
冨樫義博先生が手掛ける大人気漫画『ハンターハンター』は、1998年の連載開始以来、多くの読者を魅了し続けています。
先の読めないストーリー展開と、緻密に練られた念能力、そして一癖も二癖もある個性的なキャラクターたちがその魅力でしょう。
中でも、元十二支んの「子」であり、ハンター協会の副会長を務めたパリストン=ヒルは、その底知れない強さと掴みどころのない言動で、常に読者の考察を掻き立てる存在です。
この記事では、未だ謎に包まれたパリストンの念能力と強さについて、作中の描写から深く考察していきます。
さらに、主人公ゴン=フリークスの父親であるジン=フリークスとの複雑な関係性や、彼の魅力、そしてアニメでパリストンに命を吹き込んだ声優の情報まで、多角的に彼の人物像に迫ります。
果たしてパリストンの真の狙いとは?
一緒にその謎を紐解いていきましょう。
『ハンターハンター』とは?物語の背景と魅力
まずは、パリストン=ヒルが登場する『ハンターハンター』がどのような作品なのか、その概要と簡単なあらすじをご紹介します。
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週刊少年ジャンプの金字塔的作品
『ハンターハンター』は、集英社の「週刊少年ジャンプ」にて1998年から連載されている大ヒット漫画です。
現在コミックスは37巻まで発売されており、累計発行部数は8000万部を突破しています(2023年11月時点)。
長期連載作品として人気を博す一方で、作者の冨樫義博先生の体調不良などにより休載が多いことでも知られ、その連載ペースは常にファンの間で話題となります。
しかし、その休載期間があるからこそ、練り込まれたストーリーや設定が生み出されている、と考える読者も多いようです。
主人公ゴン=フリークスの冒険の軌跡
物語の主人公は、くじら島で育った少年ゴン=フリークスです。
幼い頃、森で獣に襲われたところを、父ジン=フリークスの弟子であるハンター・カイトに助けられたゴンは、死んだと聞かされていた父が生きていることを知ります。
カイトとの出会いをきっかけに、ゴンは父と同じ「ハンター」になることを決意し、厳しい条件をクリアしてハンター試験に挑むことになります。
ハンター試験では、同じくハンターを目指すクラピカ、レオリオ、そして暗殺一家の出身であるキルア=ゾルディックと出会い、固い友情を育んでいきます。
幾多の困難を共に乗り越え、成長していくゴンたち。
しかし、試験中に遭遇した殺人狂・ヒソカ=モロウとの因縁や、キルアを巡るゾルディック家の思惑など、彼らの冒険は常に危険と隣り合わせです。
天空闘技場での念能力の習得、幻影旅団との死闘、グリードアイランドでの過酷なゲーム、そしてキメラアントとの壮絶な戦いを経て、ゴンは行方不明の父ジンとの再会を目指し、さらなる高みへと進んでいきます。
パリストン=ヒルの強さと念能力を徹底考察!
元ハンター協会副会長であり、元十二支んメンバーでもあるパリストン=ヒル。
その強さと念能力は、作中において未だ明確には明かされていません。
しかし、彼の行動や他キャラクターの言動から、その実力を考察することは可能です。
謎に包まれたパリストンの能力
パリストンの念能力は、作中で具体的な描写がされていません。
しかし、彼がトリプルハンターという非常に難易度の高い称号を所有していることからも、その実力は計り知れないと推測されます。
世界にわずか10人しかいないトリプルハンターの称号を持つ、この若きエリートの能力は、一体どのようなものなのでしょうか。
念能力は「操作系」と考察される理由
多くの読者がパリストンの念能力を「操作系」と考察しています。
その根拠としては、主に以下の2点が挙げられます。
5000体のキメラアントを操る計画
第32巻の会長選挙編では、ジンによってパリストンの恐るべき企みが明かされました。
それは、キメラアント編で生み出された5000体ものキメラアントを回収し、自身の意のままに操ろうとしているというものでした。
ジンは、その5000体全員が念能力を所有していると説明しており、パームのような強力なキメラアントを5000体も操作しようとしていた、と考えると、その能力の強大さがうかがえます。
キメラアントの女王やネフェルピトー、シャウアプフといった主要なキメラアントがすでに死亡し、王も不在の状況で、彼らが自由に行動できたにもかかわらず、パリストンの指示に従っていた可能性が示唆されています。
このことから、パリストンが何らかの「操作系能力」を用いて、キメラアントたちを支配していた、と考える読者は多いようです。
