
将棋界を舞台に、人間ドラマを深く描く人気漫画「3月のライオン」。
個性豊かな登場人物の中でも、A級八段のプロ棋士、島田開はトップクラスの人気を誇るキャラクターです。
今回は、そんな島田開の魅力や心に響く名言を徹底的に考察するとともに、多くのファンが注目する川本あかりとの“気になる関係”についても深掘りしていきます。
「3月のライオン」とは?
「3月のライオン」は、羽海野チカが「ヤングアニマル」で連載している将棋漫画です。
主人公は、15歳でプロ棋士になった天才少年・桐山零。
彼を取り巻くプロ棋士たち——島田開や二海堂晴信——そして、彼を支える川本家三姉妹など、魅力的なキャラクターが多数登場します。
この作品の大きな特徴は、リアルな将棋界の描写です。
エッセイや著書が多数ある人気プロ棋士の先崎学九段が監修を務めており、将棋の対局シーンはもちろんのこと、棋士たちの日常や、桐山零と彼を取り巻く人々の心の機微が繊細に描かれる人間ドラマも魅力です。
「3月のライオン」は、2016年10月からはテレビアニメ第1シーズンが放送され、2017年3月には神木隆之介が主演を務めた実写映画も公開され、いずれも好評を博しました。
「3月のライオン」のキーパーソン、島田開とは?
「3月のライオン」に登場する島田開は、コミックス第3巻のchapter27「扉の向こう」で初登場しました。
30代後半のプロ棋士で、作中屈指の天才棋士である宗谷冬司名人と同期という実力者です。
主人公・桐山零のライバルである二海堂晴信の兄弟子にあたり、二人はお互いに「坊」「兄者」と呼び合う深い絆で結ばれています。
初登場の3巻から5巻にかけては、島田開がメインでストーリーが展開され、彼の魅力が存分に描かれました。
その後の物語にも大きく影響を与え続ける、まさに「3月のライオン」のキーパーソンと言えるでしょう。
島田開を演じた豪華キャスト
アニメ版「3月のライオン」で島田開を演じるのは、声優の三木眞一郎です。
1994年のセガの3D格闘ゲーム「バーチャファイター2」で主人公の結城晶を演じて注目を集めて以来、「ポケットモンスター」のコジロウや「頭文字D」の藤原拓海など、数々のメインキャラクターを担当する人気声優です。
そして、映画版「3月のライオン」で島田開を演じたのは、俳優の佐々木蔵之介です。
実は「3月のライオン」の原作者である羽海野チカは、島田開をデザインする際、佐々木蔵之介をイメージしたと語っています。
そのため、佐々木蔵之介が島田開を演じることが決まった際には、羽海野チカが喜びを爆発させたツイートをしていることからも、その期待の大きさがうかがえますね。
「3月のライオン」のヒロイン、川本あかりとは?
次に、島田開との関係が気になる川本あかりを紹介しましょう。
川本あかりは、主人公・桐山零を温かく迎え入れる川本三姉妹の長女です。
母親が亡くなっているため、中学生のひなたと保育園児のモモの母親代わりとして、幼い妹たちの面倒を見ながら家事全般をこなしています。
叔母が経営しているスナック「三日月」でホステスとして働きながら、家計を支えるしっかり者の一面も。
店へ訪れる棋士たちにも隠れファンが多い、密かな人気者でもあります。
動物や人間を問わず、痩せている生き物を放っておけない優しい性格で、痩せている相手にたくさん食べ物を食べさせ、ふっくらさせることが好きというユニークな一面も持っています。
川本あかりを演じた豪華キャスト
アニメ版「3月のライオン」で川本あかりを演じているのは、声優の茅野愛衣です。
元々、美容関係のリラクゼーションの仕事をしていた彼女は、当時放送されていたアニメ「ARIA」で癒されたのがきっかけでアニメ界に興味を持ったそうです。
2011年に放送された「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」でヒロインの本間芽衣子(めんま)役に抜擢されて以降、「ガールズ&パンツァー」の竹部沙織など、数多くのメインキャラクターを演じる人気声優へと成長しました。
また、映画版「3月のライオン」で川本あかりを演じたのは、女優の倉科カナです。
2006年の「ミスマガジン2006」でグランプリに選ばれ、グラビアアイドルとして活躍後、女優業も始めました。
2009年放送のNHK連続テレビ小説「ウェルかめ」でヒロインの浜本(山田)波美を演じて注目を集め、その後は女優業に専念し、映画やテレビドラマを中心に活躍する人気女優です。
「3月のライオン」島田開と川本あかりの“気になる関係”とは?
