
ダークファンタジーの金字塔、オーバーロード。
主人公アインズ・ウール・ゴウン(アインズ)の圧倒的な力と、彼が率いるナザリック地下大墳墓の冷酷な支配を描く本作は、多くのキャラクターが残虐な運命を辿る点でも知られています。
オーバーロードの物語は、アインズの「国造り」と「実験」のために、数多くの命が非業の死を遂げる悲劇の記録でもあります。
本記事では、アニメ第4期までに登場し、その運命を終えたキャラクターたちを一覧形式で詳細に紹介します。
原作小説やアニメでの死亡シーンや死因に加え、劇場版で描かれる「聖王国編」の重要キャラの末路についてもネタバレを含めて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
オーバーロードとは?
オーバーロードは、異世界転移とダークヒーローの要素が融合した、丸山くがね原作のライトノベル作品です。
単なる最強主人公の無双譚ではなく、世界と人間の価値観の崩壊を冷徹な視点で描いている点が読者から高く評価されています。
オーバーロードの原作やアニメの概要
オーバーロードは丸山くがねが手がけたなろう系ライトノベルです。
当初は小説家になろうにて連載されていましたが、これを下敷きにして新たな設定を加えた書籍版が刊行されています。
メディアミックスとしては、漫画やアニメ、ゲームなどが展開されており、その人気は国内外で非常に高いです。
アニメは2015年に第1期が放送されて以降、第4期まで制作されています。
また、原作12巻と13巻のエピソード「聖王国編」を描く劇場版アニメも2024年9月20日に公開され、2025年9月15日からは配信も決定するなど、その勢いは衰えを知りません。
オーバーロードのあらすじ
ここではオーバーロードのあらすじを簡単にまとめていきます。
ある日、VRMMORPGユグドラシルにおけるギルドアインズ・ウール・ゴウンのメンバーであるプレイヤー・モモンガは、ユグドラシルがサービス終了を迎えるということで、最後の時をギルドの本拠地「ナザリック大墳墓」で過ごしていました。
しかし、サービス終了の瞬間、ユグドラシルとは似通っているものの異なる世界に転移しており、モモンガは自らのアバターである骸骨の姿の「アインズ」として最強の魔導王となります。
アインズはユグドラシルで設定したNPCたち、守護者と共に、新たな世界を支配し、自身の名を轟かせていくことになります。
そして、ナザリックの圧倒的な力の前に、多くの人間や亜人が敵として立ちはだかり、その命を散らすことになるのです。
オーバーロードの死亡キャラや死亡シーン・死因一覧~アニメ1期~
オーバーロードではアインズや守護者たちによって残虐に殺されたキャラクターが多く登場しています。
それではまず、アニメ第1期(原作1~3巻)にて死亡したキャラを、死亡シーンや死因を交えて紹介していきます。
死亡キャラ①ニグン
| 登場巻/話 | 原作1巻/アニメ1期4話 |
| 死因 | アインズによる魔法攻撃、または使役された死体 |
| 所属 | 法国特殊部隊群『陽光聖典』隊長 |
1人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、法国特殊部隊群『陽光聖典』隊長であるニグンです。
ニグンの死亡シーンは原作では1巻、アニメでは1期4話で見ることができます。
法国特殊部隊群『陽光聖典』を率いてカルネ村を襲撃し、王国最強の戦士であるガゼフ・ストロノーフ(ガゼフ)を追い詰めたものの、途中で参戦したアインズによって殺されてしまいました。
ニグンが召喚した最高位天使「威光の主天使」さえもアインズの前には無力であり、アインズの規格外の力を世界に知らしめた最初の犠牲者の一人です。
死亡キャラ②漆黒の剣
| 登場巻/話 | 原作2巻/アニメ1期8話 |
| 死因 | クレマンティーヌとカジットによる殺害後、ゾンビ化しモモンに切り捨てられる |
| 所属 | 銀級冒険者チーム |
2人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、アインズの仮の姿であるモモンが初めて一緒に冒険をした銀級冒険者チーム「漆黒の剣」です。
漆黒の剣の死亡シーンは、原作では2巻、アニメでは1期8話で見ることができます。
漆黒の剣はモモンとともに薬草採取へと向かうンフィーレアを護衛しました。
しかし、漆黒の剣のメンバーであるルクルット・ボルブ、ペテル・モーク、ダイン・ウッドワンダー、ニニャは、ンフィーレアを攫うためやってきた秘密結社「ズーラーノーン」のクレマンティーヌとカジットによって殺され、ゾンビにされてしまいます。
