
『地獄楽』の数多くの登場人物の中でも、主人公・画眉丸や佐切に勝るとも劣らない人気を誇るのが、くのいちの杠(ゆずりは)です。
彼女は「傾主の杠(けいしゅのゆずりは)」の異名を持つ「朱印(しゅいん)の罪人」として、その尋常ではない力の持ち主として知られています。
「かわいい」「セクシー」「強い」という三拍子が揃った最強キャラクターの杠ですが、物語の重要な局面で、強敵との激闘により重症を負い、死亡説が囁かれたシーンがありました。
「ここまでかな~」という、「死」を予感させるセリフと共に意識を失った彼女は、なぜ生きていたのでしょうか?
本記事では、杠の死亡フラグの真相と、満身創痍の状態から奇跡的に復活した二つの理由を深掘りします。
さらに、彼女のタオの属性や亡き妹・小夜への想い、最終決戦での重要な役割までを徹底的に解説します。
民衆のくのいち・杠(ゆずりは)とは?「傾主の杠」の異名を持つ人気キャラクター
主人公の旅のパートナーとして活躍する杠とは、一体どのようなキャラクターなのでしょうか。
その強さと魅力の根源に迫ります。
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地獄楽に登場する女性死罪人:朱印の罪人・杠の圧倒的な魅力
『地獄楽』に登場する死罪人の中で、女性は「あか絹」と、この杠のわずか2人だけです。
その中でも杠は、美貌と強さ、そして狡猾さを兼ね備えた、非常に掴み所のない性格を持っています。
彼女が持つ「傾主の杠」という異名は、「朱印の罪人」というカテゴリーに分類されています。
「朱印」とは、罪人の中でも尋常ではない力の持ち主であり、異能と呼ぶに相応しい者に与えられる称号です。
この「朱印の者」の一人である杠は、単なる戦闘能力の高さに加えて、特殊な薬を飲むことで皮膚から粘液を出すといった特殊能力も使用します。
彼女の生き残るためには手段を選ばない強かさと、底知れない魅力が、多くの読者から愛される理由となっています。
杠のプロフィール:タオの属性と「かわいい」「セクシー」「強い」の三拍子
杠 プロフィール
| 異名 | 傾主の杠(けいしゅのゆずりは) |
| 正体 | くのいち、朱印の罪人 |
| タオの属性 | 土 |
| 特技 | 特殊な粘液(薬)を使った戦闘、情報収集 |
杠のタオの属性は、蘭の持つ「水」に対して相克(そうこく)となる「土」属性です。
五行思想において「土」は「水」をせき止める関係にあるため、これは彼女の戦闘における相性に大きく関わってきます。
また、彼女は「かわいい」「セクシー」「強い」という三拍子が揃ったキャラクターとして、ヒロイン要素の強い結(ゆい)や佐切(さぎり)に勝るとも劣らない人気を獲得しています。
杠の死亡フラグはどこから?蘭との激闘と深手の描写
多くの読者が「死亡したのではないか」と心配した、杠の最大の危機について詳しく見ていきましょう。
導引宮での蘭(准胝帝君)との壮絶な共闘
杠が重症を負ったのは、神仙郷の中の「導引宮(どういんきゅう)」での戦いです。
ここでは、画眉丸・佐切・杠・メイの4人が、天仙の一人である蘭(准胝帝君)と相対しました。
杠は、蘭の「水」のタオに対して「土」のタオで唯一有利に立てる存在として、画眉丸と共に蘭と戦うグループに残ります。
この激闘は、天仙の莫大なタオと高い身体能力を相手にした、壮絶な総力戦となりました。
画眉丸と蘭戦で勝利するも右腹部に深手を負う
画眉丸と共に忍術を惜しみなく使った総力戦の末、満身創痍になりながらも、二人は蘭に勝利します。
しかし、その激しい戦闘の中で、杠自身も右腹部に深手を負ってしまったのです。
蘭はタオの扱い方を学ぶ修練を積んでいたため、その格闘術やタオによる陰陽の循環による傷の回復能力は非常に高く、杠と画眉丸にとって命がけの戦いとなりました。
妹・小夜(さよ)への言葉と柱に寄りかかったままの描写:死亡説の発生
蘭に勝利した後、杠は先に画眉丸を送り出し、戦場に残りました。
深手を負った杠は、そのまま柱に寄りかかり、意識を失う描写がなされます(単行本8巻70話)。
この時、彼女は「死」を予感させる内容を呟いていました。
それは、「お姉ちゃん、アンタの分も精一杯生きてみたけど、、ここまでかな~」という、亡き妹・小夜に向けた別れの言葉でした。
コマも白く燃え尽きたような描写であったため、多くの読者が「杠はここで死亡してしまったのではないか」という悲観的な疑問を抱きました。
杠は死亡せず生きていた!満身創痍からの「復活」の理由
結論から言えば、杠は無事に「生存」が確認されました。
死亡シーンと思われた描写は気絶であり、彼女は満身創痍の状態から奇跡的な回復を遂げました。
では、普通の人間であれば死んでいてもおかしくないほどの深手から、杠はなぜ復活することができたのでしょうか。
復活の要因① タオによる自然回復の可能性
杠が致命傷を負いながらも生き延び、戦いに戻れた最大の要因として考察されるのが、「タオによる自然回復」です。
タオ(氣)は、天仙も使用していた通り、回復の力を持っています。
最終決戦前に、士遠(しおん)が画眉丸と杠に「隠密の技を学ぶ」として指南(しなん)をお願いしていたように、忍びである二人は「氣」という存在を知らなかったものの、修行をしていくうちに自然と身につけていたことが分かります。
蘭との戦いの中でも、杠はタオを会得しつつあったため、そのタオの力が自己治癒力を極限まで高め、致命傷からの回復を可能にしたと考えるのが自然です。
