さランキング40位は、将棋部主将であり、囲碁部の助っ人でもあった加賀鉄男です。
将棋部の主将として圧倒的な実力を持っていますが、幼少期には塔矢アキラと同じ囲碁教室に通っており、ライバルとしてアキラに次ぐ実力を誇っていました。
囲碁はやめてしまったものの、アマチュア屈指の実力を持っており、彼が負けるのは海王中の大将クラスのみという強さでした。
シリーズ初期では最強クラスの実力者として描かれ、ヒカルを驚かせました。
39位：岸本薫
強さランキング39位は、海王中の大将を務めていた岸本薫です。
加賀ですら勝つことができなかった岸本は、実は元院生だったことが後に明かされます。
院生時代は万年2組であり、院生の中では低い方の実力でしたが、元院生であるためアマチュアの棋士よりは格段に高い実力を持っていました。
ヒカルが佐為の力を借りて海王中と対局した際、その実力を佐為に認められるほどでした。
38位：福井雄太
強さランキング38位は、ヒカルと同時期に院生をしていた福井雄太です。
「フク」の愛称で親しまれている少年で、1組の最年少棋士でした。
早碁が得意で、和谷などに勝つこともしばしばありました。
プロ試験本選に出場したものの、プロにはなれませんでしたが、幼いため実力にムラがあることも特徴でした。
彼の存在は、プロ試験の厳しさを物語っていました。
37位：奈瀬明日美
強さランキング37位は、ヒカルと同じ時期に院生をしていた奈瀬明日美です。
院生であるためアマチュアの棋士よりは圧倒的な実力を誇っており、ヒカルたちがプロになった後も院生として囲碁を続けていました。
飯島や伊角たちと仲はいいですが、実力は院生の中でも中の上程度と考えられています。
プロ試験では院生1組の中くらいの実力であり、あと一歩のところでプロへの道を逃してしまいました。
36位：足立俊輝
強さランキング36位は、ヒカルと同時期に院生をしていた足立俊輝です。
プロ試験本選に出場し、和谷に勝つなど、中盤まではかなりの勝ち星を挙げていました。
しかし、終盤になるにつれて調子を崩してしまい、プロにはなれませんでした。
彼の失速は、プロ試験が技術だけでなく、精神力も試される場であることを示していました。
35位：飯島良
強さランキング35位は、ヒカルより3つ年上の院生である飯島良です。
実力は高いものの、プロ試験の前後で棋士として伸び悩んでおり、様々な葛藤をする姿が描かれました。
実力はプロ試験で15勝12敗と勝ち越しており、奈瀬やフクよりは高い実力を持っています。
プロの道は断念しましたが、彼の葛藤は、多くの読者の共感を呼んだのではないでしょうか。
34位：小宮英二
強さランキング34位は、1組上位につけていた院生の小宮英二です。
プロ試験開始前まではヒカルと同等クラスの実力を持っているとされていました。
結果的にはヒカルや伊角、和谷に負けてしまっており、プロになれないギリギリのラインの実力だったと考えられています。
彼の敗北は、ヒカルたちがプロになる才能に恵まれていたことを示しています。
33位：周平
強さランキング33位は、ヒカルが広島で出会ったアマチュア棋士の周平です。
ひょんなことからヒカルと対戦することになったアマチュアの強豪で、アマチュアではトップクラスの実力を持っていました。
しかし、佐為の力が憑いていたヒカルに瞬殺されてしまい、プロ棋士並みの実力を持っているとされていましたが、佐為の圧倒的な強さには敵いませんでした。
32位：本田敏則
強さランキング32位は、ヒカルと同時期に院生で、伊角と同期のプロ棋士となった本田敏則です。
実力はいまいちと評されることもありますが、プロ試験に合格しているためアマチュアよりは高い実力を持っています。
しかし、ヒカルや伊角、越智、和谷などの院生出身のプロの中では弱い方だと考えられています。
