ハンターハンターの暗黒大陸編の途中までを参考に、未回収の伏線についてまとめていきたいと思います。
複雑な物語の中には、まだ回収されていない伏線が数多く残されています。
これらの謎がどのように展開されるのか、ファンなら気になるところでしょう。
解決済みの伏線や、作品に隠された設定、興味深いトリビアについては、下の記事を参考にしてください。
この記事では、未回収の伏線をまとめ、物語のさらなる楽しみ方をご提案します。
カルトが幻影旅団に入った目的
幻影旅団とキメラアントが戦うシーンで、カルトは「兄さんを取り戻す」と言っています。この言葉は一体何を意味しているのでしょうか。カルトの言う「兄さん」とは誰のことなのでしょうか。
カルトが幻影旅団に入った目的は、「兄さん」を取り戻すことのようです。何年かかっても耐えると言っていることから、幻影旅団には兄を取り戻すための何らかの手がかりがあるようです。
カルトは5人兄弟の末っ子です。普通に考えれば、「兄さん」とはキルアのことを指しているように思われますが、アルカのことを指しているとも考えられます。
アルカは女の子ではなく、本当は男の子なのではないでしょうか。本物のアルカはナニカに連れ去られており、カルトは「本物のアルカ」を取り戻そうとしているのではないでしょうか。
アルカが女の子に見えているのはキルアだけであり、それこそがガス生命体アイの能力なのではないかとも考えられます。
おそらく、アルカを助けるための能力を持っている人物が幻影旅団内にいるのでしょう。そして、そのことをカルトは突き止めたのです。かつてG.Iで除念師を見つけたように。
その能力が、団員の能力なのか、団長の盗んだ能力の一つなのかは不明です。まずは、旅団のメンバーに協力してもらえるよう信頼を積み重ねることが必要なのでしょう。
ハンターハンター30巻の表紙
「ハンターハンター」30巻の表紙には、今後の展開に関する重要な伏線が示唆されています。
特に、ジンの左側に立つキャラクターが十二支んの側であり、パリストンの右側に立つキャラクターがビヨンドの側という対立構造が描かれています。
ここでは、未回収の伏線についてまとめてみました。
第349話までのあらすじでは、裏切者は申のサイユウとされています。しかし、実際には記憶の消去や改ざんをする能力者が上層部にいて、サイユウは裏切者に仕立て上げられている可能性があるのです。
第348話でクラピカがミザイストムに「記憶を消す能力を持つ者がいるか?」と尋ねたとき、ミザイストムは冷や汗をかきながら焦った表情を見せます。
その後、ミザイストムはクラピカの発言を真っ向から否定し、そのような能力者はいないと異様に強調しました。
これが非常に怪しい行動でした。
さらに、その直後に十二支んに裏切者がいるかもしれないと主張し、クラピカに調査を依頼しました。
その結果、サイユウは内通者に仕立て上げられたのです。この一連の流れは、ミザイストムの背後にもっと大きな陰謀が隠されている可能性を示唆しています。
暗黒大陸とのパイプを持つ魔獣族
暗黒大陸に行くためには「案内人」の協力が不可欠であることが明かされました。
この案内人とは、魔獣族が召喚する「亜人種」のことです。魔獣族は唯一、大陸とのパイプを持っており、彼らとの交渉なしには暗黒大陸に到達することは不可能です。
しかし、現在のところ、魔獣族についての情報は限られています。
彼らの容姿や能力、どのように亜人種を召喚するのか、召喚された亜人種がどのようにして暗黒大陸まで案内するのか、さらには交渉の際に魔獣族が何を求めるのか(何と引き換えに案内人を召喚するのか)といった詳細は明かされていません。
もしビヨンドの脱走計画で案内人も一緒にさらわれてしまった場合、十二支んたちは元の世界に戻ることすらできなくなってしまいます。
また、魔獣族自身も亜人種と一緒に同行するのか、それとも亜人種のみが同行するのかについても不明です。
暗黒大陸、メビウス湖沿岸部の西側の世界
メビウス湖沿岸部の東側の世界については、「新大陸紀行」の「東」として本に記されており、いくつかの情報が明らかにされています。
しかし、西側の世界については全く情報が出ていません。
ビヨンドや十二支んたちは東側のルートを目指しているため、西側の世界が描かれるのはしばらく先になりそうです。
ただし、ドン・フリークスが現在も生きており、「新大陸紀行」の「西」を書いている途中だということが示唆されています。
したがって、近い将来、西側の世界についても新たな情報が明かされるかもしれません。
暗黒大陸に存在している「異人類」
暗黒大陸には、様々な異人類が存在することが明らかになりました。これらの異人類は一体どんな姿をしているのでしょうか。
ビヨンドによれば、人間も元々は暗黒大陸からやってきたとのことです。
おそらく、異人類と人間は遠い祖先で繋がっているのでしょう。暗黒大陸には、今も人間が住んでいる可能性もあります。
キメラアントの女王も、わずかではありますが人間の血が混じっていることから、暗黒大陸と人間の関係の深さがうかがえます。
これらの詳細については、これから少しずつ明かされていくでしょう。
暗黒大陸に住む異人類の姿や、人間との関係がどのように描かれていくのか、今後の展開が楽しみです。
ハンター協会設立の目的
ハンター協会がなぜ設立されたのかという明確な理由は、未だに明かされていません。
実は、ハンター協会は暗黒大陸を攻略するために設立された組織なのではないかと考えられます。
現在の協会の主な役割は、ハンターの社会的地位を保つことや、彼らの活動を支援することにあります。