復活の要因② 亡き妹・小夜の分まで生き抜くという強い覚悟
肉体的な回復だけでなく、杠の「生きたい」という強い精神力も復活を支えました。
彼女が死を覚悟した時に、亡き妹・小夜の姿と言葉が脳裏に浮かびました。
妹の小夜は不治の病にかかり、若くして命を落としていますが、スピンオフ小説「暗闇に咲く花」では、杠が妹の薬代のために忍になったことなどが明かされています。
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復活の要因の考察:妹との関係と「死にたくない」という生への執着
死にたくないのに死んでしまった小夜の気持ちを無駄にしたくないという気持ちから、杠は妹の分まで生きようと強く決意していました。
一度は「ここまでかな〜」と諦めかけたものの、「死にたいのに死ねない」という画眉丸とは対照的に、「生きたいという強い生への執着」を持つ杠は、タオの力と妹への想いによって、無意識下でも生命力を保ち続けました。
この「亡き妹の分まで生きる」という強い覚悟こそが、彼女を死の淵から引き戻した精神的な支柱であったと考察できます。
蘭との戦闘詳解:タオの相克と忍術の総力戦
杠の生死を分けた蘭との戦いは、タオの知識を応用した高度な戦闘が繰り広げられました。
蘭とのタオの相性:「水」に対して「土」属性で相克となる杠
天仙・蘭のタオの属性は「水」です。
これに対して、杠のタオは「土」であり、五行思想の相克関係において、「土は水をせき止める」ため、杠は蘭に対して唯一、相性の有利な属性を持つことができました。
この属性の優位性が、画眉丸が共闘を持ちかける大きな理由となりました。
画眉丸との共闘:不利な属性を逆利用する戦法
一方、画眉丸のタオ属性は「火」であり、蘭の「水」とは相性の悪い相克関係にあります。
しかし、画眉丸は「相手のタオを逆利用して、大きな力で返す」という独自の戦法を確立していたため、不利な状況でも戦い続けることができました。
「土」の杠と「火」の画眉丸が共闘することで、「水」の蘭に対して多角的な攻撃を仕掛け、壮絶な戦いを繰り広げました。
天仙の回復能力:蘭の「導引」によるタオの陰陽循環
蘭は、「導引」と呼ばれる体操法にて不死を目指す研究をしており、その結果、タオの扱い方に長けていました。
そのため、画眉丸と杠が忍術を惜しみなく使い、フルボッコにしても、蘭はタオによる陰陽の循環で傷の回復をすることができました。
これは、丹田(へそ)の破壊にまで至らなかったためであり、致命傷のダメージを与えても回復されるという、天仙の恐るべき生命力が示された戦闘でした。
その後の活躍:佐切、メイとの合流と最終決戦での役割
奇跡的な回復を遂げた杠は、戦線に復帰し、物語の最終決戦において非常に重要な役割を担います。
佐切とメイのピンチを救い合流
蘭戦の後、気絶していた杠でしたが、後にシーンが切り替わった際には、佐切とメイのピンチに駆けつけ、無事に合流しました。
さすがに復帰できるまで時間を要したようですが、彼女が生きていることが確認されたことで、読者は安堵の涙を流しました。
ここからは、佐切、メイと共に行動し、最終決戦へと進みます。
最終決戦での任務:メイの護衛と盤古攻略の鍵となる法螺貝
最終決戦、朱槿(ヂュジン)が神獣盤古(ばんこ)となってからの戦いでは、それぞれが城内に点在する丹田を切りに行くという、チームでの協力が必要な作戦が展開されました。
この時、杠に与えられた任務は、メイの護衛です。
メイは元々、徐福に生み出された蓮(リエン)と対を成すほどの偉大な天仙であり、天仙の内情に詳しく盤古攻略の鍵となっていました。
杠は、全部で5つある盤古の丹田を同時破壊するために、メイが氣で察知した合図を、法螺貝(ほらがい)を吹いて一定間隔で響かせ続けるという、重要な役割を担いました。
満身創痍の体で法螺貝を吹き続けた凄まじい肺活量と覚悟
この法螺貝の任務は、戦いで傷ついた杠への皆の配慮とも取れますが、遠距離にわたって響き渡るくらい法螺貝を吹くのは相当辛いものであり、血を吐きながら吹き続けていたという描写からも、生への執念と強い覚悟が窺えます。
万が一の時は、メイを守って戦わなければならないため、戦闘能力と精神力を兼ね備えた杠にしかできない大役であったと言えるでしょう。
満身創痍の体で、勝利の鍵となる法螺貝を吹き続けた杠の姿は、妹・小夜の分まで生き抜くという彼女の強い意志を証明しました。
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まとめ
『地獄楽』のくのいち・杠は、「朱印の罪人」という異能を持つ最強キャラクターです。
彼女は蘭との激闘で右腹部に深手を負い、妹・小夜への言葉と共に意識を失うという死亡フラグが立ちましたが、タオによる自然回復の可能性と、亡き妹の分まで生き抜くという強い覚悟によって、奇跡の復活を遂げました。
復活後も、佐切、メイと共に行動し、満身創痍の体で最終決戦の鍵となる法螺貝を吹き続けるという重要な役割を果たしました。
「かわいい」「セクシー」「強い」だけでなく、生への強い執着と妹への愛情を持つ杠の活躍は、物語に深みを与えたと言えるでしょう。
杠の生き様は、死と隣り合わせの地獄楽において、「生きる」ことの重さを改めて教えてくれました。
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