【銀魂】カップル・恋愛事情まとめ!公式のカップリングは?エピソードやセリフから考察

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【銀魂】カップル・恋愛事情まとめ!公式のカップリングは?エピソードやセリフから考察

 

【銀魂】は公式カップルが不在?恋愛描写があやふやな理由を考察

空知英秋(そらちひであき)原作の「銀魂」は、2004年から「週刊少年ジャンプ」で連載を開始し、完結後も根強い人気を誇る大ヒット作品です。

アニメ化、実写映画化など様々なメディア展開がされる中で、特にファンの間で話題に上るのが「カップル・恋愛事情」です。

少年漫画では異例なほど恋愛描写が抑えられている作品であり、最終的に公式に定められたカップルは存在しないとされています。

この「あやふやな終わり方」こそが、「各自が自由に妄想できる素晴らしい終わり方」と受け止められ、ファンをさらに熱狂させていると考察されます。

 

恋愛メインではない作品性

銀魂は、宇宙人「天人(あまんと)」が支配する江戸を舞台に、侍の魂を持つ主人公坂田銀時(さかたぎんとき)が営む「万事屋(よろずや)」の日常を描くSF時代劇ギャグ漫画です。

ギャグや迫力あるバトル、そして人情を描くシリアスなストーリーが中心であり、恋愛は主要なテーマではありません。

元々恋愛が物語の主軸ではないため、公式にカップルを発表する必要性が低かったという見方があります。

 

ファン間の「地雷」問題と作者の配慮

銀時と神楽の「銀神(ぎんかぐ)」、銀時と月詠の「銀月(ぎんつく)」、銀時と志村妙の「銀妙(ぎんたえ)」、銀時と猿飛あやめの「銀さち」など、主人公を中心に多数のカップリングがファンの間で存在し、二次創作も盛んです。

カップリングの種類が多い分、「好きなカプでも公式からの輸入は無理」という意見や、「カップリングで読みたくない」という感想を持つファンも少なくありません。

もし公式が特定のカップルを成立させていれば、ファンの間で大きな混乱や反発が起こることは容易に推測できます。

カップリングをあやふやにしたまま完結させたのは、作者が長年応援してくれたファンへの配慮だと考える読者が多いです。

 

 

【銀魂】の「ストーカー」から生まれた人気カップリング:近藤勲と志村妙

銀魂の恋愛模様を語る上で欠かせないのが、「真選組」局長の近藤勲(こんどういさお)と、ヒロインの一人志村妙(しむらたえ)の関係です。

近藤のストーカー行為から始まったこの関係は、物語が進むにつれて微妙に変化していく点がファンの心を掴んでいます。

 

近藤勲と志村妙のプロフィール

近藤勲は、真選組の局長を務める大柄な男性です。

お人よしで涙もろい性格ですが、いざというときは仲間を守るために命を懸ける熱い男です。

志村妙は、弟新八(しんぱち)と剣術道場を守るためにスナック「すまいる」で人気キャバ嬢として働く美少女です。

普段は笑顔ですが、酒癖が悪く腕っぷしも強いため「鬼」と恐れられています。

項目近藤勲志村妙
所属・職業真選組局長スナック「すまいる」人気キャバ嬢
年齢28歳18歳
性格お人よし、熱血漢、ストーカー体質心優しい、酒癖が悪い、腕っぷしが強い

 

ストーカーから始まった関係性の変化

近藤が志村妙に惚れ込んだきっかけは、彼女がキャバ嬢として発した「ケツ毛こと愛します」という一言でした。

この一言で近藤は志村妙にストーカーと化し、志村妙からは容赦ない攻撃を受けることが日常となっていました。

しかし、物語のシリアスな長編では、志村妙の態度に変化が見られます。

将軍暗殺後、一橋喜喜(ひとつばしよしのぶ)がスナックで傍若無人に振る舞った際、志村妙が近藤を信頼するセリフを口にしています。

さらに「さらば真選組編」で近藤が捕らえられストーカー行為がなくなった際、「ちっとも楽しくない」と寂しげな表情を見せたことは、ファンの間で「志村妙も近藤を認め、愛を抱き始めた証拠」として大きな話題となりました。

