
閉鎖された東京で繰り広げられる、命を懸けた「げぇむ」。
麻生羽呂による人気漫画『今際の国のアリス』は、実写ドラマ版がNetflixで配信され、世界的な大ヒットを記録しました。
そのシーズン2で、視聴者を最も驚かせたのが、最強の敵として立ちはだかった「スペードのクイーン」リサです。
原作には登場しない、実写ドラマ版オリジナルのこのキャラクターは、なぜこれほどまでに強烈なインパクトを残したのでしょうか。
今回は、スペードのクイーンが主催したゲーム「チェックメイト」のルールや、その衝撃的な結末を徹底的にネタバレ解説します。
さらに、リサを演じた女優・山本千尋の驚くべき経歴や、撮影の裏側にも迫ります。
今際の国のアリスのスペードのクイーン「チェックメイト」とは?
スペードのクイーン、リサが主催するゲーム「チェックメイト」は、実写ドラマ版のシーズン2で初めて登場しました。
彼女は「♠Q」のタンクトップを着用し、その圧倒的な身体能力でアリスたちを追い詰める、まさに最強の敵として描かれています。
彼女の口から語られる「窮屈な現実よりも自由な今際の国が好き」という言葉は、視聴者に強い印象を残しました。
このゲームは、原作にはないドラマオリジナルのストーリーでありながら、その完成度の高さから多くのファンを唸らせました。
ここからは、その魅力の根源に迫るため、まずは作品の基本情報をおさらいしておきましょう。
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今際の国のアリスの作品情報
スペードのクイーンの物語を深く理解するために、『今際の国のアリス』という作品の全体像を改めて確認しておきましょう。
原作漫画から実写ドラマまで、作品が歩んできた道のりを紹介します。
今際の国のアリスの概要
今際の国のアリスは、日本の漫画家・麻生羽呂によるサスペンス・ホラー漫画です。
小学館の週刊少年サンデーSにて2010年から連載が始まり、週刊少年サンデーに移籍して2016年に完結しました。
その後も、スピンオフ作品「今際の路のアリス」が月刊サンデーGXにて連載されたり、続編「今際の国のアリス RETRY」が週刊少年サンデーに掲載されたりと、作品の世界は広がり続けています。
メディア展開も幅広く、2013年にはテレビアニメのCMとしてOVAが制作されました。
そして、2020年にはNetflixにて山﨑賢人・土屋太鳳のダブル主演で実写ドラマが配信され、その完成度の高さから世界的な人気を獲得しました。
Netflixは配信と同時にシーズン2の制作を発表し、2022年12月に配信が開始されました。
今際の国のアリスのあらすじ
物語は、ゲームばかりの冴えない日々を送る主人公のアリス(有栖良平)が、親友のカルベやチョータと共に、人っ子一人いなくなった渋谷に迷い込むところから始まります。
この世界は「今際の国」と呼ばれ、生きるためには様々な「げぇむ」をクリアし、「びざ」を得なければならないことを知らされます。
げぇむの難易度はトランプの数字で、ジャンルはスペード(♠)、ハート(♥)、クラブ(♣)、ダイヤ(♦)のスートで示されています。
アリスは持ち前の推理力と洞察力を武器に、次々とげぇむをクリアしていきます。
しかし、げぇむの難易度は上がっていき、やがて絵札と呼ばれる最強のげぇむへと挑むことになるのです。
スペードのクイーンはシーズン2(2期)で登場
スペードのクイーン・リサは、実写ドラマ版のシーズン2で登場するキーパーソンです。
彼女は、シーズン1でアリスたちが目指した場所「ビーチ」とは対照的な存在「げぇむの支配者(国民)」の一人として、アリスたちの前に立ちはだかります。
「ビーチ」の支配者であるボーシヤが、げぇむの参加者を救うために「ビーチ」を作ったのに対し、リサは「今際の国」を自由で面白い世界と捉え、国民としてげぇむを主催していました。
彼女の登場は、物語の舞台が「ビーチ」から「絵札のげぇむ」へと移り、より一層過酷なサバイバルへと突入したことを象徴しています。
今際の国のアリスのスペードのクイーン「チェックメイト」をネタバレ
ここからは、スペードのクイーンが主催したゲーム「チェックメイト」の詳細についてネタバレ解説します。
このゲームは、リサの圧倒的な強さと、アリスの戦略がぶつかり合う、シーズン2の中でも屈指の名場面として知られています。
スペードのクイーン「チェックメイト」のルール
チェックメイトは、クイーンチームとチャレンジャーチームの2つのチームで行われる団体戦です。
クイーンチームはリサを含む4名、チャレンジャーチームはアリスたちを含む16名でゲームを開始します。
参加者全員は背中にボタンのついた装置を装着し、制限時間内に敵チームのメンバーにボタンを押されると、次のターンからは敵チームのメンバーとして行動しなければなりません。
ただし、各チームに1人ずついる「王(キング)」だけは、ボタンを押されてもチームは変わりません。
このルールによって、チームメンバーは常に裏切りや心理戦に晒されることになります。
ゲームは1ターン5分間で、全16ターン行われ、最終的にメンバー数の多いチームが勝利を収めるというルールです。
そして、敗北したチームのメンバーは、王を含めて全員が死亡するという過酷な結末が待っていました。
スペードのクイーン「チェックメイト」はドラマオリジナル?