アインズは彼らを目をかけていただけに、この死はアインズの「怒り」の感情を呼び起こし、犯人への報復を決意させました。
最終的にモモンによって切り捨てられ、完全に死亡しました。
死亡キャラ③クレマンティーヌ
| 登場巻/話 | 原作2巻/アニメ1期9話 |
| 死因 | モモン(アインズ)による「死の抱擁」(鯖折り) |
| 所属 | 元「漆黒聖典」/現「ズーラーノーン」幹部 |
3人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、元「漆黒聖典」のメンバーで、現「ズーラーノーン」の幹部の一人として登場したクレマンティーヌです。
クレマンティーヌの死亡シーンは、原作では2巻、アニメでは1期9話で見ることができます。
クレマンティーヌは漆黒の剣を殺害した張本人であり、モモンの逆鱗に触れたことで悲惨な最期を迎えます。
戦士としては英雄クラスの実力者でしたが、モモンの圧倒的な防御力とパワーの前には無力でした。
モモンに本気の攻撃をノーダメージで受け止められた後、体を鯖折りにされ死亡します。
あらゆるところから血を吹き出し、内臓を漏らしながら死亡するという、ダークファンタジーの名に恥じない凄惨な描写が読者に強いインパクトを与えました。
死亡キャラ④カジット
| 登場巻/話 | 原作2巻/アニメ1期9話 |
| 死因 | ナーベラル・ガンマによる高位魔法で焼殺 |
| 所属 | 秘密結社「ズーラーノーン」幹部 |
4人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、クレマンティーヌと同じく秘密結社「ズーラーノーン」の幹部の一人であるカジットです。
カジットの死亡シーンは原作では2巻、アニメでは1期9話で見ることができます。
カジットはモモンとナーベラル・ガンマ(ナーベラル)に対して「強者を強者と理解すらできず、死地に飛び込むバカ」と罵りますが、本気を出したナーベラルによって跡形もなく焼かれ死亡しました。
カジットが5年かけて作り上げた骨の竜も一瞬で消滅しており、ナザリックの圧倒的な力の前に人間の魔法がいかに無力であるか示されました。
死亡キャラ⑤死を撒く剣団
| 登場巻/話 | 原作3巻/アニメ1期10話 |
| 死因 | シャルティア・ブラッドフォールンによる蹂躙 |
| 所属 | 傭兵・野盗集団 |
5人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、傭兵・野盗集団「死を撒く剣団」です。
死を撒く剣団の死亡シーンは原作では3巻、アニメでは1期10話で見ることができます。
シャルティアに狙われた彼らは、真の姿となったシャルティアによって蹂躙され死亡しました。
傭兵団の最強格であったブレイン・アンガス・ダロス(ブレイン)のみが生き残りますが、シャルティアの力に完全に怯えきり、無様に逃亡しました。
ブレインの「爪切り」のトラウマが生まれた、象徴的なエピソードです。
死亡キャラ⑥セドランとエドガール
| 登場巻/話 | 原作3巻/アニメ1期10話 |
| 死因 | ワールドアイテムの使い手カイレを守ってシャルティアに殺される |
| 所属 | 法国特殊部隊群『漆黒聖典』 |
6人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、法国特殊部隊群『漆黒聖典』の第八席次であるセドランと第九席次であるエドガール・ククフ・ボ-マルシェです。
セドランとエドガールの死亡シーンは、原作では3巻、アニメでは1期10話で見ることができます。
二人を含む漆黒聖典は、シャルティアと遭遇し、ワールドアイテムの使い手であるカイレを守って死亡しました。
漆黒聖典の精鋭であっても、ナザリックの守護者の力は世界の常識を遥かに超えていることが改めて示されました。
死亡キャラ⑦カイレ
| 登場巻/話 | 原作3巻/アニメ1期10話 |
| 死因 | シャルティアによる呪い |
| 所属 | 法国特殊部隊群『漆黒聖典』 |
7人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、シャルティアをワールドアイテムによって精神支配したカイレです。
カイレの死亡シーンは原作では3巻、アニメでは1期10話で見ることができます。
不完全な精神支配となってしまいましたが、ワールドアイテムによって一時的とはいえシャルティアを支配できた唯一の人間でした。
最後はシャルティアによる呪いによって傷が癒えず、撤退後に死亡しました。
ワールドアイテムという「異物」が世界にもたらす影響の大きさを物語るキャラクターです。
死亡キャラ⑧イグヴァルジ
| 登場巻/話 | 原作3巻/アニメ1期11話 |