「3月のライオン」に登場する人気キャラクターの島田開と川本あかり。
多くのファンが二人の関係性に注目していますが、果たしてどのような接点があり、どんな関係なのでしょうか?
運命の出会い「レモンゼリー」
実は、主要キャラクターでありながら、二人の出会いは物語が進んだコミックス第12巻の夏祭りまで描かれていませんでした。
これは意外だと感じた読者も多いのではないでしょうか。
夏祭りのとき、島田開は長年胃痛に悩まされていましたが、そこで川本あかりが特製のレモンゼリーを差し入れます。
驚くことに、そのレモンゼリーを美味しそうに食べた後、島田開の胃痛が消えていることに気づくのです。
この“胃痛が治るレモンゼリー”のエピソードは、二人の関係において非常に印象的な出会いとなりました。
川本あかりの優しさと、島田開の満身創痍な状況が重なり、多くの読者が二人の行く末に期待を寄せたことでしょう。
あかりを巡るもう一人の存在
川本あかりに好意を持つキャラクターとして、忘れてはならないのが桐山零が通う高校の教師である林田先生です。
精神面で危うさを抱える桐山零と川本家を、影から支える存在として描かれてきた林田先生は、川本ひなたのいじめ問題では熱血漢な一面を見せました。
林田先生は川本あかりに一目ぼれをしていますが、川本あかりは林田先生を異性として意識している様子はありません。
しかし、林田先生もまた、川本あかりにとって欠かせない存在であり、今後の二人の関係、そして島田開を含めた“三角関係”の行方も気になるところです。
二人の関係の今後はどうなる?
コミックス12巻での良い出会い方をした島田開と川本あかりですが、これからの二人の関係がどうなるのかは、ファンの間で最も注目されている点の一つです。
川本あかりは棋士たちからも人気があり、明確に好意を持っている林田先生という存在もあります。
強く押していくタイプではない島田開ですが、胃痛の中、心の底から癒されたレモンゼリーの味を忘れることはないでしょう。
島田開と川本あかり、そして林田先生を含めた三人の今後の関係性が、物語にどのような展開をもたらすのか、多くの読者が固唾を飲んで見守っています。
「3月のライオン」“努力の棋士”島田開の魅力を徹底解剖!
