
『東京リベンジャーズ』の物語の鍵を握り、主人公・花垣武道(タケミチ)の人生に最も大きな影響を与えた人物、それが佐野万次郎、通称マイキーです。
普段は金髪の総長として圧倒的なカリスマ性を放つマイキーですが、物語の中では、未来の世界で黒髪となり、冷酷な表情を見せる衝撃的な姿が描かれました。
なぜマイキーは髪の色を変えたのか、その裏には彼の深い心の闇と悲しい過去が隠されています。
この記事では、マイキーの黒髪姿が原作の何巻何話で登場したのかを詳しく解説するとともに、黒髪になった理由について、ファンの間で飛び交う様々な考察を深掘りします。
さらに、吉沢亮が演じた実写映画での黒髪マイキーの再現度、そして性別問わず人気を集める黒髪ヘアスタイルの再現方法についても徹底的にご紹介していきます。
佐野万次郎(マイキー)とは?プロフィールと物語の概要
「無敵のマイキー」として知られる佐野万次郎は、その強さだけでなく、仲間想いの優しい心を持つ人物です。
彼のプロフィールと、作品における立ち位置を確認していきましょう。
マイキーのプロフィール
マイキーは、その小柄な体格からは想像もつかないほどの喧嘩の強さを持ち、「無敵のマイキー」として暴走族の間で伝説的な存在となっています。
初代東京卍曾の総長として、物語の最初期から登場し、その金髪ヘアーと整った顔立ちが印象的です。
愛機であるHonda「CB250T」(通称・バブ)は、彼のカリスマ性を象徴するアイテムの一つです。
| 名前 | 佐野万次郎(さの まんじろう) |
| 愛称 | マイキー |
| 生年月日 | 1990年8月20日 |
| 身長 | 162cm |
| 体重 | 56㎏ |
| 愛機 | Honda「CB250T」(通称・バブ) |
| 所属 | 初代東京卍曾 総長 |
東京リベンジャーズの概要
『東京リベンジャーズ』は、漫画家・和久井健によって描かれた少年漫画です。
2017年3月から2022年11月まで「週刊少年マガジン」で連載され、ヤンキー漫画にタイムリープというSF要素を組み合わせた斬新な作風が特徴的でした。
2020年には「第44回講談社漫画少年部門賞」を受賞し、コミックスの累計発行部数は6500万部を突破(2022年7月現在)するなど、その人気は絶大です。
不良たちの抗争と熱い友情、そして過去を変えようとする主人公の奮闘が、多くの読者を魅了しました。
東京リベンジャーズのあらすじ
26歳のフリーター生活を送っていたタケミチは、中学時代の恋人・橘日向とその弟・橘直人が東京卍曾の抗争に巻き込まれて死亡したことをニュースで知ります。
その翌日、駅のホームで転落し、電車に衝突する直前に12年前にタイムリープする能力に目覚めます。
この能力を知ったタケミチは、大切な仲間たちと日向を救うため、過去に戻り、東京卍曾の総長を目指して奮闘していくという物語です。
タケミチは、マイキーたち東京卍曾の創設メンバーと出会い、彼らの悲劇的な未来を変えるために何度も困難に立ち向かっていきます。
「無敵のマイキー」の悲しい過去
無敵のマイキーの強さの裏には、深い悲しみを伴う過去が存在します。
特に、マイキーが13歳の時に、一番上の兄である佐野真一郎が、愛機「バブ」を巡るトラブルで友人に撲殺されてしまったという過去は、彼の人生に決定的な影を落としました。
この兄の死が、マイキーの心の中に潜む「黒い衝動」と呼ばれる闇を目覚めさせるきっかけとなり、その後の彼の闇落ちと、物語の悲劇的な展開へと繋がっていくことになります。
マイキーのカリスマ性と、その孤独な内面とのギャップこそが、彼を物語の鍵を握る人物にしていると言えるでしょう。
闇落ちの象徴か?マイキーの黒髪姿の登場巻と理由を考察
金髪のイメージが強いマイキーですが、物語の重要な局面で登場する黒髪姿は、読者に大きな衝撃を与えました。
この黒髪は、単なる髪型の変化ではなく、彼の精神状態を象徴していると考えられています。
マイキーの黒髪は何巻何話で見れる?実写版も話題?
