【地獄楽】漫画第10巻あらすじ—最凶の追加組と新たな「画眉丸」の登場!三つ巴の「戦(いくさ)」が勃発!

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【地獄楽】漫画第10巻あらすじ—最凶の追加組と新たな「画眉丸」の登場!三つ巴の「戦(いくさ)」が勃発!

 

賀来ゆうじが描く『地獄楽』の単行本第10巻は、天仙たちとの死闘に勝利したのも束の間、山田浅ェ門(やまだあさえもん)の追加上陸組と石隠れ衆(いしがくれしゅう)が蓬莱(ほうらい)に乱入し、「先発上陸組」「天仙」「追加組」による三つ巴の「戦(いくさ)」が勃発する、物語が一気に混沌へと突き進む巻です。

狂的な正義感を振りかざす山田浅ェ門の最上位陣と、愛する画眉丸(がびまる)に異常な執着を持つ次代「画眉丸」シジャ(男)など、殺意の塊のような新たな強敵たちが加わり、既に満身創痍の先発上陸組は絶望的な状況に追い込まれます。

本記事では、巌鉄斎(がんてつさい)と付知(ふち)の悲劇的な運命、シジャの歪んだ愛の暴走、そして、この島を真の地獄へと変貌させるヂュジンと盤古(ばんこ)の合体という、予想外の展開について、徹底的に解説します。

 

【地獄楽】「がらんの画眉丸」の過去と次代「画眉丸」シジャの歪んだ愛

天仙たちとの死闘を乗り越えた先発上陸組の前に、ついに追加上陸組が立ちはだかり、混沌とした戦いが始まる中で、物語は画眉丸という存在の根幹に関わる真実を明かします。

それは、「がらんの画眉丸」という名前が、実は一人の名ではなく、石隠れ衆の筆頭、そして恐怖の象徴として代々受け継がれてきた「屋号」であったということです。

そして、次代の画眉丸が前任者を殺すのが通例であるため、抜け忍として生きている当代の画眉丸は、里に命を狙われているのです。

 

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歴代最強の「画眉丸」が生まれた背景

遡ること上陸初日の夜、佐切(さぎり)が画眉丸へなぜ石隠れ衆の追手を警戒するのか尋ねたことで、彼の過去が語られます。

上忍だった両親を里長に殺された白髪の少年が、いかにして歴代最強とまで呼ばれる「画眉丸」となったのか、その過去は彼の強さの根源を読者に示唆します。

しかし、この島に現れた「次代の画眉丸」の目的は、里の威光や使命などではなく、最愛の画眉丸を里に連れ戻すこと、あるいは自らの手で殺し、画眉丸に殺されることを夢見るという、常軌を逸した「愛の暴走」でした。

次代の画眉丸ことシジャは、画眉丸に異常な執着と愛情を持つ正真正銘のド変態であり、主命や人類の運命すらも関係ない、彼の重すぎる愛は、この三つ巴の戦いの大きな不確定要素として機能することになります。

 

画眉丸VS石隠れ衆:ゆるい雰囲気の中の殺意

画眉丸の前には、追加組の石隠れ衆の忍たちが大勢現れますが、その雰囲気は他の戦場とは異なり、どこか「ゆるい」空気が漂います。

かつての仲間である金閣坊(きんかくぼう)・銀閣坊(ぎんかくぼう)と対峙した画眉丸は、彼らの変化(へんげ)の術の腕を褒めるなど、緊迫感の中にもユーモラスなやり取りが展開されます。

しかし、「穏便に殺されて欲しい」という金閣坊の請いを、妻との再会を熱望する画眉丸が聞き入れるはずもなく、戦闘が開始されます。

画眉丸は、数で圧倒的に勝っている石隠れ衆を次々と倒していきますが、若い忍たちは画眉丸に憧れているため、殺されても嬉しそうに感謝の言葉を述べてからこと切れるという、この作品ならではの狂気が描かれます。