これも確かに重要な役割です。しかし、ネテロ前会長が言うように、ハンター協会の本来の姿が未知や困難に挑む先駆者であるとすれば、外の世界を開拓することこそがハンターの究極の役割であると言えるでしょう。
ハンター協会が暗黒大陸攻略のために設立されたという根拠として、協会が設立された時代と、ドン・フリークスが暗黒大陸を探検した時代が重なることが挙げられます。
ハンター試験は年に一度実施され、ゴンたちが受けた試験は第287回です。これにより、協会は約290年前に設立されたことが分かります。
ドン・フリークスが暗黒大陸に行ったのは300年以上前で、本を出版したのがおそらくその数年後か数十年後だとすると、以下の流れが考えられます。
- 300年以上前にドン・フリークスが暗黒大陸の探検を始める。
- 数年から数十年間探検を続ける。
- 元の世界に戻ってきて「新大陸紀行」の「東」を出版。
- 一部の特権階級の人物が「新大陸紀行」の内容が本物であることを知る。
- 約290年前にハンター協会が設立され、第1回ハンター試験が開催される。
もしハンター協会の当初の目的が暗黒大陸の攻略であったなら、現在のストーリーの展開は協会の主旨に沿った内容であると言えるでしょう。
ゴンがジンを呼び捨てにした理由
8巻の29ページのくじら島のシーンで、ゴンがいきなりジンのことを呼び捨てにしたことが、ジンがゴンの本当の親父ではないという伏線である可能性を示唆しています。
また、暗黒大陸の長寿食によって、ジンの先祖とされているドン・フリークスが現在も生きていることが示唆されています。このドン・フリークスがゴンの本当の父親であり、ジンとゴンが歳の離れた兄弟である可能性があります。
さらに、ゴンがジンのことを「父親というよりは、親戚のすごい人のように感じた」と話していることや、「名前で呼んだ方がしっくりくる」と述べていることも、この説を裏付ける要素です。
8巻の50ページの巨大生物に乗っている人物が、ジンではなくてドン・フリークスであった可能性も考えられます。
生物の大きさからすると、その光景は暗黒大陸のものにも見えます。話の流れ的には、その人物がまるでジンであるかのように思わせることで、著者が読者を誤解させていた可能性もあります。
ゴンの母親
ゴンの母親に関する情報は、未だに明かされていません。
ミトがジンから預かった箱の中には、ジンからのメッセージが吹き込まれたカセットテープが入っていました。
このテープには母親に関する情報が入っていたのですが、ゴンはそれを聞く前にテープの再生を止めてしまいました。
しかし、あらかじめ仕掛けられた念能力によって、テープの中身は二度と聞くことができなくなってしまいました。そのため、ゴンの母親の素性は未だに分からないままです。
一部では、ゴンが並外れた嗅覚、味覚、視力を持っていることから、人間と魔獣のハーフではないかという噂もあります。しかし、ゴンの姿からしてそれは無さそうです。
ヒソカがジンと会って話したかった内容
会長選挙の際、ヒソカがジンと話してみたかったという発言は、ヒソカがジンに興味を抱いている可能性を示唆しています。
おそらく、ヒソカは品定めの一貫として、ジンの強さを推し量るために会いたかったのでしょう。2人が実際に会った場合、どのような会話が交わされるのか、確かに興味深いです。
また、ジャイロの行方とウェルフィン、ヒナ、ビゼフ一行の動向も注目されます。彼らはジャイロを追って流星街に向かいましたが、果たしてジャイロに会うことができたのでしょうか。
流星街にジャイロがいるとは限りませんし、ジャイロが流星街で建国の準備をしている可能性も考えられます。
その場合、ジャイロは流星街と結びつきのあるマフィアンコミュニティーと手を組む可能性があります。
そして、ジャイロが全世界に悪意をばら撒く計画を企んでいる可能性もあります。
さらに、もしジャイロがパリストンと接触していれば、彼らは卵から孵化したキメラアントを全世界にばら撒くことで一致するかもしれません。
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ゾルディック家とクロロの関係
ヨークシンでの戦いで、シルバはクロロの能力を事前に知ってい、あした。
シルバがクロロと過去に対峙したことがあるようで、その時にクロロとの戦いで体術が向上したとも述べています。
おそらく、シルバが過去に幻影旅団のメンバーを仕事で始末した際に、クロロとの対決があったのでしょう。
依頼主がシルバに仕事を頼んだ理由は、その仕事の性格や目的に関わるものだと思われます。
また、シルバだけでなく、イルミもクロロとの繋がりがあるようですが、こちらは主に仕事上の付き合いだとされています。
さらに、キルアもヨークシンで幻影旅団と接触し、カルトはヒソカの抜け番として幻影旅団のメンバーになってしまいました。
ゾルディック家と幻影旅団が意外と関わりが深いという点も興味深いですね。
最後に、クロロがキルアと対面した際にシルバの息子だと気付いたかどうかはわかりませんが、彼の洞察力や情報収集能力からすると、その可能性も否定できません。
クロロの行動や考え方については常に謎が多いですが、彼の行動の裏には常に深い意図があるのかもしれません
その他ストーリーにはあまり関係無さそうな未回収の伏線
ゾルディック家の兄弟でキルアのみ髪が白い理由
バスガイドが言っているゾルディック家の祖母
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コメント
アメトークのハンターハンター芸人見て今まで読んでなかったんですが読んでみたくなりました☆伏線が凄いってのを気にして読み進めたら楽しそうですね♪
アメトークで話題になってるみたいなんで記事移してきました。
休載が多いのが残念ですねw