| 死因 | マーレ・ベロ・フィオーレによる撲殺 |
| 所属 | ミスリル級冒険者 |
8人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、ミスリル級冒険者のイグヴァルジです。
イグヴァルジの死亡シーンは、原作では3巻、アニメでは1期11話で見ることができます。
シャルティア対策会議にて、モモンに対して「お前のような新参を信用できるか!」と敵意を露わにした結果、マーレによって撲殺されてしまいました。
死体はアンデット創造の実験体として回収されており、アインズの研究心の犠牲となった不幸な人物です。
死亡キャラ⑨シャルティア・ブラッドフォールン
| 登場巻/話 | 原作3巻/アニメ1期13話 |
| 死因 | アインズによる超位魔法「フォールンダウン」 |
| 所属 | ナザリック地下大墳墓第一・二・三階層守護者 |
9人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、ナザリック地下大墳墓第一・二・三階層守護者のシャルティア・ブラッドフォールンです。
シャルティアの死亡シーンは、原作では3巻、アニメでは1期13話で見ることができます。
精神支配を受けたシャルティアを救うため、アインズは一騎打ちを挑みます。
シャルティアはアインズを苦しめるも、PVPの経験や課金アイテムを駆使したアインズに最後は超位魔法「フォールンダウン」によって肉体が消滅しました。
アインズの強さに心から感服し、「至高の御身こそ、まさにナザリック最強の御方」という言葉を遺しました。
直後にナザリックの力で復活しましたが、守護者の中で唯一の「完全な死」を経験した人物です。
読者の間ではこの戦いがアインズの「王」としての孤独な決断を象徴していると考察されています。
オーバーロードの死亡キャラや死亡シーン・死因一覧~アニメ2期~
次に一覧で紹介するのはアニメ第2期(原作4~6巻)の死亡キャラです。
ナザリックの支配が本格的になり、世界の命がより大規模に失われるようになります。
死亡キャラ①リザードマン部族
| 登場巻/話 | 原作4巻/アニメ2期5話 |
| 死因 | コキュートスによる殲滅 |
| 所属 | 各リザードマン部族 |
1人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、リザードマン部族の族長とその部下です。
死亡シーンは原作では4巻、アニメでは2期5話で見ることができます。
リザードマン部族はアインズの最初の標的となり、全種族が団結してナザリックに対抗しましたが、コキュートスのたった1体の力によって蹂躙されました。
ザリュースをはじめとする族長たちはコキュートスに殺害されますが、アインズの策略により蘇生され、絶対の忠誠を誓うこととなりました。
アインズの「恐怖と恩恵」による支配の戦略が見事に機能した例として知られています。
死亡キャラ②ガガーランとティア
| 登場巻/話 | 原作6巻/アニメ2期11話 |
| 死因 | ヤルダバオト(デミウルゴス)による殺害 |
| 所属 | アダマンタイト級冒険者チーム「蒼の薔薇」 |
2人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、アダマンタイト級冒険者チーム「蒼の薔薇」のガガーランとティアです。
ガガーランとティアの死亡シーンは原作では6巻、アニメでは2期11話で見ることができます。
ヤルダバオトことデミウルゴスによってあっさりと殺されてしまいますが、モモンの介入によって遺体が回収され、蘇生魔法によって復活しています。
アダマンタイト級の冒険者でさえ、ナザリックの守護者の前には一瞬で命を落とすことが示されました。
死亡キャラ③八本指
| 登場巻/話 | 原作6巻/アニメ2期11話 |
| 死因 | セバス・チャンによる瞬殺、恐怖公による拷問など |
| 所属 | 王国の犯罪組織 |
3人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、王国の裏社会にはびこる犯罪組織「八本指」のメンバーです。
八本指の最精鋭部隊「六腕」は、討伐に現れたセバス・チャン(セバス)に一瞬で首を吹き飛ばされて死亡しました。
闘鬼ゼロがセバスに向かって「本当の強者と会ったことがないんじゃないか?」と言い放った直後の瞬殺は、読者の間で「特大ブーメラン」として話題となりました。
また、薬物部門の長であったヒルマは殺されず、恐怖公による「洗礼」という「死んだ方がマシ」と評されるほどの拷問を受け、ナザリックに忠誠を誓わされて王国の内部崩壊に暗躍することとなります。