チェックメイトは、原作漫画にはない実写ドラマ版オリジナルのゲームです。
原作漫画では、スペードのキングがアリスたちの前に立ちはだかり、その圧倒的な強さで絶望的な戦いを強いられました。
しかし、実写ドラマ版では、このスペードのキングの要素を一部踏襲しつつ、リサという魅力的なキャラクターを創り出し、「チェックメイト」という独自のゲームを考案しました。
原作ファンの中には、「オリジナルストーリーに不満を持つ人もいるのでは」と考える人もいたかもしれませんが、その完成度の高さから、多くのファンが「オリジナルの要素が物語をより面白くしている」と高く評価しました。
今際の国のアリスのスペードのクイーンの結末やリサの正体
シーズン2 第5話で描かれたチェックメイトは、単なる肉体戦ではなく、アリスの知略とリサの心理戦が交錯する奥深いゲームでした。
ここからは、その結末と、リサの正体について深く掘り下げていきます。
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ネタバレ①スペードのクイーンの内容と結末
スペード(♠)のげぇむは、身体能力を問われる肉体型です。
このげぇむでは、リサの圧倒的な身体能力が発揮され、彼女は次々とチャレンジャーチームのメンバーをクイーンチームに取り込んでいきます。
残り4ターンとなった時点で、チャレンジャーチームのメンバーは、アリス、ウサギ、そして王であるコウタの3人だけになっていました。
この絶望的な状況で、アリスはクイーンチームに取り込まれた元チャレンジャーたちに、諦めずに元の世界に戻る希望を語り続けます。
その言葉は、徐々に彼らの心に響き始め、ゲームの残り時間がわずかとなった15ターン目、アリスの決死の行動によって、元チャレンジャーチームのメンバーたちが一斉にリサに襲いかかります。
結果として、リサ以外の参加者が全員チャレンジャーチームに加わり、ゲームは1対19という大差でチャレンジャーチームが勝利を収めました。
ネタバレ②リサの正体と結末
ゲームに敗北したリサは、敗軍の将としてその運命を受け入れます。
彼女は、アリスから「元の世界に戻れるのか」と問われますが、「それは全てのゲームが終わった後のお楽しみ」と答えるにとどまりました。
最後までクイーンとしての矜持を失うことなく、彼女は高所から身を投げて命を絶ちました。
彼女の死は、多くの視聴者に「かっこいい」という感想を抱かせました。
リサが「窮屈な現実よりも自由な今際の国が好き」と語ったのは、彼女が現実世界で何らかの不自由さを感じていたからだと推測されます。
彼女は、この世界で「クイーン」として、自身が望むままに生きる自由を手に入れました。
しかし、げぇむに敗北した今、その自由も終わりを告げます。
彼女の自死は、誰かに支配されることのない、彼女自身の最後の選択だったのかもしれません。
今際の国のアリスのスペードのクイーンの女優キャストやロケ地
スペードのクイーンという魅力的なキャラクターに命を吹き込んだのは、若手女優の山本千尋です。
彼女の驚異的なアクションスキルと、その演技に迫ります。
スペードのクイーン役の女優キャスト
スペードのクイーン・リサを演じたのは、女優の山本千尋です。
彼女は、3歳から中国武術を習い始め、世界ジュニア武術選手権大会では槍術と長拳の2部門で金メダルを獲得するという輝かしい経歴を持っています。
その卓越した身体能力は、実写ドラマ版『今際の国のアリス』でも遺憾なく発揮されました。
リサが、アリスやウサギと繰り広げる迫力満点のアクションシーンは、山本千尋自身が作り上げたものです。
彼女は、この役のために筋肉をつけすぎたと語るほど、役作りに情熱を注いでいました。
原作にはないキャラクターでありながら、視聴者を魅了したリサは、山本千尋の演技力がなければ生まれなかったと言えるでしょう。
山本千尋のプロフィール
| 名前 | 山本千尋(やまもと ちひろ) |
| 生年月日 | 1996年8月29日 |
| 出身地 | 兵庫県神戸市 |
| 所属事務所 | スターダストプロモーション |
| 経歴 | 中国武術の世界ジュニア大会で金メダル2つ獲得。 |
山本千尋は、幼い頃から中国武術を学び、その才能を開花させました。
女優を目指すきっかけは、日本テレビの番組「スター☆ドラフト会議」でした。