彼の存在は、プロの世界の厳しさを物語っていました。
31位：辻岡忠男
強さランキング31位は、プロ二段の辻岡忠男です。
ヒカルに興味を持っており、塔矢アキラとのライバル関係を気にしている人物でもあります。
結果的に、ヒカルに圧倒的な差を見せつけられたため、プロの中でも低段者止まりの実力となっています。
プロの世界の層の厚さを感じさせるキャラクターです。
ヒカルの碁の強さランキングTOP30～21
この層からは、プロの低段者の中でも実力の高い者や、中堅のプロ棋士などがランクインしています。
さらに、和谷や社など、ヒカルと同等クラスのキャラクターたちも登場し、ランキングのレベルが一段と上がります。
30位：御器曽七段
強さランキング30位は、御器曽七段です。
ヒカルとの出会いはあるイベントでの揉め事であり、その時には佐為に完敗しました。
その後、プロとなったヒカルと再会し、七段でありながら初段のヒカルに完敗を喫しました。
ヒカルには力が衰えていると指摘され、憤慨している様子が描かれています。
彼の敗北は、若手棋士の台頭と、囲碁界の世代交代を象徴していました。
29位：和谷義高
強さランキング29位は、進藤ヒカルとプロ試験同期合格者である和谷義高です。
ヒカルとは院生時代からの友人であり、囲碁の世界の知識がないヒカルに様々なことを教えてくれる良き先輩でした。
メキメキと実力をつけるヒカルに焦りを感じつつも、自身も実力をつけている若手棋士のホープとなっています。
彼の存在は、ヒカルの成長をより際立たせるための重要な役割を果たしています。
28位：冴木光二
強さランキング28位は、森下茂雄門下の和谷の兄弟子である冴木光二四段です。
ヒカルや和谷よりも数年早くプロになっており、すでに四段のためプロとしての実力は高いと考えられます。
しかし、越智や塔矢などすでに結果を残しているプロと比べると見劣りしてしまうと言われています。
和谷よりも実力は高いですが、ヒカルとは対局で負けてしまっています。
27位：越智康介
強さランキング27位は、ヒカルと同期合格の越智康介二段です。
伊角とは院生時代からライバルであり、1組1位を争う関係でした。
25勝2敗という圧倒的な成績でプロになり、プロ入りしてからは連勝し続けていました。
若手の中では突出した実力を持っていますが、ヒカルや伊角にはプロ試験で負けています。
さらに、社とは日本代表をかけて直接対決しており、社に完敗し、囲碁センスの差を見せつけられました。
26位：門脇龍平
強さランキング26位は、元大学三冠であり、プロ試験を伊角に次いで圧倒的な成績で合格した門脇龍平です。
過去にヒカルと戦った経験があり、実は佐為が打っていたために完敗を喫しました。
その敗北をきっかけに一年間鍛え直し、伊角と同期でプロ試験を合格したルーキーです。
佐為のいなくなったヒカルとの再戦では敗北しており、ヒカルよりはまだ実力が下と考えられています。
25位：芦原弘幸
強さランキング25位は、塔矢行洋門下の芦原弘幸四段です。
飄々としていますが高い実力を持っており、アキラとの対戦成績もかなりいいことでも知られています。
対局解説なども行う人気棋士であり、20代の棋士としては将来を期待されています。
彼の存在は、囲碁界の層の厚さを物語っていました。
24位：楽平
強さランキング24位は、伊角が中国で出会った和谷にそっくりの少年、楽平です。
まだ幼い子供ですが、その実力はプロ級の腕前であり、中国留学直後の伊角は勝つことができませんでした。
結果的には伊角のメンタルを安定させるきっかけとなり、伊角とは何度も対戦しています。
子供のためまだメンタルが実力に影響を及ぼしており、実力が安定していないためこの順位となりました。