マイキーの黒髪姿は、主にタケミチが未来に戻った際に登場します。
原作コミック13巻116話からコミック14巻119話にかけて、黒髪のマイキーが描かれています。
また、実写版の映画でも、この闇落ちした黒髪マイキーが登場するシーンがあり、原作やアニメファンから再現度が高いと大きな話題となりました。
ネタバレを含むため注意が必要ですが、この黒髪の登場シーンは、物語の最もシリアスで絶望的な場面の一つとなっています。
マイキーの黒髪姿は原作のコミック13巻116話から登場
マイキーの黒髪姿は、原作コミック13巻116話から登場が確認できます。
この未来は2018年であり、タケミチがマイキーからの手紙を読み、フィリピン・マニラにある思い出の廃墟へと呼び出された形で再会を果たします。
そこでタケミチと再会したマイキーは、これまでの金髪とは打って変わって黒髪であり、一見穏やかな表情を見せますが、すぐに寂しげで冷酷な雰囲気を漂わせます。
この再会シーンは、東京卍會が巨悪な犯罪組織「梵天」へと変貌した未来のマイキーの姿であり、彼の闇落ちが不可逆的であることを読者に示しました。
マイキーが黒髪姿になった理由は闇落ち?(黒い衝動との関連)
マイキーが黒髪になった理由として、最も有力視されているのが、彼の「黒い衝動」に駆られた闇落ちです。
作中で時折登場する「黒い衝動」とは、マイキーの制御不能な暴力衝動や破壊願望であり、これが彼を闇に引きずり込む原因となっていました。
コミック14巻では、黒髪のマイキーがタケミチに自分を殺すように訴えるという、衝撃的なシーンが描かれます。
この言動から、黒髪は彼の心の闇が深まり、黒い衝動に飲み込まれてしまったことと、その闇から解放されたいという彼の悲痛な願いが髪の毛の色とリンクしていると考察されています。
多くの読者が、この黒髪の変化を、「無敵のマイキー」が抱える孤独と絶望の象徴として受け止めています。
兄・佐野真一郎の髪型を真似たという考察
闇落ちの象徴という考察に加え、マイキーが黒髪になったもう一つの理由として、亡き兄・佐野真一郎の髪型を真似たという、愛情に基づく考察も存在します。
真一郎は、マイキーにとって絶対的な存在であり、彼が心の中で最も頼りにしていた人物です。
様々な出来事を一人で背負い、孤独に苦しむ中で、人を思う気持ちは昔と変わらないという彼の純粋な心を表現するため、真一郎の髪型に寄せたのではないかという見方です。
この考察は、冷酷な闇落ちと優しい心という、マイキーの二面性を同時に表現していると考えられ、ファンの間で感動的な解釈として支持されています。
実写映画の黒髪マイキーも冷酷でかっこいい
『東京リベンジャーズ』の実写版に登場した黒髪マイキーも、原作やアニメファンから「カッコイイ」と高い評価を得ています。
実写版では、タトゥーを入れた人物を車で轢いてしまうという衝撃的なシーンで、黒髪のマイキーが登場します。
表情が無く冷酷な様子は、原作で描かれた黒い衝動に飲み込まれた闇落ちの姿を見事に再現しており、「実写版も原作と同じ」と高評価を得る結果となりました。
俳優・吉沢亮の繊細かつ冷徹な演技が、この闇落ちしたマイキーのカリスマ性をさらに引き立てたと言えるでしょう。
読者を魅了する黒髪マイキーの髪型の詳細とセット方法
闇落ちした黒髪マイキーは、その登場から多くのファンを魅了し、性別問わずコスプレやヘアスタイルの再現がSNSで話題となりました。
ここでは、彼の黒髪ヘアスタイルの詳細と、再現するためのカット・セット方法を紹介します。
マイキーの黒髪の髪型のカット方法
黒髪マイキーのヘアスタイルは、主にツーブロックと前下がりのラインが特徴です。
この髪型を再現するためには、前髪を含む髪の毛全体を、あごのラインより少し下までの長さにしておくことをおすすめします。
前髪は特に、前下がりのラインを作りやすくなるよう、長めに伸ばしておくことがポイントになります。
ツーブロックの部分は、髪の内側だけを刈り上げるスタイルであるため、日常的に取り入れやすい髪型であると言えるでしょう。
マイキーの黒髪の髪型のセット方法(ストレートとセンター分け)
マイキーのサラサラした黒髪ヘアスタイルを再現するための最大のポイントは、ストレートヘアにすることです。
くせ毛の人は、縮毛矯正やストレートパーマをかけるのが最も確実ですが、セットの際にヘアアイロンを試すだけでも、かなりマイキーのスタイルに近づけることができます。
全体的にストレートにした後、前髪をセンター分けにします。