ここでは、島田開が多くの読者から愛される理由である、その魅力をさらに掘り下げていきます。
魅力1:揺るぎない実力——将棋の強さ
島田開の魅力の一つは、なんといっても将棋が強いことです。
島田開は、将棋のプロ棋士の最高峰である順位戦で、A級に所属するトップ棋士です。
そして、主人公の桐山零が「3月のライオン」の作中で初めて公式戦で敗れた相手が、この島田開でした。
桐山零自身は対局前、島田開に負けるとは思っていなかったようですが、島田開の圧倒的な実力の前に、その鼻っ柱を折られることになります。
彼の実力は、作中でも常に安定しており、物語の重要な局面でその強さを見せつけてきました。
魅力2:若手の“いい兄貴分”
気難しいところがある弟弟子・二海堂晴信から「兄者」と慕われている島田開は、彼が主催する「島田研究会」を通じて若手の育成に熱心に取り組んでいます。
二海堂晴信以外の若手棋士からも慕われており、その面倒見の良さは彼の大きな魅力です。
トッププロの一人である島田開ですが、自身の対局だけでなく、子供将棋大会に出向くなど、将棋の普及にも熱心に取り組んでいます。
こうした姿勢も、若手から慕われる理由の一つと言えるでしょう。
魅力3:たゆまぬ努力の人
「3月のライオン」で天才棋士として描かれている宗谷冬司名人と同い年の島田開は、幼い頃から宗谷名人の背中を追い続けてきました。
そんな天才である宗谷名人も努力を惜しまない“努力の天才”であるため、二人の間の差はなかなか縮まりません。
しかし、それが手を抜く理由にならないと、島田開はたゆまぬ努力を続けています。
タイトル戦で天才宗谷名人に敗れた島田開は、一度は悩み落ち込みますが、再び努力を重ねて這い上がっていくその姿は、多くの読者に感動を与えました。
心に響く!島田開の“努力”の名言集
島田開の生き様を表すような名言の数々は、多くの読者の心を揺さぶってきました。
ここでは、彼の“努力”と“人間性”が凝縮された名言を紹介します。
「縮まらないからといってそれがオレが進まない理由にはならん」
この名言は、先ほど島田開の魅力でも紹介した、天才宗谷名人を追いかけるシーンでのものです。
心の弱い人なら、努力をしても追いつけない相手を前にして「天才が相手では仕方がない」と折れてしまいがちです。
しかし島田開は、たとえ差が縮まらなくても、それを理由に努力を辞める理由はないと断言し、自分の道をひたすらに進んでいきます。
努力の人である島田開の魅力がたっぷりと詰まった、彼らしい名言です。
「やれやれ…やっとこっちを見たな」
「3月のライオン」の作中で、主人公の桐山零が初めて敗れた対局での島田開の名言が「やれやれ…やっとこっちを見たな」です。
才能だけで勝ち進んでいた桐山零は、対局前から島田開を軽視していました。
しかし、思わぬ苦戦に動揺した桐山零が、思わず島田開と目を合わせたときに出た言葉です。
軽んじられていることを知りつつも、桐山零を“受け止める”島田開の懐の深さが表現されている名言であり、彼の度量の大きさがうかがえる一言と言えるでしょう。
「また今年も一から頑張りますか 恐いながらも通りゃんせ通りゃんせ」
「3月のライオン」に登場するタイトル戦の獅子王戦で、島田開は宗谷名人とタイトルを争います。
3連敗を喫した島田開は、地元山形での対局に敗れたらタイトル戦が終わるという、まさに崖っぷちに立たされます。
島田開の地元は小さな村で、将棋を教えてくれた老人たちが彼に大きな期待をかけて応援をしていました。
どうしても負けられない対局でしたが、チャンスを逃した島田開は敗れてしまいます。
応援してくれた村の人々に顔向けができないという思いと、宗谷名人に負けたショックで深く落ち込む島田開。
しかし、村の老人たちは優しく島田開を元気づけ、再び彼を厳しい将棋界へと送り出します。
その時に彼が語った名言が「また今年も一から頑張りますか 恐いながらも通りゃんせ通りゃんせ」です。
この言葉には、敗北を乗り越え、再び前を向いて努力し続ける島田開の“強さ”と“人間らしさ”が凝縮されています。
島田開に注目して「3月のライオン」をさらに楽しもう!
今回は「3月のライオン」の人気キャラクター、島田開の魅力や心に響く名言を中心に紹介しました。
川本三姉妹の長女である川本あかりとの関係がどうなっていくのかも、多くのファンが注目しているポイントです。
後輩の面倒見がよく、たゆまぬ努力を惜しまない島田開は、これからの「3月のライオン」でも物語に大きな影響を与えていくことでしょう。
ぜひ島田開というキャラクターに注目して、「3月のライオン」が描く人間ドラマをさらに深く楽しんでみてはいかがでしょうか?



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