最終的に真選組が江戸を去る際、ストーキングを見破られた近藤を笑顔で家に招き入れ見送ったシーンは、二人の関係が恋愛に発展する可能性を強く示唆するものとして、今も語り継がれています。

 

 

攘夷志士が愛した未亡人:桂小太郎と幾松

攘夷志士のリーダーである桂小太郎(かつらこたろう)と、ラーメン屋の女店主幾松(いくまつ)のカップリングも、ファンから根強い人気があります。

悲劇的な過去を背負った幾松と、国を憂い戦う桂の間に生まれた純粋な感情は、作中でも異色な恋愛模様として描かれています。

 

桂小太郎と幾松のプロフィール

桂小太郎は銀時の幼馴染で、「狂乱の貴公子」の異名を持つ攘夷志士です。

「ヅラじゃない桂だ」が口癖で、謎の生物エリザベスを溺愛するなど奇妙な行動も目立ちますが、世を変えるために尽力する強い信念の持ち主です。

幾松は、夫を攘夷志士によるテロで亡くし、江戸でラーメン屋「北斗心軒(ほくとしんけん)」を営む未亡人です。

攘夷志士を嫌っていましたが、ケガをした桂を正体を知りながら匿う優しさを持っています。

項目桂小太郎幾松
所属・職業攘夷志士ラーメン屋「北斗心軒」店主
性格真面目、天然、国士無双真面目、夫を亡くした過去を持つ

 

一杯のラーメンと深まる関係

桂と幾松の関係は、幾松の初登場エピソード以降、長い間描かれることはありませんでした。

しかし「ポロリ編」の「一杯のラーメン」というエピソードで、再び二人の物語が展開されます。

このエピソードでは、幾松が実は大手反物屋「錦屋(にしきや)」の娘であることや、実の父親が記憶障害を患っていることが判明します。

桂は終始幾松のために奔走し、一時は攘夷志士であることを隠しアルバイトをしていたこともあり、二人の間に恋愛感情があるのは傍目から見ても明らかでした。

銀時から二人の関係を聞かれるなど、周囲からも公認されていたと考えるファンも多くいます。

夫を攘夷志士に殺された幾松が、攘夷志士のリーダーである桂に惹かれたという点が、作中での恋愛の難しさを示しているという見方もあります。

 

 

「ドS」と「夜兎」の喧嘩カップル:沖田総悟と神楽

「銀魂」のカップリングの中でも屈指の人気を誇るのが、沖田総悟(おきたそうご)と神楽(かぐら)の「沖神(おきかぐ)」です。

真選組の一番隊隊長と万事屋のヒロインという敵対組織の同年代コンビは、常にケンカばかりしているものの、お互いの実力を認め合う特別な関係性が魅力的です。

 

沖田総悟と神楽のプロフィール

沖田総悟は、真選組の最年少隊長で「真選組のドS」として知られています。

剣の腕は真選組でも随一の天才剣士ですが、常に土方十四郎(ひじかたとうしろう)を陥れようと画策するなど性格に難があります。

神楽は、宇宙最強を誇る戦闘種族「夜兎族(やとぞく)」の少女です。

「~アル」と語尾につける独特の口調と、夜兎族特有の大食漢であることが特徴です。

項目沖田総悟神楽
所属真選組一番隊隊長万事屋
年齢18歳14歳
特徴真選組随一の剣の腕、ドS夜兎族、宇宙最強の戦闘種族

 

プロポーズと噂されたセリフの真意

沖田と神楽の間には、喧嘩をしながらも息の合った共闘シーンが多く描かれており、お互いの実力を認め合っている様子が伺えます。

特にファンの間で最も話題となったのは、アニメ280話「鬼か人か」での沖田の発言です。

神楽が「このままだと嫁の貰い手がなくなる」と嘆いた際に、沖田が「だったら俺が…」と口にしたことで、インターネット上で「プロポーズではないか」と騒然となりました。

直後に「格子付きの」と付け加えられ、御用改めであることが判明しますが、ファンは「何とも思っていない相手にこういうセリフは言わないはず」と解釈し、今もその真意について考察を続けています。