センター分けにする際には、根元を持ち上げるようにセットすると、マイキー特有の浮遊感のある黒髪ヘアにより近づきやすくなります。
セット力が強すぎないオイル系やバーム系のスタイリング剤で、ウェット感を少し出すのもおすすめです。
マイキーの黒髪の髪型は女子も真似できる?(老若男女に人気)
黒髪マイキーのヘアスタイルは、女性も非常に真似しやすい髪型として人気があります。
刈り上げ部分が髪の内側だけのツーブロックであるため、性別を問わずに取り入れやすく、特に女性では年齢を問わず、中高年の方も挑戦しやすい髪型であると言われています。
黒髪でセンター分けというスタイルは、清潔感とクールさを両立させており、周囲の評価も高いという点で、老若男女に人気のヘアスタイルです。
この髪型を真似るため、一旦髪の毛を伸ばすファンが多くいたことも、彼のヘアスタイルの人気の高さを物語っています。
実写映画『東京リベンジャーズ』のマイキー役キャスト
『東京リベンジャーズ』は、連載当初から絶大な人気を博し、2021年7月9日に実写版映画が公開されました。
映画は最終興行収入45億円、観客動員335万人を記録し、特にキャストの再現度が多くのファンから高く評価されました。
マイキーの実写映画キャストは「吉沢亮」
実写版『東京リベンジャーズ』に登場するマイキーのキャストは、俳優の吉沢亮です。
当初、吉沢亮がキャストであることに、一部のファンからは「アニメや原作とイメージが違うのではないか」という声もありました。
しかし、実際に映画を観たファンからは、吉沢亮が演じるマイキーのカリスマ性や繊細な表情が「原作アニメそのもの」であると大絶賛され、高評価を得る結果となっています。
彼の演技力によって、マイキーの持つ「無敵」の強さと、内に秘めた「闇」の孤独が深く表現されました。
吉沢亮のプロフィール
吉沢亮は、15歳の時に母親が応募したオーディションで受賞したことがキッカケで俳優の道へ進みました。
彼の演技に対する熱意は深く、2013年の舞台で初主演を務めた際、空いた客席を目の当たりにしたことで、役者としてのプロ意識に火がついたと語っています。
| 名前 | 吉沢亮(よしざわ りょう) |
| 生年月日 | 1994年2月1日 |
| 身長 | 171㎝ |
| 血液型 | B型 |
| 出身地 | 東京都 |
| 特技 | 剣道 |
| 職業 | 俳優 |
吉沢亮の主な出演作品(俳優デビューの経緯と評価)
吉沢亮は2010年に俳優デビューして以来、イケメン俳優として人気を集めました。
特に『トモダチゲーム』の片切友一や『半沢直樹Ⅱ・エピソードゼロ』の高坂圭など、一癖あるような役を演じることで評価を高めています。
また、平成仮面ライダーシリーズの朔田流星(仮面ライダー・メテオ)役でも知られており、その端正なルックスから、2018年下半期「vivi国宝級イケメンランキング」で1位を獲得し殿堂入りを果たしています。
これまでドラマや映画など約80作品に出演する実力派俳優であり、マイキー役は彼の代表作の一つとなりました。
マイキーの黒髪に対する世間での評判や人気
マイキーは、「金髪・白髪・黒髪」と髪色が変わるたびに読者を驚かせますが、そのどの髪型のマイキーも「カッコイイには変わらない」というファンが非常に多いです。
しかし、特に闇落ちした黒髪マイキーには、他の髪色にはない特別な魅力を感じるファンが多くいます。
「金髪・白髪・黒髪」どのマイキーもかっこいい
マイキーの圧倒的な人気は、髪色が変わっても揺るぎません。
金髪は東京卍曾のカリスマ総長としてのイメージ、白髪は冷酷な犯罪組織のリーダーとしてのイメージを確立しました。
そして黒髪は、闇落ちの頂点に達し、孤独な悲しみを背負った彼の姿を象徴しています。
どの髪色のマイキーも、彼の持つカリスマ性とイケメンなルックス、そして内に秘めた優しさが滲み出ているため、「結局マイキーは最高にカッコイイ」という評価に繋がっているのです。
闇落ちした黒髪マイキーに魅力を感じるファン
黒髪のマイキーを形容する言葉は、やはり「カッコイイ」が最も多いです。
しかし、そのカッコよさは、金髪時代の活発さとは異なり、どこか寂しそうでクールな眼差しによって引き立てられています。
彼の冷酷な表情の奥に、助けを求める孤独が見えるという点が、読者の庇護欲や感情移入を誘い、闇落ちした姿にこそ特別な魅力を感じるファンが多いと考察されます。
発売を心待ちにさせた黒髪マイキーの登場(コミック14巻)
黒髪マイキーが登場したコミック13巻116話は、13巻の最後の話であり、読者はその後の展開を早く知りたいと、コミック14巻の発売を心待ちにする状況が生まれました。