これは、画眉丸の圧倒的な実力と、彼が里の忍たちにとって「恐怖の象徴」であると同時に「憧れの存在」であったという、複雑な関係性を示していると言えるでしょう。

 

【地獄楽】山田家・試一刀流二位「殊現」の狂気と巌鉄斎・付知の悲劇的な別れ

蓬莱に乱入した追加組の山田浅ェ門は、試一刀流(たまいっとうりゅう)の最上位の実力者ばかりであり、彼らの中で最も狂的な殺意を放つのが、二位の殊現(しょうげん)でした。

既に片手片目を失い満身創痍の巌鉄斎と、相棒の付知が出くわしてしまった相手は、誰よりも罪人に厳しく、悪を斬ることに狂的な情熱を燃やす殊現です。

 

殊現の力:山田浅ェ門の各流派を使いこなす鬼才

巌鉄斎が試しに殊現へ斬りかかろうとしますが、殊現のひと睨みだけで「得体が知れない」と慄きます。

殊現は、山田浅ェ門の各流派の特性を生かした剣術を使いこなし、巌鉄斎は手も足も出ません。

具体的には、源嗣(げんじ)の特性である「剣術の特性」を生かして自分より体格が良い巌鉄斎に打ち勝ち、刀を手放す羽目になった巌鉄斎が拳で殴りかかろうとすると、今度は期聖(きしょう)の特性である「見切りと受け流し」を使ってそれを避けます。

山田家の各人の特性を合わせて巌鉄斎を切り伏せた殊現は、罪人に対して狂的なまでの正義感を持ち、島に来てから様々な経験を積み重ね、罪人との共闘を選んだ付知との会話は、どこまでも平行線のまま進み、山田家の門下生同士の戦いは避けられない状況となります。

 

付知の最期の決断:友情と自己犠牲

巌鉄斎を処刑しようとする殊現に対し、付知は「もう誰も死なせたくない」と語って、殊現が刀を振り下ろそうとするのを止めます。

付知は、天仙たちとの激闘を乗り越えたのに、仲間であるはずの殊現によって斬られるという、皮肉な運命を辿ることになります。

しかし、花の下に隠れてしまった巌鉄斎を助け、自らは花の下から脱出できたものの、矛盾と葛藤の末に、己と巌鉄斎の命への決断を下します。

これまでの冷たい印象を覆すように、この10巻の最後のページでは、付知が笑顔でみんなの願いが叶うように祈る様子が描かれています。

これは、巌鉄斎という相棒との出会いを通じて、冷徹な解剖マニアであった付知が、「人間的な心」と「友情」を獲得し、最終的に自己犠牲という崇高な愛の行動を選んだことを示唆しており、読者に深い悲しみと感動を残しました。

巌鉄斎との凹凸コンビの様子は見ていて楽しかっただけに、ここでの脱落は非常に残念な出来事であったと多くの読者が感じたでしょう。

 

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【地獄楽】三つ巴の大乱戦—蓮の船出阻止と石隠れ衆の思惑

蓬莱のいたるところで戦いが勃発する中、佐切と杠(ゆずりは)の前には剛剣使いの大女である威鈴(いすず)が、士遠とヌルガイの前には若き才器の持ち主である清丸(きよまる)が、そして弔兵衛(ちょうべい)と桐馬(とうま)の前には試一刀流三位の十禾(じっか)が現れ、山田浅ェ門と罪人たちの激突が繰り広げられます。

そんな中、次代画眉丸のシジャは、蓮(リエン)が船出の準備をしている地下水門へと向かいます。

 