彼の存在は、囲碁におけるメンタルの重要性を示していました。
23位：社清春
強さランキング23位は、関西棋院の若手棋士であり、日中韓の日本代表となった社清春です。
圧倒的な才能を持っており、「囲碁センス」は棋士の中でもトップクラスと称されています。
本田や越智などとは囲碁センスが違うと言われており、ヒカルや塔矢アキラと同等の才能を持っています。
しかし、キャリアや覚悟の違いから二人よりもやや実力が劣っていると見られています。
22位：趙石
強さランキング22位は、中国代表の趙石三段です。
中国留学した伊角とも対戦しており、その際には勝利しています。
さらに「北斗杯」では社にも勝っているため、その実力はかなりのものとなっています。
伊角は日本に帰ってきてからも実力を挙げているため、伊角と同等程度かそれ以下とされています。
また「北斗杯」では三将だったためアキラやヒカルよりは劣っているとも考えられています。
21位：洪秀英
強さランキング21位は、日中韓の団体戦で三将を務めた洪秀英です。
幼少期は天才棋士候補でしたが、スランプに陥り、日本の親戚の家で休養していました。
そこで出会ったのが院生時代の進藤ヒカルでした。
韓国でプロ並みの力を持っていた洪秀英でしたが、院生のヒカルに敗北し、心を入れ替えて韓国でプロとなりました。
日中韓の団体戦後にヒカルと非公式に対戦して敗北しています。
彼の存在は、ヒカルがすでに世界の舞台で通用する実力を持っていたことを示していました。
ヒカルの碁の強さランキングTOP20～11
ここからは、若手のトップや中堅のトップなど、次世代の囲碁界を担うキャラクターたちがランクインしています。
主人公である進藤ヒカルやライバルである塔矢アキラ、さらには中国や韓国の若手棋士まで、幅広いキャラクターが登場し、ランキングのレベルはさらに上がります。
20位：王世振
強さランキング20位は、「北斗杯」で中国の副将を務めた王世振四段です。
「北斗杯」ではヒカルと闘い勝利を収めていますが、敗北の原因はヒカルの経験不足であり、実際の実力はヒカルよりも劣っているとされています。
実際に王世振とヒカルの対局では、ヒカルが前半不調だったために負けただけで、普段の実力を見せていれば勝てていたと考える読者も多いようです。
彼の存在は、ヒカルがプロとしてまだ未熟な部分があったことを示していました。
19位：伊角慎一郎
強さランキング19位は、ヒカルと同時期に院生をしていた伊角慎一郎です。
ヒカルや和谷、越智たちと共に院生をしており、その実力は院生の中でもトップクラスのものでした。
しかし、メンタルの弱さが弱点であり、ヒカルとのプロ試験では反則をしてしまい、精神的に崩れてしまいました。
そうした弱さを中国留学で克服しており、プロ試験を全勝合格してプロ棋士となりました。
桑原本因坊からはその実力を認められ、警戒されるほどの実力を見せています。
18位：林日煥
強さランキング18位は、「北斗杯」韓国代表のメンバー副将を務めた林日煥です。
その才能はかなりのものであり、将来は高永夏を超えるとも噂されています。
塔矢アキラとの一戦では好戦的な一面を見せ、中盤まではアキラを相手に優位に進めていました。
しかし最終的には塔矢アキラにねじ伏せられているため、18位にランクインしました。
17位：陸力
強さランキング17位は、「北斗杯」中国代表のメンバー副将を務めた陸力五段です。
陸力は韓国代表の王世振に勝利しており、中国の層の厚さを見せつけました。
日本戦では塔矢アキラに敗れてしまっており、実力はアキラよりも下とされています。
しかし、若手でトップクラスであることは間違いありません。
彼の存在は、ヒカルたち若手棋士が今後戦っていく世界のレベルの高さを物語っていました。