この「続きが気になる」という状況は、黒髪マイキーの登場が、物語の最も重要な展開であり、彼の姿が読者に与える衝撃が大きかったことを示しています。
タケミチとマイキーが対峙するという絶望的な未来が、読者の間で大きな議論と期待を生みました。
黒髪マイキーのヘアスタイルは老若男女に人気
前述の通り、黒髪マイキーのヘアスタイルは、性別や年齢を問わず人気のヘアスタイルです。
清潔感とモードな雰囲気を併せ持つ黒髪のセンター分けは、普段使いもしやすく、トレンドとしても人気が高いため、実際にマイキーのヘアスタイルにしたいと髪の毛を伸ばすファンも多くいました。
キャラクターの持つカリスマ性と、現実的な再現性の高さが相まって、幅広い層からの支持を集めています。
マイキーがもしも〇〇だったら(読者の想像と考察)
初代東京卍曾総長として「無敵」と称されながらも、人一倍仲間想いで優しさが溢れているマイキーは、読者の間で様々な「もしも」の想像を掻き立てるキャラクターです。
ここでは、彼の性格を基に、読者の想像を膨らませて考察していきます。
マイキー「学校の先輩」篇
もしマイキーが学校の先輩だったら、普段は笑顔で穏やかな表情を見せ、後輩に対しては冷静で優しい先輩として振る舞うでしょう。
しかし、後輩が危険にさらされると、その表情は一変し、「無敵のマイキー」として本領を発揮することは間違いないと推測されます。
仲間を思う気持ちが人一倍強いため、特に後輩に対しては守らなければいけないという強い先輩意識が高いと考察できます。
普段の穏やかさと、緊急時の圧倒的な強さのギャップに、多くの後輩たちが魅了されるでしょう。
マイキー「弟」篇(甘え上手な弟?)
マイキーは、亡き兄・真一郎への強い想いや、血が繋がっていない兄・黒川イザナのピアス、亡き親友・ドラケンのタトゥーなどを身につけるなど、絆を大切にする人物です。
このことから、もしマイキーが弟だったら、兄や姉思いの正義感強い弟になると推測されます。
一方で、原作では、どら焼きを地面に落とした際に少しいじけたような可愛い一面も見せています。
そのため、正義感は強いけれど、時折甘え上手な可愛い弟になるかもしれないと想像が膨らみます。
マイキー「彼氏」篇(嫉妬深い一面も?)
笑顔が素敵で穏やかな表情を見せるマイキーですが、もし彼氏となると、彼女を守りたい一心で、嫉妬深い一面も垣間見せるのではないかと推測されます。
マイキーの愛は絶対的で独占的なものであるため、彼女に対しては並々ならぬ愛情を注ぎ、常に守ろうとするでしょう。
『東京リベンジャーズ』では彼女がいないマイキーですが、Twitterなどでは「彼氏にしたい」や「彼女になりたい」と多くの声が上がっており、彼のクールな魅力と秘めた愛情に、多くのファンが夢中になっています。
マイキーの黒髪姿は14巻117話で見れる(タケミチとの再会シーン)
改めて、マイキーの黒髪姿は『東京リベンジャーズ』コミック14巻117話で、最も深く描かれています。
117話は、タケミチがフィリピンの首都マニラにある廃墟で、現代のマイキーと再会するシーンです。
現代のマイキーは黒髪姿で、一瞬昔と変わらない笑顔を見せたかと思うと、すぐに寂しい表情でタケミチに語りかけます。
そこで、タケミチの知らない過去と、マイキーが犯した罪を自ら打ち明けていました。
この時のマイキーの表情や背景は、彼がどれほど闇に落ちたか、そしてどれほど孤独であったかを表していることがうかがえます。
この黒髪姿のマイキーこそ、タケミチが命を懸けて救おうとした未来の象徴であり、物語の悲劇性を際立たせる重要な存在でした。
まとめ
佐野万次郎、通称マイキーの黒髪姿は、彼の闇落ちと孤独、そして悲劇的な運命を象徴する、非常に重要な要素でした。
黒髪になった理由については、黒い衝動に飲み込まれたという見方と、亡き兄・真一郎への想いという見方が存在し、どちらの考察もマイキーの複雑な内面を深く表現しています。
コミック14巻117話で描かれたタケミチとの再会シーンは、マイキーの絶望の深さを読者に強烈に印象付け、彼のキャラクターをより立体的なものにしました。
「無敵のマイキー」は、金髪でも黒髪でも、その瞳の奥に秘めた悲しみとカリスマ性によって、これからも多くの読者に愛され続けるでしょう。
彼の髪型の変化は、彼の心の変化を如実に表す物語の重要な手がかりとして、私たちに多くの考察と感動を与えてくれたと言えます。
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