オーバーロードの死亡キャラや死亡シーン・死因一覧~アニメ3期~
次に一覧で紹介するのはアニメ第3期(原作7~9巻)の死亡キャラです。
「ワーカー編」での残虐な描写と、クライマックスの「大量虐殺」が衝撃的でした。
死亡キャラ①グ
| 登場巻/話 | 原作8巻/アニメ3期4話 |
| 死因 | アインズによる「絶望のオーラV」 |
| 所属 | ウォートロール(トブの大森林の東部支配者) |
1人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、トブの大森林の東部を支配するウォートロール「グ」です。
死亡シーンは原作では8巻、アニメでは3期4話で見ることができます。
アインズを「臆病者」呼ばわりして殴りかかるも、アインズの「絶望のオーラV」を受けて配下のトロールやオーガもろとも即死してしまいました。
アインズの力の片鱗すら理解できなかった愚かさが招いた最期です。
死亡キャラ②フォーサイト
| 登場巻/話 | 原作7巻/アニメ3期7話 |
| 死因 | アインズによる殺害後、餓食狐蟲王の巣の材料にされるなど |
| 所属 | ミスリル級冒険者チーム(ワーカー) |
2人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、バハルス帝国を拠点とするミスリル級冒険者チーム「フォーサイト」のメンバーです。
フォーサイトの死亡シーンは、原作では7巻、アニメでは3期7話で見ることができます。
金のためにナザリック地下大墳墓へと侵入したチームの一つですが、アインズの最も大切なギルドメンバーを騙った上に、思い出の地へと土足で侵入するというアインズの地雷を踏んでしまいます。
リーダーは一瞬でアインズに殺され、餓食狐蟲王の巣の材料にされました。
信仰形マジックキャスターのメンバーは記憶を上書きし信仰を揺るがせるという非道な実験道具とされ、逃げを図ったアルシェもシャルティアによって殺害されました。
ワーカー編は読者の間で「心が痛む」と評されることが多いエピソードです。
死亡キャラ③ヘビー・スマッシャー
| 登場巻/話 | 原作7巻/アニメ3期7話 |
| 死因 | 恐怖公の部屋でゴキブリに食い荒らされる、またはニューロニストによる拷問 |
| 所属 | ワーカーチーム |
3人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、ナザリック地下大墳墓へと侵入したチームの一つであるヘビー・スマッシャーです。
ヘビー・スマッシャーのメンバーの死亡シーンは原作では7巻、アニメでは3期7話で見ることができます。
メンバーはテレポートによって、恐怖公とニューロニストの部屋へと分断されます。
恐怖公の部屋へ転送されたリーダーはゴキブリによって体の内側と外側の両側から食い荒らされました。
ニューロニストの部屋へ転送されたメンバーは能食いによって長期の拷問を宣告されており、死よりも恐ろしい運命を辿りました。
死亡キャラ④天武
| 登場巻/話 | 原作7巻/アニメ3期7話 |
| 死因 | ハムスケによる殺害 |
| 所属 | ワーカーチーム |
4人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、ナザリック地下大墳墓へと侵入したチームの一つである天武のメンバーです。
天武のメンバーの死亡シーンは原作では7巻、アニメでは3期7話で見ることができます。
エルフの天才剣士であるエルヤー・ウズルスは剣の腕に自信を持ってハムスケに挑みますが、ハムスケに一撃も与えることなく尻尾の一撃で倒されました。
奴隷に回復魔法を使わせて復活するも、再びハムスケに両腕を切断され、最後は首を切られて死亡しました。
エルヤーの幼稚で傲慢な性格が招いた無様な最期は、読者の間で自業自得と評されています。
死亡キャラ⑤竜狩り
| 登場巻/話 | 原作7巻/アニメ3期7話 |
| 死因 | 雑魚アンデットとの戦闘による死亡 |
| 所属 | ワーカーチーム |
5人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、ナザリック地下大墳墓へと侵入したチームの一つである竜狩りです。
竜狩りの死亡シーンは原作では7巻、アニメでは3期7話で見ることができます。
リーダーのパルパトラ・オグリオンは、プレアデスたちを最大戦力だと読み違え、ナザリックの最低戦力である雑魚アンデットとの戦いで為す術なく死亡してしまいます。
ワーカーたちが抱いていた「ナザリックは単なる廃墟」という認識がいかに甘いものだったか示されたエピソードです。
死亡キャラ⑥ナザミ
| 登場巻/話 | 原作7巻/アニメ3期8話 |