16位：進藤ヒカル
強さランキング第16位は、本作の主人公である進藤ヒカルです。
囲碁をはじめて二年ほどでプロ入りを果たし、日中韓の団体戦を経験し、若手のトップ棋士の仲間入りを果たしました。
藤原佐為に取り憑かれたことで囲碁を始めましたが、急激に才能が開花し、囲碁界のトップ棋士たちから一目置かれる存在となりました。
佐為の消滅という最大の試練を乗り越え、自らの力でメキメキと実力を上げており、すでに囲碁界でも上位に食い込む実力に成長しています。
佐為がいなくなったことで、ヒカル自身の「神の一手」を追い求める旅が始まったと考える読者も多いようです。
15位：森下茂男
強さランキング15位は、和谷の師匠であり、塔矢行洋とは若い頃から切磋琢磨した仲である森下茂男です。
ヒカルはプロになる直前期に和谷に誘われて森下門下の研究会に参加していました。
ヒカルとの公式戦では、森下茂男の気迫に押されたヒカルが敗れており、公式戦での実力は森下の方が上でした。
彼はヒカルのことを高く評価しており、若手棋士の成長を温かく見守る、囲碁界の重鎮の一人です。
14位：高永夏
強さランキング14位は、日中韓の団体戦で韓国代表の大将を務めた高永夏です。
将来は必ず韓国囲碁界のトップに立つと言われている、韓国囲碁界の天才棋士です。
すでに韓国のトップクラスの棋士を撃破しており、その実力は日本の棋士にも伝わっています。
公式戦ではヒカルと戦い勝利しており、現時点では高永夏の方が勝っていました。
若手の中では作中屈指の実力を誇ります。
13位：塔矢アキラ
強さランキング13位は、ヒカルの宿命のライバルである塔矢アキラです。
囲碁界のトップ棋士、塔矢行洋の息子として英才教育を受けており、若くして囲碁界のトップになると期待されている天才棋士です。
ヒカルとは小学生の頃に出会い、プロ棋士になるまで宿命のライバルとなります。
その実力は国内外に轟いており、若手のトップ棋士として高永夏と同等か、それ以上と見なされています。
12位：芹澤
強さランキング12位は、日本棋院の芹澤九段です。
中堅のトップの棋士であり、塔矢行洋が引退した後のタイトル争奪戦でも存在感を見せていました。
塔矢行洋との対局では勝利を収めており、大物の棋士たちに果敢に挑戦する意欲と向上心はかなりのモノです。
若手との研究会も頻繁に行うなど、囲碁界の発展にも尽力しています。
11位：倉田厚
強さランキング11位は、ヒカルやアキラよりも格上のプロ棋士であり、中堅のトップである倉田厚です。
プロ六段の腕前を誇っており、緒方九段と並ぶ次世代のタイトルホルダー筆頭として囲碁界でも注目の存在となっています。
日中韓では団長を担当しており、代表メンバーたちのメンタルをサポートする役も担っていました。
ヒカルとアキラの一歩先を行くプロ棋士となっています。
ヒカルの碁の強さランキングTOP10～4
ここからは、囲碁のトップ棋士がランクインしており、塔矢行洋に次ぐ日本囲碁界のトップ棋士たちが数多く登場します。
中国や韓国などのトップ棋士もランクインするなど、国内外のトップ棋士として登場したキャラクターもランキングに入っています。
10位：楊海
強さランキング10位は、伊角の中国留学の恩人である楊海八段です。
英語、日本語、韓国語を話す中国の実力者であり、「北斗杯」では中国代表の団長も務めています。
ネット碁なども頻繁に行っており、「sai」のことも知っています。
その実力は倉田と同等かそれ以上と考えられており、世界各国の囲碁関係者にも知られた存在となっています。
9位：一柳
強さランキング9位は、日本棋院の重鎮、一柳九段です。
タイトルホルダー経験者であり、近年は実力が落ちてきていると言われていますが、いまだに囲碁界でトップクラスの実力を持っています。