暗黒大陸編では、この5000体のキメラアントをハンター試験の会場に送り込もうと画策しますが、ジンによって阻止されてしまいます。
そのため、実際にパリストンがキメラアントを操作する場面は描かれておらず、その能力の全容は謎に包まれたままです。
ヒソカのオーラ系性格診断との一致
パリストンが操作系能力者であると考察されるもう一つの根拠は、ヒソカが考案した「オーラ系性格診断」に当てはまる、という点です。
ヒソカの診断によると、操作系の能力者の特徴は「理屈屋」「マイペース」とされています。
作中に登場する他の操作系能力者、例えばキルアの兄であるイルミやミルキも理屈屋でマイペースな性格をしていることから、この診断結果は信憑性が高いと考える読者が多いようです。
パリストンの言動や行動は、まさにこの操作系の特徴に合致していると見ることができます。
パリストン=ヒルの底知れない魅力
謎めいた強さだけでなく、パリストンは様々な要素で読者を惹きつけます。
彼の人物像を形作る魅力について、詳しく見ていきましょう。
元ハンター協会副会長としての顔
パリストンは、ハンター協会の副会長という要職に就いていました。
彼が副会長になったのは、前会長であるネテロが「自分と違う人間の方が面白い」という理由で指名したためでした。
このネテロの考えは、パリストン自身の価値観と一致していたようです。
パリストンはネテロを会長の座から引きずり下ろそうと様々な策を講じますが、その一方で「会長ともっと遊びたかった」と発言するなど、単なる野心だけでなく、ネテロとの駆け引き自体を楽しんでいたことがうかがえます。
このような、権力への執着とゲームのような感覚を持ち合わせる点が、彼の魅力の一つと言えるでしょう。
世界に10人の「トリプルハンター」
パリストンは、ハンターの中でも最高峰の称号である「トリプルハンター(三つ星ハンター)」を所有しています。
この称号は、世界中でわずか10人しか持っていないとされており、彼が並外れた実績と実力を持っていることの証です。
若くしてこの称号を得ていることからも、彼の才能が突出していることがわかります。
ジンがビヨンド=ネテロの仲間入りについて「強さ順じゃないわけだ」とパリストンに言及したことから、彼の強さについて疑問視する声もありますが、世界に10人しかいない三つ星ハンターである事実は、やはりその能力が相当なものであることを示唆しています。
元十二支んの異端児「子」
パリストンは、ネテロ会長が自ら選んだ12人の精鋭「十二支ん」の元メンバーで、コードネームは「子」でした。
十二支んはそれぞれが干支のコードネームを持ち、かなりの実力者ばかりです。
パリストンはそのカリスマ性から「パリストン派閥」という自身の派閥を持ち、ネテロ会長と度々衝突していたことから、他の十二支んメンバーからは煙たがられていたようです。
愛憎を抱く「嫌われ者」としての顔
パリストンは、その行動や言動から「嫌われ者」としての一面も持ち合わせています。
元副会長としてネテロを引きずり下ろそうとしたり、自身の派閥を持っていたりしたことから、他の十二支んメンバーからは反感を買っていました。
特に印象的なのは、「人に憎まれると幸せを感じ、愛おしいものは傷つけたくなる」という彼の発言です。
この言葉から、彼がサイコパス的な思考を持っていると考察する読者も少なくありません。
また、元十二支んメンバーからは「協会を私物化している」とも言われており、裏で協会の積立金を使ったり、手数料を徴収したりしていたことから「ピンハネ王子」という不名誉な呼び名もついていたようです。
しかし、このような「嫌われ者」としての立ち位置が、彼の掴みどころのない魅力をさらに際立たせています。
計算高く、底知れない「野心家」
パリストンは、非常に狡猾で計算高いだけでなく、とてつもない野心も持ち合わせています。
持ち前の頭の良さを生かして自身の派閥を作るなど、常に先を読み、目的のために行動する人間であることがうかがえます。
しかし、会長選挙では途中で辞退するなど、その野心の方向性や真の目的は未だ明らかになっておらず、彼の底知れなさを物語っています。
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パリストン=ヒルとジン=フリークスの複雑な関係性
パリストンを語る上で欠かせないのが、主人公ゴンの父親であるジン=フリークスとの関係です。
二人の間には、一言では言い表せない複雑な因縁が存在しています。
ジン=フリークスとは?