| 死因 | マーレ・ベロ・フィオーレの魔法による地割れに飲み込まれる |
| 所属 | 帝国四騎士 |
6人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、バハルス帝国皇帝ジルクニフ・ルーン・ファーロード・エル=ニクスに仕える帝国四騎士の一人であるナザミ・エネックです。
ナザミの死亡シーンは原作では7巻、アニメでは3期8話で見ることができます。
ワーカーの侵入について謝罪を要求しに訪れたアウラとマーレに対抗するも、マーレの起こした地割れに飲み込まれ、一瞬で死亡してしまいます。
帝国の精鋭であっても、ナザリックの使者の足元にも及ばないことが示されました。
死亡キャラ⑦バルブロ王子
| 登場巻/話 | 原作9巻/アニメ3期11話 |
| 死因 | ルプスレギナ・ベータによる拷問の末の殺害 |
| 所属 | リ・エスティーゼ王国第一王子 |
7人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、リ・エスティーゼ王国の第一王子であるバルブロ王子です。
バルブロ王子の死亡シーンは原作では9巻、アニメでは3期11話で見ることができます。
王位を狙い、実績を積むべくアインズと交流のあるカルネ村に手を出してしまいました。
カルネ村の人質を取るという無謀な作戦を実行した結果、ゴブリンに敗北し、撤退中に追ってきたルプスレギナ・ベータ(ルプスレギナ)によって30分以上の拷問を受けた末に殺されています。
無能で傲慢な王子の末路として、読者の間では妥当な結果と受け止められています。
死亡キャラ⑧リ・エスティーゼ王国軍
| 登場巻/話 | 原作9巻/アニメ3期12話 |
| 死因 | アインズの超位魔法「黒き豊穣への貢」と黒い仔山羊による大虐殺 |
| 所属 | リ・エスティーゼ王国軍兵士18万人 |
8人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、リ・エスティーゼ王国軍の兵士18万人です。
リ・エスティーゼ王国軍の兵士の死亡シーンは、原作では9巻、アニメでは3期12話で見ることができます。
皇帝ジルクニフの要求によりアインズが最大火力の魔法を使用し、超位魔法「黒き豊穣への貢」の一撃で7万人を瞬殺しました。
さらに、その7万人の命を生贄に巨大な黒い仔山羊が5体召喚され、残りの王国兵を踏み潰すという一方的な大虐殺が繰り広げられました。
このシーンはナザリックの「悪」の側面とアインズの冷酷さを最も象徴する描写として、読者の間で語り草となっています。
死亡キャラ⑨ガゼフ・ストロノーフ
| 登場巻/話 | 原作9巻/アニメ3期12話 |
| 死因 | アインズによる時間停止からの即死魔法「トゥルーデス」 |
| 所属 | 王国最強の戦士 |
9人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、王国最強の戦士であるガゼフ・ストロノーフです。
ガゼフの死亡シーンは、原作では9巻、アニメでは3期12話で見ることができます。
大虐殺の最中、アインズから部下になるよう勧誘されますが、王国への忠誠から拒否し、死を覚悟で一騎打ちを申し込みました。
ガゼフは自らの命を賭けてアインズの本気を引き出し、その姿をブレインとクライムに見せることでアインズの倒し方のヒントを探らせるという誇り高き目的を持っていました。
アインズは彼に敬意を払い、一瞬で命を奪う即死魔法「トゥルーデス」によって決着をつけました。
読者の間でも「死んでほしくなかった」と声が挙がるほど人気の高いキャラクターです。
オーバーロードの死亡キャラや死亡シーン・死因一覧~アニメ4期~
次に一覧で紹介するのはアニメ第4期(原作10~11巻)の死亡キャラです。
魔導国と周辺国との関わりが深まり、新たな犠牲者が生まれました。
死亡キャラ①ゴ・ギン
| 登場巻/話 | 原作10巻/アニメ4期3話 |
| 死因 | アインズとの戦闘による敗北 |
| 所属 | 帝国闘技場の武王 |
1人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、帝国闘技場で武勇を轟かす武王ゴ・ギンです。
ゴ・ギンの死亡シーンは原作では10巻、アニメでは4期3話で見ることができます。
強者に敬意を持つ武人ゴ・ギンは、魔法を使わないという縛りを設けたアインズに挑み、敗北し死亡します。
アインズは魔導国の蘇生魔法をアピールする目的でゴ・ギンを蘇生させ、彼はアインズの配下となりました。
死亡キャラ②クアゴア兵
| 登場巻/話 | 原作11巻/アニメ4期7話 |
| 死因 | シャルティアによる虐殺 |