棋聖のタイトルをもっており、塔矢行洋の引退後にはタイトル争いに加わっています。
塔矢アキラに負けてしまったものの、実力はまだアキラよりも上となっています。
8位：座間
強さランキング8位は、塔矢アキラの新初段シリーズの相手でもある座間王座です。
タイトルホルダーであり、一時はタイトルを失ったものの、塔矢行洋引退後にはタイトルホルダーに返り咲いています。
座間はかなりのプライドの高さを持っている人物として描かれていますが、その実力はいまだに囲碁界でもトップクラスとなっています。
彼の存在は、タイトルホルダーの重みを感じさせてくれました。
7位：安太善
強さランキング7位は、「北斗杯」の団長である安太善です。
韓国のトップ棋士であり、倉田にも勝つほどの実力者となっています。
倉田曰く、「韓国の倉田」と称されており、一方の倉田は「日本の安太善」と呼ばれています。
倉田のライバルであり、いまのところ倉田が調子を落としているために、わずかに安太善の方が上と考えられています。
6位：緒方精次
強さランキング6位は、塔矢行洋門下の緒方精次です。
アキラの兄弟子であり、中堅のトップとして囲碁界の中心人物となりかけている人物となっています。
アキラとの直接対決では力の差を見せつけ、塔矢行洋引退後には複数のタイトルを奪取しています。
芹沢九段と共に、囲碁界の重鎮たちに勝負を挑んでいる中堅のトップの実力者となっています。
5位：桑原仁
強さランキング5位は、本因坊として長年君臨し続けている桑原仁です。
日本囲碁界を代表する重鎮であり、塔矢行洋と共に囲碁界のトップに君臨していました。
本因坊の座に長年座り続け、緒方九段にもタイトル奪取を許しませんでした。
第六感が鋭く、ヒカルの才能にいち早く目をつけた人物であり、伊角にも六目半のハンデで引き分けるなど、高齢でありながらトップクラスの実力を保っています。
彼の強さは、経験と直感からくるものだと考える読者も多いようです。
4位：王星
強さランキング4位は、伊角が中国留学で戦ったプロ棋士である王星です。
中国国内でもトップクラスの実力を持っており、中国国内では敵なしと言われる圧倒的な実力を持っている若者です。
王星は若くして中国のトップに君臨しており、「北斗杯」の中国代表とは比べ物にならない実力者ですが、塔矢行洋や徐彰元などと比べるとわずかに劣ります。
伊角にとっては、彼との対局は大きな経験となりました。
ヒカルの碁の強さランキングTOP3
ここからはいよいよ『ヒカルの碁』の強さランキングTOP3です。
この三人のキャラクターは間違いなく囲碁界のトップに君臨する三人であり、囲碁の真髄を極めた強者ばかりとなっています。
作中最強と言われるキャラクターばかりなので、いずれもが「最強」にふさわしい圧倒的な実力を見せています。
3位：徐彰元
強さランキング3位は、韓国棋士の徐彰元九段です。
世界的に有名な囲碁棋士であり、塔矢行洋と同程度の実力を持っている数少ないプロ棋士です。
韓国囲碁のタイトルである「国手」を持っており、韓国で天才と称される高永夏を退けるなど、いまだに韓国囲碁界のトップクラスの実力者です。
登場回数は少ないキャラクターですが、作中最強クラスのキャラクターとして、その存在感は圧倒的でした。
2位：塔矢行洋
強さランキング2位は、日本囲碁界のトップ棋士、塔矢行洋です。
「神の一手にもっとも近い男」と称されており、藤原佐為にもその実力の高さは認められています。
塔矢行洋は一時は囲碁界の五冠（名人・十段・碁聖・天元・王座）を持っていたことでも知られており、囲碁界で最も実力が高く、国外でも多くの尊敬を集めています。
藤原佐為を除く現代の棋士としては、作中最強の使い手となっています。
彼の完璧な強さは、多くの棋士にとって目標であり、畏敬の念を抱かせる存在でした。
