
『キングダム』には、主人公の信や秦王政だけでなく、物語に深みを与える個性豊かなキャラクターが多数登場します。その中でも、一度見たら忘れられない強烈なビジュアルで、読者の記憶に残る人物が介億です。
介億は、呂不韋四柱の一人として、後に秦国の軍事責任者となる昌平君の側近を務める軍略家です。
その特異な見た目とは裏腹に、秦国の危機を幾度も救ってきた実力者として知られています。
今回は、そんな介億の魅力に迫り、その活躍や史実での存在、そして今後の動向について考察していきましょう。
介億の基本プロフィール
まずは、介億の基本的な情報をプロフィール形式で見ていきましょう。
| 所属 | 昌平君軍(側近) |
| 武器 | 矛 |
| 特徴 | ツインテールの髪型、鼻の下と顎の髭 |
| 初登場巻 | 第31巻 |
介億は、昌平君からの絶大な信頼を得ており、軍師学校の講師も任されています。
冷静沈着な判断力と、戦況を瞬時に見抜く観察眼を持つ、秦国屈指の智将です。
また、その年齢は老将として描かれており、豊富な経験に裏打ちされた知略で、秦国に大きな貢献を果たしてきました。
キングダムの中でも異彩を放つ介億の見た目
キングダムに登場するキャラクターは、それぞれ個性的で魅力的なビジュアルを持っていますが、介億の見た目はその中でも特に異様で、強いインパクトを与えます。
まず目を引くのは、M字に切り込んだ前髪と、頭頂から伸びるツインテールの髪型です。
この髪型は、一部の読者から『ドラゴンボール』に登場するベジータを連想させるという声も聞かれます。
さらに、特徴的なのは鼻の下に生えた八の字髭と、立派な顎髭です。
介億自身もこの髭を気に入っているのか、作中で頻繁に触る姿が描かれており、そのお茶目な一面が読者から「可愛い」と評判になっています。
その見た目から、介億をネタにしたファンアートや考察も多く見られ、キングダムファンから愛される存在となっています。
【キングダム】介億の軍略家としての活躍と名シーン
介億は、見た目のインパクトだけでなく、その軍略家としての実力も本物です。
昌平君の右腕として、数々の戦場で秦国の勝利に貢献してきました。
ここでは、介億の活躍が光る名シーンをいくつか紹介します。
蕞(さい)の戦いでの活躍
介億がコミックス第31巻で初登場したのは、秦国にとって最大の危機であった合従軍との戦いの終盤、最後の砦である蕞での戦いです。
この時、秦国の将軍たちが函谷関で奮闘する中、趙の三大天・李牧は別働隊を率いて、首都・咸陽に迫っていました。
咸陽の防衛には、わずかな軍しか残されておらず、秦王政は民衆と共に蕞の地で最後の抵抗を試みます。
昌平君は、政の決意を汲み、自身の信頼できる側近である介億を蕞に送り込みました。
介億は、北壁軍を指揮し、刻一刻と変わる戦況を瞬時に判断し、危険度の平均化策を講じました。
北壁軍の余力を、危機に陥っていた東壁軍と西壁軍に回すことで、城全体の防御力を均等に保ち、陥落の危機を回避したのです。
この冷静かつ的確な指揮は、蕞の民衆と兵士に希望を与え、秦国の奇跡の逆転勝利に大きく貢献しました。
咸陽(かんよう)での活躍
介億は、コミックス第40巻で描かれた嫪毐(ろうあい)の乱でも活躍を見せました。
嫪毐が反乱軍を率いて咸陽を襲撃した際、飛信隊や壁たちは咸陽を守るために必死に戦いますが、反乱軍の勢いに押され、絶体絶命のピンチに陥ります。
その時、河了貂たちが必死に策を練る中、貝笛の音と共に駆け付けたのが昌平君軍でした。
昌平君軍の登場は、咸陽の兵士たちに大きな希望を与え、戦況は一変します。
この時、介億は昌平君の指示を素早く伝え、反乱軍を壁で囲む「包雷作戦」を指示しました。
介億は、戦い慣れた様子で昌平君の補佐として立ち回り、派手な活躍はなかったものの、その存在感は際立っていました。
戦いが終わり、昌平君が敵将を討ち取った瞬間に、介億が豪快な笑みを浮かべて勝鬨を上げるシーンは、昌平君との深い信頼関係と、介億の経験値の高さを物語っています。
兵糧戦での活躍
介億は、鄴(ぎょう)攻略戦においても、その知略を発揮しました。
この戦いでは、秦軍が兵糧不足に陥り、絶望的な状況に追い込まれます。
昌平君は、この状況を打開するため、介億にある密命を下しました。
それは、介億自身が囮となり、空の俵を運んで趙軍を欺くという危険な任務でした。