ジン=フリークスは、主人公ゴンの父親であり、二つ星ハンター、そして遺跡ハンターとして活躍しています。
元十二支んのメンバーで、コードネームは「亥」でした。
ゴンと同じくくじら島出身で、年齢は32歳とされています。
カイトの師匠でもあり、その戦闘力は作中でもトップクラスだと考えられています。
第267期ハンター試験で唯一の合格者であり、様々な分野で活動していることから、カイトからは「最高のハンター」と評されています。
トリプルハンターではないのは、ジン本人が申請を面倒がっているため、と言われています。
十二支んをはじめ、他のハンターからは行方不明になったことや規約違反を犯すことなどから、あまり良く思われていない一面もあります。
「仲が悪い」と言われる因縁
作中で、ジンはパリストンに対して「複雑な因縁がある」と言及しており、パリストンもジンが自分に構ってくれるのを待っていた、と発言するなど、二人の間には長年の因縁が存在していることが示唆されています。
多くの読者からは、二人は「仲が悪い」と認識されていますが、その関係性は単純ではありません。
会長選挙編では、パリストンが「ゴンを命がけで助けようと必死になっている誰かをジンの一言で信じるのは当然」と発言するなど、ジンに対して信頼しているような一面も垣間見せました。
このような信頼の言葉があるにもかかわらず、ジンはパリストンを非常に警戒しており、パリストンの企みを阻止するために自ら暗黒大陸への探検隊に参加するなど、その動きを常に監視しています。
二人の間に具体的にどのような過去の因縁があったのかは、未だ明らかになっていません。
お互いを認め合う「同族嫌悪」?
パリストンとジンは、表面上は敵対しているように見えますが、その一方でお互いの実力を認め合っている、と考察されています。
パリストンがジンに対して「初めて人を嫌いになるかもしれない」と発言したことは、ジンが彼にとって特別な存在であることを示唆しています。
また、選択肢のシーンでは、互いのことを信頼しているような行動も見せています。
二人は性格こそ異なるものの、その思考パターンは非常に似ている、と考える読者が多く、パリストンがジンを「嫌っている」原因の一つとして「同族嫌悪」が挙げられています。
互いに目的のために手段を選ばず、常識にとらわれない発想を持つ点で共通しており、だからこそ互いの行動が読めず、興味を抱いている、という見方もできるでしょう。
現在は敵対関係にある二人ですが、今後の展開によっては、共闘する可能性も十分に秘めていると考えるファンも少なくありません。
パリストン=ヒルの「強制二択」とは?
パリストンの恐ろしさを象徴する言葉として、ジンが言及した「強制二択」があります。
これは、彼がいかに物事を「面白さ」という基準で判断し、そのために周りを巻き込むかを物語るものです。
「強制二択」はジンの言葉
この「強制二択」という言葉は、作中でジンがパリストンの本質を見抜いて語ったものです。
パリストンの「強制二択」とは、彼にとって「自分が面白いと思えるか」「楽しめるかどうか」という基準で、世界中、もしくはハンター協会に5000体のキメラアントを送り込むという恐るべき計画でした。
どちらに転んでも、パリストン自身が楽しめるように状況を仕向ける、という彼の底知れない悪意がうかがえます。
強制二択の意味:キメラアントの拡散
パリストンの強制二択は、以下の2つのパターンがありました。
パターン1:キメラアントを世界中に拡散
一つ目の選択肢は、ハンター協会がビヨンド=ネテロの誘発に素直に従い、パリストンにとって「退屈で面白くない」展開になった場合です。
この場合、パリストンは別の「面白いこと」を探し出す必要があり、その新たな標的を見つけるために、強力なキメラアント5000体を世界中にばらまくというものでした。
一体一体が念能力を持つ強力なキメラアントをばらまくことで、世界中に混乱を引き起こし、それに対処する中で「実力のあるハンター」を自然とあぶり出すことができる、というのがパリストンの考えでした。
パターン2:キメラアントを協会内に送り込む
もう一つの選択肢は、ハンター協会がV5(世界五大国)に抵抗し、ビヨンドの誘発に従わなかった場合です。
この場合、パリストンにとって協会は「自分が楽しいと思える存在」ということになります。
そのため、キメラアントは世界中ではなく、ハンター協会内にばらまかれることになります。
協会にキメラアントをばらまき、再び協会を牛耳ることで、何か面白いことをしようとしているのではないか、というのがジンの推測でした。
しかし、ジンですら、パリストンが協会を牛耳った後に何をしようとしているのかは検討がつかない、と述べており、彼の真の目的の読めなさを象徴しています。
会長選挙終了後、会長にチードルを指名したパリストンが「協会が退屈なものだったら本気でおちょくる」と発言したことも、この強制二択を念頭に置いたものだったと考えられます。
パリストンの選択とジンの阻止