1位：藤原佐為
強さランキング1位は、平安時代の囲碁棋士であり、ヒカルに憑りついた藤原佐為です。
囲碁史上最強の棋士と言われる本因坊秀作の元にも転生しており、藤原佐為は圧倒的な棋力を誇っています。
「神の一手」を打つことに固執しており、ヒカルや本因坊秀作の体を借りて囲碁を打ち続けています。
佐為の実力は圧倒的であり、同等に戦うことができたのは作中では塔矢行洋のみとなっています。
ネット碁では「sai」としてプレイしており、世界中のネット碁ファンからは伝説的な存在となっています。
佐為は塔矢行洋との戦いに勝利しているので、作中最強は藤原佐為であることは誰もが認める事実となっています。
登場キャラ最強棋士は佐為
ここからは、ヒカルの碁の強さランキングで第一位に輝いた藤原佐為について、その強さの秘密をさらに詳しく見ていきましょう。
佐為は本作の主人公の一人であり、ヒカルと共に「神の一手」を極めるためにこの世に転生した、いわば幽霊です。
その正体は平安時代の打ち手であり、江戸時代には伝説的な棋士である本因坊秀作でもありました。
登場キャラ最強棋士は佐為であることは疑いようがなく、様々な伝説を残しています。
天皇の囲碁指南役
藤原佐為は、平安時代に天皇の囲碁指南役を務めていました。
その実力は宮廷に呼ばれるほどで、天覧試合なども行っています。
しかし、事件はその天覧試合で起こりました。
佐為は対局相手が不正をしていることに気づき、それを指摘しようとした矢先、逆に相手が佐為が不正したと主張し、佐為は批判の的となってしまいました。
佐為は周囲の目に耐えきれなくなり、自ら命を絶ちます。
しかし、「神の一手」を打つことをあきらめきれない佐為は、江戸時代には本因坊秀作こと虎次郎に、現代では進藤ヒカルの元へと転生を繰り返しました。
現代の囲碁を学び最強になった
藤原佐為は、江戸時代には本因坊秀作として最強の棋士とされていました。
その強さは現代でも「最強」と言われており、現代でも佐為と互角に打てる棋士はごく少数に限られています。
さらに、現代に転生してから、江戸時代以降に確立された定石や戦術を覚えることにより、最強だった棋力がさらに向上しています。
現代の囲碁を学び、最強になった佐為は、「神の一手」に最も近い存在となりました。
彼の強さは、単なる過去の遺産ではなく、現代の技術を取り入れたことによって完成されたものだと考えることができます。
ヒカルの碁の強さランキングまとめ
今回は、『ヒカルの碁』の登場キャラクターの強さランキングTOP50を紹介してきました。
主人公である進藤ヒカルの初心者時代やアマチュアのころに出会ったキャラクターから、プロとしてライバル関係になったキャラクター、世界の囲碁界のトップ棋士たちまで、様々なキャラクターを見てきました。
ランキングを通じて、ヒカルがどれだけ急速に成長していったのか、そして囲碁界の層の厚さがどれほどのものであるかを改めて感じられたのではないでしょうか。
一位の「最強の棋士」に輝いたのは、『ヒカルの碁』の主人公の一人である藤原佐為でした。
圧倒的な実力を誇る佐為が、数多くいるプロ棋士の中の頂点となりました。
しかし、この物語の真の主役は、佐為のいなくなった後、自らの力で「神の一手」を追い求める決意をした進藤ヒカルです。
佐為との別れを経て、ヒカルが本当の意味で成長し、一人の棋士として歩み始めた姿こそが、この物語の核心にあるメッセージだと言えるでしょう。
数々のキャラクターたちに改めて注目して、『ヒカルの碁』をもう一度読み返してみてはいかがでしょうか。
以下の強さランキングも是非ご覧ください！
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