| 所属 | クアゴア氏族の兵士 |
2人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、ドワーフを敵視するクアゴア兵です。
クアゴア兵の死亡シーンは原作では11巻、アニメでは4期7話で見ることができます。
ドワーフの国を侵略していたクアゴア氏族は、たまたまドワーフの国に訪れたアインズがドワーフの味方をした結果、シャルティアによる一方的な虐殺に遭いました。
氏族王のリユロは7万人の兵を見殺しにしアインズに恭順することを強いられ、後には同じくアインズに酷い目にあわされたジルクニフと「被害者の会」として意気投合しました。
死亡キャラ③霜の竜王たちフロストドラゴン
| 登場巻/話 | 原作11巻/アニメ4期7話 |
| 死因 | アインズの魔法「心臓掌握」 |
| 所属 | ドワーフ旧王都の支配者 |
3人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、霜の竜王たちフロストドラゴンです。
フロストドラゴンの死亡シーンは、原作では11巻、アニメでは4期7話で見ることができます。
フロストドラゴンのオラサーダルク=ヘイリリアルは、アインズに傲慢な態度をとった結果、第九位階魔法の「心臓掌握」で瞬く間に命を奪われました。
世界の最強格である竜王の一人でさえ、アインズの前には敵ではなかったことが示されたエピソードです。
オーバーロードの死亡キャラや死亡シーン・死因一覧~映画「聖王国編」~
劇場版が公開され話題となった「聖王国編」(原作12巻、13巻)で死亡したキャラクターについて、その衝撃的な最期を紹介します。
死亡キャラ①パベル・バラハとオルランド・カンパーノ
| 登場巻/話 | 原作12巻 |
| 死因 | ヤルダバオトのメテオフォール |
| 所属 | 聖王国「九色」の騎士 |
1人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、聖王国の称号「九色」を与えられた騎士、パベル・バラハとオルランド・カンパーノです。
パベルとオルランドの死亡シーンは、原作では12巻で見ることができます。
長城に襲撃してきたヤルダバオトと亜人の軍勢に対峙し、ヤルダバオトのメテオフォールによって死亡しました。
死亡キャラ②ネイア・バラハ
| 登場巻/話 | 原作13巻 |
| 死因 | ヤルダバオト率いる亜人との交戦による特攻 |
| 所属 | 聖王国訓練生(後にアインズの従者) |
2人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、聖王国訓練生のネイア・バラハです。
死亡シーンは原作では13巻で見ることができます。
アインズの従者となり、彼の「正義」に心酔したネイアは、アインズに報いるべく特攻し命を落としました。
しかし、アインズによって蘇生されます。
蘇生後はアインズへの信奉心をさらに強め、北部聖王国でアインズを崇拝するコミュニティーの教祖となりました。
読者からは「強きが正義」というアインズの理念を体現したキャラクターとして人気があります。
死亡キャラ③カルカ・ベサーレス
| 登場巻/話 | 原作12巻 |
| 死因 | ヤルダバオトに「棍棒」として使われ全身を砕かれる |
| 所属 | 聖王国の王女(聖王) |
3人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、聖王国の王女であるカルカ・ベサーレスです。
カルカの死亡シーンは、原作では12巻で見ることができます。
美貌と信仰形魔法の実力を兼ね備えた立派な王女でしたが、ヤルダバオトに捕まってしまい「丁度いい武器」として扱われます。
殴打武器として振り回され全身の骨を砕かれた末に死亡するという、一国の王女とは思えない無残な最期は読者に大きな衝撃を与えました。
死亡キャラ④ケラルト・カストディオ
| 登場巻/話 | 原作13巻 |
| 死因 | ヤルダバオトによる殺害(生首が髪飾りとして扱われる) |
| 所属 | 聖王国の神官団長 |
4人目に一覧で紹介するオーバーロードの死亡キャラは、聖王国の神官団長であるケラルト・カストディオです。
ケラルトの死亡シーンは原作では13巻で見ることができます。
ヤルダバオトの襲撃時に捕らわれ、後に城にて悪魔の髪飾りとして生首が垂れ下がっている状態で登場しました。
妹の生首を見たことで、騎士団長の姉であるレメディオスの精神が崩壊してしまいます。
死後も敵に利用されるという残酷な扱いは、ナザリックの敵となることの恐ろしさを改めて示しました。
オーバーロードの守護者は全員死亡?アインズは死ぬ?