最終的に、会長に選ばれたチードルは一つ目の選択肢、つまりハンター試験の会場で人材確保を始めるという道を選びました。
しかし、パリストンの強制二択は発動することはありませんでした。
世界中にキメラアントがばらまかれることも、協会内に送り込まれることもなかったのです。
それは、ジンの先回りの行動によって阻止されたからでした。
ジンはパリストンの計画とその思惑を正確に見破り、自らビヨンド=ネテロの探検隊に加わることで、パリストンが強制二択を発動させる必要がない状況を作り出したのです。
パリストンにとって、一番面白い存在がジンであるため、ジンが自身の思惑通りに動いたことで、あえて強制二択を発動させる必要がなくなった、と考える読者が多いようです。
その証拠に、暗黒大陸行きの船「ブラックホエール号」が出港するまでにキメラアントは登場しませんでした。
しかし、パリストン自身の根底にある「面白さを求める」という欲求は変わっておらず、今後この強制二択が再び発動する可能性は十分に秘めていると考えられています。
パリストン=ヒルの声優:高橋広樹
アニメ『ハンターハンター』で、パリストン=ヒルという複雑なキャラクターに深みを与えているのが、声優の高橋広樹です。
彼の魅力的な声と演技は、パリストンの掴みどころのない人物像を見事に表現しています。
旧アニメ版ではヒソカ役を担当
高橋広樹は、2011年に制作されたアニメ版『ハンターハンター』でパリストン役を担当しています。
実は彼は、1999年に放送された旧アニメ版『ハンターハンター』ではヒソカ役を務めていました。
同じ作品で異なる、しかも非常に重要なキャラクターを演じることについて、高橋広樹は「やりがいのあるありがたい挑戦です」と意気込みを語っており、そのプロ意識の高さがうかがえます。
高橋広樹のプロフィールとキャリア
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生年月日 | 1974年9月7日 |
| 出身地 | 東京都 |
| 所属事務所 | マックミック |
| 学歴 | 東京アナウンス学院声優科 |
| デビュー作 | 『マクロス7』(1994年) |
| ユニット活動 | 謎の新ユニットSTA☆MEN(2013年活動休止) |
| 主な出演作品 | 『テニスの王子様』(菊丸英二)、『金色のガッシュベル!!』(パルコ・フォルゴレ)、『Axis Powers ヘタリア』(日本)、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』(城之内克也)など |
幼い頃の夢はプロレスラーでしたが、実現不可能と諦めた後もショービジネスへの憧れを捨てきれず、声優・タレント養成所に申し込んだのがこの道に進むきっかけだったそうです。
そこで演技の面白さに気づき、専門学校へと進学しました。
声優としてデビュー後も、男性声優ユニット「謎の新ユニットSTA☆MEN」のメンバーとして活動したり、洋画や韓流ドラマの吹き替えなど、幅広い分野で活躍しています。
特に、人気アニメ『テニスの王子様』の菊丸英二役のオーディションでは、当初手塚役と乾役を受けていたにもかかわらず、菊丸役として再オーディションを受け見事に合格。
高橋広樹自身も、菊丸を演じたことが演技の幅を広げるきっかけになったと語っています。
その多才な表現力とキャラクターへの深い理解が、パリストンという複雑なキャラクターに命を吹き込んでいると言えるでしょう。
👉【ハンターハンター】イズナビの念能力は?クラピカ師匠の正体とモデル説
まとめ:パリストン=ヒルの深遠なる魅力に迫る
『ハンターハンター』に登場するパリストン=ヒルは、その底知れない強さと謎に包まれた念能力、そして掴みどころのない言動で、常に読者の興味を引きつけています。
具体的な能力は未だ不明ながら、5000体のキメラアントを操ろうとした計画や、ヒソカのオーラ系性格診断から「操作系能力者」である可能性が高いと考察されています。
元ハンター協会副会長であり、世界にわずか10人しかいないトリプルハンターという肩書を持つ彼のカリスマ性は、多くの読者を魅了する一方で、その「嫌われ者」としてのサイコパス的な一面や、計算高い野心家としての顔も持ち合わせています。
主人公ゴンの父親であるジン=フリークスとの間には、「同族嫌悪」とも言える複雑な因縁が存在し、二人の関係性は物語の重要な要素となっています。
ジンによって阻止されたものの、パリストンの企む「強制二択」は、彼が「面白さ」を追求するために周囲を巻き込む恐るべき計画でした。
アニメでは、旧作でヒソカ役を務めた高橋広樹がパリストンに声を吹き込み、その深遠な魅力をさらに引き出しています。
未だ多くの謎を残すパリストン=ヒルですが、その一挙手一投足から目が離せません。
今後の物語で、彼の真の能力や目的が明らかになる日が来ることを期待せずにはいられませんね。
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