介億は、昌平君の策を完璧に実行し、趙軍の目を欺くことに成功しました。
しかし、実はこの補給船団さえも囮であり、本当の兵糧は斉国との高額取引によって水路から輸送されていたという、二重の策が仕掛けられていたのです。
介億は、昌平君の策の全貌を事前に知らされていたことから、二人の間にどれほどの信頼関係があるかが分かります。
【キングダム】介億は史実で実在した?今後の動向を考察
『キングダム』の登場人物の多くは、史実をモデルにしていますが、介億は史実に存在した人物なのでしょうか。
そして、彼の今後にはどのような運命が待ち受けているのでしょうか。
介億は史実には登場しないオリジナルキャラクター
結論から言うと、介億は史実には登場しない、作者の原泰久が創作したオリジナルキャラクターです。
ただし、介億が仕える昌平君は、史実に実在した人物です。
昌平君は、秦国の軍事責任者として大きな功績を残しますが、最終的には祖国である楚に寝返り、秦軍と敵対することになります。
そのため、介億のように昌平君の側に仕え、彼を補佐した人物が存在した可能性は十分に考えられます。
しかし、その具体的な記録は残されていません。
介億の今後の動向は、史実の昌平君の行動をベースにしながらも、原泰久の想像力によって描かれていくことになります。
昌平君と共に敵になる可能性は?
史実では、昌平君は最終的に秦を裏切り、楚に寝返って秦軍と戦いました。
この史実を『キングダム』がなぞるならば、介億もまた昌平君と共に秦の敵となる可能性が高いと考える読者が多いようです。
介億は、昌平君に絶対的な忠誠を誓っており、彼に倣う形で行動するでしょう。
介億が秦軍と敵対することになった場合、信や河了貂といった、かつての教え子たちと戦場で対峙することになるかもしれません。
これは、物語に大きなドラマと緊張感を生むことになり、多くの読者が注目しているポイントです。
介億が味方から敵へと立場を変えることで、物語の終盤はさらに盛り上がることでしょう。
【キングダム】介億と河了貂、そして昌平君の関係性
介億は、飛信隊の軍師である河了貂と、主君である昌平君との関係性を通して、その人物像をより深く知ることができます。
この二つの関係性は、介億というキャラクターの魅力を引き立てる重要な要素です。
介億と河了貂の関係
飛信隊の軍師である河了貂は、剣術使いの羌瘣の助言を受け、昌平君が創設した軍師学校に入学し、軍略を学びました。
その軍師学校の講師を務めていたのが介億です。
河了貂は、介億を心から尊敬しており、合従軍との戦いで介億が蕞に駆け付けた際には、「すごい人が来た」と喜びの声を上げていました。
また、嫪毐の乱で再会した際も、介億は河了貂に「そこにいたのか河了貂」と声をかけ、二人の師弟関係が続いていることが伺えます。
介億は、河了貂の師であり、先輩軍師として、彼女の成長を温かく見守る存在であると言えるでしょう。
介億と昌平君の関係
介億は、昌平君の最も信頼する側近であり、二人の関係は非常に深いものです。
昌平君は、人質として秦に身を寄せながらも、その優れた知略と武力で秦国の軍事責任者となりました。
彼は、自らの策を完璧に実行できる人物として介億を高く評価しており、介億もまた昌平君の策を理解し、完璧にこなす能力を持っています。
合従軍との戦いでは、昌平君は政に蕞の迎撃案を助言し、介億を蕞に送ることで、秦への忠誠を証明しました。
介億は、昌平君の知略を理解し、それを実現する役割を担うことで、昌平君の力を最大限に引き出す存在となっています。
二人の関係は、単なる主君と部下というだけでなく、互いに理解し合う、強い信頼関係で結ばれていると言えるでしょう。
まとめ:介億の存在がキングダムの物語を深くする
今回は、昌平君の側近である介億に注目し、そのプロフィールや活躍、そして今後の動向について考察してきました。
介億は、史実には登場しないオリジナルキャラクターですが、その強烈な見た目と、優れた知略で、物語に欠かせない存在となっています。
特に、昌平君との深い信頼関係や、河了貂との師弟関係は、介億というキャラクターの魅力を引き立てる重要な要素です。
昌平君が史実通りに秦に寝返るのか、そしてその時介億はどのような選択をするのか。
今後のキングダムの展開から目が離せません。
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