オーバーロードの物語の根幹を揺るがすようなキーワードとして「守護者全員死亡」や「アインズは死ぬ」といった物騒な噂がありますが、その真相はどうなのでしょうか。
守護者は全員死亡する?
結論から言うと、ナザリック地下大墳墓の守護者は全員死亡していません。
ナザリック地下大墳墓における守護者統括のアルベドをはじめとする守護者は、シャルティアの一件を除いて誰も死亡していません。
「守護者全員死亡」というフレーズが散見される背景には、オーバーロードのスマホゲーム「MASS FOR THE DEAD」の広告が関係していると考えられます。
ゲームのテレビCMでは「ナザリック地下大墳墓崩壊」や「守護者全員死亡」といった衝撃的なフレーズが使われ、多くのファンの間で噂が広まりました。
守護者の圧倒的な強さを踏まえると、ナザリックの壊滅は現在の物語の展開からは考えにくいと言えるでしょう。
アインズは死亡する?
実はオーバーロードの聖王国編では、本作の主人公であるアインズも死亡しています。
厳密には死亡したフリで、ナザリックが通常通りに機能するのか試すため、あえてヤルダバオトに敗北し死亡したことにされました。
アインズがいなくなった後、潜伏しナザリックがちゃんと機能しているのを確かめた後は、復活したように見せて再びヤルダバオト戦に参戦しています。
この「死亡の演技」は聖王国の人々にアインズを「英雄」として印象付け、聖王国の征服を容易にするための大きな策略でした。
アインズの行動は全てナザリックの利益のためという冷徹な判断に基づいています。
オーバーロードの死亡キャラに関する感想や評価
オーバーロードの死亡キャラに関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。
読者の間では死亡キャラの死因や「死んでほしくなかった」キャラなどが特に話題になっています。
クレマンティーヌの「死の抱擁」は「ぶっ飛んだイカれたキャラだったのに退場はもったいない」といった声がある一方で「クズを圧倒的な力の差で分からせるスカッとする展開」と評価する声もあります。
リ・エスティーゼ王国のザナック殿下に対しては、「小太りという見た目とはうらはらに、中身は肝の据わった賢王だった」「最後の見せ場が高評価」とその死亡を惜しむ声が多くあります。
ガゼフ・ストロノーフやフォーサイトのメンバーなど、善の側面を持ったキャラクターの悲惨な死に対しては「死んで欲しくなかったキャラが多すぎる問題」という感想が多く、ダークファンタジーの側面が読者の心を揺さぶっています。
「生き残って欲しいキャラ」としてブレインやネイア、イビルアイ、クライムの名前が挙がるなど、登場人物への感情移入の深さが伺えます。
ナザリックの力に敵対した者は善人だろうが悪人だろうが、もれなくひどい目に遭うという容赦のなさがオーバーロードの面白さの一つと言えるでしょう。
まとめ
本記事ではオーバーロードの死亡キャラを一覧でまとめ、原作小説・アニメでの死亡シーンと死因を詳細に紹介してきました。
アインズの行動の目的がナザリックの繁栄と安全にあるため、彼に敵対する者の末路は非常に残酷です。
リザードマンの族長やゴ・ギンのようにナザリックに恭順する見込みがある者は蘇生される可能性がある一方で、フォーサイトのメンバーやクレマンティーヌのようにアインズの逆鱗に触れた者は死よりも恐ろしい運命を辿ることとなります。
劇場版の聖王国編ではカルカやケラルトの衝撃的な最期が描かれ、アインズが「英雄」として死亡のフリをする策略が明らかになりました。
オーバーロードは主人公が悪として世界を支配していく様を描く、唯一無二のダークファンタジーです。
アニメや原作を見る際は、ナザリックの圧倒的な力とそれに抗う人々の悲劇に注目していただければ幸いです。
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