シジャの愛と戦略:仙薬の瓢箪の奪取

水門にて繰り広げられる、蓮と石隠れ衆の戦いは、炎を操り忍術が通用しない蓮に対し、シジャは戦い方を変えます。

シジャは、手下に火をつけて荷物が積んである船に特攻させるという、非情な作戦を実行することで、蓮の焦りから彼の「弱み」を見つけました。

極楽蝶(ごくらくちょう)の卵や他にも何から重要なものが積んである船を燃やし、混乱した蓮に畳みかけて、懐に入っていた瓢箪(ひょうたん)を奪うことに成功します。

その中身は、多くの者が求めていた「仙薬」でした。

シジャは「戦は悪い方が勝つんだ」という言葉を体現するように、相手の「愛」や「弱み」につけ込む戦略家としての顔を見せます。

その後、彼は手下に変装して蓮との戦闘から離れ、殊現に仙薬を渡した後、本来の目的である画眉丸を殺すために行動を開始します。

これは、蓮の「倭国全土丹化計画」を阻止するためにも、先発上陸組が仙薬を手に入れるためにも重要な行動でしたが、シジャの行動原理はあくまでも「画眉丸への愛」であり、彼の行動がこの先の戦局にどのような影響を与えるのか、読者には予測がつきません。

 

【地獄楽】島の状況が一変!ヂュジンと盤古の合体で生じた究極の絶望

三つ巴の大乱戦が島のあちこちで展開する中、戦況を一変させる最悪の事態が起こります。

士遠とヌルガイに倒されたはずの天仙・ヂュジンの頭が再生し、水路を流れ、ある場所へと到着します。

 

外丹花・盤古とヂュジンの合体

十禾(じっか)と石隠れ衆に捕らわれてしまった弔兵衛と桐馬(とうま)が、急に苦しみ始め、腕が花化(かか)してしまいます。

同じく画眉丸も身体の一部が花化し始めるという異変に見舞われます。

その原因は、蓮の研究室にあった外丹花(げたんか)・盤古(ぱんこ)と、再生したヂュジンが合体したためでした。

地上には、ヂュジンの面影を残した超巨大な花が現れ、道士たちが次々と樹化(じゅか)していくという光景が広がります。

島は辺り一面花まみれとなり、天国と地獄、どちらの光景なのか判別がつかないほどの究極の絶望が、人間たちを襲います。

これは、士遠とヌルガイがヂュジンに止めを刺すことを諦め、放置してしまった結果の最悪の展開であり、罪人だ仙薬だと言っている場合ではなくなってしまいました。

この予期せぬ超巨大な怪物の出現は、先発上陸組も追加上陸組も、そして天仙たちの思惑すらも粉砕してしまうような、制御不能の「究極の混沌」を生み出し、ここからが真のクライマックスへと突入することになります。

 

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【地獄楽】まとめ

漫画『地獄楽』第10巻は、山田浅ェ門の追加上陸組と石隠れ衆が蓬莱に乱入したことで、島の戦局が「三つ巴」へと移行し、かつてないほどの混沌と殺意が渦巻く展開となりました。

山田浅ェ門の最上位の実力者である殊現は、その狂的な正義感と圧倒的な実力で巌鉄斎と付知を追い詰め、特に付知は、自己犠牲という形で巌鉄斎の命を守るという、悲劇的な最期を遂げます。

また、次代「画眉丸」であるシジャは、蓮から仙薬の瓢箪を奪い、それを殊現に渡すという行動に出ますが、その真の目的はあくまでも「画眉丸への愛」であり、その行動が戦局をさらに複雑にします。

しかし、この巻の最大の衝撃は、士遠に倒されたはずのヂュジンが、蓮の研究室にあった外丹花・盤古と合体し、超巨大な花として島全体を侵蝕し始めたことです。

これにより、島は辺り一面花まみれの「究極の地獄」へと変貌し、罪人だ、山田家だ、仙薬だ、といった人間たちの思惑は、すべてこの巨大な怪物によって無に帰す可能性が示されました。

11巻では、この制御不能な状況の中、残された人間たちが、どのようにこの怪物と対峙し、蓮の計画阻止、そして島からの脱出という、複数の困難な目標を達成しようとするのか、より一層目が離せない展開が続くでしょう。

 

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