この番組に出演した際、彼女のアクションスキルが評価され、アクション女優になることを勧められました。
2013年には舞台で女優デビューを果たし、翌2014年には映画『太秦ライムライト』で初ヒロイン役を演じ、第3回ジャパンアクションアワード・ベストアクション女優賞を受賞しました。
その後、アメリカに留学して演技の勉強を深め、帰国後もアクション女優として数々の映画やドラマ、特撮作品に出演しています。
最近では、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に主要キャストとして出演するなど、演技の幅を広げ、今後の活躍にもますます期待が寄せられています。
山本千尋の主な出演作品
『今際の国のアリス』のスペードのクイーン役で一躍注目を浴びた山本千尋の主な出演作品を紹介します。
彼女は、その卓越したアクションスキルを活かし、様々なジャンルの作品で活躍しています。
映画では、デビュー作の『太秦ライムライト』や、続編にも出演した『キングダム2』などが代表的です。
また、特撮作品では『ウルトラマンジード』の鳥羽ライハ役を演じ、若手女優として確固たる地位を築きました。
さらに、舞台ではジャニーズJr.の舞台『JOHNNYS’ World Next Stage』で中国武術の技術指導を務めるなど、アクションの世界でもその才能を発揮しています。
スペードのクイーンのロケ地
スペードのクイーンが主催したゲーム「チェックメイト」は、工場のような複雑な建物の中で行われました。
この迫力あるアクションシーンの撮影が行われたのは、北九州市の響灘火力発電所です。
稼働中の発電所という特殊な環境での撮影は、俳優たちにとって非常に過酷なものでした。
複雑に入り組んだ鉄骨の階段や柵は、リサとウサギが繰り広げるパルクールのような動きを可能にし、映像に臨場感と迫力を与えました。
撮影中に響く稼働音も、まるでげぇむの効果音のように作用し、より緊迫した雰囲気を生み出していたと言えるでしょう。
ロケ地が持つ特異な環境が、作品の魅力を一層引き立てることに貢献したのです。
今際の国のアリスのスペードのクイーンに関する感想や評価
スペードのクイーンと「チェックメイト」は、原作にはない要素でありながら、多くのファンから絶賛されました。
ここでは、SNSなどで見られた感想や評価をまとめ、その理由を考察します。
「ゲームの中で一番面白かった」「スペードのクイーンの最期がかっこいい」という声が多く見られました。
特に、リサを演じた山本千尋のアクションシーンは、「ウサギを演じた土屋太鳳との戦闘シーンが凄まじい」と高く評価されています。
一方で、「ゲームのルールが破綻しているのでは?」という指摘もありました。
これは、最終的に1対19という圧倒的な人数差になったことで、そもそもこのゲームに戦略性があったのかという疑問から生まれたものです。
しかし、このゲームの真の目的は、アリスに「生きる意味」を再確認させることにあったと考えることもできます。
リサは、自らの圧倒的な強さでアリスを追い詰め、その絶望的な状況の中でアリスの心の光を引き出したのです。
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まとめ
今回は、実写ドラマ版『今際の国のアリス』シーズン2に登場した最強の敵、スペードのクイーン・リサと、彼女が主催したゲーム「チェックメイト」を特集しました。
このゲームは、原作にはないドラマオリジナルでありながら、そのルール設定や結末の衝撃性から多くのファンを魅了しました。
リサは、圧倒的な身体能力を持つ最強のクイーンとしてアリスの前に立ちはだかり、最終的には自死を選ぶという潔い最期を遂げました。
リサを演じた女優・山本千尋は、幼い頃から中国武術を学び、その才能を女優業でも開花させています。
彼女の迫力あるアクションと演技は、スペードのクイーンというキャラクターを、作品に欠かせない存在へと昇華させました。
「チェックメイト」は、単なる肉体戦ではなく、心理戦や人間ドラマが詰まった、作品の新たな魅力を引き出す名げぇむだったと言えるでしょう。
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