このセリフは、ドSな沖田が神楽に対して見せる「年相応の幼さ」や「特別な感情」を象徴していると考えられています。

 

 

元御庭番衆の幼馴染カップル?服部全蔵と猿飛あやめ

人気の高いカップリングとして、もう一つ挙げられるのが服部全蔵(はっとりぜんぞう)と猿飛あやめ(さるとびあやめ)の「全さち(ぜんさち)」です。

元御庭番衆で幼馴染同士の二人は、将軍暗殺篇での全蔵のあるセリフによって、ファンの間で一気にカップリング予想が盛んになりました。

 

服部全蔵と猿飛あやめのプロフィール

服部全蔵は「摩利支天の全蔵」の異名を持つ元御庭番衆筆頭の忍者です。

銀時と同様「ジャンプの読者」であるという共通点を持ち、普段はいぼ痔をネタにされるギャグキャラですが、いざというときは圧倒的な実力を発揮します。

猿飛あやめは、前述の通り銀時をストーキングするドMなクノイチです。

全蔵と猿飛あやめは幼少の頃から将軍茂茂(しげしげ)に仕える幼馴染関係です。

項目服部全蔵猿飛あやめ
所属・職業元御庭番衆筆頭の忍者元御庭番衆のくノ一、始末屋
特徴いぼ痔持ち、将軍への忠誠心重度の近眼、ドM(銀時へのストーカー)

 

全蔵の「俺はB専だが…」セリフの衝撃

猿飛あやめは一貫して銀時への熱烈なアプローチを続け、全蔵とは幼馴染であるものの、近藤と同様お互いのストーカー行為を「気持ち悪い」と思い合っていました。

しかし「将軍暗殺篇」で、重大な局面を迎えます。

将軍の影武者の首を刎ねたことで疑いをかけられた全蔵と、命をかけて全蔵を救出しようとした猿飛あやめが、瀕死の状態で遭遇します。

この時、全蔵が猿飛あやめに対して「俺はB専だが…」というセリフを残しています。

このセリフは、「俺はブサイク専門だが、お前のことは好きだ」という意味に解釈され、ファンの間で「猿飛あやめへの愛の告白」だと大きな話題となりました。

常にふざけている全蔵が、死を覚悟した状況で発した本音だと考えられるこのセリフは、二人の関係が幼馴染以上に発展する可能性を強く示唆しています。

 

 

【銀魂】の恋愛事情がファンを魅了する理由:考察と感想

【銀魂】が公式カップルを定めなかったことは、結果としてファンの自由な想像力を掻き立てる結果となりました。

ここでは、公式が恋愛をあやふやにしたことが作品の人気に与えた影響と、読者の感想をまとめます。

 

「各自が自由に妄想できる」最高の終わり方

「銀魂、カップリング的なことを言えば、各自が自由に妄想出来る素晴らしい終わり方をしてくれたね」という感想が多く見られたように、公式にカップルを固定しなかったことは、ファンにとっては最良の選択だったと言えます。

主要キャラクターが恋愛で結ばれることで、万事屋や真選組といった「仲間」としての関係性が変化してしまうことを望まないファンも多いと考えられます。

あえて曖昧にすることで、読者は作品の世界が終わった後も、キャラクターたちの「その後」の関係を自由に想像し楽しむことができます。

 

恋愛に偏らないことで深まる人間関係

銀魂の主要なキャラクターは、恋愛だけでなく「師弟」「家族」「仲間」といった、様々な形で繋がっています。

銀時と神楽の間には「親子カップル」と称されるような父と娘のような強い絆があり、互いを信頼し、心を許し合っている様子が描かれています。

恋愛という側面に偏重せず、こうした普遍的で深い人間関係を丁寧に描いたことが、銀魂が持つ「普遍的な魅力」の根源だと言えるでしょう。

近藤と志村妙の関係が純粋な愛へと変化していく過程や、沖田と神楽の喧嘩の中に垣間見える優しさなど、「言葉にしない愛」を見つける楽しさが、銀魂のカップリング考察の醍醐味だと考えるファンが多いです。

完結してもなお、銀魂の世界が愛され続けるのは、恋愛を越えたキャラクターたちの「生き様」が、読者の心に強く響いているからに他なりません。

 

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